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ミート・ザ・ペアレンツ2 Meet the Fockers (2004)

大ヒット爆笑コメディ「ミート・ザ・ペアレンツ」(2000)の続編。
堅物の恋人の父親に結婚を許された看護師の青年と両親を巻き込んだ騒動を描く、ロバート・デ・ニーロベン・スティラーテリー・ポロブライス・ダナーダスティン・ホフマンバーブラ・ストライサンドオーウェン・ウィルソン他共演、製作、監督ジェイ・ローチによる爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ジェイ・ローチ

製作総指揮
エイミー・セイアーズ

ナンシー・テネンボーム
製作
ジェイ・ローチ

ロバート・デ・ニーロ
ジェーン・ローゼンタール
原作
グレッグ・グリエンナ

メアリー・ルース・クラーク
脚本
ジム・ハーツフェルド

ジョン・ハンブルグ
撮影:ジョン・シュワルツマン
編集
ジョン・ポール

リー・ヘイキソール
ジョン・ポール
音楽:ランディ・ニューマン

出演
ジャック・バーンズ:ロバート・デ・ニーロ

ゲイロード“グレッグ”フォッカー:ベン・スティラー
パメラ“パム”バーンズ・フォッカー:テリー・ポロ
ディナ・バーンズ:ブライス・ダナー
バーナード“バーニー”フォッカー:ダスティン・ホフマン
ロザリンド“ロズ”フォッカー:バーブラ・ストライサンド
イザベル・ヴィラロボス:アラナ・ユーバック
ホルヘ・ヴィラロボス:レイ・サンティアゴ
ケヴィン・ロウリー:オーウェン・ウィルソン
レフロー:ティム・ブレイク・ネルソン
アイラ判事:シェリー・バーマン

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

2004年製作 115分
公開
北米:2004年12月22日
日本:2005年11月26日
製作費 $80,000,000
北米興行収入 $279,167,580
世界 $516,642,940


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
シカゴ
市内の医療センターで働く看護師ゲイロード“グレッグ”フォッカー(ベン・スティラー)は、恋人で教師のパメラ“パム”バーンズ(テリー・ポロ)の、堅物の父親ジャック(ロバート・デ・ニーロ)から、ようやく結婚を許されて、その準備で慌ただしい毎日を送っていた。

両親のバーナード“バーニー”(ダスティン・ホフマン)とロザリンド“ロズ”(バーブラ・ストライサンド)の滞在するマイアミに、ジャックらを案内するために、グレッグはパムと共に彼女の実家のあるニューヨークに向かう。

良いことばかりが起きる二人は、順調な旅を続けてバーンズ家に到着する。

ジャックと妻ディナ(ブライス・ダナー)に歓迎された二人は、パムの妹が、夫が開業した医院の視察でタイに行ったため、息子のリトル・ジャックを預かっていることを知る。
...全てを見る(結末あり)

リトル・ジャックに英才教育をするジャックは、育児教室を作り奮闘していた。

CIAらしい、過剰なまでのジャックの行動を気にしながら、グレッグは、彼が特注で手に入れた大型RV車を見せられる。

その瞬間、悪い予感がしたグレッグは、保険をかけなかったレンタカーを傷つけてしまう。

グレッグは、RVでマイアミに行くとジャックから言われて戸惑い、連絡の取れない両親にも苛立つ。

ジャックの運転で旅は始まるが、休息の際に、無理した彼は坐骨神経痛の持病が出てグレッグが運転を代わる。

マイアミ
ある島のフォッカー邸に着いた一行は、バーニーに歓迎されるのだが、ジャックは、彼の軽薄な態度が気になる。

弁護士を引退して主夫になり気ままに暮らすバーニーと、医師ではあるが、老人相手にセックス・カウンセリングをするロズ、奔放な二人とジャックが合いそうもないことを心配するグレッグだった。

その夜、そんなことが気になるグレッグは、パムの妊娠を知らされる。

ジャックに知れたら殺されるとまで考えるグレッグは、それを秘密にするようパムに言われながら緊張する。

バーニーとロズは、ジャックのRVを見学に行くが、お互いの愛犬モーゼと愛猫ジンクスが騒ぎを起こし、猫が犬をトイレに流してしまう。

トイレを壊してモーゼを助けたバーニーだったが、噴出した水がリトル・ジャックにかかってしまう。

RVを壊され散々な目に遭ったジャックとディナは、屋敷で眠ることになり不満を漏らすが、バーニーに謝罪されて一応は納得する。

グレッグはジャックを恐れて、結婚を早めてハネムーンベイビーということでにしようと考え、パムもそれに同意する。

家族で食事をとることになり、子供時代にグレッグが惹かれていたフォッカー家の元メイドで、ケータリングを始めたイザベル・ヴィラロボス(アラナ・ユーバック)が食事を届ける。

イザベルとの15年ぶりの再会を喜ぶグレッグだったが、初体験の相手が彼女であるために、騒ぎにならないように先手を打つ。

ところが、バーニーがそれを皆の前で自慢げに話してしまい、その場に相応しくないグレッグの昔話などで、気まずい雰囲気となってしまう。

その後もバーニーとロズは、ジャックの機嫌ばかり気にするグレッグを尻目に、お構いなく羽目を外して彼を困らせる。

翌朝グレッグは、結婚式を来月に行いたいことを家族に伝え、バーニーとロズは、盛大にパーティーを開くことを提案するが、ジャックは当然、気乗りしない。

その後、気難しいジャックをからかおうとしたバーニーはフットボールを始め、妻を交換して試合を始める。

その場でもいちゃつく、バーニーとロズを見てジャックは苛立つ。

本気になったバーニーは、ジャックに強烈なタックルをする。

ジャックは腰を痛めてしまい、バーニーは勝ち誇るが、謝罪するようグレッグに促される。

そんな時ロズは、パムの妊娠に気づき、孫が誕生することを喜ぶ。

バーニーは、RVを直すためにジャックを誘い外出することになり、女性もショッピングに出かけるために、留守番のグレッグがリトル・ジャックの面倒を見ることになる。

それが心配なジャックは隠しカメラをセットして、リトル・ジャックには近づかないようにとグレッグに忠告して出かける。

ロズはブティックで、ディナの性生活を聞きいて助言をする。

その頃グレッグは、泣き止まないリトル・ジャックに梃子摺る。

イザベルの息子ホルヘが、車の修理が得意なため、バーニーはジャックのRVで彼の元を訪ねる。

ジャックは、15歳のホルヘがグレッグに似ていることに気づき、父親を知らないという彼の写真を撮る。

グレッグは、リトル・ジャックが汚い言葉を覚えてしまい、焦ってそれを忘れさせようとする。

ロズからの電話で、泣き止まぬ子にはミルクに少量の酒を混ぜるという助言を聞いたグレッグだったが、その隙にリトル・ジャックは姿を消してしまい、いたずらを始めてしまう。

屋敷に戻り驚いたジャックは、リトル・ジャックがノリで遊んだため、酒瓶から手が離れなくなっていることを知り憤慨する。

この件が引き金になり、ジャックと、バーニーとロズは言い合いになる。

グレッグが正直に経過を話し、ディナやパムがジャックをなだめる。

ところが、リトル・ジャックが初めて発した言葉がスラングだったために、ジャックの怒りは限界に達し、パムとディナと話合い、結婚を解消するべきだと伝える。

ジャックは、グレッグが大きな秘密を隠していると語るが、それに納得しないパムは席を外し、バーニーらに謝罪するべきだというディナも、頑固な夫に呆れてしまう。

仕方なく謝罪しようとしたジャックだったが、フォッカー家の話合いを盗み聞きしようとして再び腰を痛めてしまう。

ロズの、過激なマッサージを受けたジャックは効き目もなく、RVに戻り、秘密の装置でグレッグとホルヘの関係を調べる。

二人が97%親子だと判明したジャックは、グレッグを呼び寄せて問い詰めて牽制し、彼の髪の毛を採取して、ホルヘをパーティーに誘う。

その夜のパーティーでグレッグは、ジャックにホルヘを紹介されて戸惑ってしまう。

ホルヘの髪の毛も採取したジャックは、グレッグの物と合わせてそれをDNA鑑定させる。

ジャックは、トイレにいたグレッグにホルヘのことを問い詰め、自白剤を注射する。

バーのステージに立ったグレッグは、ジャックの思い通りにホルヘが息子だと告白してしまい、パムの妊娠も話して気を失ってしまう。

翌朝、何も覚えていないグレッグは、パムに昨夜あったことを知らされるが、彼女の愛は変わらなかった。

ジャックは激怒して、その場を去ろうとするものの、バーニーがそれを阻止しようとする。

ディナが車を降りるようジャックを説得し、グレッグに自白剤を注射したことを知っていたためそれを責める。

侮辱されたバーニーは、ジャックに襲いかかろうとするが、誤ってグレッグを蹴ってしまう。

ジャックは、妊娠を自分一人が知らなかったことでショックを受け、リトル・ジャックを連れてその場を去る。

グレッグは、電話に出ないジャックをバーニーと共に追うものの、スピード違反で警官のレフロー(ティム・ブレイク・ネルソン)に逮捕されてしまう。

鑑定の結果、グレッグとホルヘが親子ではないことが分かり、それを知ったジャックは引き返す。

途中、ジャックはグレッグとバーニーを見つけるものの、彼も逮捕されてしまう。

牢屋の中でもバーニーといがみ合うジャックだったが、ホルヘがグレッグの息子でなかったことを伝える。

バーニーがアイラ判事(シェリー・バーマン)の知り合いで、ロズにも夫婦で世話になっているということもあり、三人は釈放されることになる。

グレッグは、ジャックとバーニーを仲直りさせて、週末に式を挙げることを決める。

ジャックは、司祭の資格を取った、パムの元婚約者であるケヴィン・ロウリー(オーウェン・ウィルソン)を式に呼び寄せる。

式は滞りなく終わり、ジャックは、ロズがアイラ判事に伝授した、夫婦円満の秘技を教わる。

バーニーと、握手ではなく固く抱き合ったジャックは、ディナと共にRVに向かう。

その後ジャックは、リトル・ジャックを監視していた映像をチェックし、かわいい孫にロズやバーニーがちょっかいを出したことを知る。

更に、グレッグが結婚するための口実で、妊娠したという嘘をついたことも確認する。

しかし、それは、カメラに気づいていたグレッグのジョークで、ジャックは、改めてフォッカー一族に呆れてしまう。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ミート・ザ・ペアレンツ」(2000)
・「ミート・ザ・ペアレンツ2」(2004)
・「ミート・ザ・ペアレンツ3」(2010)

*(簡略ストー リー)
看護師のグレッグ・フォッカーは、ようやく恋人パムの堅物の父親ジャック・バーンズに結婚を許され、その準備に追われていた。
パムと共にジャックを訪ねたグレッグは、孫に英才教育をして奮闘するジャックが、大型RV車で両親バーニーとロズの住むマイアミに向かうと言い出したために驚いてしまう。
グレッグは仕方なくそれに従い、両親の家に着いて歓迎されるが、ジャックは、元弁護士で主夫だという、バーニーの軽薄な態度が気になる。
何もかも気に入らないジャックは居心地が悪く、それを妻ディナがなだめる。
パムが妊娠したことを知ったグレッグは、それがジャックに知られれば殺されると考えて焦ってしまう。
そんな時、フォッカー家の元メイドで、グレッグの初体験の相手のイザベルの息子ホルヘが、グレッグに似ていることを気にしたジャックは不信感を抱く。
グレッグに隠し子がいることを確信したジャックは、元CIAの才能を生かし、その検証を始めるのだが・・・。
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ハリウッド随一の演技派ロバート・デ・ニーロが、元CIAの堅物を演じ、純然たるコメディで大奮闘し大いに話題になった第一作の人気を経て、前作とほぼ同じスタッフとキャストで製作された痛快作。

目玉は、大物中の大物、ダスティン・ホフマンバーブラ・ストライサンドが夫婦を演じ、奔放で愉快な花婿の両親を熱演していることだ。

トップスターとしての地位を掴みつつ、ブレイクしたベン・スティラーの個性も生かされ、下ネタ、ジョーク、古典的なユーモア満載の爆笑作に仕上がっている。

北米興行収入は約2億7900万ドル、全世界ではコメディの歴代記録(当時)になる、何と約5億1700万ドルの大ヒットとなった。

主人公の娘テリー・ポロ、その母親ブライス・ダナー、フォッカー家の元メイドであるアラナ・ユーバック、その息子役レイ・サンティアゴ、ヒロインの元婚約者オーウェン・ウィルソン、パトロール警官のティム・ブレイク・ネルソン、判事シェリー・バーマンなどが共演している。


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