1862年に発表された、ヴィクトル・ユーゴーの小説”レ・ミゼラブル”を基にした、1985年(初演1980年)から改訂上演され続けるミュージカル”レ・ミゼラブル”の映画化。 監督トム・フーパー、主演ヒュー・ジャックマン、ラッセル・クロウ、アン・ハサウェイ、アマンダ・サイフリッド、エディ・レッドメイン、サシャ・バロン・コーエン、ヘレナ・ボナム=カーター共演。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:トム・フーパー
製作総指揮
ライザ・チェイシン
アンジェラ・モリソン
ニコラス・アロット
F・リチャード・パパス
製作
ティム・ビーヴァン
エリック・フェルナー
デブラ・ヘイワード
キャメロン・マッキントッシュ
脚本
ウィリアム・ニコルソン
アラン・ブーブリル
クロード・ミシェル・シェーンベルク
ハーバート・クレッツマー
原作:ヴィクトル・ユーゴー”レ・ミゼラブル”
ミュージカル”レ・ミゼラブル”
アラン・ブーブリル
クロード・ミシェル・シェーンベルク
撮影:ダニー・コーエン
編集
クリス・ディケンズ
メラニー・オリヴァー
美術装置
イヴ・スチュアート
アナ・リンチ=ロビンソン
メイクアップ&ヘアスタイリング
リサ・ウェスコット
ジュリア・ダートネル
衣装デザイン:パコ・デルガド
音楽:クロード・ミシェル・シェーンベルク
出演
ジャン・ヴァルジャン:ヒュー・ジャックマン
ジャベール:ラッセル・クロウ
ファンティーヌ:アン・ハサウェイ
コゼット:アマンダ・サイフリッド
コゼット(幼少期):イザベル・アレン
マリウス・ポンメルシー:エディ・レッドメイン
アンジョルラス:アーロン・トヴェイト
テナルディエ:サシャ・バロン・コーエン
テナルディエ夫人:ヘレナ・ボナム=カーター
シャルル・フランソワ・ビヤンヴニュ・ミリエル司教:コルム・ウィルキンソン
エポニーヌ:サマンサ・バークス
エポニーヌ(幼少期):ナタリア・エンジェル・ウォレス
ガブローシュ:ダニエル・ハトルストーン
イギリス 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2012年製作 157分
公開
イギリス:2013年1月11日
北米:2012年12月25日
日本:2012年12月21日
製作費 $61,000,000
北米興行収入 $148,809,800
世界 $441,809,800
■ アカデミー賞 ■
第85回アカデミー賞
・受賞
助演女優(アン・ハサウェイ)
メイクアップ&ヘアスタイリング・録音賞
・ノミネート
作品
主演男優(ヒュー・ジャックマン)
美術・衣装デザイン・歌曲賞
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
1815年、フランス。
パンを盗み服役し、脱獄の罪で19年の刑を受けていたジャン・ヴァルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、”24601”という囚人番号で自分を呼ぶ警部ジャベール(ラッセル・クロウ)から仮釈放を言い渡される。
危険人物の警告付き許可証を渡されたヴァルジャンは、自由の身とはなるものの、彼を見る世間の目は冷たかった。
ディーニュ=レ=バン。
飢えと寒さに苦しんでいたヴァルジャンは、司教シャルル・フランソワ・ビヤンヴニュ・ミリエル(コルム・ウィルキンソン)から声をかけられ教会に招かれる。
食事と暖を与えられたヴァルジャンは、司教が寝静まった後、銀食器を盗み逃亡する。 捕えられたヴァルジャンは教会に連れ戻され、警官は、銀食器を譲り受けたという彼の言葉を司教に確かめる。 司教は、確かにそれをヴァルジャンに譲り、燭台を忘れたと言って彼に渡し、警官を納得させる。 この燭台を使い、正しい道を歩むのが神の御心だと司教はヴァルジャンに伝える。 司教の言葉に心打たれたヴァルジャンは、ジャベールから渡された許可証を破り捨て、新たな人生を生き抜く決心をする。 1823年、モントルイユ。 努力の末に工場を経営し市長にまでなったヴァルジャンは、その場にジャベールが現れたために動揺する。 女工のファンティーヌ(アン・ハサウェイ)は、隠し子がいることを同僚達から責められ、市長に救いを求められずに工場から追い出される。 市長に挨拶したジャベールは、彼の顔に見覚えがあるように思う。 その直後、路上の荷車の下敷きになる男を助ける市長の姿を見たジャベールは、仮釈放の法を破り姿を消したヴァルジャンのことを思い出す。 遠慮なく話すように言われたジャベールだったが、市長に謝罪してその場を去る。 波止場に向かったファンティーヌは、髪の毛を10フランで買うと言われ、宿屋に預けてある娘コゼットのためにそれを売る。 歯も売ったファンティーヌは、わずかな金のために仕方なく娼婦となる。 ファンティーヌは、かつて夢見ていた人生とあまりにも違う現実に絶望する。 ある夜、客を傷つけたファンティーヌは、ジャベールに逮捕されそうになる。 そこに現れた市長は、病気のファンティーヌを気の毒に思い解放するようジャベールに迫る。 ファンティーヌは、助けてくれなかった市長のせいで、工場を追い出されたと言って彼を責める。 市長は、ファンティーヌを救うことが自分の使命だと言って彼女を病院に連れて行く。 娘が宿屋に預けられているというファンティーヌに、必ず連れ戻すことを市長は約束する。 翌日ジャベールは、市長を逃亡者として本部に報告していたことで、それが誤りだったことを彼に謝罪する。 市長をヴァルジャンと思い込んだジャベールだったが、既に本人は逮捕され、裁判にかけられるということだった。 自分を処罰して欲しいと言うジャベールだったが、市長は、職務を果たしたまでだと伝えて彼を許す。 市長ヴァルジャンは、間違えられた罪人を救うべきか、地位を捨てれば工場を潰してしまうが、黙っていれば自分は地獄に堕ちると考える。 迷った末にヴァルジャンは法廷に向かい、自分が囚人番号”24601”であることを裁判長に伝える。 法廷はそれを信じようとしなかったが、ヴァルジャンは、ジャベールが全てを知っていることを伝えて、病院のファンティーヌの元に向かう。 娘コゼット(イザベル・アレン)のことを想い、苦しむファンティーヌをヴァルジャンは励ます。 ヴァルジャンは、コゼットを育てることをファンティーヌに約束する。 それを聞いたファンティーヌは安堵し、コゼットを想いながら息を引き取る。 そこに現れたジャベールは、コゼットをファンティーヌに託されたと言うヴァルジャンから、3日間の猶予を求められる。 その言葉を信じないジャベールは、彼を逮捕しようとするものの、ヴァルジャンは抵抗して窓から川に飛び込む。 テナルディエ(サシャ・バロン・コーエン)と妻(ヘレナ・ボナム=カーター)の宿屋で、虐げられた生活を送るコゼットは、泉に水を汲みに行くよう命ぜられる。 途中、ヴァルジャンに出会ったコゼットは、彼に自分の名前を伝える。 宿屋に向かったヴァルジャンは、ファンティーヌの借金を言い値で払うことをテナルディエ夫妻に伝え、コゼットを引き取ろうとする。 ファンティーヌとの約束を果たすことが自分の義務だと伝えたヴァルジャンは、コゼットに母の死を知らせる。 欲の深い夫妻に金を払ったヴァルジャンは、父そして母にもなることをコゼットに約束してその場を去る。 その直後に宿屋に現れたジャベールは、ヴァルジャンがコゼットを連れて去ったことを夫妻から知らされる。 ヴァルジャンは、コゼットと出会えたことで希望が見え幸せを実感し、過去を忘れ去る決心をする。 パリ北門でジャベールに見つかったヴァルジャンは、コゼットを連れて市内の修道院に逃げ込む。 ヴァルジャンはそこで、荷車の下敷きになった、かつて助けた男に出会い彼に匿われる。 ジャベールは、ヴァルジャンを必ず捕えることを神に誓う。 1832年、パリ。 ある日マリウスは、美しい裕福な女性コゼット(アマンダ・サイフリッド)を街で見かけて心惹かれる。 コゼットと共にいたヴァルジャンは、今では落ちぶれたテナルディエ夫妻に正体を知られる。 それを否定したヴァルジャンは、騒ぎを鎮めようと現れたジャベールに気づきその場を離れる。 ジャベールは、姿を消した紳士がヴァルジャンだと知らされて、再び現れた彼に運命を感じる。 テナルディエの娘エポニーヌ(サマンサ・バークス)は、かつて一緒に暮らしていたコゼットのことを思い出す。 マリウスは、同志でもあるエポニーヌに、コゼットを捜してもらう。 民衆の味方であったジャン・マクシミリアン・ラマルク将軍の死で、ABC内部で一気に行動を起こす空気が高まるものの、マリウスはコゼットのことが気になる。 年頃となったコゼットは、過去を語らないヴァルジャンにそれを問うが、彼は、今はその時期ではないことを伝えて返事を拒む。 マリウスは、彼に心を寄せるエポニーヌに、コゼットの屋敷へと案内される。 コゼットと対面したマリウスは、心ときめかせながら運命の愛を語り合い、エポニーヌは愛の終わりを悟る。 マリウスは、コゼットを呼びに来たヴァルジャンに気づき身を潜める。 コゼットを捜したテナルディエは、エポニーヌにそれを問い質す。 父に殴られたテナルディエは悲鳴を上げ、騒ぎに気づいたヴァルジャンはジャベールを警戒し、イングランドに向かおうとする。 エポニーヌは、コゼットがマリウスに渡そうとした手紙を読んでしまい、愛を手にすることのできない自分の人生を悲しむ。 6月5日。 国民衛兵との戦いは始まるが、メンバーの志願者に扮したジャベールが、敵の動きを調べると言ってマリウスらを信用させる。 しかし、少年ガブローシュ(ダニエル・ハトルストーン)がジャベールの正体を見破り、彼は拘束される。 バリケードを作り大軍と交戦したマリウスは、迫る敵を前に、火薬に火をつけようとして退却させる。 エポニーヌからコゼットの手紙を渡されたマリウスは、彼女が撃たれていることに気づく。 マリウスに愛を伝えたエポニーヌは、優しく声をかけられながら、彼の腕の中で息を引き取る。 その後マリウスは、コゼットへの手紙をガブローシュに託す。 身を潜めていたヴァルジャンはそれを受け取り、自分の命以上の存在のコゼットとマリウスが愛し合っていることを知り、娘が奪われることを恐れる。 しかし、その夜に死ぬかもしれないと考えたヴァルジャンは、マリウスの元に向かう。 ヴァルジャンは、処刑されるジャベールを自分に任せてほしいことを伝える。 ジャベールを連れ出したヴァルジャンは、彼を解放して逃げるよう伝える。 ヴァルジャンは、生きるための取引かとジャベールに問われるが、自分が悪党ではなく何も望んでいないことと、恨みもなく、彼が職務を果たしただけだと伝える。 戦いに備えながら、コゼットを想うマリウスの気持ちを理解したヴァルジャンは、自分を犠牲にしてでも、若い彼に命を与えることを神に願い祈る。 翌朝、民衆が去ったことを知ったマリウスらは落胆するが、ガブローシュが勇敢に立ち向かう。 しかし、兵士は容赦なくガブローシュを射殺し、それに屈せず戦いに挑むマリウスらは総攻撃を受ける。 アンジョルラスらは命を落として全滅し、ヴァルジャンは、撃たれたマリウスをその場から連れ出す。 現場に戻ったジャベールは、悲惨な光景を前にして、死亡したガブローシュの胸に自分の勲章を置く。 ヴァルジャンの死体がないことに気づいたジャベールは、彼が下水に逃げたと考える。 マリウスを担ぎ出口に向かったヴァルジャンは、途中、テナルディエに出会い指輪を奪われる。 その場を離れたヴァルジャンは、出口で待ち構えていたジャベールに、マリウスを助けるため1時間の猶予を求める。 下水道を出たヴァルジャンは、銃を構えるジャベールの制止を聞かずに、マリウスを病院に運ぼうとする。 ジャベールは警告するが、彼はヴァルジャンを撃つことができずに銃を捨てる。 ヴァルジャンの行動が理解できず、自分の意思が揺らいだことを恥じたジャベールは絶望して、水門に身を投じ自ら命を絶つ。 回復したマリウスは、今は亡き同志達を想い涙する。 マリウスはコゼットに愛を語られて励まされ、ヴァルジャンは、自分の子ではない彼女が、自由な道を歩み愛を育むことを祝福する。 二人の結婚を許したヴァルジャンは、マリウスに、罪を犯した”ジャン・バルジャン”の話す。 ヴァルジャンは、それが知れると娘が辱しめに遭うだろうと語り、別れの時が来たことをマリウスに伝える。 自分が誰であるか・・・、”ジャン・バルジャン”だと答えるマリウスは彼を引き止める。 それができないことをマリウスに伝えたヴァルジャンは、自分のことを何も語らないのがコゼットの幸せにつながることを納得させて旅立つ。 ヴァルジャンが、何も語らず旅立ったことを悲しむコゼットだったが、マリウスは彼女を幸せにすることを誓う。 結婚式の日、会場に現れたテナルディエ夫妻に気づいたマリウスは、彼らを追い払おうとする。 マリウスは、下水道で青年担いでいたヴァルジャンから奪った指輪をテナルディエに見せられる。 自分を救ったのがヴァルジャンだと気づいたマリウスだったが、居場所を知るテナルディエに現金を要求される。 テナルディエを叩きのめしたマリウスは、ヴァルジャンが修道院にいることを聞き出し、コゼットを連れてその場に向かう。 死期の近いヴァルジャンは、コゼットとマリウスを祝福できないことを悲しむ。 神の元に向かいたいと願うヴァルジャンは、目の前に現れたファンティーヌが迎えだと考える。 ヴァルジャンの元に駆け寄ったコゼットは、笑顔で父に語り掛け、命を救われたマリウスは彼に感謝する。 マリウスは、ヴァルジャンが瀕死の自分を救い出してくれたことをコゼットに知らせる。 ヴァルジャンは、コゼットが戻ってきたことで、祝福されながら死ねると言って涙する。 生きることを望むコゼットの気持ちを知ったヴァルジャンは、告白の手紙を彼女に渡す。 自分の死の後に読むようにという内容は、憎しみを持った男が、コゼットとの出会いで、愛のために生きることを知った物語だと伝える。 再び現れたファンティーヌは、苦しみは全て去ったことをヴァルジャンに伝えて、彼を神の元へと導く。 コゼットとマリウスは、ヴァルジャンの遺志を継ぐことを誓い固く抱き合う。 ヴァルジャンは、ファンティーヌや国を愛して戦った若者達と共に、明日に希望があることを確信する。
...全てを見る(結末あり)
貧困と格差に苦しむ人々は、日々を生き抜くことに疲れ果てていた。
王の圧政に苦しむ民衆の中で、共和派の学生マリウス・ポンメルシー(エディ・レッドメイン)、同志アンジョルラス(アーロン・トヴェイト)らの秘密結社”ABC”は、国王打倒の声を上げる。
それぞれの立場で”革命”の日を迎えた民衆の前で、マリウスやアンジョルラスは行動を開始する。
__________
*(簡略ストー リー)
1815年、フランス。
パンを盗んだ罪で19年服役した囚人のジャン・ヴァルジャンは、ジャベール警部から仮釈放を言い渡される。
自由の身とはなったものの、ヴァルジャンに対する世間の目は厳しく、彼は飢えと寒さに苦しむ。
ある日ヴァルジャンは、ミリエル司教に教会に招かれ、食事と寝床を与えられるものの、その夜、銀食器を盗み逃亡する。
逮捕されたヴァルジャンは、銀食器を自分に与えたと言う司教の慈悲の言葉に心打たれ、正しい生き方をすることを心に誓う。
8年後、ヴァルジャンは、工場を経営し市長にまでなっていた。
女工ファンティーヌがクビになったことを救えず、彼女が娘コゼットのために娼婦になったことを自分の責任と考えたヴァルジャンは、彼女のために尽くすことが使命だと考える。
しかし、病気のファンティーヌは息を引き取り、自分の正体に気づいたジャベールに追われる身となったヴァルジャンは、コゼットを引き取り親となり逃亡生活を始めるのだが・・・。
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世界中で絶賛され続ける同名ミュージカルの待望の映画化ということで話題となった作品。
「英国王のスピーチ」(2010)でアカデミー監督賞を受賞したトム・フーパーは、パワフル且つ感動を盛り上げる演出で全編を描きり、重厚な作品に仕上げている。
主演のヒュー・ジャックマン他、ミュージカルが本職でないスター達の熱演、熱唱は圧巻で、全編に漂う陰湿なムードとは対照的に、力感溢れる彼らの歌唱力で物語は感動の渦に包まれる。
第85回アカデミー賞では作品賞以下8部門にノミネートされ、助演女優(アン・ハサウェイ)、メイクアップ&ヘアスタイリング、録音賞を受賞した。
・ノミネート
作品
主演男優(ヒュー・ジャックマン)
美術・衣装デザイン・歌曲賞
*授賞式で、主な出演者がステージに登場するパフォーマンスの素晴らしさが印象に残る。
これだけのスターの出演、セットを含めた映像的な素晴らしさにも拘わらず製作費は6100万ドルに抑えられた。
北米興行収入は約1億4900万ドル、全世界では約4億4200万ドルのヒットとなった。
やつれ果てた姿も痛々しいほどのシェイプアップをして役に挑んだヒュー・ジャックマン、上映開始から45分で命を落としてしまうものの、同じく迫真の演技で観る者に感動を与えるアン・ハサウェイ、二人の演技は各方面で高く評価された。
主人公を執拗に追う警部ジャベールを、存在感を発揮して演ずるラッセル・クロウ、主人公らに支えられて、愛に満ちた人生を送ることになるコゼットのアマンダ・サイフリッドと、運命の恋人役エディ・レッドメイン、共和派の同志アーロン・トヴェイト、コゼットを預かる宿の主人サシャ・バロン・コーエンとその妻ヘレナ・ボナム=カーター、娘のサマンサ・バークスと少女期ナタリア・エンジェル・ウォレス、主人公を改悛させる司教コルム・ウィルキンソン、コゼットの少女期イザベル・アレン、共和派に加わる少年ダニエル・ハトルストーン等が共演している。