ジャワ島で起きたテロに見せかけた宝石強盗犯を追うアメリカ海兵隊員と警官の戦いを描く、出演ケラン・ラッツ、ミッキー・ローク、アリオ・バーユ他、製作、監督、脚本コナー・アリンによるクライム・アクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:コナー・アリン
製作
ロブ・アリン
コナー・アリン
脚本
コナー・アリン
ロブ・アリン
撮影:シェーン・デイリー
編集:ハーヴェイ・ローゼンストック
音楽:ジャスティン・ケイン・バーネット
出演
ジェイク・トレイヴァー:ケラン・ラッツ
マリク:ミッキー・ローク
ハシム:アリオ・バーユ
王女:アティカ・ハシホラン
アフメド:マイク・ムリアドロ
アメリカ 映画
配給
IFC Films / IM Global
2013年製作 103分
公開
北米:2013年4月18日
日本:未公開
製作費 $15,000,000
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
インドネシア、ジャワ島。
テロ事件が発生、国民に慕われていた王女(アティカ・ハシホラン)が死亡する。
その場にいたアメリカ人のジェイク・トレイヴァー(ケラン・ラッツ)は、第88別働隊のハシム中尉に尋問される。
ジェイクは、大学院の講師であることを伝え、事件現場でと王女と言葉を交わした際のことを話す。
ハシムは、監視カメラ映像を見せて、王女と最後に接触したのがジェイクだと指摘し、詳しい状況を聞き出そうとする。
ジェイクを疑うハシムは、将軍から、事件の徹底捜査を命ぜられる。
翌日、事件現場に連行されたジェイクは、当時の状況をハシムに語り、王女の遺体を確認する。
ジェイクは、太腿に虎の刻印がある遺体の様子から、それが王女ではないことを指摘しハシムも耳を傾ける。
その夜、車で移動中のハシムとジェイクは、アフメド(マイク・ムリアドロ)ら三人の男達に命を狙われる。 ジェイクは、座席に落ちた拳銃で応戦して相手を二人倒し、怪我をしたハシムを助ける。 病院で手当てを受けたハシムと駆けつけた妻は、命の恩人であるジェイクを朝食に招待する。 ハシムはジェイクに感謝するのだが、中東各地のテロ現場から指紋が出ている彼が、大学講師でないことを承知していることを伝える。 テロ事件を調査する特別捜査官だったジェイクは、協力を拒むために容疑者になるとハシムに言われる。 ハシムは、ジェイクを泳がせて様子を探ることを部下に伝える。 王女の宝石を奪ったマリク(ミッキー・ローク)は、ジェイクを殺し損ねたアフメドに目的を果たすよう脅しをかける。 将軍は、犯人がイスラム過激組織だと決めつけ、ハシムの話も聞かずにリーダーを捕えようとする。 ハシムはリーダーの元に向かい、王女の居場所を聞き出そうとするが、彼は自爆する。 本国からの連絡で、遺体の刻印が中国組織の娼婦のものだということを知ったジェイクは、歓楽街に向かう。 遺体と同じ刻印の女を探し、ジェイクは、薬を飲まされながらも遺体の女の姉を見つける。 姉は、アメリカ人らしき男が妹を買ったと話すが、アフメドがその場に押し入りジェイクらを銃撃する。 女は死にジェイクは防弾チョッキで難を逃れ、アフメドは、娼婦のボスらと銃撃戦になる。 ジェイクは瀕死のボスから、女がアフメドとマリクに売られたことを聞き出す。 その様子を監視していたハシムは、逃走したジェイクを捕える。 王女を捕えていたマリクは、ハシムの家族も人質に取り手出しをするなと彼を脅す。 拘束されたジェイクの元に向かったハシムは、海兵隊の憲兵であると言われる。 テロ事件を調査していたジェイクは、犯人の目的が宝石であることを伝え、保管してあるという王女の首飾りを調べさせようとする。 それを信用しないハシムだったが、ジェイクは、犯人の名前を知っていることを伝え、家族を浚われたという彼に協力を要請する。 しかしジェイクは、脱走兵だということで海兵隊に引き渡されてしまう。 移送中に捕えられたジェイクは、現れたハシムにマリクの名前を伝え、拘束を解かれる。 二人は協力し合うことになり、スルタン/国王の元に向かう。 国王が何かを隠していることに気づき、ハシムは、彼がが王女の生存や犯人に指示を受けていると考える。 ハシムは、国王が宰相を疑っている証拠に、メモを渡されたことをジェイクに知らせる。 保管庫の宝石を持ち出した二人は国王に会い、それが偽物であるかを確認しようとする。 国王は、王位を狙う宰相が、犯人らと手を組んでいることを伝えるが三人は襲われる。 国王は、国宝の宝石が既に宮殿に運ばれる準備が整い、それが宰相に渡った場合は、全てが終わるとハシムに伝える。 ハシムは車を用意したジェイクと共に、国王を路上に残してその場を去る。 亡くなった国王に代わり宰相が後継者となり、ジェイクとハシムが容疑者となる。 国宝が保管される中央銀行を見張っていたハシムは、ジェイクの正体を知ろうとする。 ジェイクは、テロで亡くなった弟のために、単独で行動していたことをハシムに伝え、彼はそれを聞いて納得する。 二人は国宝の運搬車両を奪うが、翌日、彼らを追跡していたマリクに攻撃を受ける。 国宝を諦めた二人はその場から逃走し、宰相はマリクが王女を殺していないことを知る。 アフメドは、王女やハシムの妻子を逃がそうとするが、マリクに刺される。 ジェイクとハシムは、アフメドが搬送される救急車を奪う。 アフメドは、その夜の祭典の後、家族が殺されれると言うことをハシムに伝え息を引き取る。 マリクは国宝が偽物だと知り、国民を救うために、それが既に売却されたことを王女から知らされる。 宰相を殺したマリクは、王女を売り飛ばそうと考えるが、そこにジェイクとハシムが現れる。 マリクは王女を連れてその場から逃れ、ジェイクがそれを追う。 傷を負ったハシムもそれに続き、民衆は王女に気づいて声を上げる。 ジェイクは銃撃されるが、ハシムと協力してマリクを倒す。 将軍は、首飾りを受取ることを要求してハシムの行動を許していたのだった。 空港で王女に見送られたジェイクは、すり替えてあった首飾りを彼女に渡す。 ジェイクは、それをハシムに伝えて別れを告げて、帰国するために旅立つ。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
インドネシア、ジャワ島。
爆破テロにより王女が死亡し、彼女と接触した大学講師のアメリカ人ジェイク・トレイヴァーが、第88別働隊のハシム中尉に尋問される。
ハシムはジェイクを疑い、彼を泳がして様子を探るが、二人は王女の遺体を調べて、それが別人だと考える。
遺体は娼婦であり、ジェイクはアメリカ人らしき男がその女を買ったことを知る。
ジェイクが海兵隊員だと分かったハシムだったが、二人は、王家の国宝を狙う、王女を誘拐したマリクに命を狙われる。
家族を人質に取っられたハシムは、正体を明かさないジェイクを疑いつつ、協力してマリクを捜すのだが・・・。
__________
「トワイライト」シリーズの”エメット・カレン”役ケラン・ラッツの、身体能力を生かしたハード・アクション。
謎めいた人物を鍛え抜かれた肉体で演ずるケラン・ラッツの魅力が際立つ作品で、今後、彼の活躍に注目だ。
歓楽街に向かった主人公(ケラン・ラッツ)が、海賊版DVDを売りつけられそうになる場面で「トワイライト」もあると言われるのが可笑しい。
はみ出し海兵隊員という役柄でもあり、銃器の扱いなどは得意だが、言動が完璧でないところなどが逆に親しみ易くいいキャラクターを演じている。
ややB級作品風で、個人的には、ミッキー・ロークの出演がなければ鑑賞していなかったと思う。
極悪人の彼の存在は別格で、貫録十分の演技はドラマに厚みを加えている。
主人公に協力する第88別働隊中尉役のアリオ・バーユ、王女アティカ・ハシホラン、犯行に加担するマイク・ムリアドロなどが共演している。