相棒を殺された刑事の復讐と証人として捕えた組織のボスの情婦との関係を描く、監督リチャード・ピアース、主演リチャード・ギア、キム・ベイシンガー、ジェローン・クラッベ、ジョージ・ズンザ、ゲイリー・バサラバ、ウィリアム・アザートン他共演の犯罪ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・ピアース
製作:コンスタンティン・D・コンテ
製作総指揮:マイケル・ハウスマン
脚本:ジェームズ・カラバトソス
撮影:ミシェル・ブロー
編集
ジェラルド・B・グリーンバーグ
ビル・ヤーラウス
音楽:アラン・シルヴェストリ
出演
エディ・ジレット:リチャード・ギア
ミシェル・デュバル:キム・ベイシンガー
ロサド:ジェローン・クラッベ
ステムコウスキー警部:ジョージ・ズンザ
ジョー・コリンズ:ゲイリー・バサラバ
アラン・デヴェノー:ウィリアム・アザートン
ポール・デヴェノー:テリー・キニー
ジュリア・フィッシャー:エリ・プージェ
ホール警部補:ブルース・マッギル
アングレス・ライアン:レイ・シャーキー
アリス・コリンズ:マリタ・ジェラーティ
カーラ・ジョーンズ:アレッタ・ミッチェル
クワイエット:フレッド・グラットン
ピント:ディオニシオ
アジア人の老人:キム・チャン
レブルー:ジョージ・ディッカーソン
アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
1986年製作 106分
公開
北米:1986年12月19日
日本:1987年5月16日
製作費 $14,000,000
北米興行収入 $12,303,900
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
シカゴ。
市警の刑事エディ・ジレツト(リチャード・ギア)は、相棒のジョー・コリンズ(ゲイリー・バサラバ)と共に、ガソリンスタンドの洗車係に扮して麻薬組織の捜査をしていた。
3日連続で洗車に来た車を怪しく思い襲い掛かったエディは、乗っていたアングレス・ライアン(レイ・シャーキー)からブツを押収するものの、ただのマリファナだった。
逮捕したアングレスを締め上げたエディとジョーは、ニューオーリンズから来る男と会い、殺しを依頼される予定だということを知る。
家畜市場のバーに来る男は、肩にタトゥーがある美女を連れていると言われたエディは、その件を探ることを考えジョーを誘う。
上司のステムコウスキー警部(ジョージ・ズンザ)から、ガソリンスタンドで起こした騒ぎのことで責められてエディとジョーは、それを気にせずにバーに向かう。
タトゥーがある美女ミシェル・デュバル(キム・ベイシンガー)を確認したエディは、連れの男ポール・デヴェノー(テリー・キニー)のテーブルに向かい彼を外に呼び出す。 ポールと話をしたエディは、口を出すミシェルを侮辱したために殴られ、殴り返す。 ミシェルをホテルに送るようジョーに指示したエディは、ポールの車で移動し、殺す相手は危険な男だと言われ、踏切で尾行に気づく。 ポールのターゲットだった組織のボス、ロサドは、エディが降りた後、ロケット弾で攻撃し車を爆破する。 逃げ遅れたポールは死に、ロサドに追われたエディは何とか逃げ切る。 ミシェルの部屋でエディを待つジョーは、現れたロサドにナイフで刺殺される。 ホテルに着いたエディは、ジョーの死体を見つける。 翌朝、病院で治療を受けたエディは、ジョーの妻アリス(マリタ・ジェラーティ)と話す。 夫から心構えはしておけと言われていたと話すアリスを、エディは気の毒に思う。 アリスからジョーのバッジを受け取ったエディは、自分が遅れたことを後悔する。 その場にいたステムコウスキーから事情を訊かれたエディは、死んだポールは自分たちを殺し屋と思い、ニューオーリンズの仕事を依頼しようとしたことを話す。 ニューオーリンズ アランを待ち伏せして車をぶつけたエディは、彼を脅す。 街に戻りミシェルを捜そうとしたエディは、尾行に気づくものの、地元の警官ホール警部補(ブルース・マッギル)だった。 アランから苦情があったことを知らされたエディは、ホールから、勝手な真似はするなと警告される。 ミシェルにタトゥーを入れたと思われるカーラ・ジョーンズ(アレッタ・ミッチェル)に会ったエディは情報を入手し、あるクラブに向かう。 踊っていたミシェルを見つけたエディは、彼女を逮捕して手錠をかけ、店を出ようとするものの、男に発砲される。 車を奪ったエディはミシェルを乗せて逃走し、川に転落する。 追ってきたロサドはミシェルの名を呼び、エディに警告する。 エディとミシェルは、ボートでその場を離れる。 エディにミシェルのことを話したカーラは、ロサドに殺される。 翌朝、沼地にたどり着いたエディは手錠の鍵をなくしてしまい、苛立つミシェルを鎮める間にボートが流されてしまう。 ロサドがポールを殺したことで、ミシェルが何を得るのか聞き出そうとしたエディは、彼女が13歳の時に、金と家と引き換えに母親が売ったことを知る。 日が暮れてある民家にたどり着いた二人は、ザリガニを食べて空腹を満たす。 ミシェルと心触れ合いかけたエディだったが、ジョーを見殺しにした彼女を批判する。 エディは、ロサド以外の男を知らないので淫売ではないと言うミシェルから話を聞く。 翌朝、現れたレブルー(ジョージ・ディッカーソン)らに銃を向けられたエディとミシェルは、襲われそうになる。 エディは、ミシェルに手を出そうとする男に、ロサドの女だと伝える。 男たちが密入国者を運ぶことを知ったエディは、ポールがロサドと組んでそれを仕切り、仲間割れして殺しと考える。 男の銃を奪い手錠を切ったエディは、車を奪いミシェルと共に逃走する。 自分を救うためにポールがロサドを殺そうとしたとエディに話したミシェルは、何も望まなかったポールは紳士だったと伝える。 街に戻り警察署に向かったエディとミシェルは、逮捕される。 現地に着いたステムコウスキーはホールを脅し、留置されているエディを釈放させる。 アランは、ミシェルが無関係であることを主張して釈放させ、エディは、ロサドの元に向かう彼女が気になる。 空港に向かったステムコウスキーは、ロサドを逮捕する考えをエディに伝えて銃を渡す。 アランの屋敷に向かい彼を脅したエディは、ロサドと対決しようとする。 ホテルを借り切ったエディは、現れたミシェルからこの土地を去るようにと言われ、そのつもりがないことを伝えて、彼女と愛し合う。 エディは、ロサドを迎え撃つために準備を始める。 ミシェルに街から出るようにと指示したエディは、愛していると言われるものの、彼女を突き放す。 ホテルに現れたロサドは、部下に内部を調べさせる。 潜んでいたエディは攻撃を仕掛け、突っ込んだ車は出火する。 そこに現れたミシェルは、エディを殺さないでほしいとロサドに頼む。 発砲したエディはミシェルを助け、火が燃え広がる中、襲い掛かるロサドに立ち向かい格闘になる。 ロサドのナイフで彼を刺したエディは、ジョーのバッジを彼のポケットに入れて仇を討つ。 エディは、ミシェルと共にその場から逃げ去る。 野次馬が集まる中、自分の生活や性格をミシェルに話したエディは、互いの愛を確かめる。
...全てを見る(結末あり)
ポールの従弟で、弁護士のアラン(ウィリアム・アザートン)やポールの妻に会ったエディは、非協力的な態度の彼に追い払われる。
*(簡略ストー リー)
シカゴ。
市警の刑事エディ・ジレツトは、相棒のジョーと麻薬捜査中に捕えた男から、殺人依頼の話を聞きだす。
殺し屋に扮し依頼人ポールに会ったエディは、彼の連れである美女ミシェルが気になる存在になる。
組織のボスであるロサドは、情婦ミシェルに関係し自分を殺そうとしたポールとエディを襲撃する。
ポールと共に相棒のジョーをロサドに殺されたエディは、復讐するためにニューオーリンズに向かう。
ミシェルを捜し出したエディは、彼女に手錠をかけて連行しようとするものの、ロサドは二人に襲い掛かる・・・。
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主にテレビ界で活躍するリチャード・ピアースが監督し、人気スターのリチャード・ギアとキム・ベイシンガーが共演したことで話題になった作品。
相棒を殺された刑事の復讐と、証人として捕えた組織のボスの情婦との関係を描く犯罪ドラマ。
証人として捕えた組織のボスの情婦と主人公が、反発し合い手錠につながれたまま逃亡するのだが、二人が次第に惹かれ合う展開は、期待を裏切らない演出としてファンを満足させてくれる。
はみ出し刑事的な役柄を演ずるリチャード・ギアは、周囲を気にせず無謀な行動で悪に立ち向かう男を熱演し、妖艶な魅力のキム・ベイシンガーは、不幸な身の上である謎めいた女性を魅力的に演じている。
殺人鬼的な異様な雰囲気の組織のボスを演ずるジェローン・クラッベ、主人公の無謀な行動に手を焼く上司ジョージ・ズンザ、殺される主人公の相棒ゲイリー・バサラバ、その妻マリタ・ジェラーティ、組織と手を組む弁護士ウィリアム・アザートン、その従兄で組織に殺されるテリー・キニー、ニューオーリンズの刑事ブルース・マッギル、冒頭で主人公に捕らえられる殺し屋レイ・シャーキー、ヒロインにタトゥーを入れた女アレッタ・ミッチェル、アジア人の老人キム・チャン、密入国者の運び屋ジョージ・ディッカーソン、他エリ・プージェ、などが共演している。