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大統領と先住民の間で結ばれた平和条約が無視されたことで勃発する戦いを描く、監督アーヴィング・ライス、主演リュー・エアーズ、マリリン・マクスウェル、アンディ・ディヴァイン他共演の西部劇。 |
・西部劇
■ スタッフ キャスト ■
監督：アーヴィング・ライス
製作
アーヴィング・アレン
ジョセフ・ジャストマン
脚本：マックス・トレル
撮影
ジャック・グリーンハル
ウィリアム・スナイダー
編集：ルイス・サッキン
音楽：ルネ・ガリゲンク
ルシアン・モラヴェック
出演
ハント大尉：リュー・エアーズ
チェリー：マリリン・マクスウェル
ギャリティ軍曹：アンディ・ディヴァイン
バーモント中尉：ロバート・ハットン
ヴァン・ベクトン二等兵：ドナルド・ブカ
酋長アコマ：テッド・デ・コルシア
ウィルコックス判事：ロイド・コリガン
ハリソン軍曹：ジョン・ホイト
コヨーテ：ジェフ・コーリー
アンダーソン二等兵：レイモンド・バー
フェンウェイ夫人：ヴェルナ・フェルトン
ダニエルズ二等兵：イアン・マクドナルド
チアコン：ピーター・プライス
マコーム大佐：ウォルター・グリーザ
アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ
1951年製作 76分
公開
北米：1951年5月18日
日本：1953年2月11日
製作費 $720,000
■ ストーリー ■
ニューメキシコ準州。
リンカーン大統領自らが、ハント中尉（リュー・エアーズ）の部隊の護衛で現地を訪れ、恐れられ尊敬されている先住民の酋長アコマ（テッド・デ・コルシア）と、平和的に共存することについて話し合う。
リンカーンは、友情の証としてアコマに杖を贈る。
1865年4月14日、リンカーンは観劇中に銃撃され、死亡する。
砦の司令官マコーム大佐（ウォルター・グリーザ）とウィルコックス判事（ロイド・コリガン）は、大統領暗殺事件と同時に先住民に対する保護を解除し、保護地からの退去を命ずる。
大尉に昇進していたハントは、それを条約違反と考え、先住民との友好関係を続けていた。
ある日ハントは、駅馬車で砦に向かう有名な歌手チェリー（マリリン・マクスウェル）と伯母でマネージャーのフェンウェイ夫人（ヴェルナ・フェルトン）に出会う。
砦の兵士たちは、到着したチェリーを歓迎する。
ハントは、捕らえられた同胞の解放を求めるアコマと共に砦に戻る。
マコームと話したハントは、条約違反だっと言って彼を非難する。
それを聞き入れないマコームは、アコマを追い払おうとする。
去ろうとした先住民を、マコームの命令で兵士が射殺する。
リンカーンとの約束を守ろうとしないことに憤慨したアコマは、杖を踏みつけて折り、マコームとウィルコックスに対し借りは返すと伝える。
アコマは逮捕され、ハントは、殺人罪で告訴することをマコームに伝る。
命令違反で軍法会議にかけられることになったハントは謹慎処分となる。
留置されたアコマと話したハントは、復讐を誓う彼を説得して対策を考えるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
ラジオ番組のプロデューサー兼ディレクターとしても活躍したアーヴィング・ライスが監督し、主演はリュー・エアーズ、マリリン・マクスウェル、アンディ・ディヴァインなどが共演した作品。
大統領と先住民の間で結ばれた平和条約が無視されたことで勃発する戦いを描く西部劇。
軍が平和条約を破ったことで誇りを傷つけられた先住民の酋長と、彼の考えを擁護する軍将校との関係と共に、軍人として争わなければならない苦悩や、先住民の誇りをかけた戦いが描かれている。
いかにも模型だと分かるセットは気になるが、岩山の攻防は見応えある。
主演のリュー・エアーズは、大統領と先住民の間で結ばれた平和条約を守ろうとするが、それが破られて勃発する戦いに身を投じる将校を好演している。
戦いに巻き込まれる有名な歌手マリリン・マクスウェル、主人公の部下である軍曹アンディ・ディヴァイン、中尉のロバート・ハットン、二等兵のドナルド・ブカ、先住民の酋長テッド・デ・コルシア、平和条約を無視する判事のロイド・コリガン、軍曹のジョン・ホイト、軍のスカウトである先住民のジェフ・コーリー、二等兵のレイモンド・バー、チェリー（マリリン・マクスウェル）のおばでマネージャーのヴェルナ・フェルトン、二等兵のイアン・マクドナルド、平和条約を無視し主人公と対立する砦の司令官である大佐ウォルター・グリーザなどが共演している。