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ジェニファーズ・ボディ Jennifer’s Body (2009)

小悪魔的な人気者の女子高生がある事件をきっかけに野獣のように変貌して事件を起こす様を内気な親友の視点で描く、製作ジェイソン・ライトマン、監督カリン・クサマ、主演ミーガン・フォックスアマンダ・サイフライドアダム・ブロディJ・K・シモンズ他共演のサスペンス・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:カリン・クサマ

製作総指揮:ディアブロ・コーディ
製作
メイソン・ノヴィック

ダニエル・ダビッキ
ジェイソン・ライトマン
脚本:ディアブロ・コーディ
撮影:M・デヴィッド・ミューレン
編集:プラミー・タッカー
音楽
セオドア・シャピロ

スティーヴン・バートン

出演
ジェニファー・チェック:ミーガン・フォックス

アニータ“ニーディ”レスニキ:アマンダ・サイフライド
チップ・ダヴ:ジョニー・シモンズ
ニコライ・ウルフ:アダム・ブロディ
ウルブレフスキー:J・K・シモンズ
トニー・レスニキ:エイミー・セダリス
ローマン・ドゥダ:クリス・プラット
ダヴ夫人:シンシア・スティーヴンソン
レイモンド:ダン・ジョフレ
チェック夫人:キャリー・ゲンゼル
コリン・グレイ:カイル・ガルナー

チャスティティー:ヴァレリー・ティアン
ドライバー:ランス・ヘンリクセン

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX

2009年製作 107分
公開
北米:2009年9月18日
日本:2010年7月30日
製作費 $16,000,000
北米興行収入 $16,195,520
世界 $31,556,060


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
アニータ“ニーディ”レスニキ(アマンダ・サイフライド)は、凶暴性を秘めた服役囚だった。

しかし彼女は、かつては、やや不健全であるか程度のティーンエイジャーだった。

田舎町デビルズ・ケトル。
地味なニーディは、高校のチアリーダーで人気者の親友ジェニファー・チェック(ミーガン・フォックス)に、ライブに誘われる。

ニーディは、ボーイフレンドのチップ・ダヴ(ジョニー・シモンズ)との約束があったが、ジェニファーに付き合うことにする。

バーに着いたジェニファーは、バンドのボーカル、ニコライ・ウルフ(アダム・ブロディ)に接近する。
...全てを見る(結末あり)

ニーディは、ニコライの魂胆が見え見えだったために、ジェニファーに警戒するよう忠告するのだが、彼女は聞く耳を持たなかった。

その後、ライブは始まるものの火災が発生し、バーから逃げ出したジェニファーとニーディにニコライが歩み寄る。

ニーディは、ジェニファーの様子がおかしいことに気づくが、彼女は不気味な感じのするニコライに誘われて、バンに乗ってしまう。

帰宅してチップに連絡したニーディの前に、血まみれで異常な雰囲気のジェニファーが現れる。

ジェニファーは凶暴な野獣のように変貌し、ニーディを威嚇して立ち去っていく。

翌日、何事もなかったかのようにジェニファーは学校に姿を現し、火災で同級生や教師にも犠牲者が出た状況でも、彼女だけは浮かれているような雰囲気だった。

放課後、ジェニファーは男子生徒を森の中に誘い込んで殺害し、その死体を教師ウルブレフスキー(J・K・シモンズ)が見つける。

バーの火災と殺人事件で町は注目され、各地から取材陣が押し寄せるようになる。

ある夜、ジェニファーは、同級生のコリン・グレイ(カイル・ガルナー)を誘い出し殺害する。

チップと愛し合っていたニーディは、不吉な予感を感じて帰宅しようとするが、血まみれのジェニファーが道路に現れて襲われそうになる。

その後、ニーディは自宅のベッドにジェニファーがいることに驚き、彼女はニコライに連れて行かれた夜のことを話し始める。

滝に連れて行かれたジェニファーは、悪魔と手を組んだと言うニコライに、生贄だと言ってめった刺しにされるものの、死ぬことはなく、ニーディの家に向かったとのことだった。

図書館で資料を調べたニーディは、ジェニファーが悪魔だと確信し、それをチップに話す。

ニーディは、ジェニファーが人肉を食べることをチップに伝え、学校で開かれるダンス・パーティーには出席しないように警告する。

パーティーの夜、ジェニファーは、ニーディがコリンと付き合っていたと言ってチップを誘惑し、会場では特別ゲストとしてニコライのバンドが演奏を始める。

不吉な予感を感じたニーディは、チップがパーティーに向かったことを知り、ジェニファーに襲われている彼を助けようとする。

しかし、傷つけられたチップは息を引き取り、ニーディは復讐のために、ジェニファーの部屋に向かい彼女を殺す。

その後、凶暴になったニーディは服役するが、脱獄して男性(ランス・ヘンリクセン)の車に乗り、ニコライのライブ会場に向かう。

そして、ニーディはホテルでニコライらを殺害する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
内気な高校生ニーディは、派手な人気者ジェニファー・チェックにライブに誘われる。
ジェニファーは、出演バンドのメンバー、ニコライに迫るのだが、その場が火事になった後、彼に誘われてしまう。
その後、心配していたニーディの元に血まみれになったジェニファーが現れるのだが、彼女は野獣のように変貌していた。
翌日、ジェニファーは何事もなかったかのように見えたが、森の中で男子生徒を殺害する。
その後も、ジェニファーは同級生を誘っては殺害していたが、不吉な予感を感じたニーディの元に彼女が現れる。
ジェニファーは、ニコライに生贄にされたものの死ななかったことをニーディに伝える。
そしてニーディは、ジェニファーが悪魔だということを確信して、ボーイフレンドのチップに警戒するように忠告するのだが・・・。
__________

製作ジェイソン・ライトマン、脚本・製作総指揮は彼の監督作「JUNO/ジュノ」(2007)でアカデミー脚本賞を受賞した注目の新星ディアブロ・コーディ

ニーディとチップが、どことなくジュノとポーリーの関係に似ていて、「JUNO/ジュノ」に出演したJ・K・シモンズヴァレリー・ティアンも共演している。

セクシーな、ミーガン・フォックスの魅力だけが売り物のような作品なのだが、意外にも普通に見える、ラジー賞にノミネートされた彼女に物足りなさも感じる。

ストーリーに斬新さもなく、怖さの度合いや映像も平凡だ。

話題になった作品ではあるが、興行的には失敗に終わり、全世界トータルでも約3150万ドルに留まった。

主演のミーガン・フォックスよりも奮闘する熱演の、地味な少女から凶暴な女性に変貌するアマンダ・サイフライド、彼女のボーイフレンド役のジョニー・シモンズ、不気味なバンド・ボーカル役のアダム・ブロディ、教師役J・K・シモンズ、警察学校の学生クリス・プラット、ニーディ(A・セイフライド)の母親役エイミー・セダリス、チップ(J・シモンズ)の母シンシア・スティーヴンソン、主人公の母キャリー・ゲンゼル、殺される学生役カイル・ガルナー、主人公のクラスメイトのヴァレリー・ティアン、そして、クライマックスでニーディを車に乗せる男性でランス・ヘンリクセンなどが共演している。


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