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マン・アップ! Man Up (2015)

デートするはずではなかった男女が巻き起こす騒動と恋の行方を描く、監督ベン・パーマー、製作、主演サイモン・ペッグレイク・ベルシャロン・ホーガンロリー・キニア他共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト
監督:ベン・パーマー
製作
ニラ・パーク
ジェームズ・ビドル
レイチェル・プライアー
製作総指揮
マシュー・ジャスティス
サイモン・ペッグ
ダン・チーズブラフ
ジェニー・ボーガーズ
ダニー・パーキンス
クリスティーン・ランガン
ジョー・オッペンハイマー
脚本:テス・モリス
撮影:アンドリュー・ダン
編集:ポール・マクリス
音楽:ディコン・ハインクリフェ

出演
ジャック:サイモン・ペッグ
ナンシー・パターソン:レイク・ベル
エレイン:シャロン・ホーガン
ショーン・ベラミー:ロリー・キニア
バート・パターソン:ケン・ストット
フラン・パターソン:ハリエット・ウォルター
ヒラリー:オリヴィア・ウィリアムズ
ジェシカ:オフィリア・ラヴィボンド
エド:スティーヴン・キャンベル・ムーア
アダム:ポール・ソーンリー
ハリー:ディーン=チャールズ・チャップマン
ライアン:ロバート・ウィルフォート
ケイティ:フィービー・ウォーラー=ブリッジ

イギリス/フランス 映画
配給
StudioCanal UK
サバン・キャピタル・グループ
2015年製作 88分
公開
イギリス:2015年5月29日
北米:2015年11月13日
日本:2016年7月16日
世界 $6,135,980


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
34歳で独身のナンシー・パターソン(レイク・ベル)は、友人ケイティ(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)とドムの婚約披露パーティーに出席するためにホテルに宿泊していたが、その気になれずに部屋で”羊たちの沈黙”を観ながらルームサービスを頼む。

姉エレイン(シャロン・ホーガン)からの電話で、出会いを求めてパーティーに出席するようにと言われたナンシーは、仕方なく会場い向かう。

ドムとケイティに歓迎されたナンシーは、ライアン(ロバート・ウィルフォート)を紹介されるものの、話がかみ合わない。

翌日、両親の結婚40周年パーティーのために実家に向かうナンシーは、エレインからの電話を受けて、昨夜は何もなかったことを伝える。

前の席に座っていたジェシカ(オフィリア・ラヴィボンド)から、読んでいた本”60億人とあなた”を勧めらたナンシーは、貸してあげたいがブラインドデートの目印で使うと言われる。

ジェシカの話に興味がないナンシーは眠ってしまい、ウォータールー駅に到着する。

目覚めたナンシーは目の前に置いてあった本に気づき、それを持ってジェシカを追う。

駅の構内に向かったジェシカは、同じ本を売店で買う。

ジェシカを見失ったナンシーは、見知らぬ男性ジャック(サイモン・ペッグ)から声をかけられ、同じ本を持っていた彼がジェシカの相手であることに気づく。
...全てを見る(結末あり)

戸惑うナンシーは、エレインからの電話に出てしまったジャックからデートの始まりだと言われる。

ジャックが”羊たちの沈黙”の”レクター”の真似をしたために気に入ったナンシーは、彼と共にその場を去る。

買った本を手にするジェシカは、待ち合わせ場所の時計の下で相手を待つ。

ケイティと夫のアダム(ポール・ソーンリー)、彼女の両親バート(ケン・ストット)とフラン(ハリエット・ウォルター)は、ワインなどを仕入れていた。

ナンシーと連絡が取れないケイティは、知らない男性が電話に出たのでデートのようだと両親に伝える。

自分を24歳のジェシカだと思い込むジャックに話しを合わせるナンシーは、妻に捨てられた彼と互いの恋愛について語り合う。

バーに向かった二人は、用意してきたリストを交換することになり、ナンシーはいつも使っている手帳を渡す。

真実を話そうとしたナンシーだったが、それができないままボーリング場に向かい、ジャックと大いに楽しむ。

その場で働いていた同級生のショーン・ベラミー(ロリー・キニア)から声をかけられたナンシーは、自分に好意を持っていた彼を思い出せず動揺する。

ジャックに知られては困るナンシーは、ジャックは違う人のデート相手で、別人のフリをしているとショーンに伝える。

不審に思うジャックと帰ろうとするナンシーを呼び止めたショーンは、弱みを握ったと言って彼女を困らせる。

ジャックが気が合いそうな人なので邪魔しないでほしいと言うナンシーは、バラさないことの交換条件をショーンから要求され、キスで納得させる。

その頃、パーティーの支度をするケイティは、ナンシーに連絡がつかないために苛立つ。

トイレに向かったナンシーは、裸で隠れていたショーンに迫られる。

仕方なくそれに応じようとしたナンシーは、様子を見に来たジャックに誤解され、憤慨して帰ろうとする彼を引き留める。

ショーンから”、ナンシー”を許してやれと言われたジャックは戸惑う。

”ナンシー”はニックネームだと言われたショーンは帰ろうとするが、ナンシーは彼に真実を話す。

自分はジェシカではないと伝えたナンシーはショーンを追い払い、彼にキスしないとバラすと言われたことをジャックに話す。

ナンシーの言い訳に納得できないジャックは、彼女が34歳であることを知って驚き口論になる。

バッグをバーに忘れて来たことに気づいたジャックは焦り、ナンシーも、渡した手帳にパーティーのスピーチ原稿が書いてあることを思い出す。

両親の結婚40周年パーティーをすっぽかしたナンシーが、デート相手も奪ったことを知ったジャックは驚き、タクシーを拾い、走ってバーに向かう彼女と競争する。

途中で自転車を借りたナンシーはジャックとほぼ同時に着き、その場で吐いてしまう。

店に入りトイレに向かったナンシーは、エレインからの不在着信に気づき電話をするものの、留守電になっていた。

ジャックの元に戻ったナンシーは、バックを受け取った彼といい雰囲気になる。

そこにジャックの妻ヒラリー(オリヴィア・ウィリアムズ)と恋人のエド(スティーヴン・キャンベル・ムーア)が現れ、彼女から、自分が来る時間だと言われる。

自分を恋人と紹介したジャックが、ヒラリーが来ることを知っていて連れて来たことに気づいたナンシーは、借りがあるはずであり、けじめをつけると言う彼と二人のテーブルに向かう。

ナンシーから着信があったことをアダムに伝えたエレインは、盛り上がっているパーティーを楽しむことにする。

ナンシーと仲がいいことを見せつけてヒラリーを牽制するジャックは、トイレに行くと言って席を外す。

ヒラリーとエドの関係を尋ねたナンシーは、夫婦仲は冷え切っていたので浮気ではないと言われる。

ナンシーは、戻ってきたジャックと自分達のセックスについて話し、ヒラリーは、離婚届にサインしたかをジャックに尋ねる。

離婚届をヒラリーに渡したジャックは、ナンシーに誘われてダンスをする。

持論を押し付けるナンシーを非難したジャックはトイレに向かい、彼女もその場に向かう。

傷ついたジャックに謝罪したナンシーは、恋愛に失敗ばかりしていたことを話す。

ヒラリーは新しい人生を見つけて幸せを掴んだと言うジャックは、未練があり、自分も前に進みたいだけだとナンシーに話す。

幸せとは言えないヒラリーではなく、愛情への未練だとジャックに伝えたナンシーは、彼を励まし、自分の恋愛のことを話す。

ほんとうの職業を訊かれてジャーナリストだと答えたナンシーは、文学博士になりたいとジャックに伝える。

今後どうすればいいか考えたジャックは、その場で自分達の話を聞いていた男性二人から助言される。

ヒラリーとエドの元に戻ったナンシーとジャックは、グラスの酒を飲み干し、前に進もうという意見で一致する。

エドの上着のそでに火が点いてしまい、ナンシーが消火器で消すが、ヒラリーにも噴射してしまう。

ウォータールー駅
両親のパーティーに向かおうとしたナンシーは、ジャックを誘おうとする。

ジェシカからの着信とメールに気づいたジャックは、今から会いたいということだったために、ナンシーに意見を求める。

会うべきだとジャックに伝えたナンシーは、待ち合わせ場所の時計の下でジャックと別れる。

心残りのまま電車に乗ったナンシーは、バッグの中にあった彼の手帳をに気づく。

ジェシカと会ったジャックは、ナンシーのことを話す。

過ぎたことは忘れてデートのやり直しをすることにしたジャックだったが、ジェシカとの年齢の差を感じる。

ナンシーが現れないためにスピーチを始めたバートは、ジョークを言ってその場を盛り上げる。

そこにナンシーが現れるものの、彼女が泣き出してしまったために、バートらは心配する。

ジェシカから、本をあげたナンシーは可哀そうな人で、希望を失い戸惑っているようだったと言われたジャックは、リストを交換することになる。

バックの中からナンシーの手帳を取り出し、パーティーのスピーチを見たジャックは、彼女の実家に向かおうとする。

話を理解してくれたジェシカから行き先を訊かれたジャックは、分からないと答えるものの、ナンシーとの共通の知人に会うようにと言われて、彼女に感謝しボウリング場に向かう。

ショーンに会ったジャックは、彼の車に乗りナンシーの実家の付近に着き、告白計画を実行することでショーンに励まされながら、番地を聞いて車を降りる。

デートした相手を素直に誘えなかったと言って、泣きながら後悔するナンシーは、家族に慰められる。

そこにショーンが現れたために、ナンシーは驚く。

ショーンに別の番地を知らされたことに気づかないジャックは、パーティーをする高校生に招き入れられる。

家族がショーンを自分の相手だと思い歓迎したため、ナンシーは嘆く。

高校生のパーティーの中でナンシーを捜したジャックは、彼女が子守だったという少年ハリー(ディーン=チャールズ・チャップマン)らと共に彼女の家に向かう。

家族は、放心状態のままのナンシーが、ショーンと楽しんでいないことを気にする。

原稿がないままスピーチを始めたナンシーは、ある男性に出会ったがショーンでないと言って、ジャックという人が自分をデート相手と間違えたことを話す。

人違いと伝えずにデート相手のフリをしてしまったと言うナンシーは、久しぶりに冒険してみたが、結局はバレてしまい別れたことを皆に伝える。

少し悲しいが、努力した自分を褒めてあげたいと言うナンシーは、両親のような幸せな日々を過ごせるかもしれないという希望が持てたと話し、二人の結婚生活に乾杯する。

ショーンの車を見つけたジャックは、ナンシーの実家に向かう。

家族から素晴らしいスピーチだったと言われたナンシーは、窓の外にジャックがいることに気づく。

窓から中に入ったジャックは、ナンシーのスピーチが終わったことを知り、自分がスピーチすると言って語り始める。

デートの相手を間違えたが、結果的にはナンシーでよかったと言うジャックは、彼女が自分と共に前に進もうとしてくれたとことと、頼りないショーンと子供達に助けらたと話す。

どうしても捜し出して伝えたかったと言うジャックは、デートのフリをしてくれたことをナンシーに感謝し、出会えたために最悪の人生が変えられと伝える。

”60億人とあなた”の”過去は捨てろ”と言う言葉を確認したジャックとナンシーは、愛を確かめ合いキスする。

二人は別室に向かい愛し合い、ショーンが外にいることに気づいたナンシーは、写真を送ると伝える。

楽しいパーティーは続き、高校生達も外で踊り、家を出たショーンは車に乗って走り去る。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
ロンドン
34歳で独身のナンシーは、両親の結婚40周年パーティーに向かうための電車の中で、同席したジェシカから”60億人とあなた”という本を勧められる。
話しに興味がないナンシーは眠ってしまい、駅に着き、本を置いて行ったジェシカを追うものの見つけられない。
その本が目印だったジェシカのブラインドデートの相手ジャックから声をかけらえたナンシーは、話が合いそうな彼に興味を持ち、24歳のジェシカのフリをしてデートする気になるのだが・・・。
__________

イギリスを代表する人気スターとなったサイモン・ペッグが、製作を兼ねて主演した作品。

妻に捨てられた40代の男性が人生に行き詰まり、ブラインドデートの相手のフリをした女性との出会いにより、新たな人生の道筋を見つけるまでを描くロマンチック・コメディ。

人生経験はまずまず豊富なのだが、新しい生き方にチャレンジする勇気のない男性と、優柔不断な風変わりな女性との恋が描かれる内容と、どぎついジョークや皮肉をたたみかけるイギリス人気質丸出しの描写が実に愉快な作品。

主演のサイモン・ペッグは、序盤は、女性をリードできる頼もしい雰囲に気見えるが、中盤からクライマックスにかけては、自分の将来に不安を抱える悩める男性を熱演し、彼を上回る個性で恋に迷う女性をレイク・ベルが好演している。

ヒロインを心配する姉のシャロン・ホーガン、その夫ポール・ソーンリー、ヒロインに付きまとう同級生を怪演するロリー・キニア、ヒロインの両親ケン・ストットハリエット・ウォルター、主人公を捨てた妻オリヴィア・ウィリアムズその恋人スティーヴン・キャンベル・ムーア、ヒロインに本を渡す主人公のデート相手オフィリア・ラヴィボンド、ヒロインの実家の近所に住む高校生のディーン=チャールズ・チャップマン、ヒロインが、親友(フィービー・ウォーラー=ブリッジ)からパーティーで紹介される相手ロバート・ウィルフォートなどが共演している。


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