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映画 ラストベガス Last Vegas (2013) | That's Movie Talk!
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ラストベガス Last Vegas (2013)

幼馴染みの4人組が1人の結婚式のために集まったラスベガスで巻き起こる騒動と友情を描く、監督ジョン・タートルトーブ、出演マイケル・ダグラスロバート・デ・ニーロモーガン・フリーマンケヴィン・クラインメアリー・スティーンバージェン他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ

モーガン・フリーマン / Morgan Freeman 作品一覧
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スタッフ キャスト
監督:ジョン・タートルトーブ

製作
ローレンス・マーク
エイミー・ベアー
製作総指揮
ネイサン・カヘイン
ジェレマイア・サミュエルズ
ローレンス・グレイ
脚本:ダン・フォーゲルマン
撮影:デヴィッド・ヘニングス
編集:デヴィッド・レニー
音楽:マーク・マザースボウ

出演
ビリー・ガーソン:マイケル・ダグラス
パトリック”パディ”コナーズ:ロバート・デ・ニーロ
アーチボルド”アーチー”クレイトン:モーガン・フリーマン
サム・ハリス:ケヴィン・クライン
ダイアナ・ボイル:メアリー・スティーンバージェン
ディーン:ジェリー・フェレーラ
ロニー:ロマニー・マルコ
モーリス・ティシュラー:ロジャー・バート
ミリアム・ハリス:ジョアンナ・グリーソン
エズラ・クレイトン:マイケル・イーリー
リサ:ブレ・ブレア
ウエイトレス:ヴェロニカ・ロサティ
本人:50セント
本人:レッドフー

アメリカ 映画
配給 CBS Films
2013年製作 105分
公開
北米:2013年11月1日
日本:2014年5月24日
製作費 $28,000,000
北米興行収入 $63,914,170
世界 $134,402,5000


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨークブルックリンフラットブッシュ
幼馴染の4人ビリー・ガーソン、パトリック”パディ”コナーズ、アーチボルド”アーチー”クレイトン、サム・ハリスは、いつも行動を共にする親友だった。

ビリーとパディは、同じ幼馴染のソフィーに惹かれていた。

父親が経営するカフェを手伝っていたサムは、4人がいつも一緒であるため兄にからかわれる。

それに意見するビリーらは、サムのバイト代だと言って1本のスコッチを持ち去る。

58年後。

フロリダネイプルズ
サム(ケヴィン・クライン)は、妻ミリアム(ジョアンナ・グリーソン)と老後を過ごしていた。

ニュージャージー州、エングルウッド
アーチー(モーガン・フリーマン)は、2度離婚して、軽い脳梗塞から回復し他ばかりであり、息子エズラ(マイケル・イーリー)の家族と暮らしていた。

ブルックリン
パディ(ロバート・デ・ニーロ)は、妻ソフィーを1年前に亡くし、悲しみに耐える日々を送っていた。

カリフォルニア州、マリブ
実業家として成功したビリー(マイケル・ダグラス)は、知人の結婚式のスピーチ中に、娘のような恋人リサ(ブレ・ブレア)にプロポーズする。
...全てを見る(結末あり)

婚約パーティーの最中、子供時代から保管してあったスコッチの瓶を見て懐かしく思ったビリーは、サムに電話をする。

サムとアーチーに同時に電話をしたビリーは、結婚することを二人に伝え、週末にラスベガスで会う約束をして、バチェラー・パーティーを開くことになる。

妻の葬儀に出席しなかったため、気まずい関係になっていたパディも誘うと二人に伝えたビリーは電話を切る。

空港に送ってもらったサムは、ミリアムからコンドームとバイアグラを渡される。

羽目を外して気分転換し、以前のような自分に戻ってほしいとミリアムに言われたサムは、張り切って旅立つ。

アーチーは、月曜まで教会の修養会だと書置きして家から抜け出し、迎えに来たサムの車でブルックリンに向かう。

現れたサムからラスベガス行きを誘われたパディだったが、気難しい彼はそれを断る。

病み上がりで何とか階段を上がってきたように見せかけたアーチーは、パディの説得に成功する。

飛行機の機内で愚痴をこぼし続けるパディは、ラスベガスに着いても、ビリーとは絶対に口をきかないと言い張る。

現れたビリーに話しかけられても帰ると言うパディは争いになるが、アーチーに制止されて、4人組の復活を祝い仲良くするようにと言われる。

ビニオンズ
改装中のために宿泊できないと知った4人は、ビリーの式場のホテル”アリア”に問い合わせることにする。

パディがトイレに行っている間、歌手ダイアナ・ボイル(メアリー・スティーンバージェン)の歌を聴いたビリー、アーチー、サムは、彼女をテーブルに呼び話をする。

3人は最高の歌だったとダイアナに伝え、ミリアムに浮気を許可されていたサムは彼女を口説き始め、大酒のみだと言うアーチーは、禁止されている酒を飲もうとする。

ダイアナからラスベガスに来た目的を訊かれた3人だったが、その場に現れたパディが”嘘つき”のためだと答え、歌は最高だったと彼女に伝える。

ビリーの結婚式のために4人が集まったことを、ダイアナは知らされる。

ホテルを探すために去ろうとするパディはダイアナに呼び止められるものの、幼馴染なのに妻の葬儀に来なかったビリーをクズ呼ばわりする。

酒浸りと浮気男、そしてクズの相手を自分一人にさせるのかとダイアナに言われたパディは、彼女が気に入り改めて挨拶する。

5人は乾杯して、ダイアナも同行して”アリア”に移動し、夕方にならなければ部屋が空きそうもないため、ビリーは彼女の案内でチャペルの下見に向う。

パディ、アーチー、サムはカジノで楽しむことにする。

ブラックジャックのテーブルに座ったアーチーは、その場にいた青年ディーン(ジェリー・フェレーラ)にからかわれる。

アーチーは、下ろして来た預金の半額1万5000ドルでゲームを楽しもうとする。

バーに向かったサムは相手を探し始め、ソファに座っていた女性モーリス・ティシュラー(ロジャー・バート)に声をかけるものの、彼はマドンナの女装をした男性だった。

ダイアナとチャペルを見たビリーは、離婚を経験した彼女の身の上話を聞き、案内してくれたことに感謝して別れる。

リサからの電話を受けたビリーは、チャペルは気に入るだろうと伝える。

モーリスと話をしていたサムを呼んだパディは、アーチーが所持金を失うことを心配するが、直前に9000ドル負けたにも拘わらず、10万ドル勝っていることを知り驚く。

チップを手にしてパディとサムと共に引き上げたアーチーは、エズラからの電話を受けて、心配いらないことを伝える。

ビリーからの電話でプールに呼ばれた3人は、ビキニコンテストの審査員を務めて楽しむ。

カジノの損失を回収しようとするホテル側は、4人に最高級スイートのペントハウスを提供し、案内係のロニー(ロマニー・マルコ)を付ける。

4人は、”50セント”が部屋をキャンセルしたことをロニーから知らされる。

ロニーがその場を去り、例のスコッチを3人に見せたビリーはパーティーを始めようとするが、パディが嫌みを言い始める。

葬儀のことを蒸し返したパディは、妻がビリーの弔辞を望んでいたことを伝えて、出席しなかったことを痛烈に非難する。

楽しもうとする週末が台無しになると意見するアーチーらの行動も批判したパディは部屋を出る。

その後、クラブに入ろうとしたビリー、アーチー、サムは、ボトルを入れることを要求される。

1本1800ドルだと言われて、アーチーがそれを払い、3人はバチェロレッテ・パーティーのグループと楽しむ。

ルーム・サービスを頼み一人で食事をしていたパディは、エズラからかかってきたアーチの電話が鳴っていることに気づく。

カジノで会った無礼な青年ディーンと揉めた3人だったが、そこに現れたパディがディーンを殴り倒す。

ロニーがディーンを店から追い出し、パディは、エズラから電話だと言ってアーチーに携帯電話を渡しただけで帰ってしまう。

翌朝、ビニオンズに向かったパディは、ダイアナを誘い昔話をする。

幼馴染だった妻ソフィーは、ビリーでなく自分を選んだことを話したパディは、亡くなった妻は、失意のまま生きる姿を望んでいないはずだとダイアナに言われる。

その意見に納得したパディは、ダイアナをパーティーに誘う。

ホテルに戻りビリーと話したパディは、ソフィーが、今の自分の生き方を喜びはしないことを伝える。

パディは、リサを本気で愛しているのかとビリーに尋ねる。

そこにアーチーとサムが現れ、ロニーが連れて来たディーンが4人に謝罪する。

ロニーから4人が有名なマフィアだと言われていたディーンは怯えてしまい、彼を始末するようビリーがパディに指示する。

4人はディーンをからかって用を言いつけ、彼らは、パーティーの準備を始めて参加者を集めようとする。

ダイアナに会いに行ったビリーは、結婚しなかった理由を訊かれ、自由な生き方を望んだと答える。

本当は一人だけ愛した女性がいたと言っただけで、ビリーは誰かを教えなかった。

二人は”ストラトスフィア”のスカイジャンプにチャレンジし、ダイアナは、結婚式を明日に控える身で、なぜ自分を誘ったのかをビリーに尋ねる。

同じ質問を返したビリーは、初対面で惹かれたとダイアナに言われる。

地上に降りたビリーは、パディと同じ思いで、幼馴染のソフィーが好きだったことを話す。

ソフィーはどちらを選ぶかをパディに迫られ、家に来た彼女は自分を選んだとダイアナに伝える。

パディの方が相応しいと考えたビリーは、ソフィーを彼の元に行かせたことも話す。

そのことをパディが知らないため、複雑な話だと考えるダイアナは、ビリーからパーティーに誘われる。

パディからも誘われていたため、ダイアナは戸惑う。

ホテルに戻ったビリーは3人にプレゼントを渡し、そしてパーティーは始まる。

シルク・ドゥ・ソレイユ”の”Zarkana”のメンバーも現れ、女装でないモーリスは、同伴した妻をサムに紹介する。

パーティーは大いに盛り上がるが、ロニーは、隣の部屋に滞在することになった50セントが現れたために驚き、参加したいと言われるもののそれを断る。

携帯電話の追跡機能を使ったエズラが現れたことを知ったアーチーだったが、心配し過ぎる彼に、好きなことをして生きたいと伝える。

できれば息子とも飲みたいと言われたエズラは、父アーチーと楽しむことにする。

バチェロッテ・パーティーで知り合った女性といい雰囲気になり愛し合おうとしてサムだったが、ミリアムを裏切る気になれなかった。

入り口を気にするパディが、惹かれたダイアナを待っていることに気づいたビリーは、生き甲斐がないと言う彼の話を聞く。

ビリーもダイアナに惹かれていることを知ったパディは、現れた彼女の元に向かう。

パディを水槽に突き落としたビリーは、ダイアナを連れて2階に上がる。

愛を告白するはずのパディのことを考えてあげてほしいとダイアナに伝えたビリーは、ソフィーの時と同じことをするのかと言われる。

二人の話を聞いてしまったパディはショックを受ける。

サムが手にしていた4人のスコッチをゴミ箱に投げ捨てたパディは、アーチーとサムに話しかけられるものの、何も語らずにその場を去る。

翌朝、ビリーに話しかけたパディは、女のことが分かっていないと言って、ソフィーが自分を愛していたのは確かだと伝える。

再びリサを愛しているのかと訊かれたビリーは、自分の人世に干渉するなと言って、到着したリサの元に向かう。

仕返しだと言ってビリーをプールに突き落としたパディは、リサに近づき、50年前の借りを返したいと伝える。

ビリーは自分を好きではあるが愛してはいないと、リサはパディに言われる。

話をしたいというビリーと語り合ったリサは、彼を非難するものの、仕方なく納得してその場を去る。

その後、変える準備をするビリーを心配するパディは、ソフィーの葬儀に参列しなかったのは別れが辛過ぎたからだと言われる。

アーチーは脳梗塞で倒れ、サムはフロリダに移住、自分は孤独な老人だと嘆くビリーだったが、自分達がいると3人に言われる。

ダイアナにも愛されている幸せな男だとパディに言われ、彼と抱き合ったビリーは3人との友情を確かめる。

ビニオンズ
花束を持ってダイアナの元に向かったビリーは、リサとは別れたことを伝える。

ショーを中断させてしまったことのお詫びだと言って、花束を客に渡したビリーは、ダイアナに惹かれていることを伝え、彼女を見つめながらキスする。

部屋を出ようとする4人はディーンに感謝され、現れたロニーから、様々なセレブを担当しているが、今回は特別だったと言われる。

ビリーがゴミ箱から拾ってあったスコッチを開けた4人は乾杯するが、その酷い味に驚く。

4人はリムジンで空港に向い、東海岸に向かうパディとアーチーは、方向が違うビリーとサムに60年目の再会を約束して別れを告げる。

58日後。
ビリーからの電話を受けたビリーとアーチーは、ダイアナと結婚することを知らされる。

恋人ができたビリーと孫の世話をしていたアーチーは、電話を切る。

電話にでずにミリアムと愛し合ったサムは、再び彼女に迫られる。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
60年の友情で結ばれた幼馴染のビリー、パディ、アーチー、サムは、ラスベガスに集まることになる。
唯一人、独身だったビリーが娘のような恋人と結婚するため、バチェラー・パーティーを開くことが決まったのだった。
気難しいパディは、ビリーが妻の葬儀に出席しなかったことを恨み、彼の呼びかけに従う気になれなかったが、アーチーとサムに説得されて仕方なく旅立つ。
4人はラスベガスで合流するものの、パディはビリーを許さないまま気まずい雰囲気が続く。
そんな4人は歌手のダイアナに出会い、同年代の彼女と親交を深める。
その後、アーチーがカジノで10万ドルを手に入れたため、4人は最高級スイートに泊まることになる。
4人はパーティを計画しながら楽しもうとするのだが、ビリーとパディの溝は埋まらなかった・・・。
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全員がオスカー受賞者である、ハリウッドを代表する4人の大物スター、マイケル・ダグラスロバート・デ・ニーロモーガン・フリーマンケヴィン・クラインによる、豪華競演が話題になった作品。

成功している実業家を含めて一般人として登場する4人なのだが、実際には誰でも承知のセレブなので、衣装や演技で野暮ったく見せても、ラスベガスのリッチなイメージや高級ホテルの部屋に馴染んでしまうところなどが面白い。

話が都合よくうまくまとまり過ぎるのも、コメディと考えれば許せる範囲で、友情物語を人間味溢れる雰囲気で描く、ジョン・タートルトーブの軽快な演出が心地よい楽しい作品。

細かいことは抜きにして、ドリームチームとも言える名優の演技を堪能できる、贅沢で得した気分になれる作品でもある。

ビッグネームの競演により集客効果は抜群であり、北米興行収入は約6400万ドル、全世界では約1億3400万ドルのヒットとなった。

奔放な自由人タイプの実業家なのだが、終盤で秘密を明かして人間味を見せるマイケル・ダグラス、彼を恨むものの、裏切りではなかったことを知り友情を深めるロバート・デ・ニーロ、二人の溝を埋めようと努力するモーガン・フリーマン、同じく愉快な演技で楽しませてくれるケヴィン・クライン、4人と親交を深める歌手のメアリー・スティーンバージェン、4人をマフィアだと思い付き添いをするジェリー・フェレーラ、ホテル側の4人の担当者ロマニー・マルコ、サム(ケヴィン・クライン)と親交を深める女装趣味の宿泊客ロジャー・バート、サムの妻ジョアンナ・グリーソン、アーチー(モーガン・フリーマン)の息子マイケル・イーリー、ビリー(マイケル・ダグラス)の婚約者ブレ・ブレア、ウエイトレスのヴェロニカ・ロサティ、本人役で50セントレッドフーなどが共演している。


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