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キック・アス/ジャスティス・フォーエバー Kick-Ass 2 (2013)

マーベル・コミックの子会社アイコン・コミックスから出版された、マーク・ミラージョン・ロミータJr.によるコミック”キック・アス”の映画化「キック・アス」(2010)の続編。
スーパー・ヒーローをやめたキック・アスが復讐を誓った悪党に対抗しヒット・ガールらと共に再び戦いを挑む姿を描く、製作マシュー・ヴォーンブラッド・ピット、主演アーロン・テイラー=ジョンソンクロエ・グレース・モレッツクリストファー・ミンツ=プラッセジム・キャリークラーク・デュークモリス・チェストナットジョン・レグイザモ他共演のバイオレンス・アクション。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


アクション/アドベンチャー

ブラッド・ピット / Brad Pitt 作品一覧
クロエ・グレース・モレッツ / Chloë Grace Moretz / Pinterest


スタッフ キャスト
監督:ジェフ・ワドロウ

製作
マシュー・ヴォーン
アダム・ボーリング
タルキン・パック
デヴィッド・リード
ブラッド・ピット
製作総指揮:トレヴァー・デューク・モレッツ
原作
キック・アス2”、”Hit-Girl
マーク・ミラー
ジョン・ロミータJr.
脚本:ジェフ・ワドロウ
撮影:ティム・モーリス=ジョーンズ
編集:エディ・ハミルトン
音楽
ヘンリー・ジャックマン
マシュー・マージェソン

出演
デヴィッド”デイヴ”リズースキー/キック・アス:アーロン・テイラー=ジョンソン
ミンディ・マクレイディ/ヒット・ガール:クロエ・グレース・モレッツ
クリストファー”クリス”ダミーコ/マザー・ファッカー:クリストファー・ミンツ=プラッセ
スターズ・アンド・ストライプス大佐/サル・バートリーニ:ジム・キャリー
マーティ・アイゼンバーグ/バトル・ガイ:クラーク・デューク
マーカス・ウィリアムズ:モリス・チェストナット
ドクター・グラビティ/サミュエル・キース:ドナルド・フェイソン
ハヴィエル:ジョン・レグイザモ
トッド・ハインズ/アス・キッカー:オーガスタス・プリュー
リズースキー:ギャレット・M・ブラウン
ラルフ・ダミーコ:イアン・グレン
ナイト・ビッチ/ミランダ・スウェドロウ:リンディ・ブース
インセクトマン/デヴィッド・キース:ロバート・エムズ
リメンバー・トミー/トミーの父:スティーヴン・マッキントッシュ
リメンバー・トミー/トミーの母:モニカ・ドーラン
マザー・ロシア/カタリナ・ドムブロースキー:オルガ・カーカリナ
チンギス・カーネージ:トム・ウー
ザ・テューマー/ビッグ・トニー:アンディ・ナイマン
ブラック・デス:ダニエル・カルーヤ
ジミー・キム:ベネディクト・ウォン
本人:チャック・リデル
ルー:エンゾ・シレンティ
アンジー・ダミーコ:ヤンシー・バトラー
ケイティ・ドゥーマ:リンジー・フォンセカ
エリカ:ソフィー・ウー
ブルック:クローディア・リー

イギリス/アメリカ 映画
配給 ユニバーサル・ピクチャーズ
2013年製作 103分
公開
イギリス:2013年8月14日
北米:2013年8月16日
日本:2014年2月22日
製作費 $28,000,000
北米興行収入 $28,795,990
世界 $60,795,990


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
ニューヨーク
キック・アスとしての戦いを止めたデヴィッド”デイヴ”リズースキー(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、ミンディ・マクレイディ/ヒット・ガール(クロエ・グレース・モレッツ)と共にスーパー・ヒーローになるため再びトレーニングを始める。

数週間前。
亡くなった父の親友であり、今は保護者である刑事のマーカス・ウィリアムズ(モリス・チェストナット)に高校に送ってもらったミンディは、彼が去るとタクシーに乗りその場を離れ、悪を倒すためのトレーニングを始める。

ヒーローをやめたデイヴは、自分がキック・アスだと知らない友人のマーティ・アイゼンバーグ(クラーク・デューク)とトッド・ハインズ(オーガスタス・プリュー)と空虚な日々を過ごしていた。
...全てを見る(結末あり)

一般市民によるコスチューム・ヒーローは広がり、街を守ろうとする人々は増えていた。

我慢の限界に達したデイヴは、ミンディを誘いバットマンとロビンのように組むことを提案する。

レベルが違うと言われたデイヴは、自分を鍛えてほしいとミンディに頼む。

自分を支える仲間がほしくないかと言われたミンディは、デイヴを相手にトレーニングを始め、3週間、彼を徹底的に鍛える。

デイヴは、ガールフレンドのケイティ・ドゥーマ(リンジー・フォンセカ)やマーティとトッドには内緒で、ミンディと共に充実した日々を過ごすようになる。

父フランクをキック・アスに殺されたクリストファー”クリス”ダミーコ(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は復讐を考えるが、母親のアンジー(ヤンシー・バトラー)は、息子にはまともに育ってほしいと考え、ハヴィエル(ジョン・レグイザモ)を監視役にして屋敷に閉じ込める。

レッド・ミストのスーツも捨てられたクリスは憤慨し、日焼けマシーンに入ったアンジーに怒りをぶつける。

クリスがマシーンを激しく蹴ったために、アンジーは焼け死んでしまう。

死ぬしかない時に使う注射器を確認にしたデイヴは、死を恐れていないかミンディに尋ねる。

父デイモンは死を恐れていなかったと言うミンディは、街を守るという誓いを死んでも守るとデイヴ伝える。

帰宅したミンディは、授業に出ていないという校長からの電話があったことをマーカスから知らされる。

尾行したら男子とタクシーに乗ったと言われたミンディは、授業をサボってモールに行ったとマーカスに伝える。

ヒット・ガールの活動ではないことを確認したマーカスは、今回は警告だけにしておくと言ってミンディを許す。

母の遺品を整理していたクリスは、父の拳銃をハヴィエルから渡され、母のボンデージ・スーツもとっておく。

実地試験をすると言われたデイヴは、ミンディに派手な衣装を着るよう指示され、路地で数人の暴漢に襲われる。

勇敢に戦ったデイヴは叩きのめされるが、現れたヒット・ガールは暴漢達を容赦なく痛めつける。

警察が駆け付けたためにその場をデイヴに任せたミンディは、マーカスからの電話を受け、気分が悪いために早退したと伝えてバイクに乗って急いで家に向かう。

何とか間に合い部屋のベッドに寝ていたミンディだったが、ヒット・ガールのコスチュームを着ていることがバレてしまい、マーカスから、本当の自分を見つける努力をするようにと言われる。

亡き父が願った普通の生活をすることを誓うようにと言われたミンディは、誓うことをマーカスに伝える。

翌日、学校でデイヴに話しかけられたミンディは、何もかも全てやめることを伝えて、多くを語らず一人になりたいと言ってその場を去る。

ケイティに責められたデイヴは、子供に手を出してフラれたと言われて軽蔑され、マーティとトッドにもからかわれる。

アンジーのボンデージ・スーツを利用してコスチュームを作ったクリスは、犯罪組織のボスだった父フランクの後を継ぎ”スーパーヴィラン/悪役”になると言って、”マザー・ファッカー”になることをハヴィエルに伝える。

一人で行動するようになり、キック・アスとして街に出たデイヴだったが、問題は仲間がいないことだった。

ドクター・グラビティ(ドナルド・フェイソン)に連絡したデイヴは、彼と行動を共にする。

暴漢に襲われて共に戦ったデイヴは、仲間を紹介すると言われてドクター・グラビティと別れる。

マザー・ファッカーとしての知名度を上げようとするクリスは、ある店を襲って興奮する。

翌日、ドクター・グラビティからマーフィーのバーの裏に来てほしいというメールを受け取ったデイヴは、ミンディを誘うものの断られる。

ミンディは、マーカスの勧めで同級生のブルック(クローディア・リー)の家に泊りに行くことになる。

ドクター・グラビティにある場所に案内されたデイヴは、コスチュームを着たスーパー・ヒーロー・チーム”ジャスティス・フォーエバー”のリーダーである元マフィアのサル・バートリーニ、スターズ・アンド・ストライプス大佐(ジム・キャリー)に歓迎される。

マーカスと共にブルックの家に向かったミンディは、ドルチェとハーローと共に一晩過ごすことになる。

ブルックらとは考えが合わないと思ったミンディは帰ろうとするが、女の子の楽しみを教えると言われて引き留められる。

行方不明の息子トミーを捜し続ける父(スティーヴン・マッキントッシュ)と母(モニカ・ドーラン)は、”リメンバー・トミー”と名乗り週3回活動していることをキック・アス(デイヴ)に話す。

ナイト・ビッチ/ミランダ・スウェドロウ(リンディ・ブース)は姉が殺され、インセクトマン/デヴィッド・キース(ロバート・エムズ)はゲイだったためにいじめられていたが今は弱者を助け、自分を偽りたくないためにマスクは着けていなかった。

オペラの帰りに両親が殺されたと言うバトル・ガイがマーティだと気づいたデイヴは、自分がキック・アスだったことを知らせる。

大佐に秘密の会議室に案内されたデイヴは、今後のことを考えると胸が高鳴る。

翌日、ブルックらと行動を共にするミンディの様子を気にしながらマーティと話していたデイヴは、話に加われないトッドを気遣う。

格闘家チャック・リデルの指導を受けたクリスだったが、自分の最大の武器は金だと言って、スパーリングの相手(ダニエル・カルーヤ)を雇いブラック・デスと名付ける。

クリスは、街中の殺し屋を雇うようにとハヴィエルに指示を出す。

ミンディに恥をかかせようとするブルックは、彼女をダンスチームに入れる。

ブルックのダンスに驚くミンディは自分の番になり戸惑うが、ヒット・ガールとして敵と戦うことを想像しながら踊る。

見事なパフォーマンスを披露したミンディのダンスに皆は驚き、ブルックはショックを受ける。

その夜、活動を開始したジャスティス・フォーエバーは、大佐の指導の下、弱者を助けながら悪を倒そうとする。

デイヴはナイト・ビッチと親密になり、愛し合うようになる。

翌日、ミンディを仲間に誘うデイヴは、それを断る彼女に、今でもヒット・ガールのはずだと言ってデートなどできないと伝える。

その場にいたサイモンに声をかけたミンディは、彼をデートに誘ってデイヴを驚かせ、迎えに来たマーカスの車に乗る。

帰宅したデイヴは、夜、外出していることなどを父(ギャレット・M・ブラウン)から追及され、バカなことはしていないと答える。

その後、キック・アスになり行動するデイヴは、マーティから、トッドのメールが度々届きウザいと言われる。

大佐がギャングからヒーローになった理由を考えるデイヴにマーティは、宗教に目覚めたためだと伝える。

デイヴとマーティは、現れた大佐とナイト・ビッチ、インセクトマンと共にチャイニーズ・マフィアのボス、ジミー・キム(ベネディクト・ウォン)らを叩きのめし、売春を強要されていた未成年者の女性達を助ける。

それを知ったクリスは苛立つが、ハヴィエルは、組織のボスである服役中の叔父ラルフ(イアン・グレン)から、今は動くなと指示されていると伝える。

小柄だが協力するというビッグ・トニー(アンディ・ナイマン)をザ・テューマー、元チャイニーズ・マフィアのチンギス・カーネージ(トム・ウー)、元KGBロシア人カタリナ・ドムブロースキー(オルガ・カーカリナ)をマザー・ロシアと名付けたクリスは、ハヴィエルに彼らを集めるよう指示する。

その後、仲間が増えたデイヴとマーティは、トッドも誘うことにして彼のコスチュームをチェックする。

アス・キッカーと名乗ろうとしたトッドは、マーティにからかわれたために気分を害し、ほかの仲間を探すと言ってその場を去る。

デイヴはミンディを誘いたかったのだが、彼女は普通の女の子になろうとしていた。

サイモンに誘われてデートしたミンディは、パーティーがあると言われて森に連れて行かれる。

待ち構えていたブルックから侮辱されたミンディは、サイモンもグルだったことに気づき傷ついてしまう。

眠っていたデイヴの部屋に向かったミンディは、ブルックらにからかわれたことを涙ながらに語る。

デイヴから、より良い世の中を作るために戦うべきだと言われたミンディは、できないと伝える。

亡くなった父との誓いは分かるが彼はもういないと言うデイヴは、自分の人生を生きるようにと伝え、明日の学校のことを気にするミンディを励まし、相手の得意分野で勝つようにと助言する。

翌日、大人っぽくイメージチェンジをして登校したミンディは、自分はスーパー・ヒーローであると言ってブルックを侮辱する。

嫌味を言われたミンディだったが、父が国防研究員から買った、嘔吐と下痢を引き起こす暴動鎮圧装置を取り出す。

ブルックがそれを信じないため、ミンディはハーローとドルチェで試し、二人は激しく嘔吐する。

許してほしいと謝るブルックだったが、ミンディは容赦なく彼女を懲らしめる。

帰宅したデイヴは、父にキック・アスのコスチュームが見つかってしまい非難される。

自分の行動を理解してもらえないデイヴは、荷物をまとめて家を出てしまう。

叔父のラルフに呼ばれて刑務所に向かい面会したクリスは、殺し屋を雇うのはやめるようにと言われる。

キック・アスに仕返しすると言うクリスは、ラルフの意見を聞き入れず、マザー・ファッカーとして悪の限りを尽くすと伝える。

ラルフから、本当の悪というのを教えると言われたクリスは、携帯電話を渡されてハヴィエルと話し、彼が殺されたことを知る。

考えを変えようとしないクリスは、ラルフの忠告を聞かずにその場を去る。

愛犬のアイゼンハワーが騒ぐために警戒する大佐は、マザー・ファッカーと共に現れたマザー・ロシアに痛めつけられる。

かつて父に雇われていた大佐に、キック・アスに復讐することを伝えたクリスは、その場を破壊させて、仲間のミランダ・スウェドロウ/ナイト・ビッチの存在を知る。

マザー・ロシアは、その場を去るクリスから大佐を殺すよう指示される。

たいさが殺されたニュースを見たミンディは、悪人を倒そうという気持ちになるが、マーカスはそれを許さない。

仲間達と集まったデイヴは、マザー・ファッカーが”Twitter”で大佐を殺したことを自慢していることを知り、ナイト・ビッチが来ていないことを気にする。

キック・アスの恋人ナイト・ビッチの家に押し入ったマザー・ファッカーは、彼女を痛めつける。

警官が駆け付けるものの、マザー・ロシアが皆殺しにする。

マザー・ファッカーは、異常者や元服役囚などを集めようとする。

警察は捜査態勢を強化し、キック・アスらを含めてマスクを着けた者は全て逮捕しようとする。

自分が思っていた通りになったことを嘆くリズースキーは、デイヴを守ろうとする。

入院したミランダを見舞ったデイヴは、マスクをしていなかったのでキック・アスであることを知らせる。

犯人を倒すことを約束したデイヴだったが、ミランダから、現実に戻る時がきたと言われる。

家を出たことを父に謝るべきだと考えたデイヴは、父が自分の身代わりになって逮捕されたことを知る。

それをデイヴから知らされたミンディは協力を求められるものの、マーカスに電話していることを注意される。

警察に向かったデイヴは父と話し、明日にも釈放されるのでこの場が一番安全だと言われ、コスチュームは二度と着ないことを約束させられる。

アジトを用意したクリスは、キック・アスは自分と同年代のはずなので、逮捕されたのは偽者だと考える。

仲間に加わったアス・キッカー(トッド)から、逮捕されたのがキック・アスの父親リズースキーだと知らされたクリスは、手を回して囚人に彼を殺させる。

釈放されたマーティと家に戻ったデイヴはクリスからのメールを受けて、父が殺されたことを知りショックを受ける。

父の葬儀の際、助言を聞かなかったことを後悔したデイヴは、参列してくれた仲間達に、スーパー・ヒーローはやめることを父と約束したことを伝える。

ミンディとも話したデイヴは恨んでいるかと訊かれ、スーパー・ヒーローをやめたことは正しい選択だったと伝え、自分もやめていれば父は助かったと言って悔やむ。

その場に現れたチンギス・カーネージらに襲われたデイヴは捕らえられるものの、ミンディが彼を助ける。

ザ・テューマーを捕えたミンディは、クリスの居場所を聞き出そうとして痛めつける。

ミンディは、父の葬儀中だと言ってそれを制止するデイヴに、苦しみを善良な心に変えて正義を行うのが、スーパー・ヒーローになる意味かもしれないと伝える。

自分の人生を生きるべきだと言うデイヴに、ミンディは、そのためにはまずザ・テューマーを痛めつけると伝えてる。

マーカスに電話をしたミンディは、敵の居場所が分かり、仲間を集めて街を破壊するために爆弾を作っていることを知らせる。

一生の使命となるものを父から譲り受けたと言うミンディは、自分が誰か分かっていることをマーカスに伝えてヒット・ガールとして戦う決心をする。

仲間達を集めようとするデイヴは、ミンディから最後の手段で使う例の注射器を渡される。

チンギス・カーネージらがキック・アスを連れて戻らないため、クリスは、馬糞爆弾で街を混乱させて暴動を起こさせると仲間達に伝える。

そこに、ビッグ・ダディのスーツと組み合わせたコスチュームのキック・アスとヒット・ガールが、仲間達を引き連れて現れる。

激しい戦いは始り、ヒット・ガールはマザー・ロシアを相手に苦戦し、トッドはマーティを助ける。

キック・アスは屋上で、マザー・ファッカーと一騎打ちになる。

マザー・ロシアに抑え込まれたヒット・ガールは注射器を奪われてしまい、それを打たれる。

アドレナリンを注射されたヒット・ガールはパワーが増し、反撃してマザー・ロシアを倒す。

格闘の末に落下しそうになったマザー・ファッカーを、キック・アスは助けようとする。

手を放して落下したマザー・ファッカーは、水槽に落ちてサメに襲われてしまう。

クリスは死に仲間達は全滅するが、デイヴは、世界が良くなったのか疑問に思い、自分が始めた騒動が終わっただけだとも思う。

デイヴらは、亡くなった大佐のことを想いながら、ジャスティス・フォーエバーの活動はこれで終わりにすることを誓い、ミンディもそれに加わる。

ミンディにバイクで家に送ってもらったデイヴは、彼女が街を出る決心をしたことを知る。

マーカスがいる家には戻れないと言うミンディは、自警行為は違法だとデイヴに伝える。

街には自分が必要だと言われたミンディは、あなたがいる、タフガイでなくても勇気があればいいとデイヴに伝えてキスする。

自分のファースト・キスだと言うミンディは、笑ったら許さないと伝えてその場を去る。

一般市民がスーパー・ヒーローになり、使命は必然的に終わったと考えるデイヴは、自分の人生を理解する。

スーパー・ヒーローは現実には存在できない、現実の世界では本物の英雄を求めている。

コスチューム姿の者ではなく、本当に悪を倒せる真のタフガイが必要なのだとデイヴは考える。
__________

サメに手足を食いちぎられるものの一命を取り留めたクリスは、何もできないために不満を訴える。


解説 評価 感想

参考:
・「キック・アス」(2010)
・「キック・アス/ジャスティス・フォーエバー」(2013)

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
キック・アスとしての戦いを止めたデヴィッド”デイヴ”リズースキーは、ミンディ・マクレイディ/ヒット・ガールと共にスーパー・ヒーローになるため再びトレーニングを始める。
同じ頃、キック・アスに父を殺されたクリスは、悪の限りを尽くすマザー・ファッカーとなり復讐を誓う。
父を亡くし、親友である刑事のマーカスに引き取られたミンディは、普通の少女になることを誓わされてしまう。
一人で行動することに我慢の限界を感じたデイヴは、元ギャングであるスターズ・アンド・ストライプス大佐が率いるスーパー・ヒーロー・チーム”ジャスティス・フォーエバー”に加わり、正義のために戦おうとする。
一方、マザー・ファッカーもキック・アスに復讐するため悪人を集める。
ミンディを仲間に加えようとして説得するデイヴだったが、彼女の決心は変わらなかった・・・。
__________

前作の監督マシュー・ヴォーンは製作のみを担当し、ブラッド・ピットが前作に続き製作に参加し、ジェフ・ワドロウが監督した作品。

コミック・ヒーローに憧れる主人公が、冴えないコスチュームながらも勇敢に戦い活躍する内容が受けた前作の物語を継承し、善と悪、双方の復讐合戦が描かれている。

今回も相変わらずダサいキャラクターが大挙して登場し、派手な肉弾戦とバイオレンス・シーンもパワーアップしている。

前作の高評価で期待された続編だったが酷評されてしまい、注目のジム・キャリーの出演もややミス・キャスト気味で、北米興行収入は約2900万ドル、全世界でも約6100万ドルと前作を下回る結果に終わった。
*前作
北米興行収入 $48,043,510
世界 $96,188,900

キック・アスを演ずる主演のアーロン・テイラー=ジョンソンは、スーパー・ヒーローに対する考えを模索しながら、様々な苦難に立ち向かう高校生を熱演し、前作では可愛らしい少女だったクロエ・グレース・モレッツが、心身ともに成長する姿が見所となっている。

父の復讐を誓い前作のスーパー・ヒーロー”レッド・ミスト”からスーパーヴィラン/悪役”マザー・ファッカー”になるクリストファー・ミンツ=プラッセ、彼の父の元部下であるスーパー・ヒーロー・チーム”ジャスティス・フォーエバー”のリーダー”スターズ・アンド・ストライプス大佐”のジム・キャリー、主人公の親友であり”バトル・ガイ”のクラーク・デューク、ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)の保護者である刑事のモリス・チェストナット、”ジャスティス・フォーエバー”のメンバー、”ドクター・グラビティ”のドナルド・フェイソン、”ナイト・ビッチ”のリンディ・ブース、”インセクトマン”のロバート・エムズ、”リメンバー・トミー”の夫スティーヴン・マッキントッシュ、妻モニカ・ドーラン、主人公の友人である”アス・キッカー”のオーガスタス・プリュー、クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)の部下ジョン・レグイザモ、主人公の父ギャレット・M・ブラウン、クリスの叔父イアン・グレン、その部下エンゾ・シレンティ、マザー・ファッカーの仲間”マザー・ロシア”のオルガ・カーカリナ、”チンギス・カーネージ”のトム・ウー、”ザ・テューマー”のアンディ・ナイマン、”ブラック・デス”のダニエル・カルーヤ、チャイニーズ・マフィアのベネディクト・ウォン、本人役で格闘家のチャック・リデル、クリスの母親ヤンシー・バトラー、主人公のガールフレンドのリンジー・フォンセカ、売春を強要される女性ソフィー・ウー、ミンディをいじめる女子高生クローディア・リーなどが共演している。


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