冴えない中年サラリーマンがあることをきっかけにイメージチェンジして奮闘する姿を描く、監督ジョン・パスキン、主演ティム・アレン、ジュリー・ボーウェン、ケリー・リンチ、グレッグ・ジャーマン、ヘイデン・パネッティーア、パトリック・ウォーバートン、ジェームズ・ベルーシ他共演のコメディ・ドラマ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:ジョン・パスキン
製作
ケン・アチティ
マシュー・グロス
アン・コペルソン
アーノルド・コペルソン
ブライアン・ライリー
製作総指揮
アーノン・ミルチャン
ウィリアム・W・ウィルソン三世
脚本:ジョン・スコット・シェパード
撮影:ダリン・オカダ
編集:デヴィッド・フィンファー
音楽:ジョージ・S・クリントン
出演
ジョー・シェファー:ティム・アレン
メグ・ハーパー:ジュリー・ボーウェン
カリー・シェファー:ケリー・リンチ
ジェレミー:グレッグ・ジャーマン
ナタリー・シェファー:ヘイデン・パネッティーア
マーク・マキニー:パトリック・ウォーバートン
チャック・スカーレット:ジェームズ・ベルーシ
リック・ラグロウ:ケン・マリーノ
ケイド・レイモンド:ウォルフガング・ボディソン
アビー・マンハイム:クリスティ・コナウェイ
パット・チルカット:ロバート・ジョイ
カサンドラ・テイラー:ティナ・リフォード
ネヴァ:アーナ・ブランドビック
シャロン:ミシェル・バーンズ
本人:ジェシー・ヴェンチュラ
アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
2001年製作 98分
公開
北米:2001年12月21日
日本:2002年11月16日
製作費 $38,000,000
北米興行収入 $22,771,650
世界 $24,516,770
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ミネソタ州、ミネアポリス。
製薬会社”STARKe”で働くジョー・シェファー(ティム・アレン)は、10年勤務しても昇進の見込みもなく、元妻カリー(ケリー・リンチ)との間を行き来する娘ナタリー(ヘイデン・パネッティーア)と平凡な日々を送っていた。
ある日、ランチの時間に健康管理主任のメグ・ハーパー(ジュリー・ボーウェン)に手を貸したジョーは、彼女と話をする。
週末をカリーの元で過ごしたナタリーを迎えに行ったジョーは、ボーイフレンドで役者のリック・ラグロウ(ケン・マリーノ)とカリーの仲睦まじい姿を見て気落ちする。
ナタリーを職場見学に連れて行くジョーは、会社の駐車場で乱暴な運転をして自分の場所に止めたマーク・マキニー(パトリック・ウォーバートン)に、場所を空けるようにと伝える。
それに従うつもりのないマークは、ナタリーの前でジョーを殴る。 それ以上、抵抗できないジョーは、仕方なくナタリーを学校に送る。 数日後、そのことがショックで会社を欠勤していたジョーは、カリーの家にいるナタリーからの電話を受ける。 ナタリーにも会う気になれないジョーは、彼女を悲しませる。 ハワイ出張から戻った管理職のジェレミー(グレッグ・ジャーマン)はメグと話し、駐車場でトラブルを起こし殴られたジョーが会社を訴える前に出社させるよう指示し、彼の家に向かわせる。 ジョーを訪ねたメグは、会社に戻ってほしいことを伝えるものの、発作も起こす彼には何を言っても無駄で、彼の望みを訊いても答えてもらえなかった。 その夜、自分が何を望んでいるか考えたジョーは、翌日、気分が晴れた状態で、再び訪ねて来たメグを迎える。 マークをぶちのめすのが望みだと分かったと言うジョーは興奮し、会社に向かったメグは、それをジェレミーに伝える。 その後、マークの家に向かったジョーは、謹慎が解けたら勝負することを彼に伝える。 家に向かったナタリーは、ジョーがマークと勝負するために鍛えていることを知り、叩きのめされるのではないかと心配する。 ジョーから授業をサボったことで責められたナタリーは、学校に送ってもらう。 教師のカサンドラ・テイラー(ティナ・リフォード)は、脚本の才能があり成績優秀なナタリーがサボったことを心配し、家で何かあったのではないかと気にする。 出社したジョーと話したジェレミーは、、彼がマークとの勝負を諦めたために喜び、メグもそれを知る。 ところが、マークと勝負することが話題になっていた社内では、ジョーを見直す声が圧倒的だった。 それを知ったジョーは、皆がマークを嫌っていたことを知り、重役のケイド・レイモンド(ウォルフガング・ボディソン)からもスカッシュに誘われて気分を良くする。 ジェレミーのオフィスに戻ったジョーは、電話に出ていたマークに、3週間後に駐車場で対決することを伝える。 護身術を習うことにしたジョーは、元B級アクション映画の俳優であるチャック・スカーレット(ジェームズ・ベルーシ)のジムに向かう。 ケイドらとのスカッシュも楽しんだジョーは、同僚アビー・マンハイム(クリスティ・コナウェイ)ンからも声をかけられ、彼女の入社5年カラオケ・パーティーに誘われる。 カリーに呼ばれたジョーは、ナタリーが脚本の才能を隠していると教師から言われたことを知らされる。 その場にいたナタリーにその件を話したジョーは、カリーといちゃつくリックを非難する。 ジョーがスポーツウェアを着ていることが気になったカリーは、会社の幹部とスカッシュを楽しんだと言う彼を見直す。 チャックとトレーニングを始めたジョーは、スーツも新調する。 アビーのパーティーで、歌い盛り上がるジョーの姿を見たメグは彼に惹かれるようになる。 店を出てジョーから声をかけられたメグは、その日は帰宅すると言って、月曜なら空いていることを伝える。 プロテインまで飲んで喧嘩に備えるジョーに、意味のないことだと伝えたナタリーは、戦うと決めた途端に幸運続きだと言われる。 メグからの電話で、月曜に会う約束の時間をずらしてほしいと言われたジョーは了解する。 ヘアースタイルなどイメージチェンジして出社したジョーは、人事部のパット・チルカット(ロバート・ジョイ)から、念願だった社内通信部長への昇進と専用駐車場、さらにクラブのキー、そして”ティンバーウルブズ”の試合のチケットが与えられる。 ターゲット・センター。 カリーと共にテレビで試合を見ようとしたナタリーは、その場にいたジョーが、ジェシー・ヴェンチュラと話す姿が映っていたために驚く。 体育館でバスケットボールを楽しむメグの元に向かったジョーは、社内通信部長に昇進したことなどを話し、彼女がボランティアで指導員をしていることを知る。 メグとバーに向かったジョーは、イメージチェンジした今は、他の人と同じになってしまったように思えると言われる。 音楽をかけていい雰囲気になった二人は、その場でダンスする。 離婚して心に穴が開いたと話すジョーは、メグを口説く気になれず、彼女を送り別れる。 翌日、ジェレミーと話したメグは、社内通信部長などないことを確認し、ジョーに何をするつもりなのか尋ねる。 メグは、職場復帰して一定期間過ぎて本人が満足すれば、会社を訴えられなくなると言うジェレミーが、その後はジョーを見捨てるつもりであることを知る。 出社したジョーは、秘書とオフィスが用意されていることを知り驚く。 ジョーに気があると思われたメグは、ジェレミーから、健康管理主任としての職務を遂行するようにと指示され、それに従わなければ解雇すると言われる。 オフィスに満足するジョーは、現れたジェレミーから、駐車場に警備員が配備されるために”対決”はできないと言われたため、別の場所を考える。 駐車場でメグに話しかけたジョーは、彼女に購入した新車を見せる。 悩んでいる様子のメグの力になろうとしたジョーは、自分の望みが叶ったことを喜んでくれない彼女の態度が気になる。 チャックの指導を受けるジョーの姿を見たカリーは感心するが、ナタリーは呆れてしまう。 自分と同等に戦えるようになったジョーに、ジョーは満足する。 カリーがジョーに会いたがっていることを知ったナタリーは、リックが出て行ったことを知る。 寂しいと言うカリーは、慰めようとしてくれるナタリーのベッドにい入る。 翌日、ジェレミーから、メグが辞職したと言われたジョーは、彼がメグと一度関係したことを知らされる。 メグのアパートに向かい、屋上にいた彼女と話したジョーは、ジェレミーとの関係を尋ねるものの、彼女はそれを否定する。 辞めた理由を訊かれたメグは、希望通り高校のカウンセラーになったとジョーに伝える。 適職だと思い喜ぶジョーは、戦うのはやめてほしいと言われるものの、皆が味方なので負けないとメグに伝える。 やめたら自分の存在意味がなくなると言うジョーに、あなたらしく生きようとすることが大事だと伝えたメグだったが、聞き入れてもらえない。 その後、チャックに俳優をやめた理由を尋ねたジョーは、ヒット作と共に人は集まってくるものの、落ち目だと分かると途端に誰もいなくなると言われ、本当に信頼できる味方を持つべきだと助言される。 ジョーから、そんな人物がいたかと訊かれたチャックは、いないと答える。 対決の日、自分を心配するナタリーが来たことに気づかないジョーは車で出かける。 社員達が集まる学校の校庭に向かったジョーは、やる気満々のマークを前にして、やめることを伝える。 その様子を確認したナタリーはホッとしてその場を去り、ジョーは彼女に気づく。 マークから謝罪されたジョーは、気にしないと伝えてその場を去り、チャックはジョーの態度に関心する。 自分と戦えと言って挑発するジェレミーを相手にしないジョーは、彼がメグを侮辱したために痛めつける。 チャックから感動したと言われたジョーは、彼に感謝する。 戦えば勝てただろうかと訊かれたチャックは、勝てたと伝えて別れる。 その後、メグと話したジョーは、惹かれていることを伝えるものの、今さら遅いと言われる。 マークとは戦わなかったと言うジョーは、校庭に行って、もう何も怖くないと気づいたことをメグに伝える。 勝って奪うべきものは駐車場ではなく君だとメグに伝えたジョーは、自分を目覚めさせてくれたことに感謝する。 君のすべてが好きだと言うジョーは、心の穴を埋めてくれたと伝えて、彼女にキスして抱きしめる。 その後、ナタリーが書いた脚本が、チャックやリックの協力で上演され成功する。 両親と共に観客席にいたナタリーは、ジョーからステージに上がるようにと促され、テイラーから花束を贈られる。 その場にいたメグも、ジョーと共に喜ぶ。
...全てを見る(結末あり)
席に向かったジョーは、その場にいたアビーから声をかけられ、州知事のジェシー・ヴェンチュラも登場して盛り上がる。
*(簡略ストー リー)
ミネソタ州、ミネアポリス。
製薬会社”STARKe”で働くジョー・シェファーは、昇進もできない冴えない中年サラリーマンだった。
ある日、別れた妻カリーとの間を行き来する娘ナタリーを社内見学に連れて行こうとしたジョーは、駐車場でいつもの場所を同僚のマークに奪われる。
マークに意見したジョーだったが、ナタリーや社員の前で殴られてしまい、ショックで会社を欠勤する。
管理職のジェレミーから、会社を訴える可能性もあるジョーを出社させるようにと指示された健康管理主任のメグは、彼の家に向かう。
メグから望みを訊かれたジョーは何も答えられず、考えた末に出た結論は、マークと対決することだった。
元B級アクション映画の俳優チャックから護身術を教わり始めたジョーは、自分に自信が持てた状態で出社するのだが・・・。
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テレビ界でも活躍し、コメディを得意とするジョン・パスキンが、「サンタクローズ」(1994)、「ジャングル 2 ジャングル」(1997)でも組んだティム・アレンを主演に描くコメディ・ドラマ。
平凡で冴えない中年サラリーマンが、あることがきっかけとなりタフな生き方に目覚めながら、親子愛、同僚との恋などをを通して本当の自分らしさに気づく姿を、ユーモアを交えてハートフルに描く物語が展開する。
主演のティム・アレンは、出世もできず妻にも見捨てられたダメ中年から一転、イメチェンして奮闘する男性を熱演している。
主人公に自分らしい生き方をするように助言し惹かれ合う仲になる、社内の健康管理主任ジュリー・ボーウェン、主人公の元妻ケリー・リンチ、その娘で主人公である父親を心配するヘイデン・パネッティーア、主人公を適当に利用する管理職のグレッグ・ジャーマン、主人公と対決することになるパトリック・ウォーバートン、主人公に護身術を教える元B級アクション映画の俳優ジェームズ・ベルーシ、カリー(ケリー・リンチ)の恋人である役者のケン・マリーノ、重役のウォルフガング・ボディソン、主人公の同僚のクリスティ・コナウェイ、人事部のロバート・ジョイ、学校の教師ティナ・リフォード、社員アーナ・ブランドビックとミシェル・バーンズ、本人役で当時のミネソタ州知事ジェシー・ヴェンチュラなどが共演している。