2014年に公開された大ヒット・コメディ「ネイバーズ」の続編。 隣人のバカ騒ぎに悩み対抗する夫婦の奮闘を描く、監督、脚本ニコラス・ストーラー、製作、脚本、主演セス・ローゲン、ザック・エフロン、ローズ・バーン、クロエ・グレース・モレッツ、デイヴ・フランコ他共演の爆笑コメディ。 |
・コメディ
・クロエ・グレース・モレッツ / Chloë Grace Moretz / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ニコラス・ストーラー
製作
セス・ローゲン
エヴァン・ゴールドバーグ
ジェームズ・ウィーヴァー
脚本
アンドリュー・ジェイ・コーエン
ブレンダン・オブライエン
ニコラス・ストーラー
エヴァン・ゴールドバーグ
セス・ローゲン
撮影:ブランドン・トゥロスト
編集:ゼン・ベイカー
音楽:マイケル・アンドリュース
出演
マック・ラドナー:セス・ローゲン
テディ・サンダース:ザック・エフロン
ケリー・ラドナー:ローズ・バーン
シェルビー:クロエ・グレース・モレッツ
ピート・レガゾリー:デイヴ・フランコ
マディソン:セレーナ・ゴメス
ジミー・ブレヴィンズ:アイク・バリンホルツ
ポーラ・ファルト=ブレヴィンズ:カーラ・ギャロ
ベス:カーシー・クレモンズ
ガーフィールド”ガーフ”:ジェロッド・カーマイケル
スクーニー:クリストファー・ミンツ=プラッセ
ノーラ:ビーニー・フェルドスタイン
マランダ:クララ・マメット
ワトキンス:ハンニバル・バレス
ダレン:ジョン・アーリー
キャロル・グラッドストーン:リサ・クドロー
ウェンディ・ナイト:リズ・カッコウスキー
ビル・ワゾコウスキー:ブライアン・ハスキー
シェルビーの父親:ケルシー・グラマー
ソロリティの学生:シアラ・ブラヴォ
オリヴァー・ステュードベイカー:ビリー・アイカー
エリック・バイアース:サム・リチャードソン
ジェシカ・バイアース:アビー・ジェイコブソン
アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2160年製作 93分
公開
北米:2016年5月20日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $55,455,770
世界 $108,007,110
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
マック・ラドナー(セス・ローゲン)と妻ケリー(ローズ・バーン)は、愛し合う。
4か月後。
別の家を購入して引っ越すことを決めたマックとケリーは、不動産業者のウェンディ・ナイト(リズ・カッコウスキー)と共に現れた、購入希望者のエリック・バイアース(サム・リチャードソン)とジェシカ(アビー・ジェイコブソン)を歓迎する。
エリックとジェシカが購入するつもりであるため喜ぶマックとケリーだったが、30日の預託期間があることをウェンディから知らされる。
30日間はこの家を視察し、購入を検討できるという話は了解しているはずだとウェンディから言われたマックとケリーは焦る。
既に購入した家は無条件で買うと言ったことをマックとケリーに確認したウェンディは、そちらは預託なしだと伝えて二人を納得させる。 会社の同僚で親友のジミー・ブレヴィンズ(アイク・バリンホルツ)から、妻ポーラ(カーラ・ギャロ)が妊娠したため、父親になる自身がないと言われたマックは、二人目が生まれることでからかわれる。 大学に進学したシェルビー(クロエ・グレース・モレッツ)は、女子会”ファイ・ラムダ”の会長マディソン(セレーナ・ゴメス)から、このソロリティ(社交クラブ)はパーティー禁止だと言われる。 男子クラブだけがパーティーを開き、女子はそれに誘われるだけだと知ったシェルビーは、そのパーティーに参加してみる。 その場で知り合ったベス(カーシー・クレモンズ)とノーラ(ビーニー・フェルドスタイン)と共に、パーティーの内容に呆れたシェルビーは、三人で寮に戻る。 三人は盛り上がり、厳しい父親に育てられてために未経験だと話すシェルビーは、友達もいないことをベスとノーラに告白する。 女子がパーティーできないことは最悪だと言う意見で一致した三人は、自分達でソロリティを作ることを考える。 社会人となったテディ・サンダース(ザック・エフロン)は、親友のピート・レガゾリー(デイヴ・フランコ)、ガーフィールド”ガーフ”(ジェロッド・カーマイケル)、スクーニー(クリストファー・ミンツ=プラッセ)の”デルタ・サイ・ベータ”の仲間達と毎週月曜に集まり楽しんでいた。 その場にいたダレン(ジョン・アーリー)はピートにプロポーズして、二人は愛を確かめる。 家のことでピートから相談されたテディは、ダレンと同居するために、家を出ることを検討してほしいと言われる。 ショックを受けたテディは、走ってくると言って裸足のままその場を去る。 不動産業者のオリヴァー・ステュードベイカー(ビリー・アイカー)から、ある物件を紹介されたシェルビーらは、何をしてもOKだが家賃が月5000ドルだと言われて驚く。 かつて住んでいたその場でたたずむテディに気づいたシェルビーらは、借りて何に使うのかを訊かれ、ソロリティ”カッパ・ニュー”を始めると答える。 借りるのを諦めようとしたシェルビーだったが、所持金を頭金にしてイベントを開き、メンバーを募集して会費をとればいいとテディから助言される。 話が理解できないことを正直に伝えたシェルビーらは、テディに協力してもらえることになり、オリヴァーに契約することを伝える。 家から出てきたテディに気づいたマックとケリーは、彼と簡単な会話を交わし、意味深なことを言われたために気になる。 ネット上でソロリティ”カッパ・ニュー”のアピールを始めたシェルビーらは、早速、パーティーを開く。 それに気づいたマックとケリーは、様子を見るために隣の家に向かい、シェルビーらと話し、彼女らが単なる住人ではなくソロリティだと知り愕然とする。 これでは家が売れないと考えたマックとケリーは、預託期間の30日だけはおとなしくして、パーティーは開かないでほしいと言ってシェルビーを説得する。 ソロリティ立ち上げ時期なので無理だと言われたマックとケリーは、テディが協力していることを知りショックを受ける。 その後、テディの指導により大いに盛り上がる”カッパ・ニュー”のバカ騒ぎに、マックとケリーは悩まされる。 学部長のキャロル・グラッドストーン(リサ・クドロー)に相談したマックとケリーは、ソロリティを解散させるのは無理だと言われる。 シェルビーの父親(ケルシー・グラマー)に頼み娘を説得するよう頼んだマックだったが、それが失敗に終わる。 父親を利用したことに憤慨したシェルビーは、メンバーを水着姿にしてマックに嫌がらせなどをする。 そんなシェルビーらの行動を、テディはやり過ぎだと考え始める。 ジミーとポーラに相談したマックとケリーは、翌日エリックとジェシカが来るため、隣の家を害虫駆除状態にすることを考えて、それを実行する。 翌日、ウェンディとエリックとジェシカを歓迎したマックとケリーは、隣の害虫駆除の状況を話す。 ジミーとポーラも、隣に住むユダヤ人に扮して協力する。 その頃、荷物をまとめていたテディは、ソロリティと共に昔の家に住むことをピートに伝える。 いい大人がソロリティに協力していると言われ、ピートから意見されたテディは、憤慨してその場を去る。 害虫駆除のため資金が減ったシェルビーは、マリファナを仕入れて売りさばくことを考える。 商売敵が多いとテディから言われたシェルビーは、他の売人を密告して市場を独占することを考えてメンバーと盛り上がる。 テディは断固反対するが、シェルビーらは話を聞こうとせずに、彼を追い出してしまう。 早速、警察に電話をしたシェルビーは、売人の情報を伝える。 今後のことを考えていたマックとケリーは、現れたテディから手助けをしたいと言われて喜び、シェルビーらがマリファナを独占したことを知らされる。 シェルビーらは学園祭でマリファナを売りさばき、預託期間も居座る気だと言うテディは、マリファナを奪えば、メンバーは他のソロリティに入るとマックとケリーに伝える。 ジミーとポーラにも協力してもらい、マックとケリーと共に学園祭に潜り込んだテディは、自分がステージで踊っている間にマリファナを奪うよう指示する。 テディが踊る間にマリファナが盗まれたことに気づいたシェルビーは、それを奪い返そうとするものの、マックらに逃げられてしまう。 家に戻ったマックとケリーから、ステラの部屋で寝るようにと言われたテディは、二人に感謝する。 仕返しのため家族を分裂させることを考えたシェルビーらは、マックとケリーの携帯電話の互いの番号を変えてしまう。 愛想が尽きたため家を出るというケリーからのメモを見たマックは、彼女にSMSでメールを送り、電話もするものの相手にされない。 マックと連絡が取れないケリーは、会社に向かいジミーに居場所を訊くものの、知らないと言われる。 取り乱すケリーは、ジミーの電話でマックと話し、指定された場所であるシドニーのオペラハウスに彼がいることを知る。 マックは、”カッパ・ニュー”に騙されたことに気づく。 家に戻ったマックとケリーは、侵入したシェルビーらが家財を売りさばこうとしていることを知る。 ウェンディからの連絡を受けたマックとケリーは、ソロリティの不動産業者のオリヴァーが立ち会う席で、エリックとジェシカから契約は解消すると言われる。 ”カッパ・ニュー”の存在を知った現状では家を買えないと言うエリックとジェシカは、朝までにソロリティを追い出すようマックとケリーに指示する。 立ち退きを求められたシェルビーは、男子が喜ぶパーティーを開くしかないと考える。 それを知ったマックらはショックを受けるが、テディから、家賃目的であるため、それを阻止すれば”カッパ・ニュー”は消滅すると言われる。 盛大なパーティーは始まり、ジミーとポーラと共にそれに潜り込んだテディは、二階にある電源を切る。 ところが、”カッパ・ニュー”側が補助電源の準備をしていたため、停電しなかった。 通報しようとしたマックは、侵入したシェルビーに電話を壊され、携帯電話も奪われてしまう。 戻って来たテディの電話も使えないことを知ったマックは、ガレージから聴こえる声に気づくものの、その場に閉じ込められてしまう。 入口を壊すことができず、通気口から出ることを考えたマックとテディは、車のエアバッグを使ってジャンプしようとする。 新たに生まれた友情をマックと確かめ合いハグしたテディは、エアバッグに飛び乗りジャンプするものの失敗する。 マックもチャレンジして上ではなく前方に飛んでしまい、激突した入り口は倒れて脱出できる。 戻ったシェルビーの暴走気味の行動に嫌気がさしたベスとノーラは、メンバーから抜けると言い出し、三人はソロリティなど無駄だったと嘆く。 それを聞いていたケリーは、自立のための行動を諦めるべきでないと三人に伝えて励ます。 こんなパーティーより大切なのは友情だと悟ったシェルビーは、ベスとノーラにそれを伝えて理解してもらう。 マックは、素晴らしい演説だったと言ってケリーを称え、ポーラの出産が始まったことに気づいたジミーは驚き、病院に向う。 自分達の思い通りのパーティーを始めたシェルビーらは、現れたマディソンと”ファイ・ラムダ”を歓迎する。 ピートの元に向かったテディは、眠っていた彼を起こして謝罪し、永遠に”兄弟”であることを確認する。 結婚式の付添人をピートから頼まれたテディは、喜んでそれを引き受ける。 マックとケリーを訪ねたシェルビーらは、自分達を正しい道に導いてくれたことを感謝する。 会員が殺到していることを伝えたシェルビーは、バケツ4杯分の現金を毎月払うので、この家を貸してほしと伝える。 5杯なら貸すと言うマックとケリーの要望を聞き入れたシェルビーは、現金を渡し、第二会場でもパーティーを始める。 翌日、住み慣れた家に別れを告げたマックとケリーは、ステラと共に新居に向かう。 マックとケリー、そしてステラは、近所が隣接していない家で新しい生活を始める。 3か月後、ゲイ専門のウェディングプランナーになったテディは、ピートの結婚式の付添人を務める。 無事出産が終り帰宅したマックとケリーは、留守番してくれていたジミーとポーラの息子と自分達の娘を初対面させる。 ジミー達は帰り、マックとケリーは、ステラと生まれたばかりの娘と共に幸せを実感する。
...全てを見る(結末あり)
参考:
・「ネイバーズ」(2014)
・「ネイバーズ2」(2016)
*(簡略ストー リー)
静かな生活を送っていたマック・ラドナーと妻ケリーは、引越しを考え、家を売る決心をして契約を済ませるものの、預託期間があることを知り焦る。
売れない場合は、既に購入した家と二軒所持しなけらばならないマックとケリーは頭を悩ませる。
そんな時マックとケリーは、女子会”カッパ・ニュー”を立ち上げたシェルビーらが隣の家を借りたことを知る。
隣の家の以前の住人で、男子学生グループのリーダーだったテディが、シェルビーに協力していることを知ったマックとケリーは驚き、かつての悪夢が甦る・・・。
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全世界で約2億7000万ドルの興行収入を記録した大ヒットコメディの続編で、スタッフ、キャストもほぼ同じメンバーで製作された作品。
ようやく平穏な暮らしを始めた主人公夫婦が、新たに家を購入して引越しを考えるものの、隣の家を借りた女子大生に再び悩まされるという内容となっている。
売却する家が預託期間中に売れない危機に直面した主人公らは、かつて悩まされた男子学生グループのリーダーが、再び敵になったり味方についたりする大騒動に巻き込まれるという、なかなか凝った展開で物語は進む。
ソロリティのド派手なバカ騒ぎパーティーと、それでかなり大きな金額が動くということ自体が信じられない日本人からすると、犯罪集団のような女子学生らの、ハチャメチャな行動には驚く。
隣人同士の激しい戦いが繰り広げられる中で、協力し合うことになった、かつての”敵”と主人公に、ほのかな友情が芽生える場面や、女子学生の考えを改めさせて理解し合うという、人情物語的なクライマックスもなかなかいい。
興行収入は、北米で約5600万ドルに終わり、全世界では1億ドルを超えるものの、前作大きく下回ってしまった。
再び起きる隣人のバカ騒ぎに対抗して奮闘するセス・ローゲン、その妻ローズ・バーン、前半は二人を悩ませ、後半は彼らに協力する、学生のリーダーから社会人となったザック・エフロン、女子会のリーダーとして行動を指揮するクロエ・グレース・モレッツ、主人公の親友でゲイのデイヴ・フランコ、彼と結婚するジョン・アーリー、別の女子会のリーダー、セレーナ・ゴメス、主人公の親友である会社の同僚アイク・バリンホルツ、その妻カーラ・ギャロ、シェルビー(クロエ・グレース・モレッツ)と女子会を立ち上げるカーシー・クレモンズとビーニー・フェルドスタイン、テディ(ザック・エフロン)の親友ジェロッド・カーマイケルとクリストファー・ミンツ=プラッセ、女子会のメンバー、クララ・マメット、シアラ・ブラヴォ、警官のハンニバル・バレス、学部長のリサ・クドロー、主人公の不動産業者リズ・カッコウスキー、隣人の不動産業者ビリー・アイカー、主人公の上司ブライアン・ハスキー、シェルビーの父親ケルシー・グラマー、主人公の家の購入者サム・リチャードソン、アビー・ジェイコブソンなどが共演している。