才色兼備な国務長官と冴えないジャーナリストの恋を描く、製作総指揮、監督ジョナサン・レヴィン、製作、主演シャーリーズ・セロン、セス・ローゲン、オシェア・ジャクソンJr.、アンディ・サーキス、ジューン・ダイアン・ラファエル、ボブ・オデンカーク、アレクサンダー・スカルスガルド、他共演のロマンチック・コメディ。 |
・シャーリーズ・セロン / Charlize Theron 作品一覧
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョナサン・レヴィン
製作
エヴァン・ゴールドバーグ
セス・ローゲン
ジェームズ・ウィーヴァー
シャーリーズ・セロン
A・J・ディックス
ベス・コノ
製作総指揮
ケリー・コノップ
バーバラ・A・ホール
ダン・スターリング
ジョン・パワーズ・ミドルトン
アレクサンドラ・マクアティー
ジョナサン・レヴィン
ネイサン・カヘイン
エリン・ウェスターマン
ジョー・ドレイク
原案:ダン・スターリング
脚本
ダン・スターリング
リズ・ハンナ
撮影:イヴ・ベランジェ
編集
メリッサ・ブレザートン
エヴァン・ヘンケ
音楽
マルコ・ベルトラミ
マイルズ・ハンキンズ
出演
シャーロット・フィールド国務長官:シャーリーズ・セロン
シャーロット・フィールド(少女期):アヴィヴァ・モンジロ
フレッド・フラスキー:セス・ローゲン
フレッド・フラスキー(少女期):ブラクストン・ヘルダ
ランス: オシェア・ジャクソンJr.
パーカー・ウェンブリー:アンディ・サーキス
マギー・ミルキン:ジューン・ダイアン・ラファエル
チャンバース大統領:ボブ・オデンカーク
ジェームズ・スチュワード/カナダ首相:アレクサンダー・スカルスガルド
トム:ラヴィ・パテル
フレッドの上司:ランドール・パーク
エージェントM:トリスタン・D・ララ
キシド:ジェームズ・サイトウ
キャサリン:リサ・クドロー
アンカー:カート・ブローノーラー
アンカー:ポール・シェアー
アンカー:クローディア・オドハティ
本人:ボーイズIIメン
本人:リル・ヨッティ
アメリカ 映画
配給 ライオンズゲート
2019年製作 124分
公開
北米:2019年5月3日
日本:2020年1月3日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $30,316,270
世界 $53,873,810
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ニューヨーク。
ジャーナリストのフレッド・フラスキー(セス・ローゲン)は、ネオナチ集団の潜入取材中にユダヤ人だとバレてしまい、窓から飛び出して道路に落下し、その場から逃げる。
ワシントンD.C.。
才色兼備なシャーロット・フィールド国務長官(シャーリーズ・セロン)は、元テレビ俳優のチェンバース大統領(ボブ・オデンカーク)と話をする。
シャーロットは、映画界に進出するつもりのチェンバースが、2期目の出馬をしないつもりであることを知る。
期待を込めて質問したシャーロットは、チェンバースから、自分を次期大統領に推薦すると言われて感謝し、下半身のスキャンダルには注意するようにと釘を刺される。
早速、選挙チームを作ったシャーロットは、リーダーのキャサリン(リサ・クドロー)、スタッフのマギー・ミルキン(ジューン・ダイアン・ラファエル)、トム(ラヴィ・パテル)と共に作戦を練る。
カナダ首相ジェームズ・スチュワード(アレクサンダー・スカルスガルド)との関係も噂されるシャーロットは、完璧なように見えて欠点もあり、改善する余地があった。 ブルックリン。 失業したフレッドは、成功している親友のランス(オシェア・ジャクソンJr.)に会い励まされ、”ボーイズIIメン”が出演するチャリティ募金イベントに誘われる。 パーティ会場でジェームズから話しかけられたシャーロットは、ボーイズIIメンの演奏が始まったためにノリノリになる。 ランスと共にその場にいたフレッドは、知人だったシャーロットに気づき、彼女と目が合う。 動揺したフレッドは、13歳の時に16歳のシャーロットがベビーシッターで、彼女に惹かれてキスしたことをランスに話す。 シャーロットの護衛官のM(トリスタン・D・ララ)に呼ばれたフレッドは、自分のことを思いだした彼女と話をする。 そこにウェンブリーが現れ、彼が嫌いなシャーロットだったが、仕方なく話をする。 失業中のフレッドもウェブリーに励まされるが、シャーロットと別れた後で彼に近づき、国の諸悪の根源で成金の年寄りだと言って批判する。 それを見ていたシャーロットは驚き、追い払われたフレッドは階段から転げ落ちてしまう。 その映像を帰りの車内で見せられたシャーロットは、フレッドとは家が隣同士でシッターだったことをマギーに話す。 フレッドは記者であり、ウェンブリーに新聞社が買収されたことをトムから知らされたシャーロットは、その後、彼のことを調べて記事を読む。 フレッドの記事が気に入ったシャーロットは、スピーチ原稿が書けると思い、彼を採用することをマギーに伝える。 マギーからの電話を受けたフレッドは、迎えに来ることを知らされる。 フレッドは、一緒にいたランスに励まされれながらワシントンD.C.に向かう。 シャーロットらに迎えられたフレッドは、大統領が出馬しないために、後継として指名されることを彼女から知らされる。 スウェーデンで行われる環境サミットに出席するシャーロットは、3大汚染排出国を環境協定に署名させて、環境再生を提唱することをフレッドに話す。 それを実現させて国務長官を辞任し、大統領選への出馬を表明すると言うシャーロットは、スピーチ原稿の作成をフレッドに依頼する。 シャーロトの考えは理解するが、環境再生の実行には懐疑的なフレッドは即答できず、彼女に説得されてチームに参加することを決める。 ストックホルム。 スピーチの修正を求められたフレッドは納得できず、シャーロトも考えを変えなかった。 しかし、フレッドと夜空のオーロラを見たシャーロットは彼と協力し合い、出席者の心を捉えるスピーチをして環境問題を訴える。 その後、各国を訪問したシャーロットは、フレッドとの親交を深める。 マニラ。 ヘリコプターでその場から移動したシャーロットとフレッドは、宿舎に向かい愛し合う。 ブエノスアイレス。 ウェンブリーに言い寄られたシャーロットは彼を相手にせず、ジェームズに話しかけられ、ダンスを条件に環境再生案の参加国に加わると言う彼と踊る。 2人のことが気になるフレッドは、シャーロットにメモ渡し、彼女と別の部屋に向かい、Mに監視してもらいながらその場で踊る。 シャーロットの部屋で愛し合ったフレッドは、部屋に戻る際に、マギーとトムが深い関係であることを知る。 100ヵ国の支持を得たシャーロットは、チェンバースと連絡を取り、支援者から意見されたと言う彼から、”森林”に関する案は省くよう指示される。 それを皆に伝えたシャーロットはストレスで滅入ってしまい、変装して街に繰り出し、フレッドに”エクスタシー”を手に入れてもらい、それを飲みハイになり、ストレスを解消する。 クラブで騒いでいたシャーロットは、Mから人質事件が発生したことを知らされ、薬の影響が残ったまま対処して、人質を解放する。 この事件でシャーロットの支持率は上昇し、ウェンブリーはチェンバースに圧力をかける。 マギーは、フレッドとの関係を続けることのリスクをシャーロットに伝えるものの、余計な意見だと言われて諦める。 チェンバースに呼ばれたシャーロットは、現れたウェンブリーも同席する場で、再び”森林”を削ることを指示される。 ウェンブリーは、それに従おうとしないシャーロットに、フレッドのウェブカメラをハッキングして入手した、彼が自慰行為をする映像を見せて脅迫する。 その映像をフレッドに見せたシャーロットは、仕方なく”森林”を削除し、大統領になれる道を選んだことを彼に伝える。 フレッドは、自分の信念を曲げようとするシャーロットの考えに賛成できず、映像を公開するようにと伝える。 マギーがトラブルを回避する方法を考え、時が来たら自分たちの関係を公表すると言われたフレッドは、ウソをつくことを拒み、シャーロットと別れる。 ニューヨークに戻ったフレッドはランスと話し、彼が共和党員でキリスト教徒であることを知り驚き、騙されたと言って憤慨する。 ランスから十字架のネックレスを見せられたフレッドは、文化的な黒人のシンボルとして、彼が身につけていたと思っていた。 フレッドは、自分の主義主張に固執して、他人のニーズや意見を聞こうとしないと言うランスから、シャーロットの立場でものを考えるようにと助言される。 ジャームズと飲んでいたシャーロットは部屋に誘われるものの、それを断る。 フレッドから電話を受けたシャーロットは、留守電のフリをして彼の話を聞く。 謝罪したフレッドは、一緒にいられるのなら君の考えを尊重することをシャーロットに伝えるメッセージを残す。 大統領選への出馬表明を控えるシャーロットは、演説後に公演するリル・ヨッティの訪問を受けてステージに向かう。 支援者の前でスピーチを始めたシャーロットは、大統領選に出馬することを表明する。 バーにいたフレッドは、現れたランスに、助言に従いシャーロットに電話をしたことを伝えて、彼女の演説の様子を見守る。 一瞬考え込むシャーロットは、少女時代の自分が今の自分を見たら失望するだろうと言って、ウェンブリーと間抜けな大統領は不正を行い、恋人の映像を公開すると脅されたことを話してしまう。 憤慨したウェンブリーは、フレッドの映像をネット上に拡散させる。 フレッドは、自分のことを愛していると言うシャーロットの元に向かうよう、ランスに指示される。 ステージを降りたシャーロットは、Mが運転する車でその場を去る。 拡散されたフレッドの映像を見たランスは驚き、会場に着いたフレッドは、マスコミに囲まれたために逃げる。 アパートに戻ったフレッドは、その場で待っていたシャーロットと話をして、互いの愛を確認する。 フレッドとシャーロットは、外にいたランスから、マスコミなどが集まりコメントを求めていることを知らされて、その場に向かう シャーロットは恋人のフレッドを紹介して、選挙遊説に彼が同行することを伝えて、人々の声援を受ける。 その後2人は結婚し、シャーロットは初の女性大統領に就任する。 ホワイトハウス。 歴代大統領夫人と共に飾られた、漫画家”トッド・マクファーレン”が描いた自分の肖像画を紹介したフレッドは、シャーロットと共に執務室でインタビューを受ける。
...全てを見る(結末あり)
上司(ランドール・パーク)と話したフレッドは、新聞社がメディア王のパーカー・ウェンブリー(アンディ・サーキス)に買収されたことを知り、利益しか考えない方針に激怒して辞職してしまう。
到着してシャーロットとスピーチ原稿を調整したフレッドは、マギーが用意した地元の民族衣装を着て、皆に笑われながら晩餐会に出席する。
暴動に巻き込まれたシャーロットとフレッドは何とか難を逃れ、25年前を思いだしてキスしてしまう。
2人の関係を知ったマギーは、世間の目は許さず、うまくいくはずがないとフレッドに伝える。
フレッドは、”フィールド”の姓を名乗り”ファースト・ミスター”になる。
*(簡略ストーリー)
ワシントンD.C.。
才色兼備なシャーロット・フィールド国務長官は、元俳優のチェンバース大統領が次期出馬を諦めて映画俳優になることを知り、次期大統領に推薦してくれることを約束される。
そんなシャーロットは、あるパーティーで、高校生時代にシッターをしていた、近所に住んでいた年下のフレッドと再会する。
ジャーナリストのフレッドは、メディア王ウェンブリーに新聞社が買収されたために、憤慨して辞職して失業中だった。
世界の環境問題に取り組む考えのシャーロットは、フレッドの記事を読み、彼をスピーチ・ライターとしてスタッフに雇うのだが・・・。
__________
製作総指揮を兼ねるジョナサン・レヴィンが監督し、人気スターのシャーリーズ・セロンとセス・ローゲンの共演が話題になった作品。
近寄りがたい存在の国務長官であり、世界中のものをすべて手中にできる雰囲気がある完璧な女性を演ずるシャーリーズ・セロンは、ハマリ役とも言える役柄を見事に演じている。
そんな主人公が、冴えないジャーナリストではあるが純朴な男性セス・ローゲンとの関係により、次第に人間味のある女性に変貌していく姿が微笑ましく描かれている、実に愉快なロマンチック・コメディ。
主演の2人に加え、脇を固める個性派スターの演技も見もので、楽しい作品ではあるが、興行成績は期待を大きく下回ってしまった。
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $30,316,270
世界 $53,873,810
とは言うものの本作は、主人公二人の軽妙な演技に加え、ジョナサン・レヴィンのメリハリが効いた演出も高い評価を得た。
フレッド(セス・ローゲン)の親友である良き相談相手のオシェア・ジャクソンJr.、自分の利益を優先して主人公を利用しようとするメディア王を愉快に演ずるアンディ・サーキス、主人公のスタッフ役ジューン・ダイアン・ラファエルとラヴィ・パテル、大統領のボブ・オデンカーク、主人公との仲が噂されるカナダ首相のアレクサンダー・スカルスガルド、フレッドの上司ランドール・パーク、主人公の護衛官トリスタン・D・ララ、日本の首相ジェームズ・サイトウ、主人公の選挙対策スタッフ役リサ・クドロー、テレビ・アンカーのカート・ブローノーラー、ポール・シェアー、クローディア・オドハティ、本人役でボーイズIIメンとリル・ヨッティ、主人公の少女期アヴィヴァ・モンジロ、フレッドの少年期ブラクストン・ヘルダなどが共演している。