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ジョイフル♪ノイズ Joyful Noise (2012)

不況にあえぐ小さな町の聖歌隊がメンバーの衝突などの問題を抱えながらも全国優勝を目指す姿を描く、主演クイーン・ラティファドリー・パートンキキ・パーマーコートニー・B・ヴァンスクリス・クリストファーソン他共演、監督、脚本トッド・グラフによるコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)


スタッフ キャスト ■
監督:トッド・グラフ

製作
マイケル・G・ネイサンソン

ジョゼフ・ファレル他
脚本:トッド・グラフ

撮影:デヴィッド・ボイド
編集:キャスリン・ハイモフ
音楽:マーヴィン・ウォーレン

出演
ヴァイ・ローズ・ヒル:クイーン・ラティファ

G.G.スパロウ:ドリー・パートン
オリヴィア・ヒル:キキ・パーマー
ランディ・ギャリティ:ジェレミー・ジョーダン
デール牧師:コートニー・B・ヴァンス
ウォルター・ヒル:デクスター・ダーデン
マーカス・ヒル:ジェシー・L・マーティン
バーナード・スパロウ:クリス・クリストファーソン
マーニー:ポール・ウールフォーク
ベイラー・サイクス:カーク・フランクリン

アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ

2012年製作 118分
公開
北米:2012年1月13日
日本:2012年4月28日
製作費 $25,000,000
北米興行収入 $30,920,170


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ジョージア州、パカショー。
不況にあえぐ小さな町では、“ジョイフル・ノイズ”で町の教会の聖歌隊が優勝することだけが唯一の希望だった。

そんな時、聖歌隊のリーダー、バーナード・スパロウ(クリス・クリストファーソン)が、地区大会決勝に導くものの、ステージ上で体調不良を訴え、帰らぬ人になってしまう。

未亡人となった聖歌隊の中心メンバー、G.G.スパロウ(ドリー・パートン)は、葬儀を行ってくれたデール牧師(コートニー・B・ヴァンス)に感謝する。

デールは、委員会が聖歌隊のリーダーを、ヴァイ・ローズ・ヒル(クイーン・ラティファ)に決めたことをG.G.に伝える。
...全てを見る(結末あり)

先進的な考えのG.G.は、伝統的な考えを換えない不仲のヴァイの選考を不満に思い、早速、彼女と言争う。

母親に追い出されて、祖母のG.G.の元に現れたランディ・ギャリティ(ジェレミー・ジョーダン)は、教会に連れて行かれる。

聖歌隊の練習を見せられたランディは、メンバーで、ヴァイの娘のオリヴィア(キキ・パーマー)の歌声を聴き、彼女に惹かれてしまう。

家族を養えずに、軍隊に戻った夫のマーカス(ジェシー・L・マーティン)が不在なことなど、面と向かってG.G.に皮肉を言われたヴァイだったが、意外にも音楽の才能のあるランディが、彼女の息子で”アスペルガー症候群”のウォルター(デクスター・ダーデン)にピアノを教えることになる。

毎年、地区大会止まりの聖歌隊は、新しい試みにチャレンジするべきだという意見も出るが、ヴァイは頑なにそれを拒む。

オリヴィアとデートするようになったランディは、聖歌隊にも参加して、その歌声にはヴァイも納得する。

ランディはウォルターとの親交も深めるが、息子が喧嘩の加勢をしたことを知ったヴァイは憤慨し、ランディを追い出してしまう。

ヴァイらは、ジョイフル・ノイズの地区大会の決勝で、ベイラー・サイクス(カーク・フランクリン)をリーダーにしたライバル・チームに圧倒される。

デール牧師は、費用のかかる聖歌隊の解散を考え、ヴァイやG.G.はそれに意見するものの、前途は多難だった。

ランディは、ヴァイに無断でオリヴィアを連れ出して車で出かけ、陸軍基地に向かい、彼女を父マーカスに会わせてあげる。

マーカスは、家族を想うものの、それを身近で伝えられないことをオリヴィアに謝罪する。

オリヴィアとランディの居場所が分からず、G.G.と警察に行ったヴァイだったが、二人の行方は分からなかった。

帰宅したヴァイは、ただ不通になりたいと言って涙するウォルターに、ありのままでいてくれればいいと息子を抱きしめる。

マーカスからの連絡で、オリヴィアを迎えに行ったヴァイは、夫婦間の問題に意見する娘を叱る。

ヴァイに、ランディと会うことを禁じられたオリヴィアは、彼に冷たい態度で接するようになる。

町を出ることを決めたランディだったが、地区大会の優勝者がプロを雇っていたことで失格になり、聖歌隊の全国大会出場が決まったことをG.G.から知らされる。

G.G.は、聖歌隊への最大の寄付者として、オリヴィアと共に、ランディに編曲させる提案をヴァイにするが、彼女は納得せずにリーダーを辞めてしまう。

聖歌隊の優勝のために、G.G.は、ヴァイを説得しに職場のレストランに向かうが、それを拒む彼女と言い争いを始める。

ヴァイは断固として復帰を拒み、騒ぎを起こした彼女はクビになってしまう。

さすがに落ち込んだG.G.だったが、ランディに励まされ夫バーナードを想う。

ヴァイは、オリヴィアに説得されて仕方なく聖歌隊に戻り、ランディが、喧嘩をした相手ではあるが、ギターの才能があるマーニー(ポール・ウールフォーク)を演奏者に加えて、曲にインパクトを与える。

トラブルメーカーのランディの曲を、元に戻すようにとデール牧師に言われたG.G.は、寄付者として反論する。

そして聖歌隊は、ジョイフル・ノイズの全国大会が開催されるロサンゼルスに向かう。

ところが、オリヴィアが、子供じみた不満を自分にぶつけたために、ヴァイは激怒してしまう。

デール牧師の考えに同調できないG.G.は、聖歌隊と行動を共にしなかった。

自分が教会を設立して牧師になることを宣言したG.G.は、ランディとデールを伴いロサンゼルスに向かう。

G.G.とランディは現地で聖歌隊に合流し、仲違いしている彼とオリヴィアは、互いに相手を牽制する。

そして大会は始り、ヴァイの元に向かったオリヴィアは謝罪し、二人は愛情を確かめ合う。

ライバルのパフォーマンスに自信を失ったメンバーに、ヴァイは喝を入れてステージに上がる。

ところが、歌い始めても会場は全く盛り上がらず、ヴァイは演奏を中断させて、派手に歌い踊り始める。

場内は興奮して聖歌隊を称え、そしてヴァイらは優勝を勝ち取る。

ヴァイは、変化も必要だと言ってランディに感謝することをG.G.伝える。

オリヴィアはランディに寄り添い、二人はキスをして、それをヴァイとG.G.が見守る。

町に戻った聖歌隊は、人々の誇りとした称えられる。

1年後。
マーカスは町に戻り、ヴァイ、オリヴィア、ウォルターは彼を歓迎する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ジョージア州、パカショー。
不況にあえぐ小さな町は、”ジョイフル・ノイズ”で、聖歌隊が優勝することだけが人々の希望だった。
そんな時、聖歌隊のリーダー、バーナードが急死してしまう。
地区大会決勝を前に、デール牧師は、保守的だが統率力のあるヴァイ・ローズ・ヒルを新リーダーに指名する。
進歩的な考えを持つメンバーで、バーナードの妻G.G.スパロウはそれを不満に思い、ヴァイと衝突する。
トラブルばかり起こし、家を追い出されたG.G.の孫ランディは、メンバーでヴァイの娘オリヴィアに惹かれてしまう。
家を出た夫や心の病を抱える息子、そして犬猿の仲の、G.G.の孫ランディと付き合うオリヴィアともしっくりいかないヴァイは、難問を抱えながら、地区大会決勝に挑むのだが・・・。
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アメリカ独特の文化と言える、ゴスペル聖歌隊の全国レベルの盛り上がりや、主演のクイーン・ラティファの迫力、ドリー・パートンのパワフルな歌声なども聴き応えのある、力感溢れる作品に仕上がっている。

ミュージカル風でもあり、聖歌隊のパフォーマンスなどを楽しめると共に、壊れかけた家族関係の修復や、友情も芽生えかける、対立する主人公二人の表情も実に爽やかだ。

誰をも寄せ付けない雰囲気のある主人公クイーン・ラティファ、彼女と対立するものの、嫌みのない富豪夫人ドリー・パートン、主人公の娘で、美しい歌声を披露するキキ・パーマー、彼女と恋仲になるジェレミー・ジョーダン、牧師コートニー・B・ヴァンス、主人公の息子デクスター・ダーデン、その父ジェシー・L・マーティン、冒頭で姿を消すものの、妻(D・パートン)の想い出でも登場するクリス・クリストファーソン、ギターが得意な青年ポール・ウールフォーク、ライバルの聖歌隊リーダー、カーク・フランクリンなどが共演している。


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