| 文明の寿命が尽きかけた世界で新しい都市を築こうとする建築家の苦悩を描く、製作、監督、脚本フランシス・フォード・コッポラ、主演アダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、グレース・ヴァンダーウォール、クロエ・ファインマン、ジェームズ・レマー、D・B・スウィーニー、ダスティン・ホフマン他共演のSFドラマ。 |
・SF
■ スタッフ キャスト ■
監督:フランシス・フォード・コッポラ
製作
フランシス・フォード・コッポラ
バリー・ハーシュ
フレッド・ルース
マイケル・ベダーマン
製作総指揮:アナヒド・ナザリアン
脚本:フランシス・フォード・コッポラ
撮影:ミハイ・マライメアJr.
編集
キャム・マクラクリン
グレン・スキャントルベリー
音楽:オスバルド・ゴリホフ
出演
カエサル・カティリナ:アダム・ドライバー(街を再建しようとする未来志向の建築家)
フランクリン・キケロ:ジャンカルロ・エスポジート(カエサルと敵対する市長)
ジュリア・キケロ:ナタリー・エマニュエル(カエサルと惹かれ合うようになるキケロの娘)
ワウ・プラチナ:オーブリー・プラザ(カエサルの愛人である金融ニュース専門のテレビ司会者)
クローディオ・パルチャー:シャイア・ラブーフ(カエサルのいとこ)
ハミルトン・クラッスス3世:ジョン・ヴォイト(カエサルの叔父である大富豪でクラッスス国立銀行の頭取)
フンディ・ロメイン/ナレーター:ローレンス・フィッシュバーン(カエサルの運転手兼助手)
コンスタンス・クラッスス・カティリナ:タリア・シャイア(カエサルの母)
ジェイソン・ザンダーズ:ジェイソン・シュワルツマン(キケロの側近)
テレサ・キケロ:キャスリン・ハンター(キケロの妻)
ヴェスタ・スウィートウォーター:グレース・ヴァンダーウォール(ティーンポップスター)
クロディア・パルチャー:クロエ・ファインマン(クラッススの孫)
チャールズ・コトープ:ジェームズ・レマー(カエサルの補佐)
スタンリー・ハート:D・B・スウィーニー(警視総監)
クロディーン・パルチャー:イザベル・クスマン(クラッススの孫)
ヒューイ・ウィルクス:ベイリー・アイヴズ(クローディオの補佐)
クローデット・パルチャー:マデリン・ガーデラ(クラッススの孫)
アラム・カザンジアン:バルサザール・ゲティ(クローディオの右腕)
記者:ロミー・マーズ
サニー・ホープ・カティリナ:ヘイリー・シムズ(カエサルの妻)
ヌシュ・バーマン:ダスティン・ホフマン(キケロのフィクサー)
アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート・フィルムズ
2024年製作 138分
公開
北米:2024年9月27日
日本:2025年6月20日
製作費 $120,000,000
北米興行収入 $7,629,090
世界 $14,448,190
■ ストーリー ■
アメリカ共和国、ニューヨーク。
すべてを支配する貴族階級のエリートたちは、道徳に従い生活していると公言しながら快楽にふけり、市民は貧困にあえいでいた。
名門クラッスス一族の天才建築家カエサル・カティリナ(アダム・ドライバー)は、時間を止める能力も持ち、成功を収めていた。
ニューローマ、第3000年期、21世紀。
元地方検事である市長フランクリン・キケロ(ジャンカルロ・エスポジート)の娘ジュリア(ナタリー・エマニュエル)は、カエサルのいとこクローディオ・パルチャー(シャイア・ラブーフ)と夜通しクラブで楽しみ、警視総監スタンリー・ハート(D・B・スウィーニー)の迎えの車で帰ろうとする。
ジュリアは、ビルが解体される現場で、その責任者のカエサルが時間を止めたのを目撃してたが、彼自身は動いていた。
カエサルは、革新的な建築素材メガロンの発明でノーベル賞を受賞する。
カエサルの考える新都市計画は、宿敵であるキケロを不快にさせる。
テレビ中継されるイベントが開かれ、国立銀行の頭取で世界一の大富豪であるカエサルの叔父ハミルトン・クラッスス3世(ジョン・ヴォイト)も出席し、金融ニュース専門のテレビ司会者のワウ・プラチナ(オーブリー・プラザ)がリポートする。
キケロは、フィクサーのヌシュ・バーマン(ダスティン・ホフマン)と共に、市民を救済できる税収が見込まれる、カジノの建設を計画を主張するが、カエサルは、メガロンを利用して、ユートピア的な都市共同体”メガロポリス”を建設することを提案する。
キケロは、地方検事だった数年前、失踪した妻サニー(ヘイリー・シムズ)の殺害容疑で、カエサルを起訴した話をぶり返す。
カエサルは、自分が無罪だったと知っていたはずであり、今は悪徳市長だと言ってキケロを侮辱する。
激怒したキケロはカエサルに襲いかかろうとするが、ヌシュらに制止されてその場を去る。
クローディオは、ジュリアも気にかける、世間の注目を集めるカエサルに嫉妬していた。
カエサルの愛人だったワウは、現れたカエサルからこれ以上、何も得られないと考え、クラッススに近づこうとする。
カエサルを訪ねたジュリアは、助手兼運転手のフンディ・ロメイン(ローレンス・フィッシュバーン)に迎えられる。
カエサルとジュリアは互いを牽制するが、ジュリアは、カエサルが時間を止めたのを目撃したことを話す。
ジュリアに興味を抱いたカエサルは、未来社会であるメガロポリス構想を彼女に話す。
カエサルの考えに感銘を受けたジュリアは、そのことをキケロに話し理解を求めるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
”Set in a decaying modern metropolis resembling a fallen Roman Empire, an idealistic architect possessing the power to stop time strives to build a utopian future using a miraculous new material, while clashing with the corrupt Mayor and deep-seated political greed.”
(崩壊しつつある古代ローマ帝国を思わせる現代の倒錯した大都市を舞台に、時間を止める超能力を持つ理想主義者の建築家が、奇跡の新素材を用いてユートピア的な未来の建設を目指す一方で、腐敗した市長や根深い政治的強欲と激しく衝突していく物語)
古代ローマにおける、”カティリナの陰謀”(紀元前63年)と、共和制ローマの崩壊からローマ帝国へと向かう時代を描いた内容となっている。
1977年から構想を練っていたフランシス・フォード・コッポラの意欲作であり、製作と脚本を兼ねて監督し、主演はアダム・ドライバー、ジャンカルロ・エスポジート、ナタリー・エマニュエル、オーブリー・プラザ、シャイア・ラブーフ、ジョン・ヴォイト、ローレンス・フィッシュバーン、タリア・シャイア、ジェイソン・シュワルツマン、グレース・ヴァンダーウォール、クロエ・ファインマン、ジェームズ・レマー、D・B・スウィーニー、ダスティン・ホフマン他共演のSFドラマ。
文明の寿命が尽きかけた世界で、新しい都市を築こうとする建築家の苦悩を描くSFドラマ。
時間を止めることができる天才建築家と権力者の対立が、現代のニューヨークを古代ローマに見立てた寓話として描かれている。
哲学的な要素として主人公が時を止める能力を持ち、新素材でユートピアを作ろうとする姿が、停滞した現代社会を破滅から救うための、芸術とテクノロジーを融合した奇蹟であることを、コッポラは強いメッセージとして表現している。
第77回カンヌ国際映画祭でフランシス・フォード・コッポラはパルムドールにノミネートされるが、酷評された本作は、ラジー賞の主要部門にノミネート、受賞した。
1億2000万ドルの巨費を投じたものの、北米興行収入は約760万ドル、全世界でも約1440万ドルという惨憺たる結果に終わり、興行的には大失敗作となった。
自分が持つ能力と新素材を利用してユートピアを築こうとする天才建築家アダム・ドライバー、主人公と対立する市長ジャンカルロ・エスポジート、その娘であるが、主人公と惹かれ合うようになるナタリー・エマニュエル、主人公の愛人であるテレビ司会者オーブリー・プラザ、主人公に嫉妬するいとこのシャイア・ラブーフ、その叔父である世界一の大富豪ジョン・ヴォイト、主人公の補佐兼運転手ローレンス・フィッシュバーン、主人公の母親タリア・シャイア、市長の補佐ジェイソン・シュワルツマン、ポップスターのグレース・ヴァンダーウォール、キケロのフィクサー、ダスティン・ホフマンなどが共演している。
