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Mr.&Mrs.スミス Mr. & Mrs. Smith (2005)

ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーがプロの殺し屋を演ずる、監督ダグ・リーマンによるコメディ・アクション大作。
共演ヴィンス・ヴォーンウィリアム・フィクナーアダム・ブロディケリー・ワシントンクリス・ワイツミシェル・モナハンアンジェラ・バセットキース・デヴィッド

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

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スタッフ キャスト ■

監督:ダグ・リーマン
製作
アーノン・ミルチャン
アキヴァ・ゴールズマン
ルーカス・フォスター
パトリック・ワックスバーガー
エリック・マクロード
製作総指揮:エリック・フェイグ
脚本:サイモン・キンバーグ
撮影:ボジャン・バゼリ
編集:マイケル・トロニック
音楽:ジョン・パウエル

出演
ジョン・スミス:ブラッド・ピット
ジェーン・スミス:アンジェリーナ・ジョリー
エディ:ヴィンス・ヴォーン
ウェクスラー博士:ウィリアム・フィクナー
ベンジャミン・ダンズ:アダム・ブロディ
ジャスミン:ケリー・ワシントン
マーティン・コールマン:クリス・ワイツ
グウェン:ミシェル・モナハン
ジョンのボス:アンジェラ・バセット
ファーザー:キース・デヴィッド

アメリカ 映画
配給
20世紀FOX(北米)
サミット・エンターテインメント(世界)
2005年製作 120分
公開
北米:2005年6月10日
日本:2005年12月3日
製作費 $110,000,000
北米興行収入 $186,336,103
世界 $478,336,279


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
結婚して5~6年、カウンセリングを受けるジョン・スミス(ブラッド・ピット)とジェーン(アンジェリーナ・ジョリー)夫妻は、10点満点だとすると、どの程度幸せかとカウンセラーのウェクスラー博士(ウィリアム・フィクナー)に聞かれる。

ジェーンとジョンは8点と答え、セックスの頻度も聞かれて口を濁す。

その後、二人は南米コロンビアでの出会いを話し始める。

5~6年前、コロンビアボゴタ
アメリカ人の建築業者ジョンとコンピューター・プログラマーのジェーンは運命的に出会い、意気投合して愛し合うようになる。

ニューヨーク
帰国した二人は、周囲の反対に耳も貸さずに結婚する。

...全てを見る(結末あり)

5~6年後。
既に倦怠期を迎えていたジョンとジェーンだったが、実は互いに隠している本当の仕事はプロの殺し屋だった。

ある日、それぞれの仕事を済ませた二人は、隣人マーティン・コールマン(クリス・ワイツ)に招待されていたため彼の家に向かう。

平凡な生活を送る友人達との会話にも溶け込めないまま時間を過ごし、二人は帰宅する。

翌日、ジョンはガレージの地下に保管してある武器を、ジェーンはオーブンに隠してある武器を準備する。

設計事務所に向かったジョンは、同僚エディ(ヴィンス・ヴォーン)にジェーンのことをからかわれる。

ジョンは部屋で、雇い主であるボス(アンジェラ・バセット)から、次のターゲットであるベンジャミン・ダンズ(アダム・ブロディ)、通称”タンク”について説明される。

同じ頃ジェーンも、ボスのファーザー(キース・デヴィッド)から次の任務を命ぜられ、同僚のジャスミン(ケリー・ワシントン)からターゲットのタンクについて知らされる。

メキシコ国境付近。
移送されるタンクを待っていたジェーンは、現れたバギーに乗った男/ジョンが爆弾を作動させてしまったことを知る。

爆破装置を切ったジェーンは、男が武器を持っていることを確認して銃撃する。

防弾チョッキで難を逃れたジョンは発砲してきた場所を攻撃するが、次の瞬間に周辺が爆破され、ジェーンはその場から逃げ去る。

ニューヨークに戻ったジョンは、妨害者が女である可能性があることと、壊れたラップトップPCが手掛かりだとエディに伝える。

ジェーンは作戦の失敗をファーザーに追及され、48時間以内に後始末をつけるよう命ぜられる。

焼け焦げたラップトップを仕事仲間のグウェン(ミシェル・モナハン)に調べてもらったジョンは、購入者の住所を特定してその場に向かう。

ジョンは、その場にジェーンの名前があったことに驚き、彼女も現場の映像を解析して現場の男の正体を知る。

帰宅したジョンはジェーンを警戒しながら食事を始め、二人は席を外す。

ジョンは銃を手にするものの、ジェーンが車で逃げ去ったためにそれを追う。

ジェーンは道を塞ぐジョンに体当たりして、彼が車に乗り込んできたために飛び降りる。

エディの家に向かったジョンは、ジェーンに殺されそうになったことを伝える。

ジャスミンに会い、ジョンが殺し屋だったことを知らせたジェーンは、愛がないなら必ず彼を殺せると言って励まされる。

互いに友人の家に泊まることになったジョンとジェーンは、複雑な思いだった。

翌日、ジェーンはジャスミンや同僚達と自宅を調べ、その後、隣人マーティンと家に向かったジョンは、武器が持ち去られていることを知りショックを受ける。

あらゆるデータからジョンの所在を調べようとしたジェーンだったが、”ジョン・スミス”がありふれた名前のため、彼を捜しだすことは難しいと思われた。

ところが、ジョンが本部の建物内にいることが分かり、ジェーンは彼と交信する。

二人は牽制し合い、ジェーンはその場のデータを消去して退避しようとする。

ジョンは目の前のジェーンを撃つことができず、隣のビルに移った彼女を卑怯者呼ばわりする。

ジェーンは、待っているようにと言ってその場から姿を消す。

本部の資料の残骸から、ジェーンらの居場所を知ったジョンは、建設中のビルに向かう。

ジョンはエレベーターに閉じ込められて爆破すると脅され、それを実行するようジェーンに言い放つ。

エレベーターは、ケーブルが爆破で切断されて落下し、流石に動揺したジェーンはそれを確認する。

しかし、別のエレベーターに乗っていたジョンは無事で、その場を去る。

プロポーズの場所であるレストランにいたジェーンの前にジョンが現れ、二人は互いを警戒しながらダンスを踊り、偽りの結婚生活について語り合う。

ジェーンはその場を離れて爆破を起こした隙に姿を消し、上着に爆弾を仕掛けられていることに気づいたジョンは、それを捨ててリムジンを奪い走り去る。

ジョンはジェーンに電話をかけ、結婚生活が仕事を優先させるために都合がよかったと彼女に言われる。

自宅に向かったジョンはジェーンの車に体当たりされ、家に入った彼女を追う。

窓を割って家に入ったジョンは、隠してあった銃を手にしてジェーンと銃撃戦を始める。

二人は格闘の末に銃を構えるものの、互いに撃つことはできずに愛し合ってしまう。

物音に気付いたマーティンが様子を見に来るが、ジョンとジェーンは何もなかったことを伝える。

翌朝エディは、各40万ドルの報酬で、ジョンとジェーンの殺害を依頼される。

その後、二人は襲撃を受けて地下室に逃れるものの、ロボットが爆弾を運び、それが燃料に引火して大爆発を起こし家は大破する。

二人は爆破寸前に脱出して難を逃れ、マーティンの車を奪って逃走する。

互いの嘘を告白し合いながら、二人は追跡してきた車三台を振り切る。

エディに会った二人は、ライバル組織に属している自分達が手を組んだ場合の危険性を知り、別れるしか方法がないという結論になるのだが・・・。

ジャスミンの協力で、タンクの居場所を知った二人はその場に向かう。

建物に侵入したジョンは、ジェーンの指示を待たずに強引に突入し、タンクを連れ出すことに成功する。

モーテルに向かったジョンとジェーンは、タンクがなぜ命を狙われているかを問い詰める。

ターゲットは自分ではなくジョンとジェーンであることをタンクはは白状し、競合組織の殺し屋が結婚していることが不利益となるため、二人を抹殺するのが目的だったことを話す。

タンクのベルトの発信器で既にジョンとジェーンの居場所は知られていたため、襲撃を受ける前に二人はその場を脱出する。

逃げずに戦うことを決めた二人は、付近にあった”コストコ”に侵入する。

二人は現れた敵と銃撃戦を繰り広げ、相手を次々と倒すものの銃弾を受ける。

防弾チョッキで銃弾を防いだ二人は、覚悟を決めて最後の攻撃を仕掛け敵を全滅させる。
__________

ウェクスラー博士のカウンセリングを再び受けたジョンとジェーンは、夫婦仲が改善したかなどを聞かれ、彼はその通りだと答えるものの、時には殺したくなると付け加える。

家を改築したことなども話した二人は、結婚生活は危険がつきもので、協力し合えば切り抜けられると言われる。

関係が以前より親密になったかと聞かれ、それを遮ったジョンはセックスの質問を求める。

10点満点だと何点?という問いに、ジョンは”10点”と答える。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

コロンビアで運命的に出会った建築業者ジョン・スミスとコンピューター・プログラマーのジェーンは恋におち、アメリカに帰国後に結婚する。
5~6年後、既に倦怠期を迎えていたジョンとジェーンだったが、実は二人の仕事はプロの殺し屋だった。
ある日、それぞれのボスから同じターゲットの抹殺を命ぜられた二人は、現場で、邪魔者である互いを攻撃し合う。
その後、二人はお互いが殺し屋だったことに気づき、警戒しながら相手を牽制するのだが、その裏にはある陰謀が隠されていた・・・。
__________

ハリウッドを代表するスーパースター、ブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリーの初共演作で、これをきっかけに二人がパートナーとなったため大いに話題になった。

ボーン・アイデンティティー」(2002)他のヒットで一躍脚光を浴びたダグ・リーマンの、無駄のない軽快な演出も注目だ。

魅力的なブラッド・ピットアンジェリーナ・ジョリー、スタイリッシュに描かれた華麗なアクションなど見所満載なのだが、主演の二人のファンでない場合は、悪く言えば鬱陶しいと感じてしまうのは私だけだろうか・・・。

派手に宣伝されたアクションはそれほど新鮮味もなく平凡で、主演二人の”パートナーお披露目パーティー”的内容も今一だ。

とは言え、1億1000万ドルかけた超大作でもあり、北米で約1億8600万ドル、全世界では約4億7800万ドルという大ヒットとなった。

主人公の同僚を楽しく演ずるヴィンス・ヴォーン、カウンセラーのウィリアム・フィクナー(声)、主人公らがターゲットとして狙う囮のアダム・ブロディ、ヒロインの同僚ケリー・ワシントン、ボスのキース・デヴィッド(声、一瞬顔が分かる)、主人公の隣人クリス・ワイツ、主人公の仕事仲間ミシェル・モナハン、ボスのアンジェラ・バセット(声)などが共演している。


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