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モテる男のコロし方 John Tucker Must Die (2006)

三股かけられた女子高校生と平凡な少女が手を組み自分達を騙した人気者の男子生徒にリベンジする姿を描く、監督ベティ・トーマス、主演ジェシー・メトカーフブリタニー・スノウアシャンティソフィア・ブッシュアリエル・ケベル共演の学園コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト
監督:ベティ・トーマス

製作
マイケル・バーンバウム
ボブ・クーパー
製作総指揮
マーク・S・フィッシャー
カレン・ランダー
脚本:ジェフ・ローウェル
撮影:アンソニー・B・リッチモンド
編集:マット・フリードマン
音楽:リチャード・ギブス

出演
ジョン・タッカー:ジェシー・メトカーフ
ケイト・スペンサー:ブリタニー・スノウ
ヘザー・ストラハム:アシャンティ
ベス・マッキンタイア:ソフィア・ブッシュ
キャリー・シェーファー:アリエル・ケベル
ロリ・スペンサー:ジェニー・マッカーシー
バスケットボール・コーチ:ケヴィン・マクナルティ
ウィリアムズ:パトリシア・ドレイク
ジャスティン:テイラー・キッチュ
トミー:ファッツォ=ファサーノ
スコット・タッカー:ペン・バッジリー

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2006年製作 89分
公開
北米:2006年7月28日
日本:未公開
製作費 $18,000,000
北米興行収入 $41,011,710
世界 $68,824,530


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
オレゴン州、ポートランド
引っ越して来たばかりの高校生ケイト・スペンサー(ブリタニー・スノウ)は、隣人のジャスティン(テイラー・キッチュ)が挨拶代わりに持ってきたケーキを受け取ろうとする。

ジャスティンは、魅力的なケイトの母ロリ(ジェニー・マッカーシー)に驚き、ケーキを彼女に渡す。

男を替え続けては捨てられるロリはそのたびに引っ越し、ケイトはそんな母の気まぐれに付き合ってきた。

そんなケイトは、バスケットボール部のスターで校内の人気者ジョン・タッカー(ジェシー・メトカーフ)に憧れてしまう。

ある日、バイト先のレストランにジョンが現れたために動揺するケイトは、彼が、放送部の部長キャリー・シェーファー(アリエル・ケベル)、チアリーダーのヘザー・ストラハム(アシャンティ)、菜食主義者で動物愛護者のベス・マッキンタイア(ソフィア・ブッシュ)を次々と相手をしているのを目撃して驚く。
...全てを見る(結末あり)

三人はそれぞれグループが違い、ジョンは父親からデートを禁じられていることになっているため、三股をかけていることには気づかなかった。

ある日、体育の授業が合同となったヘザー、ベス、キャリーは、互いにジョンと付き合っていることが分かり喧嘩になる。

それに巻き込まれたケイトは、三股かけられていることに気づいていない三人に呆れる。

放課後、図書室に向かったケイトは、ジョンの弟スコット(ペン・バッジリー)と話す。

その場に現れたヘザー、ベス、キャリーが、未だにジョンが自分だけのものと思っているため、彼が三人と付き合う姿を見ていたケイトは、リベンジするべきだと提案する。

三人はケイトに協力を求め、彼女らはジョンの分析を始める。

ジョンが性病だと言いふらしても失敗したケイトらは、男らしさを失わせる女性ホルモン”エストロゲン”を彼に飲ませようとする。

ヘザーは、ジョンが常用する筋肉増強剤にエストロゲンを混ぜて、逞しくなるために2倍飲むことを勧める。

次の試合でジョンはミスを連発し、体調の異変も感じながら、コーチ(ケヴィン・マクナルティ)に責められて泣き出し退場してしまう。

作戦が成功したかに思えたヘザー、ベス、キャリーだったが、そんなジョンに魅力を感じる女生徒は彼に近づき、三人はフラれてしまう。

いろいろ考えた末に三人は、ケイトをジョンに接近させて騙す方法を考える。

戸惑いながらもそれに同意したケイトを、ヘザーはチアリーダーの一員にして、ジョンの気を引くことに成功する。

しかし、ケイトがジョンのような男性と付き合ったことがないことを知ったヘザー、ベス、キャリーは、クールで隙がなく、優しくて情熱的、そしてプライドが高い女性を彼女に演じさせようとする。

早速、ジョンからディナーに誘われたケイトは、それを断る。

誰でも落とせる自信のあったジョンは驚き、ケイトへの花束攻勢なども全く効果がない。

弟スコットがケイトと化学のパートナーだったため、彼女のことを訊いたジョンは、付き合うタイプと思われていないと言われる。

それをケイトに話したスコットは、スパイを頼まれるものの、そのふりはしても何も教えないことを彼女に伝える。

試合の最中にケイトを誘ったジョンは、シュートを決めたら付き合うと言われて、見事にそれを決める。

アウェーの試合でジョンがケイトに本気かを確かめ、誕生パーティーで叩きのめす計画を立てた4人は、デートの準備をする。

海岸に向かったケイトは、集まっている生徒達の注目を浴びながらジョンと話し、その様子を見ていたスコットは二人が気になる。

ケイトはジョンに送ってもらうことになり、車で待っていた彼女は、現れたベスからキスの仕方を教わる。

ジョンが来たためにベスは後部座席に隠れ、それを知ったヘザーとキャリーは車を追う。

家に着いたケイトは、ベスを逃がすために入り口まで送ってほしいとジョンに伝える。

車を降りたジョンは、焦って失敗したくないと言って帰ろうとするが、ベスのスカートが車のドアに挟まってし待ったことに気づいたケイトは、彼を引き止めるためににキスしてしまう。

ケイトはジョンにキスされて家に戻り、ベスはヘザーとキャリーが待つ車に向かう。

ジョンを騙そうとしているケイトに、自分が傷つくのでやめるようにと忠告したロリだったが、理解をしてもらえない。

別人を演じて自分を見失わないようにと、ロリはケイトに伝える。

見失うほど自分は特別ではないと言うケイトは、部屋に向かう。

数日後のデートで、ジョンと共にヨットに乗ったケイトを追ったヘザー、ベス、キャリーは、ボートが故障して身動きが取れなくなる。

楽しい時間を過ごしたケイトは、三人の元に戻り、ジョンとは話をしただけで何もなかったことを伝える。

ジョンが手を出さなかったことが信じられないベスだったが、4人は、アウェー戦の宿泊先での彼の行動を確かめようとする。

ケイトがジョンに惹かれたことを疑った三人は、次の計画に向かって準備を進める。

キャリーがバスケ部のロッカールームに隠れて、試合に勝ちケイトもものにすると言うジョンの様子を盗撮する。

ケイトは、男遊びを止めようとしないロリを批判して遠征に向かう。

ジョンらはアウェーの試合に勝ち、宿舎で、彼のロッカールームの映像を見たケイトは憤慨する。

ビデオチャットでジョンと話したケイトは、下着をちらつかせて誘い、ベッドの下にプレゼントがあると伝える。

それは女性の下着だったのだが、それを着けてバルコニーから来てくれればサービスするとケイトに言われ、ジョンは彼女の部屋に向かう。

ところが、そこはチアリーダーのコーチ、ウィリアムズ(パトリシア・ドレイク)の部屋で、ジョンは廊下に引きずり出される。

ウィリアムズはバスケットのコーチにジョンを引き渡し、大恥をかいた彼は、部屋を間違ったと言うケイトから謝罪される。

学校に戻ったジョンは冷やかされるが、彼はその下着を流行らせてしまう。

ジョンに声をかけられたケイトは謝罪されて好意を示され、その証として腕時計を渡される。

動揺するケイトから、リベンジ計画は間違っていると言われたヘザー、ベス、キャリーは、彼女がジョンに惹かれたと考える。

ダサい女から変身させたにも拘らず、恩を仇で返すのかと言われたケイトは、ジョンに未練があり、結局は彼を自分のものにしたいために利用されたと考えて三人を見限る。

仲が悪かったはずのヘザー、ベス、キャリーと何をしているのかをケイトに尋ねたスコットは、他の子と違っていたケイトが変わってしまったことを非難する。

何を企んでいるのかと訊かれたケイトは、嘘をついて自分に惚れさせるジョンの気が知れないとスコットに言われる。

ジョンと同類なのかと言われたケイトは、立ち去ろうとするスコットに言葉を返せない。

気持ちが分かるような気になったと母ロリに伝えたケイトは、素顔の自分を見せるようにと助言される。

ジョンの誕生パーティーが盛大に開かれ、女子一同からのプレゼントだと言って、キャリーはトミー(ファッツォ=ファサーノ)にDVDを渡す。

その映像は再生され、ジョンと共にステージに上がったケイトは、それを止めてしまう。

嘘をついていたことをジョンに伝えたケイトは、自分を好きになるように演技していたと言って、ヘザー、ベス、キャリーと共に失恋させる計画だったことを話す。

ジョンに時計を返したケイトは、嘘をつくのをやめることを皆に伝え、非難する男子生徒からドリンクをかけられてしまう。

ヘザー、ベス、キャリーもステージに上がり、ケイトを擁護するものの、彼女らもドリンクをかけられる。

自分も嘘をついていたと言うジョンだったが、男子生徒達は、彼は許されると叫びながら歓声を上げる。

不公平だと思うケイトはジョンにケーキをぶつけて、その場は大混乱になり盛り上がる。

翌日、学校でケイトに声をかけられたジョンは、ケーキを投げたことで謝罪され、やられても当然だったと言って、嘘はやめたことを伝えて、仲直りした二人は別れる。

スコットに声をかけられたケイトは、再びパートナーになってほしいと言われる。

その後、ジョンは嘘はつかなくなったものの、相変わらず何人もの子と付き合い、彼が本気で好きになったケイトは伝説になる。

自分達を真似して、ジョンのような男と付き合うなら覚悟した方がいいと考えるケイトらは、女性教師が階段でおとしてしまった書類を拾う男性教師達が、女性の下着を穿いていたために驚く。

その後、ジョンの下着写真は、東京の女子高生にまで伝わってしまう。


解説 評価 感想

*(簡略ストー リー)
オレゴン州、ポートランド
引っ越して来たばかりの高校生ケイト・スペンサーは、バスケットボール部のスターで、校内一の人気者ジョンに惹かれてしまう。
普通の少女だったケイトは、ジョンが、ヘザー、ベス、キャリーを三股にかけて付き合っていることを知る。
あることがきっかけで自分達がジョンに騙されていることを知った三人は、リベンジするべきだと言うケイトと共に計画を練る。
ところが、打つ手が逆効果になりジョンの人気は上がってしまい、ケイトらは戸惑う。
そこでヘザー、ベス、キャリーは、冴えないケイトを変身させてジョンを引き付け、彼を痛い目に遭わせる新たな計画を実行するのだが・・・。
__________

女の子を騙すのが趣味のような高校の人気者に、リベンジしようとする少女4人組の奮闘を描く学園ロマンス・コメディ。

ファースト・クレジットは、高校のバスケットボール部のスターで人気者のジェシー・メトカーフなのだが、冴えない女子高生ブリタニー・スノウが中心となった、リベンジ4人組が主人公と言える作品。

良い面も悪い面も様々な、アメリカ社会の一つの文化とも言える学園生活を屈託なく描き、底抜けに明るい描写ばかりで展開する嫌みのない楽しい作品。

平凡な少女が、人気者と付き合ったことで注目されることになるが、自分らしさを見失ったことに気づき成長していく姿が、実に爽やかに描かれている。

北米興行収入は約4100万ドル、全世界では約6900万ドルという結果となり、製作費が1800万ドルであることを考えると、まずまず健闘した作品。

ヒロイン(ブリタニー・スノウ)と共に、騙された人気者にリベンジしようとするアシャンティソフィア・ブッシュアリエル・ケベル、ヒロインの母親ジェニー・マッカーシー、バスケットボール・コーチ、ケヴィン・マクナルティ、チアリーダーのコーチ、パトリシア・ドレイク、ヒロインの隣人テイラー・キッチュ、男子生徒ファッツォ=ファサーノ、ジョン(ジェシー・メトカーフ)の弟ペン・バッジリーなどが共演している。


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