1989年に公開された大ヒット作「ベイビー・トーク」の続篇。 子育てについて意見が対立してしまう主人公夫婦の奮闘と周辺で起きる騒動を描く、監督、脚本エイミー・ヘッカーリング、主演ジョン・トラボルタ、カースティ・アレイ、オリンピア・デュカキス、イライアス・コティーズ他共演のロマンチック・コメディ。 |
・ブルース・ウィリス / Bruce Willis 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:エイミー・ヘッカーリング
製作:ジョナサン・D・クレイン
脚本
エイミー・ヘッカーリング
ニール・イズラエル
撮影:トーマス・デル・ルース
編集:デブラ・シアテ
音楽:デイヴィッド・キティ
出演
ジェームズ・ウブリアッコ/ジェームズの精子の声:ジョン・トラボルタ
モリー・ウブリアッコ/モリーの卵子の声:カースティ・アレイ
ロージー:オリンピア・デュカキス
スチュアート:イライアス・コティーズ
ロナ:トゥウィンク・キャプラン
ジョーイ:ギルバート・ゴットフリード
マイキー・ウブリアッコ:ローン・サスマン
マイキー・ウブリアッコ/声:ブルース・ウィリス
ジュリー・ウブリアッコ/声:ロザンヌ・バー
エディ/声:デイモン・ウェイアンズ
トイレット・マン/声:メル・ブルックス
アメリカ 映画
配給 トライスター・ピクチャーズ
1990年製作 82分
公開
北米:1990年12月14日
日本:1991年4月12日
北米興行収入 $47,789,070
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
愛し合おうとしていたジェームズ・ウブリアッコ(ジョン・トラボルタ)と妻モリー(カースティ・アレイ)は、息子マイキー(ローン・サスマン/声:ブルース・ウィリス)が騒いだために邪魔されてしまう。
モンスターを見たというマイキーを安心させたジェームズは寝室に戻り、眠ろうとする彼女と愛し合う。
その後モリーは妊娠し、会社にマイキーを連れて行き同僚で親友のロナ(トゥウィンク・キャプラン)と遊んでいたため、社長に注意される。
申告シーズンとなり、操縦士教官としての稼ぎが少ないことについて、ジェームズはモリーの母親ロージー(オリンピア・デュカキス)に意見される。 顧客と共に国税局にいたモリーは陣痛が始り病院に向い、子供が危険なため帝王切開をすることになる。 付き添っていたジェームズは失神してしまうが、モリーは無事に女の子を出産する。 ジュリー(/声:ロザンヌ・バー)と名付けた娘と共に退院したモリーは、家族やロナに祝福される。 妹のジュリーと対面したマイキーは、”先輩”として彼女に挨拶する。 その後、ジェームズとモリーは、マイキーの育て方などで衝突してしまう。 モリーは、パイロットになる夢を持つジェームズが、好きでもないタクシー・ドライバーをしていることが苛立つ原因かとも考える。 ロージーの根回しで、ジェームズの夢を叶えられるかもしれないことを知ったモリーは母に感謝する。 それを手放しで喜べないジェームズだったが、モリーがショックを受けて泣き出したため、パイロットの仕事の詳細を聞いてみることを約束する。 そこに、夜中であるにも拘らず、モリーの弟スチュアート(イライアス・コティーズ)が現れ、彼女は歓迎するもののジェームズは迷惑に思う。 オシッコがしたくなったマイキーは、昼間、友達エディ(声:デイモン・ウェイアンズ)に言われていたトイレット・マン(声:メル・ブルックス)に脅される夢を見て目覚め、叫び声をあげる。 ジェット機の操縦はできたものの、わがままな客に振り回されたジェームズは、仕事に満足できないことを迎えに来たモリーに伝える。 帰宅したジェームズは、スチュアートが銃を所持していることを知り、それを気にしないモリーの態度に苛立つ。 やりたい放題のスチュアートを甘やかすモリーに、弟を追い出し実家に行かせるようにとジェームズは意見する。 二人は口論となり、モリーはジェームズを追い出してしまう。 それを悲しむマイキーは、全てジュリーのせいにしてしまう。 その後、後悔して寂しい日々を過ごしていたモリーは、泥棒に入られたと言うロナを家に泊める。 ロナはスチュアートと対面し、二人は互いを意識する。 マイキーとジュリーを連れて出かけたジェームズは、二人と一緒に暮らせないことを考えて悲しくなる。 二人を連れて戻ったジェームズは、再びモリーと口論になってしまう。 その夜、話声で目が覚めてしまったモリーは、スチュアートとロナがいい雰囲気になっていることを知る。 翌日、ジュリーが歩いたことを知ったモリーは感激し、思わずジェームズの名を呼んでしまう。 ジェームズが浮気していることを考えてしまうモリーは、マイキーとジュリーが通い始めたベイビー・ジムで彼を待つ。 現れたジェームズは、インストラクターのジョーイ(ギルバート・ゴットフリード)と共に子供達の相手をする。 ジェームズが自分に関心ない様子だったため、モリーは彼の気を引こうとする。 マイキーを連れて戻り帰ろうとしたジェームズは、モリーに会っていくようロナに言われ、仕方なくそれに従う。 その時、マイキーが一人でトイレができたことを知ったジェームズとモリーは喜ぶ。 フライトの予定があるため、大雨にも拘らずジェームズは飛行場に向かう。 雨が強まり、心配になったモリーはジェームズに連絡するが繋がらず、彼女はスチュアートに子供達を任せて飛行場に向かう。 ジェームズが操縦するジェット機に現れたモリーは、嫌な予感がするために飛ばないでほしいと言って彼を引き止める。 それを拒むジェームズだったが、悪天候のため全フライトがキャンセルとなり、モリーの勘が正しかったと言ってその場を離れようとする。 愛しているとモリーに言われたジェームズは、それに同意して二人は抱き合う。 スチュアートは子供達と遊んでいたが、泥棒が入ったことに気づき犯人を追いかけて外に出る。 キッチンのガス台に置いたタオルから火が出て、部屋に燃え移る。 タクシーに乗ったたジェームズは、スチュアートが子供達を見ているとモリーに知らされて心配する。 火は燃え広がり、マイキーは、スチュアートの姿が見えないため、ジュリーを連れて部屋から避難する。 犯人を捕まえたスチュアートは格闘になり、その場に現れたジェームズが加勢する。 スチュアートに子供達のことを聞いたモリーは、部屋が火事だと気づき、ジェームズと共にその場に向かおうとする。 マイキーとジュリーがエレベーターから出てきたため、ジェームズとモリーは安堵する。 消防署に電話するようモリーに指示したジェームズは、部屋に向い消火器で火を消す。 犯人を捕らえたスチュアートを頼もしく思ったロナは、彼に結婚を提案する。 スチュアートに子供を預けたことをジェームズから追及されたモリーは、素直に謝罪する。 数日後、モリーの実家ではバーベキュー・パーティーが開かれる。 大人達が楽しむ姿を見ながら、マイキーは火事の恐ろしさをジュリーに教える。 マイキーは、普段は悪戯ばかりして頭にくるジュリーだったが、妹だから愛し、いつも一緒だと伝える。 おかしな大人達は放っておき、自分達だけで楽しもうとするマイキーは、可愛い妹ジュリーの手を取り遊び始める。
...全てを見る(結末あり)
・「ベイビー・トーク」(1989)
・「ベイビー・トーク2 リトル・ダイナマイツ」(1990)
・「ベイビー・トーク3 ワンダフルファミリー」(1993)
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
結婚して二人目の子供が生れることになったジェームズ・ウブリアッコと妻モリーは、息子マイキーの育て方で意見が食い違ってしまう。
母ロージーに操縦士教官のジェームズの稼ぎが悪いことを指摘されたモリーは、好きでもないタクシー・ドライバーのバイトをしている彼の気持ちが分からないでもない。
その後、モリーは無事に女の子ジュリーを出産し、家族は喜びに包まれ、ジェームズもパイロットの仕事を得る。
しかし、モリーの弟スチュアートが現れ彼女が同居を許したてめジェームズは苛立つ。
そしてジェームズは、モリーと口論の末に家を飛び出してしまう・・・。
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生まれて間もない赤ちゃんの視点で、”奇妙”な大人社会の様子を軽妙に描き大ヒットしたコメディ「ベイビー・トーク」(1989)シリーズの第二弾。
前作で大活躍した息子のマイキーに妹ができるという設定で進行するドラマは、ヒット曲などを効果的に使いグレードアップした雰囲気はあるのだが、第一作に比べるとパンチが足りない気がする。
赤ちゃん役のせいか、前作で感じた愛らしさも見慣れてしまったという感じもする。
火事の中、幼い兄妹が避難するシーンなどはあまり見たくない・・・。
結局は円満に終わる物語なのだが、主人公夫婦も殆どいがみ合っているため、なんとなくストレスがたまってしまう。
そんなこともあってか、北米興行収入も前作に比べて約1/3に激減してしまい、観客、批評家の評価もよくなかった。
遂に夢が叶いジェット機のパイロットになるのだが、子育てなどで妻と対立してしまう主人公を愉快に演ずるジョン・トラボルタ、自分の考えを曲げないため夫との仲がしっくりこないものの、愛する気持ちは変わらない妻を熱演するカースティ・アレイ、その母親オリンピア・デュカキス、トラブル・メイカー的な放蕩息子のイライアス・コティーズ、彼と親交を深めるヒロインの親友トゥウィンク・キャプラン、ベイビー・ジムのインストラクター、ギルバート・ゴットフリード、マイキーのローン・サスマン、その声ブルース・ウィリス、ジュリーの声ロザンヌ・バー、マイキーの友達の声デイモン・ウェイアンズ、そして、トイレット・マンの声は大御所メル・ブルックスが担当している。