| 警察に追われ下宿屋に身を隠すギャングと家主らが巻き起こす騒動を描く、監督ルイス・セイラー、主演アン・シェリダン、ジェフリー・リン、ハンフリー・ボガート他共演のミュージカル人情コメディ。 |
・ハンフリー・ボガート / Humphrey Bogart / Pinterest
■ スタッフ キャスト ■
監督:ルイス・セイラー
製作:マーク・ヘリンジャー
原作:ルイス・ブロムフィールド”Better Than Life”
脚本
マイケル・フェッシャー
ローレンス・キンブル
デルマー・デイヴス(クレジットなし)
撮影:アーネスト・ハラー
編集:トーマス・リチャーズ
音楽:ハインツ・ロームヘルド
出演
サラ・ジェーン・ライアン:アン・シェリダン
トミー・テイラー:ジェフリー・リン
チップス・マグワイア/グラッセリ:ハンフリー・ボガート
ミス・フリント:ザス・ピッツ
マギー・ライアン:ウナ・オコナー
ノラ・テイラー:ジェシー・バスリー
ドク・ロバーツ:ジョン・リテル
ルネ・サーモン:グラント・ミッチェル
グレート・ボルディーニ:フェリックス・ブレサート
アンリ・ペピ・ド・ボルドー:チャールズ・ジュデルズ
ヴァン・ダイバー:ブランドン・タイナン
プレンダーガスト:ハワード・ヒックマン
モンクス:ハーブ・ヴィグラン
トミー・ライリー:トミー・ライリー
エルダーブルーム合唱団:エルダーブルーム合唱団
パフォーマンスデュオ:ベンダー&ダウム
デュオ演奏:ホワイト&スタンリー
歌う四重奏団:レディ・キラーズ・カルテット
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1940年製作 97分
公開
北米:1940年4月6日
日本:未公開
■ ストーリー ■
神経質な教師ミス・フリント(ザス・ピッツ)は、通りで男性に追われたと思い込み、急いで、ノラ・テイラー(ジェシー・バスリー)と長年の友人マギー・ライアン(ウナ・オコナー)が管理する下宿に戻る。
ノラは、下宿人である教師のルネ・サーモン(グラント・ミッチェル)と落ち目のマジシャン、グレート・ボルディーニ(フェリックス・ブレサート)、教師のヴァン・ダイバー(ブランドン・タイナン)らと食事中だった。
弁護士のプレンダーガスト(ハワード・ヒックマン)は、税金を滞納しているマギーとノラに、経営難の下宿を売却することを勧める。
マギーは、映画スターとなり、成功して自分たちを助けてくれると思っていた娘のサラ・ジェーン(アン・シェリダン)が帰ってきたのだが、ショーガールを辞めて戻って来たことを知る。
勝気なサラ・ジェーンは、マギーの愚痴を気にしない。
サラ・ジェーンの稼ぎが当てにできないことを知ったノラは、5年間、音沙汰のない作曲家志望の息子トミージェフリー・リン)が、出世して帰ってくると信じていた。
その頃トミーは、ギャングのチップス・マグワイア(ハンフリー・ボガート)に雇われていた。
警官が来たことを知ったチップスは、証拠書類を焼却して、トミーと共にその場から逃げる。
チップスは、警察に密告した手下のモンクス(ハーブ・ヴィグラン)を、トミーの名で登録してある銃で射殺する。
チップスは、このような事態に備えてトミーに銃を持たせ、逃亡する方法を考えてあったのだった。
身を隠す場所を探すチップスは、トミーの母親の下宿に潜伏しようとする。
母を巻き込みたくないトミーは反対するが、チップスは、警察に銃を渡すと言って彼を脅す。
仕方なくトミーは母の元に向かい、考えていたことが現実になったノラは、息子の帰りを喜ぶ。
トミーは、”グラッセリ”と名乗ることにしたチップスをノラに紹介する。
ノラは、しばらく滞在することになったチップスを部屋に案内し、精神疾患の療養中の彼から、なるべく部屋で過ごしたいと言われて対処する。
翌朝、サラ・ジェーンは、トミーが戻ったことをマギーから知らされる(興味ないようなふりをする)。
サラ・ジェーンは、チップスが追われていることを新聞記事で知り、彼のクラブで働いていたことがあるとマギーに話す。(記事の写真ではチップスの顔は隠れていた)
ノラとマギーは、トミーとサラ・ジェーンの結婚を望んでいた。
サラ・ジェーンは、グラッセリという人物を連れてきたトミーと話をするが、幼馴染の2人は、直ぐにいがみ合ってしまう。
チップスは、部屋の掃除をしてくれたノラにスーツケースの中の銃を見られてしまい、狩りのために持っていると言って納得させ、誰にも話さないことを約束させる。
その後サラ・ジェーンは、殆ど部屋から出てこないグラッセリを、主治医のロバーツ(ジョン・リテル)が頻繁に訪れることなどから、彼に疑念を抱くようになるのだが…。
■ 解説 評価 感想 ■
1936年に雑誌”コスモポリタン”に掲載されたルイス・ブロムフィールドの短編”Better Than Life”を基に製作された作品。
「背徳のナポレオン」(1939)などのルイス・セイラーが監督し、主演はアン・シェリダン、ジェフリー・リン、ハンフリー・ボガートなどが共演した作品。
ジェフリー・リンとハンフリー・ボガートは、前年の「彼奴は顔役だ!」(1939)でも共演した。
警察に追われ下宿屋に身を隠すギャングと家主らが巻き起こす騒動を描くミュージカル人情コメディ。
ハンフリー・ボガートがギャングを演ずる犯罪映画ではなく、軽妙なタッチで展開するコメディであり、終盤にかけてミュージカルとしても楽しむことができ、さらに、人情味あふれる作品に仕上がっている。
ファーストクレジットはアン・シェリダンではあるが、ワーナー・ブラザーズは、ハンフリー・ボガートを彼女より上位のクレジットに変更した。(エンドクレジットはそのまま)
主演のアン・シェリダンは、ショービジネスの世界での成功を夢見る勝気な女性を魅力的に演じ、すばらしい歌声も披露してくれる。
ギャングと関係する作曲家志望の青年で、幼馴染のヒロインと惹かれ合うようになるジェフリー・リン、彼の雇い主であるギャングを人間味あふれる演技で好演するハンフリー・ボガート、下宿人である教師ザス・ピッツ、下宿を管理するトミー(ジェフリー・リン)の母親ジェシー・バスリー、その友人である共同管理で、サラ・ジェーン(アン・シェリダン)の母親ウナ・オコナー、医師に扮するチップス(ハンフリー・ボガート)の弁護士ジョン・リテル、下宿人の教師グラント・ミッチェル、落ち目のマジシャン、フェリックス・ブレサート、チップスが雇ったナイトクラブの給仕長チャールズ・ジュデルズ、下宿人の教師ブランドン・タイナン、下宿の管理人の弁護士ハワード・ヒックマン、チップスを裏切り殺されるハーブ・ヴィグラン、ハーモニカ奏者のトミー・ライリー、エルダーブルーム合唱団、パフォーマンスデュオのベンダー&ダウム、デュオ演奏のホワイト&スタンリー、四重奏団のレディ・キラーズ・カルテットなどが共演している。
