負けを認めずに深みにはまるギャンブラーと歌手志望の女性との恋を描く、製作、監督、脚本カーティス・ハンソン、主演エリック・バナ、ドリュー・バリモア、ロバート・デュヴァル、ロバート・ダウニーJr.他共演のラブ・ロマンス。 |
・ロバート・ダウニーJr. / Robert Downey Jr. 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:カーティス・ハンソン
製作
デニーズ・ディ・ノヴィ
カーティス・ハンソン
キャロル・フェネロン
製作総指揮:ブルース・バーマン
原案:エリック・ロス
脚本
エリック・ロス
カーティス・ハンソン
撮影: ピーター・デミング
編集
クレイグ・キットソン
ウィリアム・ケアー
音楽:クリストファー・ヤング
出演
エリック・バナ:ハック・チーバー
ドリュー・バリモア:ビリー・オファー
ロバート・デュヴァル:L.C.・チーバー
デブラ・メッシング:スーザン・オファー
ホレイショ・サンズ:レディ・エディ
チャールズ・マーティン・スミス:ロイ・ドゥルチャー
サヴェリオ・ゲーラ:レスター
ジーン・スマート:ミシェル・カーソン
ロバート・ダウニーJr.:テレフォン・ジャック
ダニー・ホック:ボビー・バスケットボール
フィリス・サマーヴィル:ポウンブローカー
オマー・ベンソン・ミラー:シャーキー
マイケル・シャノン:ジェイソン・キーズ
ビル・マッキニー:キャッシャー
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2007年製作 123分
公開
北米:2007年5月4日
日本:2007年6月23日
北米興行収入 $5,755,290
世界 $8,382,480
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
2003年、ラスベガス。
ギャンブラーのハック・チーバー(エリック・バナ)は、歌手志望のビリー・オファー(ドリュー・バリモア)と出会う。
しかし、ビリーは、姉スーザン(デブラ・メッシング)に、プレイボーイのハックを警戒するよう忠告される。
ハックは、伝説のギャンブラーで、かつて自分と母親を捨てた父親のL.C.(ロバート・デュヴァル)といがみ合っていた。
ポーカーの勝負で負け、質草に入れていた母親の指輪を容赦なくとられてしまう。
闇金の元締めロイ・ドゥルチャー(チャールズ・マーティン・スミス)の、ポーカー大会のスポンサーの話に乗らなかったハックは、親友のテレフォン・ジャック(ロバート・ダウニーJr.)に、借金を断られてしまう。 そんな時ハックは、出会ったばかりのビリーから金を借りて、ポーカーで現金を増やす。 そして、ハックはビリーの初仕事を祝い、惹かれ合った二人は結ばれる。 しかし、その後ハックはビリーの金を持ち出してポーカーで負けてしまい、彼女に愛想を尽かされる。 自力で大会出場しようとしたハックは、一歩手前で出場権を逃し、仕方なくロイの条件に乗ることにする。 ロイから前借りしてビリーに金を返したハックは、素直に彼女に謝り寄りを戻す。 その後、レストランに現れた父L.C.に、人生の教訓を説かれたハックは、彼と勝負して、大会の参加料を巻き上げられてしまう。 仕方なくゴルフで1万ドル賭けたハックは、2秒の差で2万ドルの借金を作ってしまう。 さらに、ロイの手下に借金返済か大会出場権を取るかで脅されてしまう。 ハックは、一度返された母の指輪をL.C.に渡し、500ドルのチップを受け取り勝負をして、なんとか大会に必要な現金を用意する。 優勝賞金250万ドル、800人が参加するポーカー世界大会は始まり、順当に勝ち進んだハックとL.C.は、決勝で対決することになる。 序盤、ハックは着実にチップを増やし、メンバーは徐々に減った対決は、ハックが3位でL.C.は準優勝だった。 ハックが、自分に勝を譲ったことを見抜いていたL.C.は、彼と昔のような小銭の勝負をして、互いのわだかまりは消える。 そしてハックは、その勝負で勝った小銭を持ってビリーの元に向かい、新たな人生のスタートを誓う。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ラスベガス。
ギャンブラーのハック・チーバーは、歌手志望のビリーと出会う。
ハックは、伝説のギャンブラーである、かつて自分と母を捨てた父親のL.C.といがみ合っていた。
金に困ったハックは、出会ったばかりのビリーから金を借りて、ポーカーで現金を増やし、二人で楽しい時を過ごして結ばれる。
しかしハックは、ビリーの金を持ち出してポーカーで負けてしまい、彼女に愛想を尽かされてしまう。
仕方なくハックは、闇金の元締めロイの条件に乗り、ポーカー大会に出場しようとする。
ハックは、ロイから前借りしてビリーに金を返し、素直に彼女に謝り寄りを戻す。
そんなハックは、父L.C.に人生の教訓を説かれ、彼と勝負して、大会の参加料を巻き上げられてしまう。
そしてハックは、大会の参加料と元金を稼ごうとするのだが・・・。
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ギャンブラーの新しい人生を切り開くきっかけをつくる、若いが思慮深い女性とのロマンスだけにとどまらず、親子の確執の解消を描いているところなど、深みのある作品が多いカーティス・ハンソンらしい作品ではある。
ポーカー自体がよくわからなくても、その緊張感や駆け引きがよく伝わる演出と、最後にはわだかまりも消える、親子愛のさり気ない描写もなかなかいい。
純なロマンスでないところが、ワイルドな雰囲気もあるエリック・バナのキャラクターに合い魅力的だ。
芯の強い女性をやや控えめに、またしっとり演じているドリュー・バリモアとの 組合せも悪くない。
伝説のギャンブラーで、主人公の父親を演ずるロバート・デュヴァルの、燻し銀の演技がドラマに重みを加えている。
闇金の元締めという、彼らしくない役で登場するチャールズ・マーティン・スミス、怪しげな電話相談屋役のロバート・ダウニーJr.もカメオ的に出演している。