チェイサー Kidnap (2017)

転んだ拍子に携帯電話を落としてしまったカーラは、車に戻り追いかける。

携帯電話がないことに気づいたカーラは、信号を無視して逃げる車を追うしかないために交差点に突っ込む。

何とか衝突を回避したカーラは、信号待ちで車を降りる。

マスタングを止めようとしたカーラは、信号が青になったために逃げられてしまう。

神に祈りながらマスタングを追ったカーラはスピードを上げるが、分岐点で直進してしまい、バックして別方向に向かう。

並走する車の男性に助けを求め、警察に電話をしてほしいと頼んだカーラは、マスタングに追いつくものの荷台から物を落とされて進路を妨害される。

投げ出されたタイヤを避けたカーラは、後続車が大事故を起こして横転するのを確認しながらマスタングを追う。

マスタングと並走したカーラは叫ぶフランキーを確認し、ナイフを見せられて出口に向かうよう指示される。

仕方なくそれに従ったカーラは、サンバイザーに貼ってあるフランキーの写真を見ながら、必ず救い出すことを誓う。

方向を変えたカーラは再びフリーウェイに乗り、マスタングを追う。

追いついたカーラは、ラジオ放送で警察が自分の車を追跡していることを知り喜ぶ。

しかし、違う車を警察が止めたことを知ったカーラは苛立つ。

諦める気のないカーラは、フランキーのおもちゃのレコーダーで状況を録音しておこうとする。

以前の録音を再生したカーラは、”マーゴ”と名乗る女に話しかけられたフランキーが、駐車場に誘われたことを知る。

その時、後方からバイクに乗ったパトロール警官が近づき、カーラは蛇行運転を始める。

警官に車を止めるように指示されたカーラは、誘拐された息子が前の車に乗っていることを伝えるものの理解してもらえない。

一旦止まったマスタングは、警官のバイクにぶつかる。

カーラの車との間に挟まれた警官は転倒し、街道から外れたマスタングとカーラの車は停車する。

マスタングから降りてきた男（リュー・テンプル）がナイフを手にして襲い掛かってきたため、カーラはバックする。

諦めた男に猛スピードで向かったカーラは、車を降りて目的を訊く。

財布を渡すと言ってクレジットカードの番号を教えたカーラは、それを投げて、息子を解放すれば追跡はやめて誰にも何も言わないと男に伝える。

息子を解放しない限りはどこまでも追い続けると言われた男は、財布を拾って車に戻る。

車から降りたマーゴ・ヴィッキー（クリス・マクギン）は、財布を持ってカーラの車に近づき、ロックしてあるドアを開けるように指示して1万ドルを下ろせるかカーラに尋ねる。

現金を下ろせることを確認したマーゴは、自分はこの車に乗り、息子は向こうの車で一緒に金を取りに行くとカーラに伝える。

仕方なくドアを開けてマーゴを乗せたカーラは、マスタングについて行く。

暫くしてマーゴに殴られたカーラは抵抗し、彼女を車から突き落として走り去る。

マーゴの上着を着たカーラは、前方で待っていたマスタングに車を奪ったように見せかけて合図を送り走り続ける。

マスタングに接近したカーラは、マーゴがいないことを知られてしまい、ドアを開けてフランキーが落とされそうになったために車を止める。

その後、子供が誘拐されたことを釣り人に伝えたカーラは、犯人のマスタングの色などを教えて警察への通報を頼み走り去る。

暫くして交通事故と渋滞に気づいたカーラは、犯人の車でないかと思いその場に向かう。

マスタングが事故を起こしたことを知ったカーラは、男とフランキーがいないことを確認し、その場にいた男性から、二人は歩いて逃げたと言われる。

子供が誘拐されたことを警察に知らせてほしいと男性に伝えたカーラは、近くに保安官事務所があると言われてその場に向かう。

保安官事務所で事情を話したカーラは、警官が一人しかいないことを知り、応援を要請しても1時間はかかると言われる。

デヴィッドに電話をしたカーラは、留守電のメッセージにフランキーが誘拐されたことを残す。

その場の掲示板の何人もの行方不明の子供の張り紙を見たカーラは、待っていても何もならないと考えてフランキーを捜しに行く。

ゴミ箱に捨ててある男の上着を見つけたカーラは、駐車場から動き出した黒の”ボルボ”が犯人だと確信して追突する。

男が乗ったボルボは走り去り、女性を跳ね飛ばして逃走する。

道路に倒れている女性が他の車に轢かれそうになったために、追突されながらそれを防いだカーラはボルボを追う。

途中、ナンバーのないグリーンのマスタングを手配中という掲示板の文字を見たカーラは苛立つ。

ガソリン切れを気にするカーラは、その後もボルボを追う。

街道でボルボがドアを開けようとしたためにそれを阻止したカーラだったが、ガス欠で車が止まってしまう。

車を降りて走りボルボを追ったカーラは、諦めて後続車を止める。

男性に事情を話しトラックの無線を借りようとしたカーラは、この先は行き止まりだと言われて不思議に思い、次の瞬間にボルボが追突してくる。

気を失っていたカーラは意識が戻り、ボルボの車内には男しかいないことに気づく。

ショットガンを発砲されたカーラは、自分の車に入りドアをロックする。

男に窓を割られたカーラは、彼の腕を掴んでドアに挟んだまま、サイドブレーキを解除して車を動かす。

車は坂道を下り木に衝突して止まり、引きずられた男が死んだことを確認したカーラは、彼の財布を取り出して”テレンス “テリー”ヴィッキー”という名前と住所を知る。

カーナビでテリーの家の場所を確認したカーラは、ショットガンを持ってその場所に向かう。

テリーの家に侵入したカーラは内部を調べ、電話がかかってきたために身を隠す。

電話に出たマーゴは、誘拐の依頼者に10万ドルを要求する。

マーゴは納屋に向かい、警察に電話をしたカーラは、息子が誘拐されてある家にいることなどを話し、急行するので電話を切らずに待機するようにと言われる。

別の場所で受話器を上げたように思えたためにカーラは電話を切る。

戻ってきたマーゴは、帰ったと思われるテリーの名を呼びながら、電話をかけていたか尋ねる。

ショットガンと電話の受話器がないことに気づいたマーゴは、家を出てトラックに乗って出かける。

マーゴが持ち帰ったピザを見たカーラは、フランキーが納屋にいることを確信してその場に向かう。

天井の上にフランキーが拘束されていることに気づいたカーラは、助けると言って怖がる彼を励ます。

その場に二人の女の子がいることを知ったカーラは驚き、三人を助けようとするものの、マーゴが戻ってくる。

ストーブの煙突を壊したカーラは、その穴からフランキーを助け出そうとする。

納屋の音に気づいたマーゴは、ショットガンに弾を込める。

怖がる女の子達が下りようとしないために、二人をその場に残したカーラは湖に向かう。

犬を放ったマーゴは、動いているボートに向かい発砲する。

水中に隠れていたカーラは、フランキーに気づき銃を向けるマーゴの脚を掴み引きずり落す。

マーゴに襲い掛かり窒息死させたカーラは、フランキーを連れて納屋に戻る。

女の子たちを助けようとしたカーラは、その場に現れた隣人だと言う男（クリストファー・ベリー）に銃を向けられる。

マーゴとテリーが息子を誘拐し他と話すカーラから、警察には通報して上にも子供がいると言われた男は驚く。

男が二人の女の子がいることを知っていたために共犯者だと気づいたカーラは、パトカーのサイレンが聴こえる。

カーラは、銃を手にしようとする男をスコップで殴り倒す。

フランキーを抱き寄せるカーラは、女の子たちと共に駆け付けた警官に無事保護される。

誘拐事件と前代未聞の執念の追跡劇が報道される。

国際的な幼児誘拐組織が世界各地で摘発され、カーラは英雄となる。