イフ・アイ・ステイ If I Stay (2014)

ジュリアード音楽院の実技試験を受けていたミアは、合否通知が届くのが気になっていたのだが、両親に誘われて家族で出かける。

対向車と衝突した瞬間、意識を失った”ミア”は雪の上で目覚め、救急活動が続けられている事故現場で、倒れている自分に気づく。

夢だと思いたい”ミア”だったが、自分は昏睡状態の危篤であり、テディは意識があることを知り救急車に乗る。
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初めてのデートで戸惑うミアは、迎えに来たアダムと共にコンサートに出かける。

二人は演奏を楽しみ、家族のことなどを話し始めたミアは、クラシックに興味を持つ自分だけが皆と違う”火星人”のようで、母は過激で強く、父は社交的だと伝える。

自然に惹かれ合うようになった二人は、翌週もアダムのバンドのライブ会場に一緒に向かう。

自分の音楽の世界とは違うロックに馴染めないミアは、ライブの後のパーティーを早々に切り上げる。

アダムに送ってもらったミアは、バンドメンバーのリズ（アリ・ミルナー）が気になるが、彼女が同性愛者だと知らされる。

打ち上げに誘われたミアだったがそれを断り、二人の様子を窓から窺っていたおせっかいなキャットが、アダムを日曜の夕食会に誘う。

アダムは仲間達の元に戻り、恥をかいたミアはキャットを非難して家に入る。
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病院に到着し、運ばれる自分を追う”ミア”だったが、周囲は気がついてくれない。

”ミア”は、大事故の割には軽傷だった父デニーの無事を知り安心する。
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日曜日。
夕食会は開かれ、招待客が集まる中、ミアはアダムを歓迎して楽しい時間を過ごす。

その夜、ミアは、現れたアダムをバルコニーから部屋に入れて過ごす。
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自分の手術は長引き、家族を捜そうとする”ミア”は、心配して駆けつけたキムを見かける。

キムは、待機していた祖父母（ステイシー・キーチ/ガブリエル・ローズ）に事情を訊く。

ソーシャルワーカーから家族の様態を知らされたキムらは、ミアとデニーは手術後にICUへ、キャットは不明、テディは意識がありCTスキャン中ということを知らされる。

”ミア”は、自分に気づかないキムらを見守るしかなかった。
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ハロウィン・パーティーのライブで、柄でもないロック系の衣装でアダムに会ったミアは、彼のステージを楽しむ。

その後、今日の自分が好きかをアダムに尋ねたミアは、いつの君も好きだと言われ、二人はボートハウスに向かい愛し合う。
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ICUに運ばれたミアを担当するラミレス看護師（アイシャ・ハインズ）は、あとはミアの気持ちだと考えながら彼女を励ます。

家族を捜した”ミア”は、キャットは即死で、デニーは手術中に亡くなったことを知り、ショックを受けてテディの元に向かう。

テディが無事だったことを知った”ミア”は安心する。

付き添っていたキャットの友人ウィロー（ローレン・リー・スミス）は、現れた祖父母から、デニーとキャットが亡くなったことを知らされて悲しむ。

テディを励ました”ミア”は、アダムが現れたことを知り、自分の元に向い弟のために頑張るよう伝える。
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アダムのバンドの人気は上昇し、高校卒業後、レーベルからも注目される。

ミアも才能を評価され、アダムがツアー以外の時は二人は一緒に過ごした。
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アダムはICUに入れてもらえず、キムと共にその場を去り、”ミア”は、自分に気づかない彼の姿を見つめるしかなかった。
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ジュリアード音楽院の受験を家族に勧められたミアは、地元を離れる気になれず、ルイス＆クラーク・カレッジでもいいことを伝える。

デニーと話したミアは、新しい道が人を作ると言われ、ジュリアードの受験を考える。

ニューヨークに拠点を移すことをアダムに提案したミアは、生まれたこの地がいいと言われ、ジュリアードのことは話せなかった。

その後、アダムはレーベルからオファーがあり、ミアはジュリアードの二次が通り、実技試験を受けることになるが不安が過る。

ジュリアードの実技試験を受けることをミアから知らされたアダムは戸惑うが、サンフランシスコでそれを受ける彼女を励ます。

レーベルと契約後の、地元での初ライブを成功させたアダムを見守るミアは、彼がスターになることを確信する。

ミアがジュリアード受験を隠していたことに納得していなかったアダムは、彼女と言い合いになり、別れるのを覚悟でツアーのためシアトルに向かってしまう。
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ミアの人工呼吸器を外すテストをすることを知ったアダムは、心配でその場にいられず立ち去る。
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授業中もアダムのことが気になり、誕生パーティーも彼がいないため、ミアは心が沈む。

数日後、帰宅したミアは、部屋にいたアダムから謝罪され、辛かったことを伝える。

ミアは、チェロとギターのブレスレットをアダムから贈られ、二人は愛を確かめる。

サンフランシスコ。
緊張しながらジュリアードの実技試験を受けたミアは、付添ってくれた祖父から、最高の演奏だったと言われる。

アダムに会ったミアは、初めて感じたフィーリングで最高の演奏ができたことを伝えるが、二人は複雑な思いだった。
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屋上にいたアダムは、どうしてもミアに会いたいため、キムに協力してもらいICUに侵入する。

警備員に取り押さえられたアダムとキムは、現れたウィローから、テディが亡くなったことを知らされる。

テディの病室に向った”ミア”は、医師が祖父母に最善は尽くしたと伝える姿を見てショックを受け、生きることを諦めようとする

容態が急変したミアは治療室に運ばれ、あとは自分の力次第だと言うラミレスは彼女を励ます。

それを知ったアダムとキムは動揺し、自分に付き添う”ミア”は彼に別れを告げる。
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ニューイヤーズ・イヴ・パーティーを楽しむミアとアダムだったが、来年も一緒にいられるかを考えると二人は不安になる。

帰宅したミアは、アダムと別れたことをキャットに伝え、辛い気持ちを話す。

キャットは、様々なことがある人生は、何があるか分からないところが楽しいと言ってミアを慰める。
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ミアに付き添っていた祖父は、デニーがバンドをやめた際、その理由を訊くと、ミアの演奏を聞きその才能に驚き、娘のためならやめられると答えた時の話をする。

ドラムを売ってチェロを買い与え、愛する者にはどんなことでもするものだと語る祖父は、意識のないミアに生き延びてほしいと伝える。

家族を失った身でそれが辛いと思うなら、逝ってもいいと言う祖父は、ミアの手を握り締める。

祖父の手を握り締めた”ミア”は、彼が見えないはずの自分に気づいたように思う。

多くの人々が面会に訪れ、ミアに話しかけたキムは、自分も家族だと伝えて携帯電話を取り出しす。

一番お気に入りのミアの写真を見せたキムは、この笑顔を忘れないことを伝える。
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9月のある休日、ミアは、自宅で開かれたパーティーを家族やアダム、そしてキム達と楽しむ。

夜になり、デニーに促されて、アダムのギターやバンド仲間とセッションをしたミアは、幸せを実感する。
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自分を見守っていた”ミア”は、一旦その場を離れ、朝陽が昇るのを確認する。

病室に戻った”ミア”は、その場にいたアダムが、家に侵入して郵便受けで見つけた、ジュリアードの合否通知を開ける姿を見守る。

受かったことをミアに伝えたアダムは、望むならニューヨークに行くことを約束する。

アダムと自分を見つめる”ミア”は、それは無理だと呟く。

ギターを弾き始めたアダムは、未完成だと言いながらミアのために歌う。

今までの記憶が甦った”ミア”は、光の中に姿を消す。

ミアは意識をとり戻し、アダムに話しかけられる。