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レディ・マクベス Lady Macbeth (2016)

1865年に発表された、ニコライ・レスコフの中編小説”Lady Macbeth of the Mtsensk District”を基に製作された作品。
愛のない結婚をした女性が使用人との不倫関係をきっかけにして変貌する姿を描く、主演フローレンス・ピューコスモ・ジャービスナオミ・アッキークリストファー・フェアバンクポール・ヒルトン他共演、監督ウィリアム・オルドロイドによるドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ


スタッフ キャスト
監督:ウィリアム・オルドロイド
製作:フォーラ・クローニン・オライリー
製作総指揮
クリストファー・モル
スティーヴ・ジェンキンズ
リジー・フランク
ジム・リーヴ
クリストファー・グラニエ=ドゥフェール
原作:ニコライ・レスコフLady Macbeth of the Mtsensk District
脚本:アリス・バーチ
撮影:アリ・ウェグナー
編集:ニック・エマーソン
音楽:ダン・ジョーンズ

出演
キャサリン・レスター:フローレンス・ピュー
セバスチャン:コスモ・ジャービス
アナ:ナオミ・アッキー
ボリス・レスター:クリストファー・フェアバンク
アレクサンダー・レスター:ポール・ヒルトン
アグネス:ゴルダ・ロシュベル
テディ:アントン・パーマー
メアリー:レベッカ・マンリー
テッサ:フルール・フーディク
ピーター神父:クリフ・バーネット
ロバートソン:ニコラス・ラムリー
カークブライド:レイモンド・フィン
ローガン刑事:イアン・コニンガム

イギリス 映画
配給 Altitude Film Distribution
2016年製作 89分
公開
イギリス:2017年4月28日
北米:2017年7月14日
日本:2020年10月23日
製作費 £500,000
北米興行収入 $1,129,410
世界 $5,343,630


ストーリー
1865年、イングランド
17歳のキャサリン(フローレンス・ピュー)は、2倍以上年上のアレクサンダー・レスター(ポール・ヒルトン)と結婚する。
ノーサンバーランド
キャサリンの肉体を求めないアレクサンダーは、父ボリス(クリストファー・フェアバンク)の屋敷で愛のない結婚生活を始める。
キャサリンは、外出禁止などのルールの中で空虚な日々を過ごし、ボリスも彼女に厳しく接する。
ある日、ボリスとアレクサンダーはそれぞれの用事で屋敷を離れ、キャサリンは、メイドのアナ(ナオミ・アッキー)と2人きりになり、初めて散歩に出かける。
そんな時キャサリンは、アナが使用人の男たちにシーツに包まれて吊るされていることを知る。
雌豚の体重を測っていると言うセバスチャン(コスモ・ジャービス)のことを気にしながら、キャサリンはアナを解放させる。
その後、セバスチャンの気を惹くキャサリンは、彼と関係を持ってしまう。
そのことをアナがピーター神父(クリフ・バーネット)に知らせるが、キャサリンは、忠告する彼の話を聞く気はなかった。
屋敷に戻ったボリスは、キャサリンの不倫を知り、セバスチャンを殴り厩舎に閉じ込めてしまう。
それに反発するキャサリンはボリスとトラブルになり、彼を毒殺してしまう。
ショックを受けたアナは話せなくなり、何も気にせず葬儀を済ませたキャサリンは、公然とセバスチャンとの関係を深めるのだが・・・。


解説 評価 感想

ニコライ・レスコフの中編小説”Lady Macbeth of the Mtsensk District”を基に製作された作品。

フローレンス・ピューが主人公を演じ、コスモ・ジャービスナオミ・アッキークリストファー・フェアバンクポール・ヒルトンなどが共演した作品。

愛のない結婚をした女性が、使用人との不倫関係をきっかけにして変貌する姿を描くドラマ。

ヴィクトリア朝時代を背景に、平凡な少女が空虚な結婚生活の中で強靭かつ残虐な心を持つ女性に変貌する姿が力強く描かれている。

現在、そして未来にも希望を見いだせない、若くして人生の瀬戸際に立つ女性の心情が見事に描かれた作品でもある。

主演のフローレンス・ピューは、愛のない結婚から不倫により変貌していく女性を見事に演じている。

主人公と関係を深める屋敷の使用人コスモ・ジャービス、主人公に翻弄されるメイドのナオミ・アッキー、主人公に厳しく接する義父クリストファー・フェアバンク、その息子で主人公と愛のない結婚をするポール・ヒルトン、彼と娘の間に生まれた孫を被後見人と主張するゴルダ・ロシュベル、その孫アントン・パーマーなどが共演している。


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