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世界で一番パパが好き! Jersey Girl (2004)

出産で妻を亡くし心に傷を負いながら娘を育てる男性の奮闘を描く、監督、脚本、編集ケヴィン・スミス、主演ベン・アフレックリヴ・タイラージョージ・カーリンジェニファー・ロペス他共演のコメディ・ドラマ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(コメディ)

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スタッフ キャスト ■
監督:ケヴィン・スミス

製作:スコット・モシャー
製作総指揮
ボブ・ワインスタイン

ハーヴェイ・ワインスタイン
ジョナサン・ゴードン
脚本:ケヴィン・スミス
撮影:ヴィルモス・ジグモンド
編集
スコット・モシャー

ケヴィン・スミス
音楽:ジェームズ・L・ヴェナブル

出演
オリヴァー”オリー”トリンキ:ベン・アフレック

マヤ・ハーディング:リヴ・タイラー
バート・トリンキ:ジョージ・カーリン
ガーティー・トリンキ:ラクエル・カストロ
アーサー・ブリックマン:ジェイソン・ビッグス
ガートルード・ステイニー:ジェニファー・ロペス
グリーニー:スティーヴン・ルート
ブロック:マイク・スター
スーザン:ジェニファー・シュウォールバック
PR会社重役:マット・デイモン
PR会社重役:ジェイソン・リー
本人:ウィル・スミス

アメリカ 映画
配給 ミラマックス

2004年製作 102分
公開
北米:2004年3月26日
日本:2005年3月26日
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $25,268,160
世界 $36,098,380


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
宣伝マンとして大成功していたオリヴァー”オリー”トリンキ(ベン・アフレック)は、恋人ガートルード・ステイニー(ジェニファー・ロペス)をニュージャージーに住む父親バート(ジョージ・カーリン)に紹介する。

その後、オリーとガートルードは結婚して彼女は妊娠する。

ガートルードは女の子を出産するが、動脈瘤破裂が原因で死亡する。

最愛の妻を亡くしたオリーは、失意のまま父バートに世話になる。

仕事に追われるオリーは、娘ガーティーをバートに任せきりになる。

父親の役目を果たすようオリーを責めるバートは、ガーティーを預かることを拒み仕事に出てしまう。
...全てを見る(結末あり)

オリーは、仕方なくガーティーを連れて仕事に向い、アシスタントのアーサー・ブリックマン(ジェイソン・ビッグス)に協力してもらうものの、記者会見場で大失態を演じて解雇されてしまう。

バートの家に引っ越したオリーは、毎晩ガーティーを寝かしつけることを条件に、好きなだけ暮らせと父に言われる。

オリーはガートルードを思いながら、ガーティーに今までの態度を謝罪し、最高の父親になることを誓う。

ガーティー 7歳。
父バートと同じ市の道路清掃車の運転手をしていたオリーは、小学生になったガーティー(ラクエル・カストロ)と父バートと共に平穏に暮らしていた。

ガーティーとビデオ・レンタル店に向かったオリーは、店員の大学生マヤ・ハーディング(リヴ・タイラー)から、論文の題材にすると言われ、子供連れでアダルト映画を借りた心境などを聞かれる。

マヤは、オリーの妻が出産で死んだことを知らずに失言してしまい、その夜、彼の家を訪ねて謝罪しランチをおごる約束をする。

気が進まないままマヤと食事をしたオリーは、性についてなどを尋ねられ、7年間も女性と関係していないと告白してしまう。

家で愛し合うことをマヤに提案されたオリーは、戸惑うものの欲望に負けてしまう。

ガーティーに見つかってしまったオリーは責められ、好きなビデオを借り放題できることと、学芸会で”スウィーニー・トッド”を歌うことを許可する。

更にオリーはマヤとのことで、父バートと同僚グリーニー(スティーヴン・ルート)とブロック(マイク・スター)にもからかわれてしまう。

ある日、水道管工事による道路の通行止めに関する説明会がある。

PRの専門家であるオリーは、猛抗議をする住民への説得をするようガーティーに促され、才能を発揮する。

そのことをマヤに話したオリーは、彼女との親交を深める。

ニューヨークでの仕事を諦めきれないオリーは、出世したアーサーに会い、彼の会社の社長との面会を約束してもらう。

話は進み雇ってもらえると言う連絡を受けたオリーは、ニューヨークに戻り、以前のように仕事をして派手に暮らすことをガーティーやバートに伝える。

ガーティーはこの場を離れることを拒むが、オリーは月曜の面接には必ず行くと言い張る。

その日が学芸会だと知らされたオリーは、面接を断るべきだと言うガーティーの話を聞こうとしない。

ガーティーは、バートに代役を頼むと言ってオリーを非難する。

オリーはニューヨークで暮らす考えを変えようとせず、母親の代わりに死ねばよかったとまでガーティーに言われてしまう。

ガーティーとガートルードが自分の人生を奪ったとまで言ってしまったオリーは、後悔してガーティーに謝罪するのだが許してもらえなかった。

オリーを非難したバートは、傷ついたガーティーの部屋に向かう。

ガーティーは塞ぎ込み、考え込むオリーは、マヤを心の拠り所にしようとするが、彼女もニューヨークに住むことを考える男性と深く付き合う気はないことを伝える。

本心ではなかったマヤは、一人涙する。

その後、オリーとガーティーはお互いを理解し合い、今後の幸せを考える。

学芸会は間に合うようにしたいと言うオリーに対し、無理しなくてもいいとガーティは答える。

翌日、面接を待つ間、その場に現れた、以前痛烈に非難したことがあるウィル・スミスと話したオリーは、自分が賢ければ、こんな仕事は辞めて子供達と過ごすと言われる。

考えが吹っ切れたオリーは面接を止めて学芸会に向うが、自分がPRした道路工事で行き止まりになり、走って会場に向かう。

ガーティーの”スウィーニー・トッド”は始まり、オリーの代わりにバートが出演することになる。

マヤ、グリーニー、ブロックが舞台に上がり、ミセス・ラヴェット役でガーティーが登場する。

ガーティーは、間に合ったオリーがスウィーニー・トッド役を演じ始めたことで喜ぶ。

演技を終えたガーティーらは、盛大な拍手を受ける。

バーに向かったオリーは、息子と孫娘が去ることを悲しむバートに、ずっと一緒だと言って安心させる。

オリーはマヤとの愛を確かめ合い、ガーティーにこの場で暮らすことを伝える。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)ニューヨーク
宣伝マンとして大成功していたオリヴァー”オリー”トリンキは、出産で妻ガートルードを亡くし、娘のガーティーをニュージャージーに住む父バートに預けながら仕事を続ける。
仕事を優先するオリーがガーティーの面倒を見ないことで、バートは息子を非難する。
バートにガーティーの世話を拒否されたオリーは、仕方なく娘を仕事の現場に連れて行くが、そのせいで大失態を演じてしまう。
解雇されたオリーはバートの家に引っ越し、市の清掃作業員として働き7年が経つ。
ビデオ・レンタル店の店員マヤと親交を深めながら、愛する娘ガーティーと平凡に暮らすオリーだったが、ニューヨークで元のように働くことを諦められなかった・・・。
__________

才能あるエリートではあるが、人間の真の幸せを見極められない男性が、純真な幼い娘にそれを教わるという、心温まる家族愛のドラマ。

終盤、本人役で登場するウィル・スミスが、”自分が賢ければ、いくら大金を稼げてもこんな馬鹿げた仕事をしていないで子供と過ごす・・・”という場面があり、それが主人公の心を動かす本作のテーマとなっているところに注目したい。

監督、脚本、編集を兼ねるケヴィン・スミスの演出は平凡であり、豪華スター競演の作品にも拘らず、興行収入は北米で約2500万ドル、全世界でも約3600万ドルという結果に終わってしまった。

子育てに奮闘する熱演のベン・アフレックは、ラジー賞最悪男優、リヴ・タイラージェニファー・ロペスとのコンビでは最悪カップルにノミネートされてしまった。

アルマゲドン」(1998)でもベン・アフレックと恋人同士を演じたビデオ・レンタル店の店員リヴ・タイラー、主人公の父親ジョージ・カーリン、主人公の娘ラクエル・カストロ、主人公の元アシスタント、ジェイソン・ビッグス、冒頭だけ登場する主人公の妻ジェニファー・ロペス、主人公の清掃員の同僚スティーヴン・ルートマイク・スター、リポーター、ジェニファー・シュウォールバック、PR会社の重役でマット・デイモンジェイソン・リー、そして本人役でウィル・スミスが共演している。


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