馬と話ができる少年が巻き起こす騒動を描く、監督フレッド・ジンネマン、主演ジャッキー“ブッチ”ジェンキンス、ピーター・ローフォード、ベヴァリー・タイラー、エドワード・アーノルド他共演のコメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:フレッド・ジンネマン
製作:サミュエル・マークス
原作:モートン・トンプソン
脚本:モートン・トンプソン
撮影:ハロルド・ロッソン
編集:ジョージ・ホワイト
音楽:ルドルフ・G・コップ
出演
リュウイー・ペンローズ:ジャッキー“ブッチ”ジェンキンス
ジョン・S・ペンローズ:ピーター・ローフォード
マーサ・スターリング:ベヴァリー・タイラー
ブレッドソー:エドワード・アーノルド
リチャード・ペニントン・ローダー:チャールズ・ラグルズ
ペンローズ夫人:スプリング・バイイントン
パディ:O・Z・ホワイトヘッド
ギレスピー:ポール・ラングトン
モルデカイ:アーネスト・ホイットマン
パイパー:アーヴィング・ベーコン
サイキ/ピシー:リリアン・ヤーボ
ヘクター・ダムソン:ハワード・フリーマン
ギブリー:ハリー・ヘイデン
アメリカ 映画
配給 MGM
1947年製作 92分
公開
北米:1947年2月4日
日本:1947年8月9日
製作費 $1,436,000
■ ストーリー ■
メリーランド州、ボルチモア。
9歳の少年リュウイー・ペンローズ(ジャッキー“ブッチ”ジェンキンス)には、いつも動物たちが寄ってきた。
リュウイーは、無線機の実験が趣味で銀行員の兄ジョン(ピーター・ローフォード)に、馬と会話ができることを話す。
ジョンは、マーサ・スターリング(ベヴァリー・タイラー)と惹かれ合っていた。
リュウイーは馬が大好きで、学校の帰りには、ブレッドソー(エドワード・アーノルド)の牧場の厩舎に寄るのを楽しみにしていて、バートという競走馬が好きだった。
帰宅したジョンは、マーサを招待した食事の席で、母(スプリング・バイイントン)に、リュウイーが馬と話せると言ったことを伝える。
家には、発明家のパディ(O・Z・ホワイトヘッド)が下宿していて、実験で時々、家族を驚かせていた。
愛し合うジョンとマーサは結婚することを決めて、それを知ったペンローズ夫人は喜び、2人を祝福する。
ある日リュウイーは、ジョンとマーサと共にブレッドソーの牧場を訪ねる。
ジョンとマーサに挨拶したブレッドソーは、2人とリュウイーを競馬場に誘う。
競馬場でリュウイーは、馬と会話ができるために、次のレースの勝ち馬を当てられることをブレッドソーに伝える。
リュウイーの話を聞いていたリチャード・ペニントン・ローダー(チャールズ・ラグルズ)は、彼の話を信じなかった。
ブレッドソーは、リュウイーを信じて馬券を買い、予想が的中したために、ジョンとマーサ、そしてリュウイーと共に喜ぶ。
驚いたローダーは、間近に迫る競馬レース”プリークネスステークス”で儲けるために、リュウイーを利用しようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
見習いから1940年代に入りB級作品で活躍していたフレッド・ジンネマンが監督し、主演はジャッキー“ブッチ”ジェンキンス、ピーター・ローフォード、ベヴァリー・タイラー、エドワード・アーノルドなどが共演した作品。
動物に好かれる馬と話せる少年と周囲の人々が巻き起こす騒動と、様々なことを経験する少年の成長が、家族愛と共に描かれた心温まるコメディドラマ。
動物に好かれ馬と話ができる少年を好演するジャッキー“ブッチ”ジェンキンス、その兄で、無線機の実験が趣味の銀行員ピーター・ローフォード、その恋人ベヴァリー・タイラー、少年と親しくする牧場主エドワード・アーノルド、馬と話ができる少年を利用しようとするものの、最後には彼のために行動するチャールズ・ラグルズ、少年の母親スプリング・バイイントン、少年を利用して儲けようとするポール・ラングトンとアーヴィング・ベーコン、少年の家の下宿人である発明家O・Z・ホワイトヘッド、ブレッドソーの牧場の使用人アーネスト・ホイットマン、少年の家の使用人リリアン・ヤーボ、銀行員のハワード・フリーマン、銀行の頭取ハリー・ヘイデンなどが共演している。