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ミート・ザ・ペアレンツ3 Little Fockers (2010)

大ヒット、コメディシリーズ第3作。
浮気を疑われる看護師とそれを追求する元CIAの義父との戦いを描く、ロバート・デ・ニーロベン・スティラーテリー・ポロブライス・ダナージェシカ・アルバダスティン・ホフマンバーブラ・ストライサンドオーウェン・ウィルソンローラ・ダーンハーヴェイ・カイテル共演、監督ポール・ワイツによる爆笑コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ポール・ワイツ

製作
ジェイ・ローチ

ロバート・デ・ニーロ
ジョン・ハンブルグ
ジェーン・ローゼンタール
脚本
ラリー・スタッキー

ジョン・ハンブルグ
撮影:レミ・アデファラシン
編集
グレッグ・ヘイデン

レスリー・ジョーンズ
音楽:スティーヴン・トラスク

出演
ジャック・バーンズ:ロバート・デ・ニーロ

ゲイロード“グレッグ”フォッカー:ベン・スティラー
ケヴィン・ロウリー:オーウェン・ウィルソン
パメラ“パム”フォッカー:テリー・ポロ
ディナ・バーンズ:ブライス・ダナー
アンディ・ガルシア:ジェシカ・アルバ
バーナード“バーニー”フォッカー:ダスティン・ホフマン
ロザリンド“ロズ”フォッカー:バーブラ・ストライサンド
サマンサ・フォッカー:デイジー・ターハン
ヘンリー・フォッカー:コリン・バイオッキ
プルーデンス・シモンズ:ローラ・ダーン
ランディ・ウィアー:ハーヴェイ・カイテル

アメリカ 映画
配給
ユニバーサル・ピクチャーズ(北米)
パラマウント・ピクチャーズ(世界)
2010年製作 97分
公開
北米:2010年12月22日
日本:未公開
製作費 $100,000,000
北米興行収入 $148,383,800
世界 $310,650,590


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
シカゴ
記念病院の外科主任で看護師のゲイロード“グレッグ”フォッカー(ベン・スティラー)は、妻パメラ“パム”(テリー・ポロ)、5歳になる双子のサマンサ(デイジー・ターハン)とヘンリー(コリン・バイオッキ)と共に、平穏な暮らしをしていた。

ある朝グレッグは、病院のオフィスに、製薬会社の社員アンディ・ガルシア(ジェシカ・アルバ)が来ていることを知らされる。

魅力的な女性のアンディは、勃起不全の新薬をグレッグに売り込もうとする。

グレッグの義父で元CIAのジャック・バーンズ(ロバート・デ・ニーロ)は、ようやく娘婿を認める気になっていた。

パムの元フィアンセのケヴィン・ロウリー(オーウェン・ウィルソン)は、グレッグに結婚することを伝える。
...全てを見る(結末あり)

そんな時、ジャックからの電話を受けたグレッグは、自分を家系の後を継ぐ家長に決めたと言われる。

グレッグは落ち着いて話し合うことを提案するが、心臓発作を起こしたジャックは後継選びを焦り、家長”ゴッドフォッカー”になれるか返事を急がせる。

答を渋ることなど出来ないグレッグは、それを承諾することをジャックに伝え彼を安心させる。

ジャックと妻ディナ(ブライス・ダナー)を、感謝祭の食事に招待したグレッグは、現れたケヴィンが、婚約を解消したことを知る。

子供達に最高の教育を受けさせるために、学校の見学会に行く予定だったグレッグは、パムが病気だったのためジャックと同行することになる。

ジャックとグレッグはそのスクールを気に入るが、校長のプルーデンス・シモンズ(ローラ・ダーン)は、二人が男同士のカップルだと勘違いする。

その帰りに、二人はグレッグの新居を見に行くが、工事業者のランディ・ウィアー(ハーヴェイ・カイテル)の、はかどらない仕事ぶりを見たジャックは、彼に噛み付き言い争いになる。

帰ろうとしたジャックは、グレッグが動かしたトラックの積荷の土砂に埋もれてしまう。

ある日、グレッグとパムの電話の会話を聞いたサマンサは、何のことかわからぬままに、それをジャックに話してしまう。

その内容から、グレッグが、”アンディ”という女性と浮気していると考えたジャックは、彼を尾行する。

ジャックに気づいたグレッグは、彼の行動を不審に思いながら、医師会のパーティーでアンディに会う。

アンディは、新薬の実例を作るために、グレッグに心臓の弱い老人を知っているかを尋ねる。

その後、アンディと過ごして帰宅したグレッグは、ジャックが新薬を飲んだことを知る。

ジャックが4時間以上も勃起していると聞き、グレッグは危険を感じて、アドレナリンを打とうとするが、それを息子のヘンリーに見られてしまう。

アンディの情報をネットで調べていたジャックは、彼女がグレッグにキスしている写真を見つけてしまう。

工事が遅れ、新居での子供達の誕生パーティーが不可能になったため、ケヴィンが大邸宅の敷地を提供する。

シモンズ校長からの連絡で、スクールの面接を受けることになったジャックとグレッグ両夫妻は、サマンサとヘンリーの様子を見守る。

子供達は、普段と変わらない不躾な態度でシモンズと接し、ヘンリーは、遊んでいる最中に腕を骨折してしまう。

ジャックとグレッグは入学を諦めかけるものの、シモンズと親しいケヴィンが二人を励ます。

ヘンリーはケヴィンに懐いていて、彼は富豪でもあり、未だにパムを想っていることを考慮したジャックは、頼りない婿グレッグを見限る決断を彼女に迫る。

医師会のグレッグのスピーチは好評で、マウイ島でのイベントを任されたアンディに、同行するよう彼は誘われる。

そこに現れたパムは動揺し、ジャックもアンディに会い、夫婦のことに口を出されたグレッグは憤慨し、彼と言い争いになり、その場を立ち去る。

アンディはグレッグを新居に送り励ますが、彼女は新薬を飲んでしまう。

興奮したアンディはグレッグに迫り、偵察に来たジャックがそれを目撃してしまう。

翌日、子供達の誕生パーティーは始まり、未完成だったプールの穴に落下していたグレッグは、その場に現れた父バーナード(ダスティン・ホフマン)に起こされる。

プールの穴からアンディが這い上がり、グレッグは彼女とは何もなかったことを父に伝えて、ケヴィンの屋敷に向かう。

パーティー会場で、グレッグの母ロザリンド(バーブラ・ストライサンド)は、父親と口をきかないというサマンサに大人の世界のことを説明し、孫達を固く抱きしめる。

そこにグレッグが到着し、彼はパムに謝罪し、二人は、お互いの愛を確かめる。

子供達に口をきいてもらえたグレッグは、ジャックにも謝罪に行くが殴られてしまう。

二人は子供達の遊び場で格闘となり、興奮したジャックは発作を起こしてしまう。

グレッグの適切な処置で、ジャックは大事には至らずに済む。

アンディとは何もなかったたという、グレッグの言葉をジャックは信じる。

そしてジャックは、グレッグを”ゴッドフォッカー”ではなく”グレッグ・フッォカー”だと言って、信頼していることを伝え病院に運ばれる。

4ヵ月後、クリスマス。
グレッグの新居では、両家の家族が集まりパーティーが開かれ、ジャックのルーツを調べたバーナードは、彼が、123代目のイスラエル人だということを伝える。

家長としてグレッグは挨拶し、両親がシカゴに引越し、自分達の2軒先に家を買ったことを知らされる。

思わずジャックも近所に住もうかと口走り、グレッグは困惑してしまう。

数日後、ジャックは、Googleで自分のことを検索して、You Tubeで動画を見つける。

そしてジャックは、グレッグが新薬のスピーチで、自分のことをネタにしていたことを知り、やはり彼は”ゴッドフォッカー”だと愚痴をこぼす。


解説 評価 感想 ■

参考:
・「ミート・ザ・ペアレンツ」(2000)
・「ミート・ザ・ペアレンツ2」(2004)
・「ミート・ザ・ペアレンツ3」(2010)

*(簡略ストー リー)
シカゴ
記念病院の看護師グレッグ・フォッカーは、製薬会社のアンディから、勃起不全の新薬を売り込まれる。
グレッグは、魅力的なアンディにやや気を取られるが、彼を厳しい目で監視する義父ジャック・バーンズから、自分を家系の後を継ぐ家長に決めたと言われて少々戸惑う。
それを断れるはずのないグレッグは、まずそれに相応しい教育を、双子の子供達に受けさせようとする。
妻パムとの関係も順調だったグレッグだったが、アンディと仕事をするうちに、それをジャックに知られて浮気だと疑われてしまう。
CIAのジャックは、アンディについて調べ始め、彼女とグレッグが親しげにしている写真など、疑わしい証拠を見つける。
そしてジャックは、未だにパムを想う、彼女の元フィアンセで、子供達も懐く富豪のケヴィンと娘を、結びつけることまで考えてしまうのだが・・・。
__________

前2作の監督であるジェイ・ローチが製作に回り、「ダレン・シャン/若きバンパイアと奇怪なサーカス」(2009)他のポール・ワイツが、くどさのない、あっさりとした演出を見せてくれる。

これだけのキャストで、失敗は許されなかったのだろうが、期待以上の大ヒットとなった2作目で、なんと5億ドルを超す興行収入を記録した。

本作は、それよりも2億ドル減という結果に終わったものの3億ドル以上の成績は残した。

北米興行収入 $148,383,800
世界 $310,650,590

製作費はついに1億ドルを突破し、コメディにしては破格ではあるが、キャストの豪華さからすると納得というところだろうか。
特に、ラストの両家のホーム・パーティーの顔ぶれは、多作でもなかなかお目にかかれないほどの大物揃いだ。

さらに、はしゃぎ過ぎではあるが、話しをこじらせる原因を作るジェシカ・アルバや、やる気のない工事業者でハーヴェイ・カイテルまで出演し、ファンには嬉しいばかりだ。

ベン・スティラーの演技だけでも十分に楽しめる作品で、本来は、アクの強すぎる役者は合いそうもない彼だが、ロバート・デ・ニーロとのコンビネーションもなかなかいい。

能天気なオーウェン・ウィルソンのキャラクターもアクセントとなり、目立ち過ぎない主人公の妻テリー・ポロや、その母親ブライス・ダナーの絡みもバランスが取れている。

浮いている雰囲気の、ダスティン・ホフマンバーブラ・ストライサンドのビッグ・カップルの存在も実に可笑しい。

他、大人達に負けずに、可愛らしい演技を見せる子供達デイジー・ターハンコリン・バイオッキ、エリート・スクール校長役でローラ・ダーンも共演している。


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