幼馴染の神父とラビになった男性とキャリアウーマンになった女性の複雑な三角関係を描く、製作、監督、出演エドワード・ノートン、主演ベン・スティラー、ジェナ・エルフマン、アン・バンクロフト、イーライ・ウォラック、ミロス・フォアマン他共演のロマンチック・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:エドワード・ノートン
製作
エドワード・ノートン
スチュアート・ブルムバーグ
ホーク・コッチ
脚本:スチュアート・ブルムバーグ
撮影:アナスタス・N・ミコス
編集:マルコルム・キャンベル
音楽:エルマー・バーンスタイン
出演
ベン・スティラー:ジェイク・シュラム/ラビ
エドワード・ノートン:ブライアン・フィン神父
ジェナ・エルフマン:アナ・ライリー
アン・バンクロフト:ルース・シュラム
イーライ・ウォラック:ベン・ルイス/ラビ
ミロス・フォアマン:ハヴェル神父
ロン・リフキン:ラリー・フリードマン/ラビ
リナ・ソファー:レイチェル・ローズ
リサ・エデルシュタイン:アリ・デッカー
ブライアン・ジョージ:バーテンダー
アメリカ 映画
配給
タッチストーン・ピクチャーズ
Spyglass Entertainment
2000年製作 128分
公開
北米:2000年4月14日
日本:2001年1月20日
製作費 $30,000,000
北米興行収入 $37,036,400
世界 $59,945,180
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
酒場で自棄酒を飲む神父ブライアン・フィン(エドワード・ノートン)は、バーテンダー(ブライアン・ジョージ)に悩みを打ち明ける。
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小学校の頃から仲の良かった3人、ブライアンとジェイク・シュラム(ベン・スティラー)、そして、アナ・ライリー(ジェナ・エルフマン)は、ブライアンとアナの二人がアイルランド人でジェイクはユダヤ人の仲良しトリオだった。
小学生の時、アナが父の転勤でカリフォルニアに行ってしまい、残されたジェイクとブライアンはお互いの宗教に興味を持ちながら成長する。
ブライアンは8歳で神父になると決めて、ジェイクは宗教を興味としか見ていなかったが、頭もよく何をやってもうまくいくオーラを持っていた。
代々投資銀行を経営する家系に育ったジェイクだったが、考えた末に、彼もラビになることを決める。 二人は共に神学を究め、ニューヨークに戻り、それぞれの仕事に就いた。 失敗を繰り返しながらも、二人のことは街中の評判となり、それぞれの教会と会堂はいつも超満員となった。 二人は、宗教を21世紀にも通用するよう、生まれ変わらせる努力をした。 引退を考えるベン・ルイス(イーライ・ウォラック)から、彼のラビの地位を受け継ぐために、ジェイクは結婚を勧められていることをブライアンに話す。 聖職者としては人気者の二人だったが、カトリック神父のブライアンは別として、ジェイクには未だにアナが最高の女性だった。 そんなアナは、キャリアウーマンとして活躍し、出張でニューヨークを訪れることになる。 ジェイクとブライアンはアナを迎え、魅力的な女性になった彼女に惹かれてしまう。 ジェイクは、信者などから押し付けられた女性との付き合いに困惑し頭を悩ませ、母ルース(アン・バンクロフト)も気が気ではない。 ブライアンは、神に身も心も捧げ仕える立場として、アナに禁欲の証を説明する ジェイクはABCのリポーターのレイチェル・ローズ(リナ・ソファー)と会うことになり、ブライアンとアナも一緒に食事するが、レイチェルは取材に行くことになる。 ブライアンと別れたアナの元に、レイチェルを送り届けたジェイクが現れ、二人は愛し合ってしまう。 二人はデートを重ねるのだが、映画館で、ラビのラリー・フリードマン(ロン・リフキン)らに出くわしてしまう。 ジェイクは、ユダヤ人でないアンといちゃつくことができずに焦ってしまう。 一方、ブライアンも内心アナに恋心を抱いてしまい、神への誓いを破るわけにいかない彼は苦悩する。 ジェイクも、ニューヨークに残る決断をして、次第に自分との親密な関係を望み始めるアナの態度に困惑する。 ブライアンとアナを、自宅の食事に招待したジェイクは、楽しい時間を過ごす。 しかし、ジェイクの母ルースは息子とアンの関係をお見通しだった。 アナを愛しているものの、宗教を捨てて彼女と結婚する訳にはいかないジェイクは、彼女の気持ちを受け入れられない。 失意のアナはブライアンに連絡するが、彼はそれを誘いだと思い込み、神への誓いを捨てる覚悟を決める。 しかしアナは、ジェイクを愛しフラれたことをブライアンに告げ、彼はショックを受けて、夜の街へと去って行く。 ブライアンは泥酔し、会堂に押し入りジェイクを責めて、殴り倒してしまう。 それ依頼3人は離れ離れになってしまい、それぞれが悶々とした日々を過ごす。 ブライアンは、ハヴェル神父(ミロス・フォアマン)の助言で心が和み、ジェイクとの友情は取り戻す。 しかし、ジェイクはラビを辞めさせられそうになってしまう。 アナは、ブライアンの前に懺悔をしに現れ、お互い素直に謝り仲直りする。 ブライアンは、ニューヨークを去ることになったアナとジェイクの仲を心配する。 そんな時、ジェイ苦の母ルースが脳卒中で倒れ、入院してしまう。 幸い意識が回復したルースは、ジェイクに自分の望むことを貫くよう助言する。 ジェイクは信者の前で、異教徒の女性を愛してしまったことを告白し許しを乞う。 ブライアンに励まされ、アナの元に向かったジェイクは、彼女のオフィスに入れてもらえず、向かいのビルからアナに電話して愛を告げる。 その後、コミュニティ・センターをオープンしたブライアンの元に、ジェイクとアナは現れ、彼女はユダヤ教に改宗する考えをジェイクに告げる。 そして、ジェイク、ブライアン、アナの新たな友情と生活が始まる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
ニューヨーク。
ブライアンとジェイク、そしてアナは、小学校の頃から仲良しだった。
ブライアンとアナがアイルランド人でジェイクはユダヤ人の仲良しトリオだったが、アナが父の転勤でカリフォルニアに行ってしまい、ジェイクとブライアンはラビと神父になる。
やがて、ジェイクとブライアンは街で評判となり、新しい世紀を迎え、日々努力していた。
ジェイクは、引退するラビの地位を受け継ぐために結婚を勧めらるが、彼にとって、今でも最高の女性はアナだった。
そんな時、キャリアウーマンとなったアナが、出張でニューヨークに来ることになる。
そして、アナを迎えたジェイクとブライアンは、彼女に惹かれてしまい・・・。
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実力派若手俳優エドワード・ノートンが製作、初監督した作品で(出演も)、脚本は彼の大学時代からの親友で出演もしているスチュアート・ブルムバーグ。
現代感覚を取り入れた、開放的な考えの若いラビと神父が、その宗教上の戒律や仕来りに縛られながら、四苦八苦して苦悩する姿が実に可笑しい。
古臭い考えを押し付けようとするのかと思いきや、大ベテラン陣で固める師やご意見番、アン・バンクロフト、イーライ・ ウォラック、そして大監督でもあるミロス・フォアマンらの理解ある意見や、人間味溢れる人々の温かさが心和ませてくれる作品。
エルマー・バーンスタインの小粋な音楽も、作品イメージに良く合っている。
家柄も良く優秀なラビを演ずるベン・スティラーは、相変わらずお茶目な演技で笑わせてくれる。
監督を兼ねたエドワード・ノートンも悪くはないが、やはりシリアスな演技の彼の方が魅力がある。
快活でやり手のキャリアウーマン、ジェナ・エルフマンの、健康的な美しさと演技も好感が持てる。
保守的なラビ役でロン・リフキンも共演している。