殺人容疑で逃亡する歌手の運命を描く、監督ラオール・ウォルシュ、主演メイ・ウエスト(脚本兼)、ヴィクター・マクラグレン他共演のドラマ。
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・ドラマ
■ スタッフ キャスト ■
監督:ラオール・ウォルシュ
製作:ウィリアム・ルバロン
脚本
メイ・ウエスト
マリオン・モーガン
ジョージ・ブレンダン・ダウェル
撮影:ジョージ・T・クレメンス
編集:スチュアート・ヘイスラー
音楽:ヴィクター・ヤング
出演
フリスコ・ドール/ローズ・カールトン/シスター・アニー・オールデン:メイ・ウエスト
ブル・ブラケット:ヴィクター・マクラグレン
ジャック・フォレスト警部:フィリップ・リード
シスター・アニー・オールデン:ヘレン・ジェローム・エディ
ブラザー・バウザー:ハリー・ベレスフォード
チャン・ロー:ハロルド・ヒューバー
ビッグ・テス:ルシール・グリーソン
ヴァンス・パーマー:コンウェイ・タール
ファニー・ラドラー:エスター・ハワード
ファー・ウォン:スー・ヨン
バディ:ジョン・ロジャース
グリグスビー:テッド・オリヴァー
ギルバート卿:ローレンス・グラント
オルガン奏者:ジーン・オースティン
マリノフ:ウラジマール・ビコフ
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1936年製作 80分
公開
北米:1936年2月21日
日本:未公開
■ ストーリー ■
1890年代、サンフランシスコ、チャイナタウン。
”ローズ・カールトン”ことフリスコ・ドール(メイ・ウエスト)は、クラブのオーナー、チャン・ロー(ハロルド・ヒューバー)の愛人だった。
歌手として男たちを魅了するフリスコは、自分を束縛するチャンから、ヴァンス・パーマー(コンウェイ・タール)の手を借りてアラスカに逃れることを考える。
ヴァンスのことをチャンに知られたフリスコは、メイドのファー・ウォン(スー・ヨン)と共にノーム行きの船に乗船する。
フリスコを迎えた船長のブル・ブラケット(ヴィクター・マクラグレン)は、魅力的な彼女に惹かれて気を引こうとする。
ブルは、フリスコに頼まれて、恋人の元に向かうファーを降ろすためにシアトルに立ち寄る。
その際ブルは、チャンを刺殺したフリスコが指名手配されていることを知るが、彼女を捜すジャック・フォレスト警部(フィリップ・リード)に引き渡す気はなかった。
バンクーバー。
シスター・アニー・オールデン(ヘレン・ジェローム・エディ)は、ブルの船に乗船してフリスコと知り合う。
フリスコがブルと関係していることを知ったシスター・アニーは、彼女を正しい道に導こうとする。
その後、病気になったシスター・アニーは、フリスコに看病されるものの息を引き取る。
シスター・アニーの教えを理解し始めていたフリスコは、ノームに到着し、シスター・アニーに成りすまして警察から逃れようとするのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
ラオール・ウォルシュが監督し、主演はメイ・ウエスト、ヴィクター・マクラグレンなどが共演した作品。
1921年にメイ・ウエストが執筆した戯曲”risco Kate”を基に、彼女とマリオン・モーガンとジョージ・ブレンダン・ダウェルとで共同で脚本を担当した。
殺人容疑で逃亡する歌手の運命を描くドラマ。
殺人容疑で逃亡中に、修道女に出会い改心する主人公を演ずるメイ・ウエストの女性としての魅力と、他を圧倒する存在感が見どころの作品であり、彼女に惹かれる船長を豪快に演ずるヴィクター・マクラグレンの演技も称賛された。
主人公を捜索するものの彼女に惹かれる警部のフィリップ・リード、主人公を正しい道に導く修道女のヘレン・ジェローム・エディ、主人公と共に行動する修道士のハリー・ベレスフォード、主人公を束縛するクラブのオーナー、ハロルド・ヒューバー、主人公の知人ルシール・グリーソン、主人公の逃亡に手を貸すコンウェイ・タール、ダンスホールのダンサー、エスター・ハワード、主人公のメイド、スー・ヨン、船員のジョン・ロジャースとテッド・オリヴァー、クラブの客ローレンス・グラント、オルガン奏者のジーン・オースティンなどが共演している。