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死の標的 Marked for Death (1990)

連邦麻薬取締局DAE)捜査官と黒魔術に従うジャマイカ系麻薬組織との戦いを描く、製作、主演スティーヴン・セガールベイジル・ウォレスキース・デーヴィッド他共演、監督ドワイト・H・リトルによるハード・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:ドワイト・H・リトル

製作
マイケル・グレイス

マーク・ヴィクター
スティーヴン・セガール
脚本
マイケル・グレイス

マーク・ヴィクター
撮影:リック・ウェイト
編集:O・ニコラス・ブラウン
音楽:ジェームズ・ニュートン・ハワード

出演
ジョン・ハッチャー:スティーヴン・セガール

スクリューフェイス:ベイジル・ウォレス
マックス:キース・デイヴィッド
チャールズ:トム・ライト
レスリー:ジョアンナ・パクラ
サル・ロセリ:ケヴィン・ダン
メリッサ:エリザベス・グラセン
チト・バーコ:アル・イスラエル
ヘクター:ダニー・トレホ
スタイン医師:アール・ボーエン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2000年製作 93分
公開
北米:1990年10月5日
日本:1991年6月
北米興行収入 $46,044,400
世界 $57,968,940


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アメリカ連邦麻薬取締局DEA)の捜査官ジョン・ハッチャー(スティーヴン・セガール)は、コロンビアでの潜入捜査にあたっていた。

ハッチャーは、その際に同僚を死なせ、正義を盾に悪党のような行いを続ける自分に嫌気が差し、それをきっかっけに辞職し、故郷のシカゴに帰り平穏な暮らしに戻る。

その頃、裏社会を牛耳るチト・バーコ(アル・イスラエル)と黒魔術に従い悪事を行う、ジャマイカを拠点とした麻薬組織”ポッセ”のリーダー、スクリューフェイス(ベイジル・ウォレス)が勢力争いを始めようとしていた。

ハッチャーは、高校のフットボール・コーチで、友人のマックス(キース・デーヴィッド)と再会し、バーで彼からシカゴの深刻な麻薬問題を聞く。
...全てを見る(結末あり)

その時、ハッチャーらの目の前で、チトの手下がポッセ側に襲われる事件が起きる。

ハッチャーは、スクリューフェイス側の売人の銃を奪い痛めつけ、その男に恨まれてしまう。

現場に駆けつけたDEAのサル・ロセリ(ケヴィン・ダン)は、その場にいたハッチャーが辞職したことを知る。

マックスは、悪に対する怒りを露に対抗策を考えようとするが、ハッチャーは冷静に対応する。

そんな時、ハッチャーは命を狙われ、妹のメリッサ(エリザベス・グラセン)の娘が巻き添えに遭い、重傷を負ってしまう。

メリッサの娘は病院に搬送され、ハッチャーはスタイン医師(アール・ボーエン)に最善を尽くすよう伝える。

ハッチャーは今回のことでメリッサに非難され、マックスと共に悪に立ち向かう決心をする。

手掛かりを掴もうとしたハッチャーは、スクリューフェイスと関係する者を二人殺してしまう。

ロセリは、それをハッチャーの仕業だと考え、ジャマイカの警官で、スクリューフェイスを追っているチャールズ(トム・ライト)にその件を知らせる。

事件を知ったスクリューフェイスは、ハッチャーとその家族の抹殺を命ずる。

家が狙われていることを知ったハッチャーは、ジャマイカの文化に詳しいレスリー(ジョアンナ・パクラ)の助言を受ける。

その後、メリッサの危険を知ったハッチャーは、彼女がスクリューフェイスに殺される寸前で救い出す。

ハッチャーは、マックスと共にスクリューフェイスの手下達を叩きのめし、家族に手を出するなと脅しをかける。

レスリーに会ったハッチャーは、”ポッセ”を潰す方法についてを相談し、スクリューフェイスを殺すしか方法がないことを知る。

その帰りに、スクリューフェイスに命を狙われたハッチャー
は、何とかそれを逃れる。

チャールズと手を組むことになったハッチャーは、マックスも含め、ジャマイカに向かったスクリューフェイスを倒すための準備を始める。

ジャマイカに着いた三人は、スクリューフェイスについての手掛かりを探す。

スクリューフェイスに妹を殺されて彼を恨む女から、”顔が2つ、目が4つ”という、秘密の言葉をハッチャーは知らされる。

そしてスクリューフェイスのアジトに侵入した三人は、次々と手下を倒し、ハッチャーが建物に侵入する。

一旦は捕らえられたハッチャーだったが、スクリューフェイスを倒しシカゴに戻る。

三人は、ジャマイカ・ギャングに、スクリューフェイスの生首を見せ、殺したことを知らせる。

しかし、再び姿を現したスクリューフェイスにチャールズは刺殺され、マックスは負傷する。

スクリューフェイスは実は双子で、秘密の言葉の意味はそれだったのだ。

そして、ハッチャーは、スクリューフェィスの弟に一対一の対決を挑み、彼の息の根を止める。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
連邦麻薬取締局DEA)捜査官ジョン・ハッチャーは、辞職して平穏な生活を始めようとする。
故郷シカゴに戻ったハッチャーは、旧友マックスから街の麻薬問題について聞かされる。
その頃、黒魔術に従うジャマイカ系麻薬組織の”ポッセ”のリーダー、スクリューフェイスと、地元組織の麻薬抗争が激化していた。
ハッチャーはそれを冷静に見守っていたが、抗争事件現場で”ポッセ”の売人を痛めつける。
それで彼らの恨みを買ったハッチャーは命を狙われ、家族を傷つけられてしまう。
沈黙を破ったハッチャーはマックスと共に”ポッセ”を潰す決意をする・・・。
__________

刑事ニコ」(1988)で突如として映画界に登場した謎の格闘家スティーヴン・セガール製作を兼ねた主演作。

腕利き捜査官が、職を辞してまで平穏な生活に戻ろうとするが、故郷を蝕む悪に再び立ち上がるという単純明快なストーリーは、さながら西部劇を見ているような痛快さがある。

この頃のセガール作品は、何も考えずに楽しめるのだが・・・。

どんな役で登場しても、なんとなくいつもと同じ雰囲気のセガールだが、不敵な面構えで長身を生かした迫力あるアクションは、相変わらず見応え十分だ。

体力ではセガールに負けていない友人役キース・デイヴィッドの、正義感溢れるサポートぶりも見ものだ。

ジャマイカ・ギャングの黒幕ベイジル・ウォレス、主人公達に加勢するジャマイカの警官役トム・ライト、同国の文化に詳しいジョアンナ・パクラ麻薬取締局(DAE)の捜査官役のケヴィン・ダン、主人公の妹エリザベス・グラセンシカゴの麻薬組織を牛耳るアル・イスラエル、医師役のアール・ボーエンなどが共演している。
悪役ならこの人、ダニー・トレホが冒頭のシーンでわずかに登場する。

本作のような作品は珍しい「マイ・ガール」(1991)などのジェームズ・ニュートン・ハワードが音楽を担当している。


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