かつて活躍したポルノ女優に憧れる少年の一途な思いを描く、監督、脚本キース・ベアデン、主演キム・キャトラル、ダスティン・イングラム、キース・デヴィッド、ブライアン・デネヒー他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:キース・ベアデン
製作
ゲイリー・ギルバート
ジョーダン・ホロウィッツ
脚本:キース・ベアデン
撮影:マサノブ・タカヤナギ
編集:ナオミ・ジェラティ
音楽:アンドリュー・ホランダー
出演
モニカ・ヴェロア:キム・キャトラル
トビー・ハルバート:ダスティン・イングラム
クロード:キース・デヴィッド
ポップ・ポップ:ブライアン・デネヒー
ロニー:サム・マクマレー
クレブ・オーナー:トニー・コックス
アマンダ・パク:ジー・ヤン・ハン
ケニー・スティンダール:ダニエル・イェルスキー
アメリカ 映画
配給 Gilbert Films
2010年製作 98分
公開
北米:2011年4月8日
日本:未公開
製作費 $5,000,000
北米興行収入 $32,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ワシントン州、オーバーン。
17歳の高校生トビー・ハルバート(ダスティン・イングラム)は、家業のホットドッグの移動販売を手伝っていた。
祖父ポップ・ポップ(ブライアン・デネヒー)と暮らすトビーは、12歳の親友ケニー・スティンダール(ダニエル・イェルスキー)を乗せて自宅に帰る。
トビーは、1970~1980年代に活躍したポルノ女優モニカ・ヴェロア(キム・キャトラル)に憧れる異常な趣味を持っていた。
卒業式を終えたトビーは、祖父からホットドッグ・トラックを贈られるものの、嬉しくない彼はそれを売ろうとする。 インディアナ州のゴーディからトラックの件についての問い合わせを受けたトビーは、ネットで、近隣のピンフックのクラブにモニカが出演することを知る。 購入相手に連絡したトビーは、インディアナに向かうことを祖父に伝え、心惹かれるダサイ同級生のアマンダ・パク(ジー・ヤン・ハン)に手紙をに残して旅立つ。 ピンフック。 40代のモニカを馬鹿にする客とトラブったトビーは、痛めつけられる。 騒ぎの責任を取らされたモニカは、オーナー(トニー・コックス)に解雇される。 駆けつけて救急車内で手当てされたトビーを自宅のトレーラーハウスに連れて行ったモニカは、彼がワシントン州から来て、母は死に父のことは知らないという話を聞く。 解雇はされたものの、ステージに上がっている際に庇ってくれたトビーにモニカは感謝する。 タクシーを呼ぶと言ってトビーに所持金があるかを尋ねたモニカは、財布の現金を抜き取る。 しかし、トビーが眠ってしまったため、モニカは彼を泊めることにする。 翌朝、別居中の夫が娘ケイラを連れて現れ、親権のことなどで話し合いたいというものの、男を連れ込んでると言われたモニカは、憤慨して彼を追い払う。 娘を渡さないと言われたモニカはショックを受け、朝食を作ってくれたトビーに帰ってほしいと伝える。 トビーから、かつての写真などを見せられたモニカは懐かしく思うが、彼に帰ってもらう。 車に戻ったトビーは、落書きされたことや殴られて金もとられたことなどを、電話した祖父がでないためメッセージを残す。 トラックの買主クロード(キース・デヴィッド)に会ったトビーは、彼が芸術家であるコレクターだと知る。 小切手で代金を払おうとしたクロードだったが、現金にしてほしいと言われたため、数日待てるかをトビーに問う。 それに同意したトビーはモーテルに向かい、翌日モニカを訪ねる。 その場で郵便物を調べていたロニーに、モニカが留守だと言われたトビーは、彼に追い払われる。 町で仕事を探しているモニカを見かけたトビーは、世間に嫌われて苛立ち酒を買った彼女に付き合い公園に向かう。 夫ロニーのことなどを話したモニカは、今の状況では親権は奪われることを話す。 復帰作のオファーもあり、それにより裁判は更に不利になるが、経済的窮地に立っていることをモニカはトビーに伝える。 おかしな少年だが、モニカはトビーに心を許して愚痴をこぼす。 トビーは、酔ったモニカをトレーラーハウスに連れて行き、ベッドに寝かせる。 翌日、モニカが学校に行ったことを知ったトビーは、彼女が娘ケイラに会うことができずに心を痛めていることを知る。 モニカに呼ばれたトビーは、彼女と共に出演作を見て楽しむ。 ドライブに出かけた二人は野原に向い、トビーは用意した花火などをせっとして、出会ってから1週間だと言って祝う。 夜になり、夫とのことなどを話したモニカは人生を悲観するが、自分のような寂しい男達を楽しませてくれたと言ってトビーは彼女を励ます。 童貞だったトビーは、全て計画したことと悟ったモニカと愛し合う。 翌日、祖父に電話をしてもでないためケニーに連絡したトビーは、モニカに恋したので戻らないと祖父に知らせてほしいと伝える。 ケイラを迎えに行きモニカの元に向かったトビーは、勝手なことをしたと言われて非難される。 生活のために、気の進まない映画出演をすることを決めたモニカに、迷惑だと言われたトビーは追い払われる。 クロードを訪ねたトビーは5000ドルを受け取り、モニカのことで相談にのってもらう。 相手が49歳ということで荷が重過ぎないか心配したクロードだったが、トビーの気持ちを察し、時間を守り最善を尽くし祈ることだと助言して自転車を譲る。 モニカの撮影現場に向かったトビーは、警察に通報したので家に帰るよう指示するメモを彼女に渡す。 部屋を出たモニカが戻ってこないことを確認するスタッフは、トビーが未成年だったために駆けつけた警官に逮捕される。 モニカのトレーラーハウスにパトカーで向かったトビーは、彼女を母親だと言って引き渡される。 トビーを批判するモニカハ、ポストをチェックするロニーの写真が裁判で使えると言って渡される。 テーブルの現金に気づいたモニカは、ケイラと三人で暮らすと言うトビーに無理だと答える。 トビーの気持ちは理解するが、彼の将来を台無しにしたくないモニカは、帰るよう説得してキスする。 失意のトビーはその場を去り、モニカは、彼が現金と自分の写真を集めたアルバムを残していったことに気づき涙する。 その後、トビーは旅をして自宅に戻り、ケニーからアマンダの手紙を受け取る。 トビーはアマンダと付き合い始め、モニカから、ケイラと共にオレゴンで暮らしているという便りを受け取る。
...全てを見る(結末あり)
ストリップ・クラブに着いたトビーはモニカの出演を待ち、彼女がステージに上がったため感激して言葉を失う。
*(簡略ストー リー)
ワシントン州、オーバーン。
17歳の高校生トビーは、1970~1980年代に活躍したポルノ女優モニカ・ヴェロアに憧れていた。
卒業祝いに、家業だったホットドッグ・トラックを祖父から贈られたトビーは、それを売ろうとする。
車の買主が現れてインディアナ州在住だと知ったトビーは、近隣のクラブにモニカが出演することを知り驚く。
トラックの買主クロードに連絡したトビーは、現地のストリップ・クラブに出演したモニカのステージに感激する。
しかし、トビーが客とトラブルを起こし、その責任を問われたモニカは解雇されてしまう。
痛めつけられたトビーを連れて自宅であるトレーラーハウスに向かったモニカは、仕方なく彼を泊める。
翌日、モニカが別居中の夫と娘の親権問題などで揉めていることを知ったトビーは、彼女の幸せを考えて行動を開始するのだが・・・。
__________
かつて人気ポルノ女優だった中年女性と、オタクであるかなり異常な趣味の持ち主の少年との関係を描くヒューマン・ドラマ・タッチのコメディ。
人生経験の浅い少年が、親以上の年齢差のあるスターだった女性に憧れて恋し、痛みや挫折を経験しながら成長する姿を、アメリカの社会問題などを絡め、独特の風土などを映し出す映像で描く一作となっている。
商業映画とは言えない作品で、アメリカ本土でも限定公開(4館)されただけで、日本では劇場未公開だった。
既に50歳を過ぎていたキム・キャトラルが、人生に疲れた女性を体当たりの演技で演じ好演している。
正にオタク、異様な雰囲気を感じさせながらも心優しい少年を演ずるダスティン・イングラム、その祖父ブライアン・デネヒー、少年に助言するトラックの買主をいい味で演ずるキース・デヴィッド、主人公の夫サム・マクマレー、ストリップ・クラブのオーナー、トニー・コックス、少年が心惹かれる少女ジー・ヤン・ハン、隣人の少年ダニエル・イェルスキーなどが共演している。
*(簡略ストー リー)
ワシントン州、オーバーン。
17歳の高校生トビーは、1970~1980年代に活躍したポルノ女優モニカ・ヴェロアに憧れていた。
卒業祝いに、家業だったホットドッグ・トラックを祖父から贈られたトビーは、それを売ろうとする。
車の買主が現れてインディアナ州在住だと知ったトビーは、近隣のクラブにモニカが出演することを知り驚く。
トラックの買主クロードに連絡したトビーは、現地のストリップ・クラブに出演したモニカのステージに感激する。
しかし、トビーが客とトラブルを起こし、その責任を問われたモニカは解雇されてしまう。
痛めつけられたトビーを連れて自宅であるトレーラーハウスに向かったモニカは、仕方なく彼を泊める。
翌日、モニカが別居中の夫と娘の親権問題などで揉めていることを知ったトビーは、彼女の幸せを考えて行動を開始するのだが・・・。
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かつて人気ポルノ女優だった中年女性と、オタクであるかなり異常な趣味の持ち主の少年との関係を描くヒューマン・ドラマ・タッチのコメディ。
人生経験の浅い少年が、親以上の年齢差のあるスターだった女性に憧れて恋し、痛みや挫折を経験しながら成長する姿を、アメリカの社会問題などを絡め、独特の風土などを映し出す映像で描く一作となっている。
商業映画とは言えない作品で、アメリカ本土でも限定公開(4館)されただけで、日本では劇場未公開だった。
既に50歳を過ぎていたキム・キャトラルが、人生に疲れた女性を体当たりの演技で演じ好演している。
正にオタク、異様な雰囲気を感じさせながらも心優しい少年を演ずるダスティン・イングラム、その祖父ブライアン・デネヒー、少年に助言するトラックの買主をいい味で演ずるキース・デヴィッド、主人公の夫サム・マクマレー、ストリップ・クラブのオーナー、トニー・コックス、少年が心惹かれる少女ジー・ヤン・ハン、隣人の少年ダニエル・イェルスキーなどが共演している。