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mid90s ミッドナインティーズ Mid90s (2018)

1990年代半ばのロサンゼルスで暮らす少年の日常を描く、製作、監督、脚本ジョナ・ヒル、主演サニー・スリッチネイ=ケル・スミス、オラン・プレナット、ルーカス・ヘッジズキャサリン・ウォーターストン他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト
監督:ジョナ・ヒル
製作
ジョナ・ヒル
イーライ・ブッシュ
ケン・カオ
スコット・ルーディン
リラ・ヤコブ
製作総指揮
スコット・ロバートソン
ジェニファー・セムラー
アレックス・G・スコット
脚本:ジョナ・ヒル
撮影:クリストファー・ブローヴェルト
編集:ニック・フーイ
音楽
トレント・レズナー
アッティカス・ロス

出演
スティーヴィー”サンバーン”:サニー・スリッチ
レイ:ネイ=ケル・スミス
ファックシット:オラン・プレナット
イアン:ルーカス・ヘッジズ
ダブニー:キャサリン・ウォーターストン
ルーベン:ジオ・ガルシア
フォース・グレード:ライダー・マクローリン
エスティ:アレクサ・デミー
警備員:ジェロッド・カーマイケル
トッド:ハーモニー・コリン

アメリカ 映画
配給 A24
2018年製作 85分
公開
北米:2018年10月19日
日本:2020年9月4日
製作費 $1,700,000
北米興行収入 $7,362,440
世界 $9,303,020


ストーリー
1996年、ロサンゼルスパームス
13歳のスティーヴィー(サニー・スリッチ)は、シングルマザーのダブニー(キャサリン・ウォーターストン)と、兄イアン(ルーカス・ヘッジズ)と暮らしていた。
普段から体を鍛えるイアンに虐待されていたスティーヴィーは、内気で友達もいなかった。
ある日スティーヴィーは、モーター・アベニュー・スケートショップの前を通りがかり、その場にいたスケートボーダーたちに興味を持つ。
イアンと物々交換でスケートボードを手に入れたスティーヴィーは、ショップに向かい、一番年下のスケーター、ルーベン(ジオ・ガルシア)と親しくなる。
その後もショップに出入りするようになったスティーヴィーは、プロ並みのテクニックがあるスケーターのレイ(ネイ=ケル・スミス)やファックシット(オラン・プレナット)に憧れ、仲間のフォース・グレード(ライダー・マクローリン)やルーベンらと行動を共にするようになる。
法を犯しタバコを吸い、酒を飲み好きなことをして気ままに過ごすことに戸惑いを感じながらも、スティーヴィーは”サンバーン”と呼ばれ、仲間たちといる時間に喜びを感じるのだが・・・。


解説 評価 感想

人気スターのジョナ・ヒルが製作と脚本を兼ねた長編映画監督デビュー作品。

恵まれない家庭で育ち兄に虐待を受ける内気な少年が、将来にさほど希望を持てないスケートボーダーたちの平凡な生活に憧れ、彼らとの交流を通して成長する姿を鋭く描く、ジョナ・ヒルの繊細な脚本と演出が光る作品。

1983年生まれのジョナ・ヒルにとっては子供時代の、1990年代半ばが舞台であり、その時代への彼の郷愁を感じさせる、ノスタルジックな雰囲気が実にいい。

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア」(2017)、「ルイスと不思議の時計」(2018)などの出演で注目される子役スターのサニー・スリッチは、スケートボーダーでもある才能を活かし、様々なことを体験して成長する少年を好演している。

スケートボーダーとしてはプロ級であり、気ままに生きている青年ではあるが、思慮深い一面も見せるネイ=ケル・スミス、その仲間で奔放な性格のオラン・プレナット、主人公と当初は仲良くなるが次第に嫉妬するジオ・ガルシア、映画監督になる夢がある青年ライダー・マクローリン、主人公の兄ルーカス・ヘッジズ、その母親:キャサリン・ォーターストン、その恋人ハーモニー・コリン、パーティーで主人公を誘うアレクサ・デミー、警備員のジェロッド・カーマイケルなどが共演している。


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