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リーサル・ウェポン3 Lethal Weapon 3 (1992)

破天荒な刑事とベテラン刑事の活躍と友情を描く人気ポリス・アクション・シリーズ第3作。
警察から流出した武器の行方を追う刑事が悪に立ち向かう姿を描く、製作、監督リチャード・ドナーメル・ギブソンダニー・グローヴァーレネ・ルッソジョー・ペシ他共演の刑事アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー


スタッフ キャスト ■
監督:リチャード・ドナー

製作
リチャード・ドナー

ジョエル・シルバー
原案
シェーン・ブラック

ウォーレン・マーフィー
脚本
ジェフリー・ボーム

ロバート・マーク・ケイメン
撮影:ヤン・デ・ボン
編集
ロバート・ブラウン

バトル・デイヴィス
音楽
マイケル・ケイメン

エリック・クラプトン
デイヴィッド・サンボーン
主題歌:エルトン・ジョン”Runaway Train”

出演
マーティン・リッグス:メル・ギブソン
ロジャー・マータフ:ダニー・グローヴァー
ローナ・コール:レネ・ルッソ
レオ・ゲッツ:ジョー・ペシ
ジャック・トラヴィス:スチュアート・ウィルソン
エド・マーフィ:スティーブ・カーン
トリッシュ・マータフ:ダーレン・ラヴ
リアン・マータフ:トレイシー・ウォルフ
タイロン:グレゴリー・ミラー
ハチェット:ニック・チンランド
デロリス:デロリス・ホール
ハーマン・ウォルターズ:アラン・スカーフ
ステファニー・ウッズ:メアリー・エレン・トレイナー

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

1992年製作 118分 DC120分
公開
北米:1992年5月15日
日本:1992年1010月3日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $144,731,530
世界 $321,731,530


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ロサンゼルス市警の刑事マーティン・リッグス(メル・ギブソン)と相棒のロジャー・マータフ(ダニー・グローヴァー)は、ビルに爆弾が仕掛けられたという連絡を受けて現場に向かう。

相変わらず無謀なリッグスは、処理班を待たずにビル内に向かい、仕方なくマータフも付き合う。

駐車場の車に仕掛けられた、爆弾の爆破を回避しようとした二人だったが、ビルは大爆発を起こして崩壊してしまう。

その大失態で、引退を7日後に控えたマータフとリッグスは、パトロール警官に降格されてしまう。

街に出た二人は、現金輸送強盗を目撃し、それを追跡して犯人を捕らえる。

娘リアン(トレイシー・ウォルフ)が女優になったため、その現場を見に行ったマータフだったが、同行したリッグスが、撮影と知らずに銃を持った男に飛びかかってしまう。
...全てを見る(結末あり)

リアンはクビになってしまうが、侮辱されたリッグスは憤慨して監督を痛めつけ、彼はリアンのクビを取り消す。

リッグスは、捕えた犯人が所有していた、防弾チョッキも貫通させる弾丸を、マータフら同僚らに見せる。

翌日、署内で、内務監査部のローナ・コール(レネ・ルッソ)をからかったリッグスは、捕えた犯人が監査部に引き渡されることをエド・マーフィ警部(スティーブ・カーン)から知らされる。

リッグスとマータフは納得いかないが、刑事に復帰する許可を警部から告げられる。

コールは、上司から二人を監視するよう指示されるが、犯人は署内で、元警官のジャック・トラヴィス(スチュアート・ウィルソン)に射殺されてしまう。

監視カメラの映像を提供したコールは、犯人が、問題ばかり起こしていたトラヴィスだったことを知り、リッグスとマータフは、彼女が何かを隠していることに気づく。

コールの協力を得られない二人だったが、不動産業者になっていたレオ・ゲッツ(ジョー・ペシ)が、トラヴィスに会ったことがあるということだった。

ホッケーの試合会場に向かった三人は、リッグスが、場内放送でトラヴィスを名指しで脅し彼を見つける。

リッグスは試合中のリンクに乱入し、ゲッツが腕を銃撃され、トラヴィスには逃げられてしまう。

翌日、街で悪党を見つけたリッグスは銃撃戦を繰り広げ、加勢したマータフは、正当防衛とは言え、息子の友人を射殺してしまい、彼は心を痛める。

その後、リッグスはコールと協力し合うことで同意し、警察に押収された大量の武器が、何者かによって盗まれて流出して犯罪者の手に渡っているため、彼女は、それを捜査していたことを知る。

殺された犯人の住所を調べていたコールは、リッグスを伴いその場に向かい、トラヴィスの手下ハチェット(ニック・チンランド)らが、武器を運び出そうとしている現場を目撃する。

リッグスはハチェットに捕えられるが、コールが車を奪いその場から逃走する。

コールの家で、リッグスは体中の傷を見せ合い、惹かれ合った二人は愛し合う。

リッグスは、所有するボートに閉じこもっていたマータフの様子を見に行き、親友として彼を励ます。

自宅に戻ったマータフは、自分の取った行動を、息子が理解していることを知り安堵する。

射殺した少年の葬儀に参列したマータフは、母親に頬を殴られるが、父親からは、息子に銃を渡した者を逮捕するように言われる。

マータフとリッグスそしてコールは、銃の密売人のタイロン(グレゴリー・ミラー)らを締め上げ、トラヴィスにたどりつく。

トラヴィスはマーフィ警部を捕え、押収された武器の保管庫に向かう。

ある建設会社に目を付けたコールは、それをリッグスとマータフに伝え、彼らは、現れたゲッツに、その会社を調べさせる。

コンピューターで、武器が移動されていることに気づいたコールは、リッグスとマータフと共に保管庫に向かう。

三人は気づかれて銃撃戦になり、リッグスがトラヴィスを追う。

リッグスは、未完成のフリーウェイの終点でトラヴィスを取り逃がしてしまう。

その場に駆けつけたマータフは、高架橋から落下したリッグスの生存を確認し、現れたゲッツの情報で、二人は彼を置いて住宅開発地に向かう。

現場にはコールも現れ、三人はトラヴィス一味と銃撃戦になり、リッグスがガソリンを流出させたトラックで敵陣に突っ込む。

マータフが、ガソリンに火をつけて周囲は火の海となり、三人は次々と敵を倒していく。

コールはトラヴィスに銃撃され、強化弾は、彼女の防弾チョッキを貫通する。

激怒したリッグスは、トラヴィスに襲いかかり彼を倒す。

コールは一命を取り留め、リッグスに愛を告げられ、ヘリコプターで病院に搬送される。

引退の日、マータフは家族に刑事を続けることを伝え、家族の理解を得る。

そこにゲッツが現れ、家が売れたことをマータフに伝えるが、彼はこのまま10年は住み続けることを告げる。

迎えに来たリッグスにからかわれながら、マータフは彼がコールと暮らし始めることを聞き、二人は署に向かう。

途中、爆弾事件の無線を受けた二人は現場に急行するが、処理班が来る前にビルが爆破崩壊してしまう。

再び自分達の責任にされることを恐れた二人は、その場から逃げ去る。


解説 評価 感想 ■

:参考
・「リーサル・ウェポン」(1987)
・「リーサル・ウェポン2」(1989)
・「リーサル・ウェポン3」(1992)
・「リーサル・ウェポン4」(1998)

*(簡略ストー リー)
引退を7日後に控え、ベテラン刑事ロジャー・マータフと無謀な男マーティン・リッグスは、大失態を演じてパトロール警官に降格される。
その後、二人はある事件で犯人を捕らえるが、内部監査部のコールが、同じ犯人についての取り調べを始めようとする。
刑事に復帰した二人だったが、犯人は、元警官のトラヴィスに署内で射殺されてしまう。
警察の押収した大量の武器が、何者かによって盗まれて流出し、悪人の手に渡っていたため、コールはその件を調べていたのだった。
リッグスとコールの意見は、今一噛み合わずにいた。
しかし、事件解決のために、マータフを含めた三人は、黒幕トラヴィスを追う・・・。
__________

相変わらず暴走を続ける主人公メル・ギブソンを、時に制御し切れない相棒ダニー・グローヴァーの引退のカウントダウンを絡めた内容、新キャラクターである、主人公をも上回る凄腕女性刑事レネ・ルッソの登場で、物語はさらに盛り上がる。

また、前作で楽しませてくれたジョー・ペシも、再び騒がしい男を演じて、ドラマにアクセントを加えている。

レネ・ルッソジョー・ペシは、次回作にも登場する。

そろそろ飽きが来そうなリチャード・ドナーの演出だが、主人公の二人の掛け合いは、マンネリ化するどころか実に愉快で、問答無用の殺戮場面で飛び出す、捨てゼリフなも大いに笑わせてくれる。

注目の北米興行収入は、前作を若干下回る約1億4500万ドル、全世界では約3億2200万ドルとなり、シリーズ最大のヒットとなった。

元警官で、警察の押収した武器を盗んで流出させる悪党スチュアート・ウィルソン、主人公の上司スティーブ・カーン、マータフ(D・グローヴァー)の妻ダーレン・ラヴ、娘トレイシー・ウォルフ、武器の密売人グレゴリー・ミラー、悪党一味ニック・チンランド、現金輸送車のドライバー、デロリス・ホール、全シリーズに登場する精神科医、本作では、彼女が精神を病んでいるように見えるところが可笑しいメアリー・エレン・トレイナーなどが共演している。


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