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エディ・マーフィの劇的1週間 Imagine That (2009)

会社と家庭に振り回されるビジネスマンの奮闘を描く、主演エディ・マーフィヤラ・シャヒディマーティン・シーントーマス・ヘイデン・チャーチニコール・アリ・パーカーロニー・コックス他共演、監督キャリー・カークパトリックによるハートウォーミング・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:キャリー・カークパトリック

製作総指揮:リック・キドニー
製作
ロレンツォ・ディボナヴェンチュラ

エド・ソロモン
脚本
エド・ソロモン

クリス・マシスン
撮影:ジョン・リンドレー
編集:デヴィッド・モリッツ
音楽:マーク・マンシーナ

出演
エヴァン・ダニエルソン:エディ・マーフィ

オリヴィア・ダニエルソン:ヤラ・シャヒディ
ジョニー・ホワイトフェザー:トーマス・ヘイデン・チャーチ
トリッシュ・ダニエルソン:ニコール・アリ・パーカー
ダンテ・ディエンゾ:マーティン・シーン
トム・スティーヴンス:ロニー・コックス
ノア・クリック:スティーヴン・ラナジージ
ライアン・ロウ:ブルース・マッギル
ジョン・ストロザー:デレイ・デイヴィス
ローリー・ストロザー:ヴァネッサ・A・ウィリアムズ
フランクリンの仲介者:ジョナサン・マンガム
フレッド・フランクリン:スティーヴン・ルート
カール・シモンズ:リチャード・シフ
デイヴィス:マリン・ヒンクル

アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ

2009年製作 107分
公開
北米:2009年6月12日
日本:未公開
製作費 $55,000,000
北米興行収入 $16,088,610
世界 $22,985,190


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
金融会社勤務のエリート社員エヴァン・ダニエルソン(エディ・マーフィ)は、重要なプレゼンの最中に娘オリヴィア(ヤラ・シャヒディ)の緊急呼び出しで中座してしまう。

エヴァンは、”毛布”に執着するオリヴィアの空想好きに困り果てていた。

忙しい週にも拘わらず、別居中の妻トリッシュ(ニコール・アリ・パーカー)にもオリヴィアを預けられないエヴァンは、 ついつい彼女に辛く接してしまう。

オリヴィアに謝ったエヴァンは、翌日、学校に行くのを嫌がる彼女を会社に連れて行く。

エヴァンは、自分の地位を脅かす社員で、先住民であるジョニー・ホワイトフェザー(トーマス・ヘイデン・チャーチ)を警戒しライバル心を燃やす。

そんな時オリヴィアが、空想を基にエヴァンの大事な会議の資料にいたずら書きをしてしまう。

焦ったエヴァンだったが、社長トム・スティーヴンス(ロニー・コックス)やジョニーの前で、オリヴィアのいたずら書きに従った発言をしてしまう。
...全てを見る(結末あり)

オフィスに戻り意気消沈したエヴァンは、スティーヴンスに呼び出されクビを覚悟する。

ところが、エヴァンの投資予測は見事に的中してしまい、スティーヴンスは興奮して情報の入手先を尋ねる。

オリヴィアの空想で、情報を手に入れられることを悟ったエヴァンは、彼女と一緒にその世界に入り込み、新たな投資予測を知る。

その後、投資家ライアン・ロウ(ブルース・マッギル)の前で、エヴァンは見事にジョニーの鼻を明かしてしまう。

エヴァンの行動を怪しく思ったジョニーは、アシスタントになったノア・クリック(スティーヴン・ラナジージ)に、彼の周辺を探らせる。

その後も、エヴァンはオリヴィアの空想を利用して、クライアントのカール・シモンズ(リチャード・シフ)などに的確な投資アドバイスをしようとする。

シモンズは同席していたジョニーの意見に従ってしまうが、結果的はエヴァンの指示が正しかった。

その後、エヴァンはオリヴィアとの時間を楽しく過ごしていたが、ジョニーが彼の情報には、”毛布”が関係していることに気づく。

そしてジョニーは、自分も”毛布”を必ず手に入れることをエヴァンに伝える。

そんなある日、スティーヴンスに呼ばれた二人は、彼から会社を実業家ダンテ・ディエンゾ(マーティン・シーン)に売却することを伝えられる。

二人はディエンゾの提案で、どちらか一人を西部地区の担当者に残すと言われ、翌日までにある分析結果を彼に報告することを命ぜられる。

エヴァンは、妻トリッシュが連れて行ってしまったオリヴィアを捜し、毛布を手に入れようとする。

それを知ったトリッシュだったが、友人の元NFL選手ジョン・ストロザー(デレイ・デイヴィス)がそれを阻止する。

同じ頃、ジョニーは部族の酋長から毛布を譲り受け、純粋無垢な子供の力を借りることが必要だと助言される。

ジョニーは、息子に毛布を利用した儀式をさせて情報を掴み、エヴァンは独力で分析を始めるが、やはり毛布がなければ無理だと判断してオリヴィアの元に向かう。

ジョンの家に泊まっていたオリヴィアの毛布を、無理やり奪おうとしたエヴァンは、ジョンや妻のローリー(ヴァネッサ・A・ウィリアムズ)に見つかり追い払われてしまう。

トリッシュの元に帰っていたオリヴィアは、現れたエヴァンに、合唱の発表会にも会議のために出られないと言われ、失望して毛布を渡す。

父親としての役目を果たすようトリッシュに説得されても、エヴァンは今回ばかりはそれが出来ないことを伝える。

そして、帰宅したエヴァンは、毛布の力を借りなくても分析できていることに気づかないまま、朝を向かえ出社する。

ディエンゾとの面接が始まるが、彼はジョニーが先住民を装っているペテン師だと罵り彼を追い出してしまう。

その後、ディエンゾはエヴァンの意見を聞くが、彼はバッグの中の毛布を見て気が変わり、資料を置いて退席してしまう。

エヴァンは、オリヴィアの合唱発表会の会場に急行するが、その頃、会場の彼女は独唱ができなくて困ってしまう。

しかし、そこに自作の空想の衣装を身にまとったエヴァンが現れ、笑顔を見せたオリヴィアは歌い始めて大喝采を受ける。

発表会の後、エヴァンとオリヴィアは空想のお姫様に語りかけ、感謝して別れを告げる。

そこにディエンゾが現れ、エヴァンの分析を評価して彼を西部部門の担当者にすることを告げる。

ディエンゾは、早速エヴァンとの話し合いを始めようとするが、彼はそれを週明けに延ばしてもらい、家族の元に向かうのだった。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
多忙な毎日を送る、金融会社のエリート社員エヴァン・ダニエルソンは、自分を慕う空想好きの娘オリヴィアの相手をしてあげられないでいた。
別居中の妻トリッシュに、オリヴィアを預けられたエヴァンは、忙しさの余り彼女を会社に連れて行くことになる。
エヴァンのオフィスで、オリヴィアは大事な会議の資料に、空想を基にしたいたずら書きをしてしまう。
焦ったエヴァンは、仕方なくその資料を使い会議で意見してしまう。
その後、クビを覚悟したエヴァンだったが、ライバルのジョニーを退けて、その分析結果を社長スティーヴンスに評価される。
オリヴィアの空想が、自分の仕事に役立つと気づいたエヴァンは、彼女と共に空想の世界に入り込む。
そしてエヴァンは、クライアント達に、それを利用して的確なアドバイスをし続けるのだが・・・。
__________

いかにもという映像表現があるわけではないが、空想が物語のキーポイントだけに、ファンタジックな雰囲気で終始する作品。

エディ・マーフィ作品にしては興行的には失敗に終わり、全世界の合計でも、製作費5500万ドルの半分も稼ぎ出せない結果に終わり、日本では劇場未公開となった作品。

北米興行収入 $16,088,610
世界 $22,985,194

上記のように、製作費をかけた割には、特撮などの映像的な面白味もなく、その点、子供そして大人から見ても物足りなさだけが残る。

エディ・マーフィ自身は奮闘し、娘役のヤラ・シャヒディの可愛らしいのだが、ストーリー事態にあまり新鮮味もない。

とは言っても、エディ・マーフィは、得意のマシンガントークで楽しませてくれるし、エリートの雰囲気を良く出していて、彼らしい演技を見せてくれる。

わずかな先住民の血と部族のお告げを利用し、主人公を蹴落とそうとするライバル、トーマス・ヘイデン・チャーチ、主人公の妻ニコール・アリ・パーカー、実業家マーティン・シーン、彼に会社を売却する、主人公のボス、ロニー・コックス、社員スティーヴン・ラナジージ、主人公の友人デレイ・デイヴィスとその妻ヴァネッサ・A・ウィリアムズ、クライアントのブルース・マッギルスティーヴン・ルートリチャード・シフ、教師マリン・ヒンクルなどが共演している。


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