サイトアイコン That's Movie Talk!

ライセンス・トゥ・ウェディング License to Wed (2007)

婚約したカップルが風変わりな牧師から結婚するための奇妙なテストを受けながら巻き起こす騒動を描く、監督ケン・クワピス、主演ロビン・ウィリアムズマンディ・ムーアジョン・クラシンスキー他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ケン・クワピス
製作
マイク・メダヴォイ
アーノルド・W・メッサー
ニック・オズボーン
ロバート・シモンズ
製作総指揮
ブラッドリー・J・フィッシャー
デヴィッド・スウェイツ

キム・ザビック
デイナ・ゴールドバーグ
ブルース・バーマン

原案
キム・バーカー
ウェイン・ロイド
脚本
キム・バーカー
ティム・ラスムッセン
ヴィンス・ディ・メッリオ

撮影:ジョン・ベイリー
編集:キャスリン・ヒモフ

音楽:クリストフ・ベック

出演
ロビン・ウィリアムズ:フランク牧師
マンディ・ムーア:セイディー・ジョーンズ
ジョン・クラシンスキー:ベン・マーフィー
クリスティーン・テイラー:リンジー・ジョーンズ
エリック・クリスチャン・オルセン:カーライル
ジョシュ・フリッター:聖歌隊の少年
デレイ・デイヴィス:ジョエル
ピーター・ストラウス:ジョーンズ
グレイス・ザブリスキー:祖母(ジョーンズ)
ロクサーヌ・ハート:ジョーンズ夫人
ミンディ・カリング:シェリー
アンジェラ・キンジー:ジュディス
レイチェル・ハリス:ジェニーン
ボブ・バラバン:宝石店店員
ブライアン・ボウムガートナー:ジム
ワンダ・サイクス:ボーマン看護師

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2007年製作 91分
公開
北米:2007年7月3日
日本:2007年11月24日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $43,799,820
世界 $70,624,720


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
運命的な出会いをした、ベン・マーフィー(ジョン・クラシンスキー)とセイディー・ジョーンズ(マンディ・ムーア)は、彼女の父.ジョーンズ(ピーター・ストラウス)と母(ロクサーヌ・ハート)の結婚30年周年パーティーの席で、婚約を発表して家族から祝福される。

セイディーは、夢であった聖オーガスティン教会での結婚式を希望し、ベンもそれに合意する。

早速、聖オーガスティン教会を訪ねたベンとセイディーは、愉快な牧師フランク(ロビン・ウィリアムズ)に、結婚式の相談をする。

2年先まで予定が詰まり、3週間後にキャンセルが1日だけあり、二人はその日に式を決定する。

フランク牧師は、二人に”結婚準備講座”を受けるよう条件をつけ、準備不足や途中で受講を放棄した場合は、式を中止することを伝える。
...全てを見る(結末あり)

準備万端だと自信を示す二人だったが、牧師に説得されて仕方なく講座を受講することにする。

いきなり礼拝に遅刻したベンとセイディーは、初回であったためにフランク牧師に許され、夜のグループ・カウンセリングに向かう。

フランク牧師を師と仰ぐ、聖歌隊の少年(ジョシュ・フリッター)が、二人のアパートが留守の隙に隠しマイクを取り付ける。

ベンとセイディーは、グループ・カウンセリングで無理やり喧嘩をさせられるだが、仲の良い彼らはそれができない。

帰宅後、二人はフランク牧師に会話を盗聴され、試練を与えられることになる。

ベンとセイディーは、フランク牧師に産婦人科に連れて行かれて、ロボットの双子を世話するように言われ、悪戦苦闘する。

また、ベンはフランク牧師に乗せられて、セイディーの家族の前で失言をしてしまう。

盗聴で私生活の邪魔をするフランク牧師だったが、ベンが隠してあった盗聴器に気づいてしまう。

親友ジョエル(デレイ・デイヴィス)の助言で、セイディーが幼い頃から敬愛する教会なので、ベンは彼女を傷つけないように牧師の弱みを握ろうとする。

フランク牧師の家に忍び込んだベンは、かつて牧師が結婚して離婚していたことを突き止める。

講座は最終段階に入り、フランク牧師は、コミニュケーションの大切さを知るためのテストとして、セイディーに目隠しさせて、ベンの指示で彼女に運転をさせる。

ベンは、セイディーにフランク牧師の秘密を教えようとするが、彼女はそれを制止してやり遂げる覚悟を決め、見事に教会にたどり着く。

二人は、教会で結婚式のリハーサルに入るが、講座受講が始まって以来、意見が合わなくなったことに気づき、言い争いを始めてしまう。

頭に血が上ったベンは、フランク牧師の離婚話を口にしてしまうが、牧師は移民を助けるために偽装結婚をしたのだった。

ベンはセイディーと彼女の家族に見限られ、結婚式は延期になり、さらに牧師を殴り倒してしまう。

セイディーは、新婚旅行の代わりにジャマイカに家族旅行に出かけ、取り残されたベンは急に彼女が愛しくなる。

ジャマイカに向かったベンと、彼を信頼するべきだと家族に言われたセイディーは、お互いを求め合うようになる。

ベンは、なかなか思いつかなかった、結婚の誓いの言葉を浜辺に書き、それを見たセイディーは感激して、二人はその場で抱き合う。

そして、そこに現れたフランク牧師から、講座の合格点をもらい、二人の結婚式が執り行われる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
運命的な出会いをしたベンとセイディーは、婚約を発表して家族から祝福される。
セイディーは、夢だった教区の聖オーガスティン教会での結婚式を希望して、ベンもそれに合意する。
教会を訪ねた二人は、愉快なフランク牧師に無理なお願いをして、結婚式の日取りを決める。
フランク牧師は、二人に”結婚準備講座”を受けるようにと強要し、それが達成できなければ、式を中止することを伝える。
準備は整っていた二人だったが、牧師に説得され、仕方なく講座を受講することになる。
ベンとセイディーは、牧師に監視されながら、悪戦苦闘して講座をこなしていくのだが・・・。
__________

およそ聖職者らしくない、奇想天外な発想の持ち主の牧師を、ハリウッド随一のコメディ役者であり実力派でもある、ロビン・ウィリアムズが愉快に演じている。

しかし、無難に可笑しい程度で、いつもの彼らしさの5割程度としか言いようがなく、また、そんな彼の出演がなければ、全くの駄作となってしまったかもしれない。

いくらコメディでも、ペテン師でもない牧師が殴り倒されるシーンにはゾッとしてしまう。

アメリカ本土でも観客、批評家を含め最悪の評価になってしまったのも仕方ないところだろう。

興行収入も、北米で約4400万ドル、全世界で約7100万ドルと、ロビン・ウィリアムズ作品にしては、寂しい結果に終わってしまった。
内容からすると健闘したとも言えるが??

若いカップルを演ずる二人、歌手でもあるマンディ・ムーアジョン・クラシンスキーの演技も、今一新鮮味がなく楽しめない。
富豪の父という設定ではあるが、かつては格調高い演技を見せていたピーター・ストラウスも、久し振りに楽しみにしていたが、中途半端な笑いを誘う程度で、出番も少なくて残念だった。


モバイルバージョンを終了