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ジェイソンX 13日の金曜日 Jason X (2001)

人気ホラー映画「13日の金曜日」シリーズ第10作。
冷凍保存から約450年の時を経て復活した殺人鬼ジェイソンに襲われる地球を訪れた調査隊の恐怖を描く、製作、監督ジェームズ・アイザック、出演レクサ・ドイグチャック・キャンベルリサ・ライダーピーター・メンサージョナサン・ポッツ他共演のSFホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト
監督:ジェームズ・アイザック

製作
ノエル・カニンガム
ジェームズ・アイザック
製作総指揮:ショーン・S・カニンガム
キャラクター創造:ヴィクター・ミラー
脚本:トッド・ファーマー
撮影:デリック・V・アンダーシュルツ
編集:デヴィッド・ハンドマン
音楽:ハリー・マンフレディーニ

出演
ローワン・ラフォンテイン:レクサ・ドイグ
ツナロン:チャック・キャンベル
KMー14:リサ・ライダー
ブロドスキー軍曹:ピーター・メンサー
ブランドン・ロウ教授:ジョナサン・ポッツ
ウェイランダー:ダーウィン・ジョーダン
ジャネッサ:メリッサ・エイド
クラッチ:フィリップ・ウィリアムズ
キンサ:メロディ・ジョンソン
ストーニー:ヤニ・ゲルマン
アザレル:ダヴ・ティフェンバック
ダラス:トッド・ファーマー
キッカー:バルナ・モリクス
ブリッグス:ディラン・ビーグ
ゲコー:アマンダ・ブリューゲル
エイドリアン・トーマス:クリスティ・アンガス
コンドー:スティーヴ・ルチェスク
ファット・ルー:ボイド・バンクス
ウィマー博士:デヴィッド・クローネンバーグ
ディーター・ペレス:ロバート・A・シルバーマン
ジェイソン・ヴォーヒーズ:ケイン・ホッダー

アメリカ 映画
配給 ニュ ー・ライン・シネマ
2001年製作 92分
公開
北米:2002年4月26日
日本:2002年9月13日
製作費 $11,000,000
北米興行収入 $12,610,730
世界 $16,951,800


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー
2010年、ニュージャージー州、クリスタル・レイク研究所。
政府が管理する施設で、被験者である殺人鬼ジェイソン・ヴォーヒーズ(ケイン・ホッダー)の冷凍催眠の準備が進められる。

クリスタル・レイク調査団の責任者である科学者のローワン・ラフォンテイン(レクサ・ドイグ)は、現れたウィマー博士(デヴィッド・クローネンバーグ)から、ジェイソンをそのままの状態で引き渡すようにと言われる。

危険だと言われたウィマーは、ジェイソンの再生能力を調べたいと伝えて、強引に移送しようとする。
...全てを見る(結末あり)

拘束されているジェイソンに被されている布を取るよう指示したウィマーらは、それが殺された係官であることを知る。

ジェイソンはウィマーらに襲い掛かり、銃を奪って全員を殺す。

それに気づいたローワンは、ジェイソンを誘き寄せて冷凍催眠装置に閉じ込めるものの、内部からナタで傷つけられる。

その場に閉じ込められたローワンは、ジェイソンと共に冷凍される。

445年後、2455年。
汚染された地球は、有毒物質に覆われた惑星になっていた。

地球2から飛行してきた三人の学生ツナロン(チャック・キャンベル)、ジャネッサ(メリッサ・エイド)、アザレル(ダヴ・ティフェンバック)は、とアンドロイドのKMー14(リサ・ライダー)を伴い、クリスタル・レイクの施設を調べる。

ある部屋の冷凍保存装置の中のジェイソンを確認したツナロンらは、もう一人の女性ローワンが蘇生可能状態で倒れていることに気づく。

凍っているジェイソンのナタで腕が切り落とされてしまったアザレルは、KM-14の治療を受ける。

ツナロンらはジェイソンとローワンを回収して宇宙船に向かい、輸送船”グレンデール”で待機する兵士のリーダー、ブロッドスキー軍曹(ピーター・メンサー)に報告する。

ブランドン・ロウ教授(ジョナサン・ポッツ)は、学生達にジェイソンを調べさせてローワンを蘇生させる。

蘇生されたローワンは、ジェイソンのことを気にしながら、今が2445年だということをロウから知らされる。

宇宙船ソラリスに連絡したロウは、支援者のディーター・ペレス(ロバート・A・シルバーマン)に、445年前の人間二人を回収し、一人は歩いていることを伝える。

人を呼んで稼げると言うロウは、今までも冷凍保存された人間は蘇生したが、約450年前のものは初めてだと話す。

今では珍しくないことだと反論するペレスだったが、回収したもう一人が、200人を殺した”ジェイソン・ヴォーヒーズ”だと知り、それならば皆、飛びつくとロウに話す。

その後ロウは、合格点が欲しいジャネッサ(メリッサ・エイド)の誘惑に負けて愛し合う。

ジェイソンを調べていたエイドリアン・トーマス(クリスティ・アンガス)は、生き返った彼に襲われて殺される。

ローワンに食事を運んだロウは、2008年から殺人鬼ジェイソンを殺そうとしたが成功せず、その後、冷凍保存することを考えたと言われる。

しかし、欲に目がくらんだ者達は、ジェイソンを金儲けに利用しようとしたのだった。

ツナロンとジャネッサ、ブロドスキーとMK-14をロウから紹介されたローワンは、ジェイソンが船内にいることを知らされる。

死が確認されたと言うロウに対し、危険過ぎると考えるローワンは、破棄するようにと伝え、無敵の殺人マシンであるジェイソンは不死身だと警告する。

エイドリアンが殺されて、死んだはずのジェイソンがいないことをロウは確認し、ブロドスキーは部下を集める。

愛し合っていたストーニー(ヤニ・ゲルマン)が、現れたジェイソンに殺されたため、キンサ(メロディ・ジョンソン)は取り乱しながら皆の元に向かい、それを知らせる。

部下のキッカー(バルナ・モリクス)に、ジェイソンを跡形もなく殺すと伝えたブロドスキーは、それに意見するロウに、学生とラボ1にいるよう指示する。

バーチャル・ゲームをしていたアザレルとダラス(トッド・ファーマー)は、ジェイソンに襲われて殺される。

ロウから金銭で買収されそうになったブロドスキーは、部下にジェイソンを捕獲するよう指示する。

エンジニアのクラッチ(フィリップ・ウィリアムズ)に襲い掛かろうとしたジェイソンだったが、現れたブロドスキーらの銃弾を受ける。

姿を消したジェイソンは、ブロドスキーの部下コンドー(スティーヴ・ルチェスク)を殺す。

殺されているコンドーを見つけたブリッグス(ディラン・ビーグ)は、それをブロドスキーに知らせる。

ゲコー(アマンダ・ブリューゲル)がもう一人の死亡を確認して報告するものの、ジェイソンに喉を切られる。

それを知ったキッカーは、現れたジェイソンを銃撃して捕えたことをブロドスキーに知らせる。

キッカーとブリッグスを殺したジェイソンは、ブロドスキーに襲い掛かる。

ブロドスキーらが全滅したことを知ったロウは、60名の精鋭部隊がいるソラリスの到着を待つ。

その頃、グレンデールのパイロット、ファット・ルー(ボイド・バンクス)は、ジェイソンに殺される。

そのためグレンデールに接触されたソラリスは爆発する。

ジェイソンが押入って来たためにローワンらは逃げるものの、ロウは殺される。

ツナロンらはシャトルで逃げることを考え、クラッチとウェイランダー(ダーウィン・ジョーダン)がその準備をする。

武器を確保したツナロンは、生きのこれることを信じてMK-14との愛を確かめる。

ジャネッサとキンサをシャトル向かわせたローワンは、傷ついたブロドスキーを見つける。

それを知ったクラッチは、ウェイランダーをローワンの元に向かわせる。

ブロドスキーは姿を消し、クラッチはジェイソンに襲われて殺される。

シャトルに向かったローワンだったが、中にいたキンサは恐怖で怯えてドアを開けようとしない。

燃料パイプが接続されたまま発射しようとしたシャトルは、爆発してしまう。

ローワンらはジェイソンに襲われそうになるが、ツナロンと共に武装したMK-14が対抗する。

MK-14は、瀕死のブロドスキーに加勢されながら、ジェイソンの脚、腹部、頭部を銃撃し、それらを失ったジェイソンは死んだと思われた。

ツナロンらはブロドスキーの治療を始めて、最新の医療技術で回復させる。

ソラリスとの接触で船体のパワーが落ちるものの、救難信号を受けたティアマットからの連絡を受ける。

到着に時間がかかるティアマットが巻き添えになると考えたウェイランダーは、30分以内の到着が無理な場合は来ないようにと伝える。

ブリッジに向かい、通路を爆破して切り離すというローワンの考えを実行することになり、ウェイランダーは、ティアマットにそのまま向かってくるようにと伝える。

ところが、死んだはずのジェイソンは、最新技術の機器が作動したため、驚異のパワーを持つモンスターとして復活してしまう。

MK-14が対抗するものの破壊され、ローワンらはブリッジに逃げ込む。

通路にしかけてあった爆弾のスイッチを持っていたウェイランダーは、それを押して犠牲になる。

ティアマットは接近するが、ジェイソンは外から壁を突き破り、ジャネッサが宇宙空間に吸い出されてしまう。

ローワン、MK-14の頭部を持つツナロン、ブロドスキーは、迫るジェイソンを確認しながらドッキングハッチに向かう。

最後のドアが開かないために、ブロドスキーが船外に出て電源を操作する。

現れたジェイソンを動揺させるために、ツナロンは、1980年のクリスタル・レイクをバーチャルで再現する。

その間にドアを開けたローワンは、ツナロンと共に移動する。

戻ったブロドスキーはジェイソンに襲い掛かり、ティアマットは切り離され、グレンデールのデッキは爆発する。

吹き飛んだジェイソンがティアマットに近づくが、ブロドスキーがそれを捕えて遠ざける。

ローワンはそれを確認し、ツナロンは、新しいボディを作ることをMK-14に約束する。

ジェイソンとブロドスキーは、地球2の大気圏に突入し、湖に落下する。

焼け焦げたジェイソンのマスクが、湖の底に沈む。


解説 評価 感想

参考:
・「13日の金曜日」(1980)
・「13日の金曜日 PART2」(1981)
・「13日の金曜日 PART3」(1982)
・「13日の金曜日 完結編」(1984)
・「新・13日の金曜日」(1985)
・「13日の金曜日 PART6 ジェイソンは生きていた!」(1986)
・「13日の金曜日 PART7 新しい恐怖」(1988)
・「13日の金曜日 PART8 ジェイソンN.Y.へ」(1989)
・「13日の金曜日 ジェイソンの命日」(1993)
・「ジェイソンX 13日の金曜日」(2002)

関連作
・「フレディVSジェイソン」(2003)

リブート・リメイク
・「13日の金曜日」(2009)

*(簡略ストー リー)
2455年。
汚染されて有毒物質に覆われた地球を訪れた調査隊の学生ツナロンらは、冷凍保存された二人を回収する。
輸送船に戻ったツナロンらは、回収した女性ローワンの蘇生に成功し、責任者のロウ教授は、もう一人が200人を殺した殺人鬼ジェイソン・ヴォーヒーズだと知り金儲けに利用しようとする。
蘇生されたローワンは、船内にジェイソンがいることを知り、死んだことを確認したとロウから言われる。
警戒するローワンは、ジェイソンが不死身の殺人鬼であることを知らせるのだが・・・。
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殺人モンスター”ジェイソン”が、ついに宇宙で暴れまわるという斬新なアイデアが話題になった作品。

恐怖の殺人鬼と戦う兵士や船内の描写などは”エイリアン”シリーズを思わせる展開で、内容も役者も含め、SF映画にしては予算が少なかったため、三流映画程度の出来に終わっている。

宇宙が舞台という興味深い内容なのだが、シリーズ本来のイメージを払拭してまで製作する価値があったのか疑問に思う。

ジェイソン(ケイン・ホッダー)と共に冷凍保存されてしまい、未来で蘇生されるクリスタル・レイク調査団の責任者である科学者レクサ・ドイグ、未来の調査隊の学生チャック・キャンベル、アンドロイドのリサ・ライダー、護衛兵士のリーダー、ピーター・メンサー、調査隊の責任者である教授ジョナサン・ポッツ、学生のダーウィン・ジョーダン、メリッサ・エイド、メロディ・ジョンソン、ヤニ・ゲルマンダヴ・ティフェンバッククリスティ・アンガス、エンジニアのフィリップ・ウィリアムズ、兵士のトッド・ファーマー、バルナ・モリクス、ディラン・ビーグ、アマンダ・ブリューゲル、スティーヴ・ルチェスク、パイロットのボイド・バンクス、ロウ(ジョナサン・ポッツ)の支援者ロバート・A・シルバーマン、ジェイソンを利用しようとする博士デヴィッド・クローネンバーグなどが共演している。


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