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ボディ・ハント House at the End of the Street (2012)

引っ越した家の隣家で起きた殺人事件を気にしながらその家族と親交を持った女子高校生の恐怖体験を描く、主演ジェニファー・ローレンスマックス・シエリオットエリザベス・シュー他共演、監督マーク・トンデライ、脚本ジョナサン・モストウによるサスペンス・ホラー。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


スリラー/ホラー


スタッフ キャスト ■
監督:マーク・トンデライ

製作総指揮
ライアン・カヴァノー

スティーヴ・サミュエルズ
アリソン・シルヴァー
タッカー・トゥーリー
製作
ピーター・ブロック

ハル・リーバーマン
アーロン・ライダー
原案:ジョナサン・モストウ
脚本:デヴィッド・ルーカ
撮影:ミロスラフ・バシャック
編集
スティーヴ・ミルコヴィッチ

カレン・ポーター
音楽:テオ・グリーン

出演
エリッサ・キャシディ:ジェニファー・ローレンス

ライアン・ジェイコブソン:マックス・シエリオット
サラ・キャシディ:エリザベス・シュー
ビル・ウィーヴァー:ギル・ベローズ
タイラー・レイノルズ:ノーラン・ジェラード・ファンク
キャリー・アン:エヴァ・リンク
ジリアン:アリー・マクドナルド

アメリカ 映画
配給 レラティビティ・メディア

2012年製作 101分
公開
北米:2012年9月21日
日本:2012年11月17日
製作費 $6,900,000
北米興行収入 $31,607,600
世界 $39,462,140


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
ある夜、少女が両親を殺害して姿を消す。

4年後。
離婚した母サラ・キャシディ(エリザベス・シュー)と共に、シカゴから越してきた高校生のエリッサ(ジェニファー・ローレンス)は、郊外の家で新しい生活を始める。

隣家である殺人事件があった為に、サラは、その家を安く借りることができた。

その日の夜、物音で目が覚めたサラは、空き家のはずの隣家の窓の明かりを目撃して驚く。

隣人レイノルズ家のガーデン・パーティーに、エリッサと招待されたサラは、隣家にはその家族の息子ライアン・ジェイコブソン(マックス・シエリオット)が住んでいることを知らされる。

レイノルズ家のタイラー(ノーラン・ジェラード・ファンク)と知り合ったエリッサは、翌日、彼から飢餓救済の集会に誘われる。
...全てを見る(結末あり)

飢餓救済とは名ばかりで、唯のパーティーだったことに驚くエリッサは、酔ったタイラーに迫られてそれを拒みその場を去る。

歩いて帰ろうとしたエリッサは、街道を通りがかったライアンに声をかけられる。

送ると言うライアンに、それを断ったエリッサだったが、雨が降ってきたために彼の車に乗る。

エリッサは、ライアンに両親のことを尋ねてしまうが、彼は気にせずにその件について話す。

自宅に戻ったエリッサは、ライアンに送ってもらったことサラに伝え、連絡をよこさなかったことを責められる。

帰宅したライアンは、食事を作り地下室に運ぶが、実はそこに監禁されていた妹キャリー・アン(エヴァ・リンク)が襲いかかる。

キャリー・アンを鎮静剤で落ち着かせたライアンは、隣人のエリッサに迷惑をかけないようにと言い聞かせる。

翌日、エリッサは校内で、パーティーにいたジリアン(アリー・マクドナルド)に声をかけられ、タイラーが嫌な奴だと言うことで意見が一致して親しくなる。

医師であるサラは、病院を訪れていた警察官のビル・ウィーヴァー(ギル・ベローズ)に、ライアンのことなどを尋ねる。

ウィーヴァーは、両親の死後、高齢の伯母に預けられ、面倒も見たライアンに同情すべきだと答える。

ライアンの家を訪れたエリッサは、修復中の内部を見せてもらい、幼いキャリー・アンが、ブランコから落ちて脳に障害を持ったことなどを話す。

サラは、エリッサがライアンの家に行ったことを知り不安が募る。

ある夜キャリー・アンは、ライアンが鍵をしなかったことに気づいてその場から脱出し、エリッサの家に向かい侵入しようとする。

しかし、それを知ったライアンがキャリー・アンの後を追い彼女を取り押さえる。

その後、サラはライアンを食事に招待して、エリッサと二人きりでは会わないことを約束させる。

それをきつく言い過ぎて、ライアンを追い払うようになってしまったため、サラはエリッサに痛烈に非難される。

娘を心配するサラは、ウィーヴァーにこの件を相談するが、エリッサは気にせずにライアンとの親交を深めて愛し合おうとする。

ところが、それに気づいたキャリー・アンが、鍵を手に入れて部屋から出てしまい、危険を知ったライアンはエリッサを家から出す。

キャリー・アンは森に逃げ込み、カップルに襲いかかろうとする。

ライアンはキャリー・アンを捕まえるものの、気絶させてしまう。

エリッサは、ライアンのことでサラに謝罪され、一応それを聞き入れる。

バンドの大会に出場するエリッサはライアンを誘うが、彼は会場でタイラーらに車を壊され、喧嘩となり相手を傷つけてしまう。

タイラーは足を痛め、仲間がライアンの家に火を放つものの、エリッサがそれを消す。

怪我をしたタイラーは病院に運ばれ、サラがその件でエリッサに電話をする。

エリッサは、6人がかりで襲われたライアンが正当防衛だったことを伝える。

その場でエリッサは、生理用品やコンタクトレンズの空き箱を見つけて、家の中を調べ始める。

地下室を見つけたエリッサは、ある部屋を見つける。

次の瞬間、エリッサはキャリー・アンに襲われるが、現れたライアンが妹を制止する。

エリッサは、手についていた青のカラー・コンタクトに気づき、ゴミの中のその空き箱と財布を見つけ、女子大生の身分証を確認する。

キャリー・アンのことは黙っていて欲しいとライアンに言われたエリッサは、財布が彼のものだということでそれを渡して帰ろうとする。

しかし、ライアンはエリッサに襲い掛かり拘束してしまう。

キャリー・アンはブランコから落ちて死亡し、それを自分のせいだと考えるライアンは、妹が”必要”であることをエリッサに伝える。

妹が二人は要らないと言うライアンは、拘束していた女性を連れ去る。

エリッサと連絡が取れないサラは、ウィーヴァーに連絡を入れて、娘がライアンの家にいる可能性を伝える。

ライアンに会ったウィーヴァーは、タイラーの件で話しをしたいことを伝え、エリッサのことを聞くが知らないと言われ引き上げる。

サラの家に電話したウィーヴァーは、それが転送されてエリッサの電話につながることを知っていたために、ライアンの家の中から聞こえる呼び出し音に気づき銃を構える。

ウィーヴァーは、ライアンに襲われてナイフで刺殺されてしまう。

拘束を逃れたエリッサは、部屋に戻ったライアンをその場に閉じ込めるが、彼女はウィーヴァーの死体を発見して驚く。

ガレージに向かい、車で脱出しようとしたエリッサだったが、現れたライアンに、その場にあったクロロホルムで眠らされてしまう。

車のトランクで目覚めたエリッサは、殺された女性の死体に気づく。

サラはライアンの家に向かい、エリッサがいないと言われるものの、車から脱出し物音を立てる彼女に気づく。

ライアンにナイフで刺されたサラは、地下に連れて行かれるが、彼はエリッサが逃げたことを知る。

キャリー・アンが必要だが、エリッサではだめだということを伝えたライアンは、その場のライトを消す。

エリッサは、暗闇の中で襲い掛かろうとするライアンに気づき彼を銃撃する。

ライアンから鍵を奪おうとするエリッサは、起き上がった彼に襲われる。

しかし、意識を取り戻したサラがライアンをハンマーで叩きのめし、二人はその場から逃れる。

その後、サラとエリッサは引っ越すことになる。

精神医療施設に収容されたライアンは、キャリー・アンになることを母親から強要され、虐待を受けていたことを思い出す。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
離婚した母サラと共にシカゴから郊外の一軒家に越してきた高校生エリッサ・キャシディは、隣家で起きた殺人事件を知る。
空き家のはずの隣家には、その家族の息子のライアンが住んでいることを知ったサラは、エリッサが彼と会ったことを気にする。
エリッサは、内気で優しいライアンと親交を深めるのだが、実は彼は、失踪したと思われた妹キャリー・アンを地下室に監禁していたのだった。
二人だけで出会うことを禁ずる母サラの忠告も聞かずに、エリッサは、人々から奇異な目で見られるライアンに同情するのだが・・・。
__________

世界中の注目を集める若手実力派スター、ジェニファー・ローレンスの主演作ということで注目の作品。

彼女は、2ヵ月後に公開される「世界にひとつのプレイブック」(2012)で早くもアカデミー主演賞を獲得することになる。

ハリウッド的美女という雰囲気ではないが、貫禄すら感じる、体全体から発するオーラが他の役者とは違うジェニファー・ローレンスの、体を張った熱演は見ものだ。

彼女としては平凡な役柄とも言えるが、微妙な表情の変化や落ち着き払った台詞回しや眼差しは、20代前半とは思えずに見入ってしまう。

それにしても、終盤の種明かしをしてしまうこの邦題は考えものだ。

悲しげな表情には心の傷が隠されていたという結末も残酷である、主人公の隣家に住む青年マックス・シエリオット、彼女が母親役に相応しくなったことで時代の流れを感じる、主人公の母親役エリザベス・シュー、彼女の相談役である警察官ギル・ベローズ、隣人の高校生ノーラン・ジェラード・ファンク、隣家に監禁されていた青年の”妹”エヴァ・リンク、主人公の友人アリー・マクドナルドなどが共演している。


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