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花嫁はエイリアン My Stepmother Is An Alien (1988)

宇宙の彼方から現れたセクシーな調査員と科学者が引き起こす騒動を描く、監督リチャード・ベンジャミン、主演ダン・エイクロイドキム・ベイシンガージョン・ロヴィッツセス・グリーンジュリエット・ルイス他共演のSFラブ・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・ベンジャミン

製作
フランクリン・R・レヴィ

ロナルド・パーカー
脚本
ジェリコ・ストーン

ハーシェル・ワイングロド
ティモシー・ハリス
撮影:リチャード・H・クライン
編集:ジャクリーン・キャンバス
音楽:アラン・シルヴェストリ

出演
スティーヴン・ミルズ:ダン・エイクロイド

セレステ・マーティン:キム・ベイシンガー
ジェシー・ミルズ:アリソン・ハニガン
ロン・ミルズ:ジョン・ロヴィッツ
ルーカス・バドロング:ジョセフ・メイハー
ハンドバッグの声:アン・プレンティス
カール・セーガンの声:ハリー・シアラー
フレッド・グラス:セス・グリーン
グレディ:ウェスリー・マン
評議委員長:トニー・ジェイ
牧師:アール・ボーエン
レクシー:ジュリエット・ルイス

アメリカ 映画
配給 コロンビア・ピクチャーズ

1988年製作 108分
公開
北米:1988年12月9日
日本:1989年6月
製作費 $20,000,000
北米興行収入 $13,854,000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
地球外の生命体の存在を確かめるため、92光年の彼方に信号を送ろうとする科学者スティーヴン・ミルズ(ダン・エイクロイド)は、様子を見にきた弟ロン(ジョン・ロヴィッツ)の前で悪戦苦闘する。

スティーヴンは、予定より遥か遠方に信号を送ることには成功するものの、実験に失敗し研究所長ルーカス・バドロング(ジョセフ・メイハー)の怒りを買いクビになってしまう。

妻を亡くしたスティーヴンは、13歳の娘ジェシー(アリソン・ハニガン)と暮らしていたが、落ち込むことなく、今後のことを楽観的に考えていた。

その頃、スティーヴンの信号を受け、92光年の彼方から、セクシーだが風変わりな惑星調査員セレステ・マーティン(キム・ベイシンガー)が地球に到着する。
...全てを見る(結末あり)

セレステは、ロンのパーティーに出席していたスティーヴンの元に現れ、彼の協力を得ようとする。

スティーヴンは、魅力的なセレステに頼まれて立ち入り禁止の研究所に向かい、彼女は信号を送った秘密を知ろうとする。

その後、パラボラ・アンテナの上で二人は心通い合い、スティーヴンはセレステを自宅に誘う。

スティーヴンが、何かを隠していると考えたセレステは、勘違いしている彼とベッドインする。

セレステはスティーヴンを満足させるのだが、その後、家の中を調べても何も見つからなかった。

翌朝、ジェシーは、父スティーヴンが女性と付き合う気になったことを喜ぶ。

しかし、セレステは、スティーヴンに二度と会うことはないと言って立ち去ろうとする。

驚いたスティーヴンは、セレステにプロポーズして引き止め、彼女は暫し考えてみることにする。

セレステは、故郷の惑星の評議委員長(トニー・ジェイ)に意見を求め、信号の発信装置を探るため、スティーヴンと結婚するよう指示される。

そして、セレステは、研究を続けることを条件に結婚を受け入れ、スティーヴンと式を挙げることになる。

結婚式当日、花嫁セレステの様子を見に行ったジェシーは、彼女が人影もないのに誰かと話し、電池を食べているところを目撃し、それをスティーヴンに知らせる。

スティーヴンはそれを信じるはずもなく、ジェシーは不安を抱えながら二人を見守る。

その夜、セレステのハンドバッグ(アン・プレンティス)は、大統領直属の宇宙探索委員長だと言って、カール・セーガン(ハリー・シアラー/声)に扮して、バドロング研究所長に、スティーヴンを復職させるよう指示を出す。

ジェシーは、再びセレステが車のバッテリー液を飲むところなどを見てしまい、スティーヴンに、彼女がまともでないことを伝える。

それを気にせず、研究所に向かったスティーヴンだったが、ジェシーは、セレステがエイリアンだと確信する。

セレステは、12時間以内に、もう一度信号を送信しないと、故郷の惑星が滅びてしまうことをジェシーに知らせる。

ジェシーは、スティーヴンを家に呼び戻すが、彼が自分の話を信じないために家を飛び出してしまう。

自転車で走り去り、車に轢かれそうになったジェシーをセレステが助ける。

ジェシーは、自分を救ってくれたセレステに感謝して、スティーヴンは、彼女がエイリアンだということをようやく信じる。

セレステは、自分の惑星のことを。スティーヴンに正直に話し、彼を愛していることも伝える。

スティーヴンは、信号が92光年先に届いたのは全くの偶然だと伝え、もう一度送信する方法が分からなかった。

その後、稲妻と静電気で閃いたスティーヴンは、信号を送信する方法を思いつく。

それを知ったハンドバッグは、信号送信後に、地球を破壊することをセレステに告げる。

それに納得しないセレステは、ジェシーを連れて研究所に向かう。

置いていかれたハンドバッグは、セレステに成りすましてロンに電話して誘い出し後を追う。

信号の送信は成功するものの、評議委員が現れ、地球を破壊するようセレステに命ずる。

セレステは、地球には素晴らしいものがあることを伝え、スティーヴンのお気に入りの、”ジミー・デュランテ”の真似までする。

評議委員は納得して地球の破壊を撤回するが、セレステを迎えに宇宙船が現れる。

地球についての報告を聞きたいという評議委員に対し、惑星が美女揃いだと知ったロンが、志願して旅立つことになる。

そして、スティーヴン、セレステ、ジェシーは、新たな生活を始める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
地球外の生命体の存在を信じ、研究を続ける科学者スティーヴン・ミルズは、92光年先の彼方に信号を送ることに成功する。
しかし、スティーヴンは研究所を壊してしまいクビになってしまう。
スティーヴンは、妻を亡くし13歳の娘ジェシーと暮らしていたが、今後の生活を楽観的に考えていた。
そこに、信号を受けた惑星から、セクシーな調査員セレステが現れる。
もう一度その信号を受けなければ、故郷の惑星が滅びてしまうセレステは、スティーヴンがどのようにしてそれを送信したか探ろうとして彼に近づく。
そんなこととは知らず、スティーヴンはセレステの魅力に惹かれ、彼女にプロポーズしてしまう。
地球については無知なセレステは、自分を派遣した評議委員に意見を求め、スティーヴンに研究を続けさせるために、彼と結婚するよう指示されるのだが・・・。
__________

俳優でもあるリチャード・ベンジャミンと、売り出し中のコメディアン、ダン・エイクロイド、セクシーな美女調査員を演ずるキム・ベイシンガーの魅力も話題になった作品。

度々登場する、主人公のお気に入り、往年の人気コメディアンである”ジミー・デュランテ”へのオマージュ的な作品で、エンドロールの終わりにも、彼が登場するのは非常に嬉しい。

そんな訳で、かなりのドタバタ・コメディであり、その古風なギャグも、”ジミー・デュランテ”を含めて、リチャード・ベンジャミンが、かつてのコメディに敬意を表している作風が窺える。

しかし、残念ながら、話題とは裏腹に評価は低く興行的にも失敗に終わってしまった。

製作費 $20,000,000
北米興行収入 $13,854,000

とにかく、大はしゃぎのキム・ベイシンガーが目立つために、主役ではあるが、やや押され気味に見えるダン・エイクロイドは、この後、演技派としても注目されるようになる。

主人公の快活な娘役アリソン・ハニガン、主人公の女好きの弟を愉快に演じているジョン・ロヴィッツ、研究所長ジョセフ・メイハー、惑星の評議委員長のトニー・ジェイ、ハンドバッグの声アン・プレンティスカール・セーガンの声役ハリー・シアラー、ジェシー(A・ハニガン)のボーイフレンドでセス・グリーン、主人公の助手役のウェスリー・マン、牧師アール・ボーエン、ジェシーの友人役でジュリエット・ルイスも端役出演している。


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