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マックス・ペイン Max Payne (2008)

2001年に発売された、サム・レイクの原案と同名ビデオ・ゲームを基に映画化さてた作品。
妻子を殺された刑事の執念の捜査を描く、製作、監督ジョン・ムーア、主演マーク・ウォールバーグミラ・キュニスボー・ブリッジスクリス・オドネルオルガ・キュリレンコ他共演のアクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・ムーア

製作総指揮
リック・ヨーン

カレン・ローダー
トム・カーノウスキー
製作
ジョン・ムーア

ジュリー・ヨーン
スコット・フェイ
原案:サム・レイク
脚本:ボー・ソーン
撮影:ジョナサン・セラ
編集:ダン・ジマーマン
音楽
マルコ・ベルトラミ

バック・サンダース

出演
マックス・ペイン:マーク・ウォールバーグ

モナ・サックス:ミラ・キュニス
B.B.ヘンズリー:ボー・ブリッジス
ジム・ブラヴーラ:クリス”リュダクリス”ブリッジス
ナターシャ・サックス:オルガ・キュリレンコ
ジャック・ルピーノ:アマウリー・ノラスコ
ジェイソン・コルヴィン:クリス・オドネル
アレックス・バドラー:ドナル・ローグ
ニコール・ホーン:ケイト・バートン
ジョー・セル:ラザフォード・グレイ
オーウェン・グリーン:ジョエル・ゴードン
リンカーン・デニーフ:ジェイミー・ヘクター

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2008年製作 103分
公開
北米:2008年10月17日
日本:2009年4月18日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $40,687,290
世界 $85,416,910


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク市警の未解決事件担当刑事マックス・ペイン(マーク・ウォールバーグ)は、妻子を殺された苦しみに耐えながら、逃亡した犯人の一人を追っていた。

街のごろつきを締め上げ情報を入手したマックスは、あるクラブで、そこにいた、ナターシャ・サックス(オルガ・キュリレンコ)に目を付け自宅に連れて行く。

妻を侮辱されたマックスはナターシャを追い出すが、彼女は翌日、他殺体で発見される。

妻子殺害の捜査の件で、仲違いしていた元相棒アレックス・ボルダー(ドナル・ローグ)は、ナターシャ殺害をマックスに知らせる。

その後マックイスは、ナターシャと妻子殺害事件の犯人が、共通のタトゥーをしていたことに気づく。
...全てを見る(結末あり)

ナターシャの姉モナ・サックス(ミラ・キュニス)は、妹の死を知り、携帯電話の最後の通話記録が、オーウェン・グリーン(ジョエル・ゴードン)であり、彼女がマックスの財布を持っていたことも分かる。

アレックスから連絡を受けたマックスは自宅に着くが、彼が倒れているのに気づいた直後、マックスは何者かに襲われてしまう。

病院に運ばれたマックスは、警官だった彼の父の元同僚で、現在は製薬会社の警備主任B・B・ヘンズリー(ボー・ブリッジス)の目の前で目を覚まし、アレックスの死を知らされる。

ヘンズリーと、彼の会社”エーシル”に向かったマックスは、妻も勤務していたそこで、CEOのニコール・ホーン(ケイト・バートン)から声をかけられる。

アレックスの葬儀で、彼の妻に責められたマックスは、内務捜査課のジム・ブラヴーラ(クリス”リュダクリス”ブリッジス)の尋問を受ける。

ブラヴーラを含めて、ナターシャとアレックスの事件で疑われたマックスは、アレックスのオフィスからナターシャの通話記録と妻の殺害犯人の写真を奪い逃走する。

アレックスが、妻の事件で新事実を握っていたことを知ったマックスは、それをヘンズリーに伝える。

路地でモナに襲われたマックスは、彼女の妹ナターシャとアレックスを殺したのが同一犯で、最後の通話記録のグリーンを追うことで彼女を説得する。

グリーンはナターシャを知る薬物患者で、彼の元に向かったマックスとモナだったが、グリーンは二人の前でビルから転落死してしまう。

マックスとモナは、ナターシャの馴染みのタトゥー・ショップで、彼女らが入れていたのが北欧神話の”ワルキューレ”を示すことを知らされる。

ハイチ人犯罪組織のボス、リンカーン・デニーフ(ジェイミー・ヘクター)の元に向かったモナは、ジャック・ルピーノ(アマウリー・ノラスコ)の情報を手に入れる。

妻の会社の資料がなくなっているのに気づいたマックスは、彼女が勤めていた会社”エーシル”のロゴマークが、”ワルキューレ”のタトゥーと似ているのが気になる。

ヘンズリーに会ったマックスは、妻の上司だったジェイソン・コルヴィン(クリス・オドネル)のことを聞き出す。

内務捜査課のブラヴーラを呼び出したヘンズリーは、マックスの妻子殺害事件の詳細を話し、彼が会社の誰かを疑い、何かをしでかす可能性があることを伝える。

コルヴィンは、ナターシャの事件などを気にし、会社に関係する、”ルピーノ軍曹”の報告書をCEOのホーンに渡そうとするが、彼女に処置を任される。

その後、マックスはコルヴィンのオフィスで彼の出社を待ち脅し、妻が何の仕事をしていたのかを聞き出そうとする。

マックスの妻は、軍の要請で兵士を好戦的にするための新薬を開発しようとしていたが失敗し、実験を受けた一部の者が凶暴化し残りは錯乱状態になってしまった。

そして、その新薬を常用するようになった者達が、薬を求め研究者を殺し始めたのだった。

ブラヴーラも会社に現れるが、マックスの様子を知った秘書からヘンズリーに連絡が入り、特殊部隊まで出動する騒ぎになる。

マックスはコルヴィンに銃を突きつけ、彼はルピーノの資料をマックスに渡し、彼の妻を殺した者達から自分を守るよう保護を求める。

しかし、オフィスから出たコルヴィンは射殺されてしまい、反撃したマックスは資料を奪い逃亡する。

そこでマックスはブラヴーラに出くわすが、特殊部隊が突入した隙に彼は姿を消す。

コルヴィンの資料を見たマックスは、新薬”ヴァルキア”の投与を受けたルピーノが、妻やナターシャを殺したことを確信し、現れたモナから彼の居場所を知らされる。

単独で現場に乗り込んだマックスは敵を次々と倒し、そしてルピーノと一騎打ちになるが、彼はマックスのことを知らなかった。

そこに、ヘンズリーが現れルピーノを射殺し、彼はマックスを捕らえる。

マックスの妻が、中断した新薬の研究の資料を見つけ、それをヘンズリーに相談してきたため、彼は邪魔になった彼女を殺し、新薬を売ってルピーノを操ったのだった。

妻子を殺したのがヘンズリーだと分かり、彼に始末されそうになったマックスは、隙を見て港に飛び込みその場を逃れる。

水から這い上がったマックスは、盗んだ”ヴァルキア”を飲み凶暴な復讐鬼となる。

ブラヴーラがFBIを呼んだことを知ったヘンズリーは、部下のジョー・セル(ラザフォード・グレイ)と共に逃亡しようとする。

しかし、二人は待ち構えていたマックスに襲われ、ビルのヘリポートに向かう。

マックスはヘンズリーの部下の攻撃に遭うが、そこにモナが現れ興奮状態の彼を救う。

モナはジョーを銃撃し、瀕死の彼は仕掛けた爆薬を爆破させる。

ヘリポートのヘンズリーを追い詰めたマックスは、銃弾を浴びながらも彼を射殺し妻子の仇を討つ。

その後、モナと再会したマックスは、彼女から”エーシル”の株価が急騰したことを知らされる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
妻子を殺された、未解決事件の担当刑事マックス・ペインは、女性ナターシャと接触し、その死をきっかけに事件の犯人に迫る。
やがてマックスは、妻が勤務していた製薬会社の新薬開発が、事件に絡んでいることを突き止める。
同僚をはじめ、周囲を全て敵に回した状況で、マックスは妻子を殺したと思われる、殺人兵器と化した男ルピーノの元に向かう。
マックスは、妻子の仇と一騎打ちになるが、やがて事件の黒幕が、意外な人物だということ知る・・・。
__________

惨殺された家族の復讐と、習慣性のある新薬開発の陰謀を絡めたストーリーは、それほど新鮮味を感じるものではないが、実写とCGを見事に融合させた、いかにもゲーム風の映像や、スローモーションを効果的使ったアクション・シーンなど、サスペンス・アクションとして見所の多い内容に仕上がっている。

ミリオンセラーを記録したゲームソフトの映画化ということで話題にはなったものの、興行収入は出足だけが順調で、結局は、全世界でも約8500万ドルに留まり、予想を大きく下回り、期待外れとなってしまった作品でもある。

劇場版より3分長いDVD版には、エンドロール終了後のワンシーンがあるのでお見逃しなく!

主演のマーク・ウォールバーグは、肉体的にこれでもかというほど痛めつけられるが、その精神力と行動力で、不死身に近い活躍を見せて、クールな主人公を熱演している。

一度はマックス(M・ウォールバーグ)を襲うが、その後は、共通の敵を倒すために手を組むミラ・キュニス、その妹「慰めの報酬」(2008)のヒロイン、オルガ・キュリレンコ、人が良さそうな雰囲気で登場するが、当初から裏がありそうな感じを漂わせるボー・ブリッジス、内務捜査官クリス”リュダクリス”ブリッジス、殺人兵器と化す元兵士アマウリー・ノラスコ、軽い役がやや残念な製薬会社重役クリス・オドネル、主人公に恨まれている同僚のドナル・ローグ、製薬会社CEOケイト・バートン、警備ラザフォード・グレイ、麻薬患者のジョエル・ゴードンハイチ犯罪組織のボス役ジェイミー・ヘクターなどが共演している。


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