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10日間で男を上手にフル方法 How To Lose a Guy in 10 Days (2003)

10日間で男にフラれることを体験しようとする記者と彼女を口説くことになってしまった男性が巻き起こす騒動を描く、監督ドナルド・ペトリ、主演ケイト・ハドソンマシュー・マコノヒー他共演のロマンチック・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


ロマンチック・コメディ


スタッフ キャスト ■
監督:ドナルド・ペトリ

製作総指揮:リチャード・ヴェイン
製作
リンダ・オブスト

ロバート・エヴァンス
クリスティーン・ピーターズ
脚本
クリステン・バックリー

ブライアン・リーガン
バー・スティアーズ
撮影:ジョン・ベイリー
編集:デブラ・ニール=フィッシャー
音楽:デヴィッド・ニューマン

出演
アンディ・アンダーソン:ケイト・ハドソン
ベンジャミン・バリー:マシュー・マコノヒー
ミシェル:キャスリン・ハーン

ジャニーン:アニー・パリッセ
トニー:アダム・ゴールドバーグ
セイヤー:トーマス・レノン
スピアーズ:マイケル・ミシェル
フィリップ・ウォーレン:ロバート・クレイン
ラナ・ジョング:ビビ・ニューワース
ドーラ:セリア・ウェストン

本人:マーヴィン・ハムリッシュ

アメリカ 映画
配給
パラマウント・ピクチャーズ(北米)
UIP(世界)
2003年製作 116分
公開
北米:2003年2月7日
日本:2003年8月9日
製作費 $50,000,000
北米興行収入 $105,807,520
世界 $177,085,830


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ニューヨーク
人気女性ファッション誌”コンポージャー”の記者アンディ・アンダーソン(ケイト・ハドソン)は、大学院まで出て政治や環境について学んだにも拘らず、”HOW TO”記事しか書かせてもらえず、苛立ちを隠せなかった。

アンディは編集会議で、編集長ラナ・ジョング(ビビ・ニューワース)に、政治記事を掲載する許可を得ようとするが却下されてしまう。

失恋して、落ち込む同僚ミシェル(キャスリン・ハーン)が記事ネタにされそうになったのを見たアンディは、自分が上手く男にフラれる方法を、実体験を基に記事にすることを提案し、それを10日で完成させるよう編集長から指示される。

そして、”10日間で男にフラれる方法”のために、奔走し始めるアンディだった。

一方、広告代理店に勤める、自信過剰な男ベンジャミン”ベン”バリー(マシュー・マコノヒー)は、ダイヤモンド業界大手”デラウェア”の契約権を、同僚スピアーズ(マイケル・ミシェル)から奪い取ろうとする。
...全てを見る(結末あり)

”女性の気持ちなどわかる分けない”とスピアーズに言われたベンは、”どんな女性でも必ず落とせる”と豪語する。

そしてベンは、10日後のパーティーまでに、指定した女性を落とせれば契約権を与えられるという約束を、上司フィリップ・ウォーレン(ロバート・クレイン)から得られる。

スピアーズは、クライアントでもあった”コンポージャー”の記者アンディの、”男にフラれる”記事を知っていたので、居合わせた彼女をベンのターゲットに指名する。

そうとも知らず、記事のために相手を物色していたアンディに、ベンは自信満々で近づき、簡単に彼女を誘うことに成功する。

二人は食事をしてベンのアパートに向かい、お互い警戒しながらその日は別れる。

ベンのアパートに、わざとバックを忘れてきたアンディは、彼を誘い出し、”ニューヨーク・ニックス”のバスケットの試合を見に行くことになる。

アンディは早速作戦を開始し、試合が盛り上がっているところでベンにドリンクを買いに行かせ、彼は最高の場面を見逃してしまう。

アンディは、皮肉を込めて、ベンが試合を見逃してしまったことを残念がる。

しかし、ベンは怒りを抑え、アンディに優しく接するしかなかった。

その後も、アンディは映画館でトラブルを起こし、ベンの作った食事を食べもせず、彼の部屋を悪趣味に飾り、人前で自分を侮辱したように見せかけ、彼をその気にさせておきながら帰ってしまう。

ベンは、同僚のトニー(アダム・ゴールドバーグ)やセイヤー(トーマス・レノン)に、アンディに嫌気が差してきたことを話すが、彼女は仕事場にまで現れ、子犬や自分の趣味まで押し付けられてしまう。

さらに激しい”嫌がらせ”を続けるアンディは、合鍵を作りベンのアパートで、彼らのポーカーの邪魔をする。

自分が笑い話のネタにされたと思い込ませ、憤慨した振りをしてアンディは帰ろうとする。

アンディが、明らかに出会った時と違うと感じてきたベンは、二人でセラピーを受けることを提案する。

セラピストに扮したミシェルに、ベンの実家に行ってみることを勧められ、二人はそれに従う。

アンディはそこで、ベンの母ドーラ(セリア・ウェストン)などとの一時を過ごし、家族の温かさに触れ心が揺れ動き、ベンと愛し合ってしまう。

そして、お互いの計画に引け目を感じ始め、アンディは、編集長のラナに記事が書けないことを伝えるが、聞き入れられない。

そして約束のパーティーの日、アンディとベンはお互いが愛し合っていることを、広告代理店のウォーレンに確認される。

それを知ったスピアーズは、トニーとセイヤーに、今回の賭けのことを、アンディに知らせた方がいいのではないかと忠告する。

ベンは、アンディが自分を愛してくれていることに、仕事抜きで喜んでいた。

しかしベンは、”コンポージャー”の、”男をフル方法”の記事担当者がアンディだったことを、そして彼女もベンが賭けで自分と付き合ったことを知ってしまう。

二人は、紹介もされぬままにステージに上がってしまい、ゲストのマーヴィン・ハムリッシュの演奏で、歌いながらお互いを罵り合い別れてしまう。

アンディの記事は編集長に認められるが、結局、自分の思うような記事を書くことはその後も許されず、彼女は辞職を決意する。

ベンは、アンディの記事の恋が本当だったということをトニーから知らされ、就職の面接に向かう彼女を追う。

アンディに追いついたベンはそれを確かめ、二人は固く抱き合い、新たな関係をスタートさせる。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
ニューヨーク
人気女性ファッション誌の記者アンディ・アンダーソンは、”HOW TO”記事しか書かせてもらえず苛立ちを隠せない。
そんなアンディは、失恋して落ち込む同僚ミシェルを見て、自分が、上手く男にフラれる方法を、実体験を基に記事にすることを編集長に提案する。
それを受け入れられたアンディは、10日で完成させるよう指示される。
一方、広告代理店に勤める、自信過剰男ベンジャミン”ベン”バリーは、”どんな女性でも必ず落とせる”と豪語し、10日後までに、指定した女性を落とせれば、大手の契約権を与えると上司に約束される。
ベンの同僚スピアーズは、アンディの”男にフラれる”記事を知っていたので、彼女をベンのターゲットに指名してしまう。
そうとは知らずに、ベンはいつものように自信満々でアンディに近づき、簡単に彼女を誘うことに成功するのだが・・・。
__________

ニューヨークの洗練された雰囲気、そしてデヴィッド・ニューマンの粋な音楽も楽しめる作品でもあるが、911直後の2002年6月から始まったマンハッタンのロケでは、活気ある街を再現するために、苦労も多かったようだ。

北米興行収入で1億ドルを超え、全世界では約1億7700万ドルを稼ぎ出すヒットにもなった作品。

ケイト・ハドソンのキュートな魅力が見所の作品でもある。

一時期、アメリカで最も愛されたコメディ女優ゴールディ・ ホーンと、ミュージシャンのビル・ハドソンを両親に持ち、どちらかというと父親似のケイト・ハドソンなのだが、仕草や声などは母親ゴールディ・ホーンに似ている。
あまりにも有名な母親に、容姿が似過ぎなかったところが、個性をi活かし成功の要因かもしれない。

マシュー・マコノヒーは、彼らしいとも言えるが、深みのある演技が出来る彼にしては、コメディとは言え今一つインパクに欠ける役柄が残念。

主人公のアンディ(K・ハドソン)の同僚である、記事のきっかけを作るキャスリン・ハーンアニー・パリッセ、方やベン(M・マコノヒー)の同僚で、こちらも印象が薄く大人し過ぎる感じのアダム・ゴールドバーグトーマス・レノン、ベンのライバルマイケル・ミシェル、その上司ロバート・クレイン、雑誌社の編集長役ビビ・ニューワース、ベンの母親セリア・ウェストン、本人役マーヴィン・ハムリッシュなどが出演している。

邦題は”フル方法”となっているが、本編では原題通り、いかにして”フラれる”かという設定。


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