サイトアイコン That's Movie Talk!

ローン・サバイバー Lone Survivor (2013)

2007年に発表された、マーカス・ラトレルパトリック・ロビンソンの著書”Lone Survivor”を基に製作された作品。
アフガニスタン紛争”でアメリカ海軍特殊部隊”Navy SEALs”が行った軍事作戦”レッド・ウィング”を描く、製作、監督、脚本ピーター・バーグ、製作、主演マーク・ウォールバーグテイラー・キッチュエミール・ハーシュベン・フォスターエリック・バナ他共演の実録ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(戦争)


スタッフ キャスト ■
監督:ピーター・バーグ

製作
ピーター・バーグ

サラ・オーブリー
ランドール・エメット
ノートン・ヘリック
バリー・スパイキングス

マーク・ウォールバーグ
アキヴァ・ゴールズマン
ヴィタリー・グレゴリアンツ
製作総指揮:ジョージ・ファーラ
原作
マーカス・ラトレル

パトリック・ロビンソン
Lone Survivor
脚本:ピーター・バーグ

撮影:トビアス・A・シュリッスラー
編集:コルビー・パーカー・Jr.
音楽
エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ

スティーブ・ジャブロンスキー

出演
マーカス・ラトレル一等兵曹:マーク・ウォールバーグ

マイケル・P・マーフィ大尉:テイラー・キッチュ
ダニー・ディーツ二等兵曹:エミール・ハーシュ
マシュー・アクセルソン二等兵曹:ベン・フォスター
エリック・クリステンセン少佐:エリック・バナ
ムハンマド・グーラーブ:アリ・スリマン
シェーン・パットン二等兵曹:アレクサンダー・ルドウィグ
ハスラート海兵隊軍曹:ジェリー・フェレーラ
アフマド・シャー:ユセフ・アザミ
タラク:サミー・シーク

グーラーブの息子:ローハン・チャンド

アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ

2013年製作 121分
公開
北米:2013年12月25日
日本:2014年3月21日
製作費 $40,000,000
北米興行収入 $125,095,600
世界 $149,295,600


アカデミー賞 ■
第86回アカデミー賞
・ノミネート
音響編集・録音賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
2005年6月、アフガニスタン
救出されたアメリカ海軍特殊部隊”Navy SEALs”の隊員マーカス・ラトレル一等兵曹(マーク・ウォールバーグ)とは、バグラム空軍基地に移送されて手当てを受ける。

3日前、バグラム空軍基地
SEALs所属のチーム・リーダー、マイケル・P・マーフィ大尉(テイラー・キッチュ)、ラトレルダニー・ディーツ二等兵曹(エミール・ハーシュ)、マシュー・アクセルソン二等兵曹(ベン・フォスター)らは、作戦”レッド・ウィング”決行が今夜18:00だと指揮官エリック・クリステンセン少佐(エリック・バナ)から知らされる。

1時間後。
マーフィらは、タリバンのリーダーであるアフマド・シャー(ユセフ・アザミ)の捕捉または殺害を命じられる。

アフガニスタン東部で海兵隊員の殺害を指揮したシャーや右腕のタラク(サミー・シーク)らの説明をするマーフィは、アクセルソンラトレルディーツの4名で現地に向かうことを伝える。
...全てを見る(結末あり)

アクセルソンが経路と地理、ラトレルが医療、ディーツが通信と作戦コードネームなどについての説明をする。

CH-47 チヌーク”と”AH-64 アパッチ”各二機で18:00に離陸し目標地点で4人は降下し、SEALs15名と海兵隊員12名が待機することをクリステンセンが伝える。

第二段階の作戦なども話したクリステンセンは会議を終る。

決行前に恒例の新人選抜が行われ、シェーン・パットン二等兵曹(アレクサンダー・ルドウィグ)も作戦に参加することを許される。

定刻に離陸した部隊は目標地点に近づき、4人はロープで降下する。

4人は暗闇の中、山岳地帯を前進する。

ジャララバード、前線作戦基地。
時間の進行と共に入る連絡を、クリステンセンはチェックする。

夜が明けて4人は偵察拠点に到達し、それを基地に報告する。

報告を受けたクリステンセンは、自分のチーム1はバグラムに戻り、チーム2はこの場で待機するよう命ずる。

障害物があるため場所を移動したマーフィらは、目標地点を監視して10名以上のタリバンシャーを確認する。

マーフィは無線が通じないことを知り、移動して通信を確保するようディーツに指示する。

その後、ディーツが見張りをして他の3人は眠っていたが、羊飼いが現れる。

それを知らされたマーフィらは子供を含む3人の羊飼いを捕え、無線機を持っていたためタリバンと判断する。

依然として前線基地とは連絡がとれず、衛星電話を使ったマーフィは、それを受けたハスラート海兵隊軍曹(ジェリー・フェレーラ)に指揮官と話したいことを伝える。

バグラム空軍基地
転送された電話を受けたパットンは、眠っているクリステンセンマーフィにそれを伝えるものの通信は途絶えてしまう。

3人を解放するか拘束したまま高地に移動するか、それとも殺害するか、マーフィらは選択を迫られる。

アクセルソンは3人の殺害を主張するが、ラトレルはその影響を考えて反対し、ディーツはリーダーの判断に任せる。

3人は口論になるが、マーフィは作戦が危険にさらされたと判断し、羊飼いを開放して高地に向い通信確保護に救援要請をして帰還することを決める。

それに従うことを3人はマーフィに伝える。

ジャララバード、前線作戦基地。
出動要請があったQRF(即応部隊)のアパッチが飛び立ってしまい、緊急対応できない状況になる。

交戦規定により羊飼いは解放され、マーフィら4人は高地に移動する。

4人は目的地に到着するが通信は確保できず、雑木林に身を隠して休息をとることになる。

バグラム空軍基地、統合作戦本部。
クリステンセンは、チームと連絡がとれないことを司令官に連絡する。

周辺の動きに気づいたマーフィは偵察に向い、タリバンが攻めて来ることを確認し、それをラトレルアクセルソンに伝える。

ラトレルは自分が判断を誤ったかをマーフィに問うが、シャーを殺せるチャンスだと言われる。

マーフィらは戦闘態勢に入り、ラトレルが一人を射殺する。

戦闘は始まりマーフィらは敵を次々と倒すが、QRFの出動要請をしたディーツは無線機に被弾して指を失う。

RPK軽機関銃AK-47RPG-7などで武装した敵の攻撃を受けた3人も、負傷しながら無線機を廃棄して退却し山腹を落下する。

無事だった4人は更に退却し、動揺するディーツを落ち着かせてアクセルソンの傷を確認したラトレルは、腹部に銃弾を受けたマーフィに傷口に土を埋め込むよう指示する。

しかし、厳しい訓練を受けた4人の精鋭よりも、敵は早く移動してくる。

攻撃を受けた4人は発煙筒で身を隠し再び岸壁を落下するが、撃たれたラトレルは担いでいたディーツを放してしまう。

何とか無事だった3人は、ディーツを救うために岩を登ろうとする。

アクセルソンに援護させて、マーフィラトレルディーツに近づこうとする。

それが難しい状況となり、衛星電話で連絡するためにマーフィは単独で岩山に向かおうと考え、ラトレルに弾薬を渡す。

”決して戦いから逃げない”とラトレルに言い残したマーフィは岩山に向い、障害物のない場所から電話をかける。

ジャララバード、前線作戦基地。
電話に出たハスラートは、銃弾を受けた瀕死のマーフィから救援要請を受ける。

現在位置の座標を伝えられないまま、マーフィは敵の銃弾を受けて死亡する。

敵に装備などをチェックされて奪われていたディーツも息を引き取る。

バグラム空軍基地。
QRF援護の報せを受けたクリステンセンは、部下8名を率い”第160特殊作戦航空連隊”の隊員と共にチヌーク二機で現地に向かう。

ジャララバード、前線作戦基地。
その場の指揮官も隊員と共に出動しようとするが、アパッチの支援なしでの飛行を禁じられてしまう。

マーフィディーツの生死が分からないままラトレルは元の位置に戻る。

アクセルソンが頭部を撃たれていることを確認したラトレルは攻撃を受け、2人は二手に分かれる。

現地に向かうクリステンセンは、アパッチの支援がないまま出動させられたことを知るが、そのまま着陸しようと考える。

チヌークが到着したためラトレルアクセルソンは喜ぶが、降下開始直前にRPG-7の攻撃を受けたクリステンセンの機は撃墜される。

別の一機も攻撃を受けて着陸を諦め、作戦区域から離脱する。

ラトレルはその様子を見て落胆し、敵の銃弾を受けたアクセルソンは死亡する。

アパッチが現地に到着するものの、正確な動きを確認できず赤外線反応などがないため作戦区域を離脱してしまい、ラトレルはそれを見守るしかなかった。

眠ってしまったラトレルは目覚め、傷を確認した後に移動し、川で現地のパシュトゥーン人ムハンマド・グーラーブ(アリ・スリマン)らに遭遇する。

手榴弾を手にして警戒するラトレルだったが、グーラーブを一応信用して彼の村に連れて行かれる。

地図を見せて位置を知ったラトレルは、自分に探りを入れる男がタリバンであることを警戒して威嚇する。

興奮する自分を落ち着かせようとするグーラーブの言葉を理解できないラトレルは、彼が協力しようとしていると考える。

グーラーブに地図と手紙を渡したラトレルは、アメリカ軍に位置を知らせるよう指示する。

その後、村にタリバンが現れ、ラトレルシャーの右腕タラクに見つかり殺されそうになる。

しかし、銃を手にしたグーラーブらはタリバンを追い払いラトレルを助ける。

グーラーブからナイフを借りたラトレルは、脚の傷の破片を取り除いて意識う。

ラトレルはグーラーブに介抱され、意識が戻り水と食べ物を与えられる。

その後、タリバンの攻撃が始まり、同じ頃、ラトレルの手紙を受け取ったアメリカ軍は救出作戦を開始する。

グーラーブらは反撃するものの弾薬がなくなり、彼の息子(ローハン・チャンド)と隠れていたラトレルは、タリバンに見つかり痛めつけられる。

タラクに襲われるもののグーラーブは彼を射殺し、ラトレルはグーラーブの息子の助けを借りて相手を倒す。

救出部隊のヘリコプターが到着し、交戦許可を得て攻撃を開始しタリバンは撤退する。

村を制圧した部隊に保護されたラトレルは、グーラーブを連れて行こうとするが許可されず、彼と息子に涙しながら感謝する。

ヘリで搬送されたラトレルは、バグラム空軍基地に向かい治療を受ける。

自分の一部は”兄弟”である仲間達と共に山で死に、彼らによって自分の一部は生きたとラトレルは考える。

どんなに苦しくてもマーフィの最後の言葉を忘れないことを、命を救われたラトレルは心に誓う。

”決して戦いから逃げない”
__________

2000年以上続くパシュトゥーン人の掟”パシュトゥーンワーリ”に従い、村人達はラトレル助けた。

”自らの命を懸けて、敵から逃げる者を助けよ”という掟を守った勇敢な村人達は、険しい山々でタリバンと戦い続けている。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
2005年6月、アフガニスタン
アメリカ海軍特殊部隊”Navy SEALs”所属のチーム・リーダー、マイケル・P・マーフィ大尉、マーカス・ラトレル一等兵曹、ダニー・ディーツ二等兵曹、マシュー・アクセルソン二等兵曹らは、タリバンのリーダーであるアフマド・シャーの捕捉または殺害を命ぜられ、作戦名”レッド・ウィング”は決行され彼らは現地に向かう。
偵察拠点に到達した4人はタリバンシャーを確認するものの、通信状況が悪く前線作戦基地と連絡が取れない。
その後、待機する4人は、現れた3人の羊飼いの処置で議論になり、交戦規定により彼らを解放する。
撤退することになった4人は、依然として通信状態が悪いため休息をとっていたが、彼らの存在を知ったタリバンが迫る・・・。
__________

アメリカ海軍特殊部隊”Navy SEALs”創設以来の最悪事態となった軍事作戦”レッド・ウィング”を、チームの一員であり唯一の生存者マーカス・ラトレルの体験を基に描いた戦争ドラマ。

冒頭で映し出される、実際の”Navy SEALs”の凄まじい訓練映像で早くも圧倒される。

過酷な訓練を受け選び抜かれた精鋭が挑む作戦行動の開始と共に、心して鑑賞しようと身構えてしまうほどの緊張感など、リアリズムを追及するピーター・バーグの演出が見所の作品。

あらゆる危機に備え準備されている戦闘部隊に対し、山岳地帯を知り尽くしながら攻撃を仕掛ける武装集団の戦いぶりも見もので、誰をも打ち負かしそうな精鋭が劣勢となり苦しむ姿も実に痛々しい。

第86回アカデミー賞では、音響編集、録音賞にノミネートされた。

北米興行収入は約1億2500万ドル、全世界では1億4900万ドルのヒットとなった。

前半はサポート的な役割で、生存者となる終盤に存在感を発揮する、原作者である主人公マーカス・ラトレルマーク・ウォールバーグ、チーム・リーダーであるマイケル・P・マーフィテイラー・キッチュ、チームの隊員ダニー・ディーツエミール・ハーシュマシュー・アクセルソンベン・フォスター、作戦指揮官エリック・クリステンセンエリック・バナ、主人公を助けるパシュトゥーン人アリ・スリマン、その息子ローハン・チャンドSEALs隊員アレクサンダー・ルドウィグ海兵隊通信員ジェリー・フェレーラタリバンの指導者アフマド・シャーのユセフ・アザミ、その右腕サミー・シークなどが共演している。


モバイルバージョンを終了