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リービング・ラスベガス Leaving Las Vegas (1995)

1990年に発表された、ジョン・オブライエンの自伝的小説”Leaving Las Vegas”を基に製作された作品。
アルコール依存症のため解雇された脚本家と彼との出会いで安らぎを感じる娼婦との関係を描く、監督、脚本、音楽マイク・フィギス、主演ニコラス・ケイジエリザベス・シュージュリアン・サンズ他共演のロマンス。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(ロマンス)

ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage 作品一覧
ニコラス・ケイジ / Nicolas Cage / Pinterest


スタッフ キャスト ■
監督:マイク・フィギス

製作
リラ・カゼス
アニー・スチュワート
製作総指揮
ペイジ・シンプソン
スチュアート・リージェン
原作:ジョン・オブライエンLeaving Las Vegas
脚本:マイク・フィギス

撮影:デクラン・クイン
編集:ジョン・スミス
音楽:マイク・フィギス

出演
ベン・サンダーソン:ニコラス・ケイジ

セーラ:エリザベス・シュー
ユーリ・バッツォ:ジュリアン・サンズ
ピーター:リチャード・ルイス
マーク・ナスバウム:スティーヴン・ウェバー
テリー:ヴァレリア・ゴリノ
デビー:エミリー・プロクター
バンホーテン:ローリー・メトカーフ
ミッキー:デヴィッド・ブリスビン
バーの娼婦:マリシュカ・ハージティ
銀行出納係:キャリー・ローウェル
バーの男性:R・リー・アーメイ
バーテンダー:ダニー・ヒューストン
バーテンダー:ジュリアン・レノン
モールの男性:ボブ・ラフェルソン
タクシー運転手:ザンダー・バークレー
タクシー運転手:ルー・ロウルズ
ギャング:エド・ローター

アメリカ 映画
配給 ユナイテッド・アーティスツ

1995年製作 112分
公開
北米:1995年10月27日
日本:1996年9月14日
製作費 $3,600,000
北米興行収入 $32,029,930


アカデミー賞 ■
第68回アカデミー賞
・受賞
主演男優賞(ニコラス・ケイジ
・ノミネート
監督
主演女優(エリザベス・シュー
脚色賞


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ハリウッド
脚本家のベン・サンダーソン(ニコラス・ケイジ)は、アルコール依存症のために生活が乱れ、周囲から敬遠されていた。

映画関係者ピーター(リチャード・ルイス)の食事の席に現れたベンは、同席していたマーク・ナスバウム(スティーヴン・ウェバー)や女性達を紹介される。

ベンに金が必要であると言われたピーターは、手持ちの現金を渡して彼との関係を絶つ。

バーに向かったベンは、その場にいた女性テリー(ヴァレリア・ゴリノ)を誘うものの断られる。

酒をボトルでがぶ飲みしながら車を運転しストリップ・バーに向かったベンは、その後、娼婦に声を掛けられ、目覚めると家の床に倒れていた。
...全てを見る(結末あり)

娼婦に指輪をとられたことに気づいたベンは、銀行に向かい小切手を換金しようとする。

出納係(キャリー・ローウェル)に裏書のサインを求められたベンは、手が震えたためその場を去る。

バーで酒を飲んだベンは銀行に戻り、サインをして換金する。

その後、撮影所を解雇されたベンは、ロサンゼルスを離れラスベガスに向かうことを決める。

ラスベガス
娼婦セーラ(エリザベス・シュー)は、ロシア人のヒモであるユーリ・バッツォ(ジュリアン・サンズ)の指示で仕事をしていた。

飲みながら運転していたベンは、道路を渡ろうとしていたセーラに気づき急停車する。

セーラに注意されたベンは素直にそれを認め、モーテルに向かい部屋をとる。

その後、街でセーラを見かけたベンは、彼女に話しかけて部屋に誘う。

500ドルを払うと言うベンは、セーラに何もせずにただいてほしいだけだと伝え話を始める。

ラスベガスには飲むために来たと言うベンは、全てを処分し車も売り払うことを伝え、そんな彼の傍でセーラは安らぎを感じる。

翌朝、ユーリの元に向かったセーラは、稼ぎが悪いことで責められ殴られる。

セーラは抵抗しようとするものの、手にしたナイフをユーリに渡す。

ユーリは、いつものように大腿部を傷つけるようセーラに促され動揺する。

今晩の稼ぎを期待しているとユーリに言われたセーラは、それに従う。

ギャング(エド・ローター)に借金の請求で追われているユーリは、質屋に向かい宝石を売ろうとする。

そこに現れたベンは、ロレックス・デイトナを500ドルで売る。

その夜、ベンと出くわしたセーラは、彼に食事に誘われるもののそれを断りタクシーに乗る。

ユーリの元に向かい大金を稼いだことを伝えたセーラだったが、怯えるユーリは彼女に出て行くように伝え、二度と会うことはないだろうと付け加える。

部屋を出たセーラは、ユーリの元に向かうギャングらとすれ違う。

ベンの部屋を訪ねたセーラは、彼と共に外出して食事をする。

モーテルに戻ろうとするベンを部屋に誘ったセーラは、ただ単に彼と過ごしたいことを伝える。

翌朝、自分の部屋に越してくることを提案したセーラだったが、ベンは、アルコール依存症の自分とは付き合えないと言って遠慮する。

気分を害したセーラが自分を必要としていることを感じたベンは、彼女と暮らすことを決める。

アパートに戻ったセーラは、大家のバンホーテン(ローリー・メトカーフ)が、門の前で眠っているベンを敷地内に入れなかったことを知り、謝罪して彼を部屋に連れて行く。

ソファーに横たわったベンはセーラに恋していることを伝える。

セーラは、今後を心配する必要はないと言ってベンを安心させ、彼にシャツとヒップフラスコを贈る。

ベンが感激して涙したため、セーラはカジノに行く提案をする。

楽しい時を過ごしていた二人だったが、ベンは悪酔いして騒ぎを起こし警備員に取り押さえられる。

ベンをアパートに連れて帰ったセーラは、目覚めた彼を落ち着かせる。

しかしセーラは、ベンの話すことが理解できずに気分を害する。

ベンはセーラに優しく接し、彼女の大腿部の切り傷に気づく。

街に出たベンは、質屋が休みだったためにバーに向かい、恋人同士のトラブルに巻き込まれて殴られる。

アパートに戻ったベンは、シャツを血で汚してしまったため、セーラと共に買い物に出かける。

カフェでセーラにイヤリングを渡したベンは失言してしまい、彼は席を立って帰ろうとする。

セーラはベンを呼び止め、彼は男性(ボブ・ラフェルソン)から待つべきだと言われる。

砂漠の中のモーテルに向かった二人は、愛を確かめながら数日を過ごすものの、騒いで酒を飲みテーブルなども壊したため追い出されてしまう。

アパートに戻ったセーラは、病院に行くことをベンに勧めるものの、彼はそれを拒む。

何も前向きに考えようとしないベンに、自分がしてほしいことは一つだけだと伝えてセーラは仕事に向かう。

カジノに向かったベンは、娼婦(マリシュカ・ハージティ)に誘われてアパートに連れ込んでしまう。

戻ったセーラがそれに気づき、娼婦はその場を去り、彼女はベンを追い出してしまう。

その後セーラは、少年三人組を相手にして痛めつけられてしまう。

ショックを受けてアパートに戻ったセーラは、大家のバンホーテンから出て行くようにと言われる。

ベンを捜しながら街に出たセーラは、どこに行っても厄介払いされる。

セーラは、ベンからの連絡を受けて彼の元に向かう。

禁断症状で震えるベンを介抱するセーラは、彼と愛し合う。

その後ベンは、横で眠るセーラの愛を感じながら息を引き取る。

目覚めたセーラは、二人の関係や、ありのままのベンを受け入れたことを考える。

セーラは思う、ベンが変わることを期待せず、彼も同じ考えであり、ベンの全てを愛したことを・・・。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ハリウッドの脚本家であるベン・サンダーソンは、アルコール依存症のため解雇されラスベガスに向かう。
ロシア人のヒモであるユーリの指示で動く娼婦セーラと出会ったベンは、彼女のアパートで暮らし始める。
自分との生活に安らぎを感じるとセーラに言われたベンだったが、酒を断つことができない苦悩と不安の日々が続く・・・
__________

自らもアルコール依存症だったジョン・オブライエンは、原作の映画化決定後に拳銃自殺し、彼の死から5か月後に撮影が始まった。

世の中のから排除される苦しみの中で生きる男女の切ないラブ・ストーリーは、退廃的な雰囲気とスタイリッシュな映像を生かしたマイク・フィギスの演出で観る者の心に訴える。

その物語全体のイメージを見事に表現する、スティングの”Angel Eyes”が印象的だ。

第68回アカデミー賞では、主演男優賞(ニコラス・ケイジ)を受賞した。
・ノミネート
監督
主演女優(エリザベス・シュー
脚色賞

超大物芸能一族として、その名に頼らず実力でスターとなっていたニコラス・ケイジは30歳で本作の撮影に臨み、キャリアはあったものの早くもオスカーを受賞し、その後の数年でハリウッドの頂点を極めることになる。

余りに哀れなニコラス・ケイジの役柄なのだが、このような役ができるのが本来の彼の実力であり、アクション派としても成功する魅力の原点はここにあるとも言える。

同じくオスカーにノミネートされたエリザベス・シューは、ニコラス・ケイジを上回るほどの好演を見せる。
純情派から変身などとオーバーに宣伝されたが、10年以上のキャリアがある彼女はニコラス・ケイジより年上であり、このくらいの役を難なくこなせる人材が集まるアメリカ映画界の厳しさを認識するべきだ。

ヒロインのヒモであるロシアジュリアン・サンズ、映画関係者リチャード・ルイススティーヴン・ウェバー、バーの客ヴァレリア・ゴリノ、ヒロインの客エミリー・プロクター、ヒロインのアパートの大家ローリー・メトカーフデヴィッド・ブリスビン、バーの娼婦マリシュカ・ハージティ、銀行出納係キャリー・ローウェル、バーの男性R・リー・アーメイ、バーテンダーのダニー・ヒューストンジュリアン・レノン、モールの男性ボブ・ラフェルソン、タクシー運転手ザンダー・バークレールー・ロウルズ、ギャングのエド・ローターなどが共演している。


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