サイトアイコン That's Movie Talk!

美人モデル殺人事件 I Wake Up Screaming (1941)

謎のモデル殺人事件の容疑者が真相を暴こうとする姿を描く、監督H・ブルース・ハンバーストーン、主演ベティ・グレイブルヴィクター・マチュアキャロル・ランディスレアード・クレガー他共演のフィルム・ノワール

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ドラマ(サスペンス/犯罪)


スタッフ キャスト
監督:H・ブルース・ハンバーストーン
製作:ミルトン・スパーリング
原作:スティーヴ・フィッシャー”I Wake Up Screaming”
脚本:ドワイト・テイラー
撮影:エドワード・クロンジャガー
編集:ロバート・L・シンプソン
音楽:シリル・J・モックリッジ

出演
ジル・リン:ベティ・グレイブル
フランキー・クリストファー:ヴィクター・マチュア
ヴィッキー・リン:キャロル・ランディス
エド・コーネル:レアード・クレガー
ロビン・レイ:アラン・モウブレイ
ラリー・エヴァンス:アリン・ジョスリン
ハリー・ウィリアムズ:エリシャ・クックJr.
記者:チック・チャンドラー
記者:シリル・リング
地方検事補:モリス・アンクルム
キーティング:チャールズ・レイン
管理人:フランク・オース
給仕長:グレゴリー・ゲイ
ヘンデル夫人:メイ・ビーティ
刑事:スタンリー・ブライストン(クレジットなし)
歩行者:ヘイニー・コンクリン(クレジットなし)

アメリカ 映画
配給 20世紀FOX
1941年製作 82分
公開
北米:1941年10月31日
日本:未公開
製作費 $462,000


ストーリー
ニューヨーク
美人モデルのヴィッキー・リン(キャロル・ランディス)が殺害され、
警察署に連行されたスポーツ・プロモーターのフランキー・クリストファー(ヴィクター・マチュア)が容疑者として尋問され、ヴィッキーとの出会いを話し始める。
__________
フランキーは、友人で俳優のロビン・レイ(アラン・モウブレイ)とシップ・コラムニストのラリー・エヴァンス(アリン・ジョスリン)と共にレストランに行った際に、ウエイトレスのヴィッキーに出会う。
ヴィッキーをナイトクラブに誘ったフランキーは、ロビンとラリーと共に、彼女を富豪のヘンデル夫人(メイ・ビーティ)に紹介して売り込むために、その場で芝居をする。
__________
署内では、ヴィッキーと同居していた姉のジル(ベティ・グレイブル)が質問され、フランキーについては、ヴィッキーに夢を見させた男だと話す。
__________
ナイトクラブから戻ったアパートに戻ったヴィッキーは、フランキーらの計画が成功して、有名になれることをジルに話す。
フランキーが信用できないジルは、ウエイトレスを辞めると言って夢を追うつもりのヴィッキーが心配になり、地道な人生を歩むよう忠告するものの、考えを変えるつもりはない様子だった。
__________
尋問は続き、事件を担当するのがエド・コーネル刑事(レアード・クレガー)だと知ったジルは、以前、レストランの前でヴィッキーを見つめていた人物だったために驚き、フランキーとの関係などをさらに詳しく追及されるのだが・・・。


解説 評価 感想
1941年に発表された、スティーヴ・フィッシャーの小説”I Wake Up Screaming”を基に製作された作品。

子役、脚本家、助監督としても活躍したH・ブルース・ハンバーストーンが監督し、主演はベティ・グレイブルヴィクター・マチュアキャロル・ランディスレアード・クレガーなどが共演した作品。

謎のモデル殺人事件の容疑者が真相を暴こうとする姿を描くフィルム・ノワール

当初は、ジャン・ギャバンハリウッド初出演作となるという噂があったものの実現せず、主役はアリス・フェイの予定がベティ・グレイブルに変更されたという経緯がある。
ベティ・グレイブルは、妹の殺害を疑われる女性を好演し、彼女にとっては、数少ないシリアスな役柄として注目の作品。

1953年に、ジーン・クレイン主演により”Viki”としてリメイクされた。

虹の彼方に”がどのような理由で使われているかは疑問で、アルフレッド・ニューマンが作曲したキング・ヴィダーの「街の風景」も随所で流れる。

意外な人物が犯人だと分かるクライマックスは、その理由と共に、驚きの展開で締めくくられる。

殺されたモデルを売り込むことに成功したスポーツ・プロモーターを演ずるヴィクター・マチュアは、殺人の容疑者となり、主人公と惹かれ合いながら真犯人を探す男を好演している。

トップモデルになるものの殺害される主人公の妹キャロル・ランディス、事件を担当する異様な刑事で、クライマックスで真実が暴露されるレアード・クレガー、フランキー(ヴィクター・マチュア)の友人である俳優のアラン・モウブレイ、同じくコラムニストのアリン・ジョスリン、主人公のアパートのフロント係兼電話交換手エリシャ・クックJr.、記者のチック・チャンドラーシリル・リング、地方検事補のモリス・アンクルム、花屋のチャールズ・レイン、墓地の管理人フランク・オース、レストランの給仕長グレゴリー・ゲイ、富豪夫人メイ・ビーティ、刑事のスタンリー・ブライストン、歩行者のヘイニー・コンクリンなどが共演している。


モバイルバージョンを終了