| 学位など天才の私には不要だが、賞金のために大学へ行く! 50歳を過ぎた”新入生”が、若者たちの無知を論破し、キャンパスの常識を塗り替える痛快学園コメディ。 監督エリオット・ニュージェント、主演クリフトン・ウェッブ、シャーリー・テンプル、トム・ドレイク他共演。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:エリオット・ニュージェント
製作:サミュエル・G・エンゲル
原作:グウェン・ダヴェンポート(キャラクター)
脚本
リチャード・セイル
メアリー・ルース
メアリー・マッコールJr.
撮影:ロイド・アハーン
編集:ハーモン・ジョーンズ
音楽:アルフレッド・ニューマン
出演
リン・ベルヴィディア:クリフトン・ウェッブ / 大学の新入生
エレン・ベイカー:シャーリー・テンプル / ベルヴィディアと親しくなる学校新聞の記者を務める学生
ビル・チェイス:トム・ドレイク / エレンと惹かれ合うようになる学生
エイブリー・ブルーベイカー:アラン・ヤング / ベルヴィディアのルームメイトの学生
チェイス夫人:ジェシー・ロイス・ランディス / ビルの母親で女子学生寮の寮母
ケイ・ネルソン:キャスリーン・ヒューズ / 女子寮の学生
ギブス博士:テイラー・ホームズ / 大学の学部長
コーネリアス・ウィテカー:アルヴィン・グリーンマン / ベルヴィディアのルームメイトの学生
キーティング博士:ポール・ハーヴェイ / 大学長
グリッグス巡査部長:バリー・ケリー / 警官
ジョー・フィッシャー:ロバート・パッテン / 学生
プラット:ジェフ・チャンドラー / 警官
グウェンドリン:キャスリーン・フリーマン / 女子寮の学生(クレジットなし)
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1949年製作 83分
公開
北米:1949年4月15日
日本:1951年4月3日
■ ストーリー ■
【 クレメンス大学 】
リン・ベルヴィディア(クリフトン・ウェッブ)は、学部長ギブス博士(テイラー・ホームズ)の元に向かう。
町の人々をモデルにしたベストセラー小説”ハミングバード・ヒル”の著者として成功したベルヴィディアは、数々の名誉毀損訴訟により、経済的に追い込まれていた。
入学を希望するベルヴィディアは、ある財団から文学賞を授与されたものの、1万ドルの賞金を受け取るための条件が大学の学位保持者であることをギブスに伝える。
ギブスは、博学なベルヴィディアが大学卒業はおろか、殆ど教育を受けていないことを知り驚く。
ベルヴィディアは、4年間の課程を1年で修了するつもりだった。
学長のキーティング博士(ポール・ハーヴェイ)は、特別な入学試験を受けることを条件に、例外的にベルヴィディアの入学を許可する。
試験を受けたベルヴィディアは、優秀な成績で合格する。
キーティングは、著書の宣伝や売名行為のために大学名を使わないことも条件として、ベルヴィディアの入学を許可する。
ベルヴィディアは、新入生のコーネリアス・ウィテカー(アルヴィン・グリーンマン)と、2年生のエイブリー・ブルーベイカー(アラン・ヤング)と共に、寮の部屋で生活を始める。
学校新聞の記者を務める学生のエレン・ベイカー(シャーリー・テンプル)は、有名人であるベルヴィディアにインタビューを申し込むものの、断られてしまう。
ベルヴィディアは、エレンに案内されて、アルバイトを紹介する学生ビル・チェイス(トム・ドレイク)の元に向かう。
ビルに相談したベルヴィディアは、彼の母親(ジェシー・ロイス・ランディス)が寮母を務める、女子学生寮の給仕係の仕事を紹介されるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
“The world’s most sophisticated genius returns to conquer academia. Mr. Belvedere proves that age is just a number when you possess a superior mind, turning a university campus into his personal laboratory for wit, wisdom, and the occasional lesson in humility?for others, of course.”
(世界で最も洗練された天才が、学問の世界を征服するために帰ってきた。優れた知性さえあれば年齢など単なる数字に過ぎないことをベルヴェデール氏は証明し、大学のキャンパスを、機知と知恵、そして??もちろん他人のための??謙虚さのレッスンのための個人実験室へと変えてしまう。)
前年公開されて大いに話題になった傑作コメディ「愉快な家族」(1948)の続編。
参考:
・「愉快な家族」(1948)
・「我輩は新入生」(1949)
・「ベルヴィディア氏、鐘を鳴らす」(1951)
サイレント時代から俳優、劇作家としても活躍したエリオット・ニュージェントが監督し、主演はクリフトン・ウェッブ、シャーリー・テンプル、トム・ドレイクなどが共演したコメディ。
主人公のリン・ベルヴィディアが、前作で作家として成功したストーリーは継承しているものの、1作目のキャラクターは主人公以外は登場しない。
実はまともな教育を受けていなかった主人公を演ずるクリフトン・ウェッブが、大学生となり、”天才”ぶりを発揮しながら巻き起こす騒動と共に、戦後間もない時代を背景にした、戦争未亡人である学生を演ずるシャーリー・テンプルとの交流なども描いた内容は実に興味深い。
ヒロインと惹かれ合うようになる学生を演ずるトム・ドレイク、その母親で、女子学生寮の寮母を演ずるジェシー・ロイス・ランディス、主人公のルームメイトを愉快に演ずるアラン・ヤング、そして、ジェフ・チャンドラーが警官、キャスリーン・フリーマンが女子学生役で端役出演しているのも注目だ。
