女性トップカメラマンと建設作業員が巻き起こす騒動と恋を描く、製作、監督ミッチェル・ライゼン、主演クローデット・コルベール、フレッド・マクマレイ他共演のスクリューボール・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ミッチェル・ライゼン
製作:ミッチェル・ライゼン
原作
ロバート・リーズ
フレッド・リナルド
脚色:ウォーレン・ダフ
脚本:クロード・ビニヨン
撮影:チャールズ・ラング
編集:アルマ・マクロリー
音楽:ヴィクター・ヤング
出演
キャサリン・グラント:クローデット・コルベール
ジム・ライアン:フレッド・マクマレイ
ホッピー・グラント:イルカ・チェイス
ロジャー・ウィナント:リチャード・ヘイデン
ヘンリー・フルトン:ポール・マクグラス
ダーリーン:ジューン・ハヴォック
ソフィー:マージョリー・ゲイトソン
クランシー:リス・ウィリアムズ
テイラー:ロッド・キャメロン
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1943年製作 83分
公開
北米:1943年1月日
日本:1946年6月13日
■ アカデミー賞 ■
第17回アカデミー賞
・ノミネート
美術賞(白黒)
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
ミラー誌の発行人ヘンリー・フルトン(ポール・マクグラス)は、編集長とトラブり辞めた、恋人であるトップカメラマン、キャサリン・グラント(クローデット・コルベール)を呼び戻す。
仕方なく社に戻ったキャサリンは、トンネル建設現場の撮影を任される。
キャサリンは、作業主任のテイラー(ロッド・キャメロン)に地下の建設現場に案内されるが、”サンドホッグ”と呼ばれるトンネル作業員たちには歓迎されない。
迷信深い作業員らは、トンネル内に女性がいると縁起が悪いと信じているのだ。
それを皮肉ったキャサリンは、気にせずに掘削地点に近づき撮影を始める。
そこに、”スーパーマン”と呼ばれる屈強な作業員ジム・ライアン(フレッド・マクマレイ)が現れ、キャサリンの存在を迷惑に思う。
キャサリンは撮影を続けるが、テイラーにポーズをとるように言われたジムは転落してしまう。
キャサリンは、意識を失い運ばれるジムを心配して付き添う。
意識が戻ったジムは、女性に救われたことをからかう同僚たちと殴り合いになる。
乱闘の最中キャサリンは、ジムが他の作業員たちを殴り倒しているところを写真に撮る。
トンネルを抜ける途中、ジムは、キャサリンが自分に気があると言いだす。
侮辱されたキャサリンは、うぬぼれるジムに嫌味を言って、その場を去るのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
メロドラマやスクリューボール・コメディを得意とするミッチェル・ライゼンが製作を兼ねて監督し、主演はクローデット・コルベール、フレッド・マクマレイなどが共演した作品。
女性トップカメラマンと建設作業員が巻き起こす騒動と恋を描スクリューボール・コメディ。
猪突猛進タイプのトップカメラマンを演ずるクローデット・コルベールと、正に野生的なスーパーマンのような建設作業員役のフレッド・マクマレイのコンビネーションは絶妙せあり、ミッチェル・ライゼンのシャープな演出も冴える快作に仕上がっている。
トンネル建設現場のセットや、その場で起きる事故の様子がリアルに映し出される映像は見ものであり、第17回アカデミー賞では、美術賞(白黒)にノミネートされた。
主人公の妹イルカ・チェイス、主人公の友人である作曲家のリチャード・ヘイデン、主人公に惹かれる雑誌社の発行人ポール・マクグラス、ジム(フレッド・マクマレイ)の女友達であるショーガールのジューン・ハヴォック、主人公の友人マージョリー・ゲイトソン、トンネル作業員のリス・ウィリアムズ、ロッド・キャメロンなどが共演している。