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ケイト・レディが完璧な理由 I Don’t Know How She Does It (2011)

仕事と家族との生活を完璧にこなしていたキャリア・ウーマンが更なる飛躍で生ずる苦悩と奮闘を描く、主演サラ・ジェシカ・パーカーピアース・ブロスナングレッグ・キニア他共演、監督ダグラス・マクグラスによるコメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ダグラス・マクグラス

製作総指揮
ボブ・ワインスタイン

ハーヴェイ・ワインスタイン
アライン・ブロッシュ・マッケンナ
スコット・ファーガソン
製作:ドナ・ジグリオッティ
原作:アリソン・ピアソン”I Don’t Know How She Does It”
脚本:アライン・ブロッシュ・マッケンナ

撮影:スチュアート・ドライバーグ
編集
カミーラ・トニオロ

ケヴィン・テント
音楽:アーロン・ジグマン

出演
ケイト・レディ:サラ・ジェシカ・パーカー

ジャック・アベルハンマー:ピアース・ブロスナン
リチャード・レディ:グレッグ・キニア
アリソン・ヘンダーソン:クリスティーナ・ヘンドリックス
エミリー・レディ:エマ・レイン・ライル
クラーク・クーパー:ケルシー・グラマー
ポーラ:ジェシカ・ゾア
クリス・バンス:セス・マイヤーズ
モモ・ハーン:オリヴィア・マン

アメリカ 映画
配給 ワインスタイン・カンパニー

2011年製作 89分
公開
北米:2011年9月16日
日本:2012年6月2日
製作費 $24,000,000
北米興行収入 $9,659,070
世界 $30,551,500


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ボストン
投資会社のファンドマネジャーであるケイト・レディ(サラ・ジェシカ・パーカー)は、建築士の夫リチャード(グレッグ・キニア)と6歳の娘エミリー(エマ・レイン・ライル)と息子と共に満ち足りた毎日を送っていた。

仕事や主婦業、子育てまで完璧にこなすケイトだったが、それが崩れ始める・・・。

昨年10月。
バザーのために、お菓子作りをすることをエミリーに約束したケイトは、夜遅くに帰宅してそれに四苦八苦する。

ケイトは、リチャードと愛し合おうとするものの疲れて眠ってしまい、目覚めると、やらなければいけないリストが頭に浮かび眠れない。

慌ただしい朝を迎えたケイトは、エミリーを幼稚園に送り、同じく働く女性である、シングルマザーの親友アリソン・ヘンダーソン(クリスティーナ・ヘンドリックス)と、バザーにお菓子を提供する。
...全てを見る(結末あり)

出社したケイトは、会議で、ニューヨーク本社のジャック・アベルハンマー(ピアース・ブロスナン)が自分の提案書を読み、立案者と話したいという意向を上司クラーク・クーパー(ケルシー・グラマー)から知らされる。

ケイトはニューヨークに出張することになるが、出世した場合の家族との関係を考えると不安に思う。

リチャードは出張に理解を示すものの、エミリーは、いつものように拗ねてしまう。

子供達を大学生のナニー、ポーラ(ジェシカ・ゾア)に任せたケイトは、仕事が命のエリート、ジュニア・アナリストのモモ・ハーン(オリヴィア・マン)と共に、ニューヨークに向かう。

ジャックに会ったケイトだったが、アリソンと間違えて、彼に卑猥な内容のメールを送ってしまったことに気づき焦ってしまう。

更に、エミリーにシラミが発見されたというポーラからのメールで、ケイトは自分も頭が痒い理由を知る。

自分の意見をジャックに伝えたケイトはボストンに戻り、シラミを除去する。

会社に呼び出されたケイトは、ジャックとのテレビ電話会議をすることになる。

ジャックはケイトの提案を高く評価して、今後、今まで以上に忙しくなることを伝える。

ケイトは、その覚悟ができていることをジャックに伝えて帰宅する。

義母に嫌味を言われながらも、リチャードの理解を得られたケイトは、ボストンニューヨークを行き来する忙しい日々が始まる。

ケイトの心配を余所に、物事は意外にも順調に進み、彼女は充実した日々を送る。

魅力的なジャックとは一定の距離を保つものの、ケイトは家族との時間が減り、彼を意識し始める。

リチャードはジャックのことを気にするものの、ケイトは、家族と過ごす努力をする。

妊娠したモモが、当初の考えを変えて出産を決意したことを知ったケイトは、自分の助言を聞き入れた彼女と共に喜ぶ。

リチャードの両親と家族とで感謝祭を過ごしていたケイトは、モモからの連絡を受けてジャックに電話をする。

出勤している同僚クリス・バンス(セス・マイヤーズ)に任せることができずに、ケイトは急遽出張することになり、リチャードの信用を失ってしまう。

ニューヨーク
オーナー相手にプレゼンをしたケイトは、手ごたえを感じるものの、息子が怪我をしたことを知ってボストンに戻る。

リチャードは、まともに話す時間もないことなど不満を口にしてケイトを非難する。

思い悩むケイトは、自分の生活を取り戻すことを最優先する決心をする。

そんな時、ボストンに現れたジャックから、提案が通ったことを知らされたケイトは喜ぶ。

ジャックは、私生活でもパートナーになってほしいことをケイトに伝えようとする。

しかしケイトは、素晴らしい人が現れるとだけ伝えて、降り始めた雪に気づき、エミリーと約束した雪だるまを作るためにその場を去る。

上司クーパーに、クビを覚悟しながら出張には行けないことを伝えたケイトは、家族の元に向かう。

ケイトは、クーパーが自分の考えを認めてくれたことと、家族が最も大切なものだともをリチャードに伝える。

今までのことをリチャードに謝罪したケイトは、彼がそれを理解していることを確認する。

モモは、無事に子供を出産して感激し、ケイトとジャックの仕事上の関係は続く。

ケイトは家族との時間が過ごせるようになり、ジャックは、紹介されたアリソンと親密になる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ボストン
投資会社のファンド・マネージャー、ケイト・レディは、仕事と家事、子育てを完璧にこなす女性だった。
ケイトは、建築士の夫リチャードの理解も得ていたのだが、ニューヨーク本社に自分の提案の説明に行くことになる。
本社のジャックに提案を気に入られたケイトは、今まで以上にハードな日々となり、次第に家族との時間が減ってしまう。
魅力的なジャックとの、順調に進む仕事とは裏腹に、大切な家族と過ごせなくなったケイトは、人知れぬ苦労を背負うことになる・・・。
__________

2002年に発表された、アリソン・ピアソンの小説”I Don’t Know How She Does It”を基に製作された作品。

ウェールズ人作家アリソン・ピアソンのベストセラーが原作、スタッフ、キャスト共に魅力的な顔ぶれの作品として話題にはなった作品。

しかし、批評家、観客からは厳しい評価をされ、半月で公開館は約1/3に減少し、興行的にも惨憺たる結果に終わってしまった作品。

大物サラ・ジェシカ・パーカー他、トップ・スターが顔を揃えるキャスティングは注目されたが、本国では全く受けず、北米興行収入は1000万ドルにも至らず、全世界では製作費2400万ドルを、何んとか回収する約3000万ドルだった。

熱演はするものの、頑張り過ぎ、悪く言えばはしゃぎ過ぎのサラ・ジェシカ・パーカーを良しとするか否かで、作品の好き嫌いは決まる。
彼女はラジー賞にノミネートされてしまった。

主人公のビジネス・パートナーとなる、なかなかいい雰囲気のピアース・ブロスナン、主人公とは対照的な、平凡な夫を彼らしく演ずるグレッグ・キニア、主人公の親友クリスティーナ・ヘンドリックス、主人公の娘エマ・レイン・ライル、主人公の上司役ケルシー・グラマー、同僚のセス・マイヤーズオリヴィア・マン、ナニーのジェシカ・ゾアなどが共演している。


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