サイトアイコン That's Movie Talk!

ハッカビーズ I Heart Huckabees (2004)

人生で起きる偶然の一致を探ろうとする環境保護団体の活動家青年の行動を描く、製作、監督、脚本デヴィッド・O・ラッセル、主演ジェイソン・シュワルツマンマーク・ウォルバーグジュード・ロウナオミ・ワッツダスティン・ホフマン他共演のコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:デヴィッド・O・ラッセル

製作
デヴィッド・O・ラッセル

グレゴリー・グッドマン
スコット・ルーディン
脚本
デヴィッド・O・ラッセル

ジェフ・バエナ
撮影:ピーター・デミング

編集:ロバート・K・ランバート
音楽:ジョン・ブライオン

出演
ジェイソン・シュワルツマン:アルバート・マルコフスキー
マーク・ウォルバーグ:トミー・コーン
ジュード・ロウ:ブラッド・スタンド
ナオミ・ワッツ:ドーン・キャンベル
ダスティン・ホフマン:バーナード・ジャッフェ
リリー・トムリン:ヴィヴィアン・ジャッフェ
イザベル・ユペール:カトリーヌ・ヴォーバン
リチャード・ジェンキンス:ホーテン
ティッピ・ヘドレン:メアリー・ジャーン・ハッチンソン
シャナイア・トゥエイン:本人
アイラ・フィッシャー:ヘザー
ケヴィン・ダン:マーティ
ボブ・ガントン:ルヴァー
タリア・シャイア:シルヴァー夫人

アメリカ 映画
配給 フォックス・サーチライト・ピクチャーズ
2004年製作 106分
公開
北米:2004年10月1日
日本:2005年8月20日
製作費 $22,000,000
北米興行収入 $12,784,710
世界 $20,072,170


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
環境保護団体の活動家青年アルバート・マルコフスキー(ジェイソン・シュワルツマン)は、彼の人生に起きる偶然の一致を探るため、”偶然”に見つけた名刺の実存主義探偵社を訪ねる。

探偵社のバーナード(ダスティン・ホフマン)とヴィヴィアン(リリー・トムリン)夫妻に調査を依頼したアルバートは、早速、私生活を監視される。

エコロジストでもある消防士トミー・コーン(マーク・ウォルバーグ)は、妻子に愛想を尽かされ出て行かれてしまう。

総合デパート”ハッカービーズ”の新店舗建設に反対するアルバートは、ハッカビーズのエリート社員ブラッド・スタンド(ジュード・ロウ)に敵対心を燃やすが、ブラッドはアルバートを鼻にもかけない。
...全てを見る(結末あり)

ハッカービーズ本社に調査に行ったヴィヴィアンは、アルバートが抱える問題にはブラッドが深く関わっていることを知る。

実存主義の悩みで、探偵社を訪れたと言うブラッドを見て、アルバートは、彼がそこも乗っ取ろうとしていると興奮する。

その後ヴィヴィアンは、探偵社に相談に来ていたトミーとアルバートにコンビを組ませて、バーナードと共に彼らを監視する。

アルバートは、活動支部の会議で代表から降ろされて、代わりにブラッドが代表になってしまう。

ブラッドの話ばかり持ち出すバーナードとヴィヴィアンに、アルバートは裏切られたと思い、二人と対立する元生徒で、虚無主義者の作家である、フランス人女性カトリーヌ・ヴォーバン(イザベル・ユペール)と偶然出会う。

カトリーヌはアルバートを、両親シルバー夫妻(ボブ・ガントン/タリア・シャイア)の元に連れて行き、彼が両親の無関心の犠牲者であることを教える。

バーナードとヴィヴィアンがアルバートの前に現れ、ブラッドに関することが全て彼につながると指摘する。

アルバートは、ブラッドとは無関係なことを証明するたに、トミーとその場を立ち去る。

バーナードとヴィヴィアンは、ハッカビーズのキャンペーン・ガール、ドーン・キャンベル(ナオミ・ワッツ)の家を調査に行き、居合わせた、恋人のブラッドとドーンを質問攻めにする。

アルバートとカトリーヌは愛し合うようになり、トミーは彼から遠ざかってしまう。

ブラッドは、バーナードとヴィヴィアンに自分について家族のことなども詳細に調査され、憂うつから逃げて真理に背を向けていることを見抜かれ動揺してしまう。

アルバートと別れてから、抜け殻のようになっていたトミーは、消防士の仕事にも身が入らなかった。

そんなトミーは、ドーンの家の小火騒ぎに自転車で急行して、彼女を救おうとしたことをきっかけに、二人は愛し合うようになる。

ドーンの家に放火したのはカトリーヌで、それをやり過ぎだと非難するアルバートに、彼女はブラッドから解放されたはずだと説明する。

しかしアルバートは、かえってブラッドと一体になることを感じてしまい彼を追う。

ブラッドは、ハッカビーズと自然保護団体のパーティーから締め出され、トミーを愛するようになったドーンからも別れを告げられる。

さらにブラッドは、ハッカビーズに新店舗建設用地売ったメアリー・ジャーン・ハッチンソン(ティッピ・ヘドレン)や、会社のイメージキャラクターのシャナイア・トゥエイン(本人)らにも責められてしまう。

アルバートは混乱するブラッドに、自分達は一心同体だと告げ、カトリーヌを紹介して名刺を渡す。

店舗建設予定地に向かったアルバートは、トミーとの友情を取り戻し、全ての”つながり”が、人間の苦悩から生まれることを理解する。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)

環境保護団体の活動家青年アルバート・マルコフスキーは、人生に起きる偶然の一致を探るために、実存主義探偵社を訪ねる。
探偵社の、バーナードとヴィヴィアン夫妻に調査を依頼したアルバートは、早速、私生活を監視される。
ヴィヴィアンは、アルバートが総合デパートの”ハッカービーズ”新店舗建設に反対していることと、同社のエリート社員ブラッドが、アルバートのライバルであることを知る。
そしてヴィヴィアンは、アルバートの抱えている問題に、ブラッドが大きく関わっていることに気づくのだが・・・。
__________

英語やアメリカ文化が理解できるか否か以前の問題で、監督、製作、脚本のデヴィッド・O・ラッセルの表現したいことを謎めいた雰囲気で描く作品。

”コメディアン”として的を得てるやり手のエリート社員ジュード・ロウ、全く笑えない主演のジェイソン・シュワルツマン、”大御所”と言っていいダスティン・ホフマン以下ややミスキャストだ。

拡大公開もされず、アメリカ国内はもとより、全世界の興行収入を合わせても製作費を回収できなかった。

製作費 $22,000,000
北米興行収入 $12,784,710
世界 $20,072,170

主演のジェイソン・シュワルツマンの母タリア・シャイアも主人公の母親役で出演している。


モバイルバージョンを終了