証人を護衛することになった生真面目な女性警官の奮闘を描く、監督アン・フレッチャー、製作、主演リース・ウィザースプーン、製作総指揮、共演ソフィア・ベルガラ、ジョン・キャロル・リンチ、ロバート・カジンスキー他共演のコメディ。 |
・コメディ
■ スタッフ キャスト ■
監督:アン・フレッチャー
製作
ブルーナ・パパンドレア
リース・ウィザースプーン
デイナ・フォックス
製作総指揮
ジェフ・ワックスマン
ソフィア・ベルガラ
ルイス・バラゲ
脚本
デヴィッド・フィーニー
デイナ・フォックス
撮影:オリヴァー・ステイプルトン
編集:プリシラ・ネッド=フレンドリー
音楽:クリストフ・ベック
出演
ローズ・クーパー:リース・ウィザースプーン
ダニエラ・リヴァ:ソフィア・ベルガラ
エメット警部:ジョン・キャロル・リンチ
ランディ:ロバート・カジンスキー
ハウザー刑事:マシュー・デル・ネグロ
ディクソン刑事:マイケル・モーズリー
ジャクソン連邦保安官:リチャード・T・ジョーンズ
ジーザス:ベニー・ニーヴス
エンジェル:マイケル・レイ・エスカミーリャ
ヴィンセント・コルテス:ホアキン・コシオ
レッド:ジム・ガフィガン
スティーヴ:マイク・バービグリア
フェリペ・リヴァ:ヴィンセント・ラレスカ
ウェイン:デヴィッド・ジェンセン
ルー:マーカス・ライル・ブラウン
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
2015年製作 87分
公開
北米:2015年5月8日
日本:未公開
製作費 $35,000,000
北米興行収入 $34,507,080
世界 $51,680,200
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
テキサス州、サンアントニオ。
職務に忠実で真面目な警官ローズ・クーパー(リース・ウィザースプーン)は、ある不祥事で証拠保管係に降格していたが、エメット警部(ジョン・キャロル・リンチ)に呼ばれる。
連邦保安官のジャクソン(リチャード・T・ジョーンズ)を紹介されたクーパーは、逮捕された麻薬王ヴィンセント・コルテス(ホアキン・コシオ)の右腕フェリペ・リヴァ(ヴィンセント・ラレスカ)が大陪審で証人になることを知らされる。
リヴァがコルテスに命を狙われる可能性があるため、護衛するジャクソンに同行するよう、クーパーはエメットに命ぜられる。
世間知らずのクーパーが、テーザーガンで市長の息子を撃ってしまった事件を知るジャクソンは、思わず笑ってしまう。
今回は、リヴァ夫人のダニエラ(ソフィア・ベルガラ)の護衛をするよう、クーパーはエメットに命ぜられる。 クーパーは、ジャクソンと共にリヴァの元に向かい、証人保護の件を確認する。 ダニエラと不仲のリヴァは、自分がオハイオで保護される間、妻をできるだけ遠くのサンディエゴに連れて行くことを約束させる。 クーパーは、身支度に手間がかかるダニエラを急がせる。 その時、銃声がしてリヴァは襲われ、コルテスの手下のジーザス(ベニー・ニーヴス)とエンジェル(マイケル・レイ・エスカミーリャ)、そして覆面の二人組が銃撃戦を始める。 リヴァは撃たれてしまい、クーパーは、車に向い応援を呼ぶようジャクソンに指示される。 ジャクソンも撃たれたため、ダニエラを捜したクーパーは、ガレージの車に隠れていた彼女と共にその場から逃れる。 リヴァが死んだことを知らされたダニエラは、未亡人になったことでショックを受け、クーパーから電話を渡されて警察に電話をするようにと言われるが、それを道路に落してしまう。 ダイナーで車を止めたクーパーは、コルテスを恐れてその場から去ろうとするダニエラに手錠をかける。 警察に電話をしたクーパーは、リヴァ邸で襲撃を受けたことを知らせる。 犯人の1人が手首にしていたタトゥーはロングホーンだとダニエラから言われたクーパーは、それも伝える。 暫くして同僚のハウザー(マシュー・デル・ネグロ)とディクソン(マイケル・モーズリー)が現れ、クーパーとダニエラはダラスに向かうことになる。 20分前に電話したにも拘わらず、二人が到着するのが早過ぎると考えたクーパーは、ハウザーの手首のタトゥーを確認して、それをダニエラに知らせて逃げようとする。 ダイナーのトイレに向かったクーパーとダニエラは、裏の窓から脱出して車で逃走する。 その後、車が故障してしまい、ダニエラが携帯電話を隠していることに気づいたクーパーは、その機能で警察無線を聴く。 自分が犯人でジャクソンを射殺したことになっていたため、クーパーは驚く。 ダニエラはメキシコに行くと言い出し、クーパーは、洋服を着替えてダラスに向かうことを提案する。 その時、トラックが停車中の車に衝突し、隠してあったコカインが舞い上がる。 トラックの運転手ウェイン(デヴィッド・ジェンセン)に乗せてもらったクーパーとダニエラは、街道の店に寄り洋服を買おうとする。 コカインを吸っていたクーパーは、ハイになりながら洋服を選ぶ。 車を見つけたジーザスとエンジェルは、それがコカインまみれであったことを確認してダニエラを捜す。 自分達の姿がテレビに映っていたため、クーパーとダニエラは店を出ようとする。 ジーザスとエンジェルが現れたことに気づいた二人は、牧場のトラックの荷台に忍び込みその場から逃れる。 牧場に着いたクーパーは、荷物を捨てるようダニエラに指示するが、コルテスに殺された兄の形見の靴だと言われる。 車を奪おうとしたクーパーは、持ち主のレッド(ジム・ガフィガン)に銃を向けられてしまう。 ダニエラはレズビアンの女医を装い、レッドを油断させる。 レッドは暴発した銃で自分の指を撃ってしまい、その隙に、クーパーとダニエラは、ピックアップトラックを奪ってダラスに向かう。 荷台に酔った男ランディ(ロバート・カジンスキー)がいることに気づいたクーパーとダニエラは、車を止めて彼が何者か確かめようとする。 自分が警官でダニエラが保護下の証人だとランディに伝えたクーパーは、彼がトラックの所有者であることを知る。 ランディは、二人がテレビに出ていた指名手配犯だと気づき、それが誤解だと説明するクーパーから協力を求められる。 クーパーとダニエラは、ランディの運転でその場を離れる。 二人は荷台に乗り、クーパーは、テーザーガンの事件や、殉職した警官の父親の話をダニエラする。 検問があることをディランから知らされた二人は、車を降りて難を逃れる。 カジノのホテルの部屋をとったクーパーは、ディランと惹かれ合いながら食べ物を用意してもらう。 しかし、クーパーはダニエラに銃を奪われ、それを取り戻そうとして二人は格闘になる。 銃を奪い返したクーパーは、ダニエラの靴のバッグが重過ぎるのが気になりそれを調べる。 リヴァが現金を靴に変えていて、400万ドルの価値はあると言われたクーパーは驚く。 そこにハウザーとディクソンが現れ、クーパーとダニエラはその場から逃げる。 二人はカジノでハウザーに見つかるが、ランディが彼を叩きのめす。 その場を任せた二人は、老人ツアーの観光バスに乗り込む。 暫くして、ハウザーとディクソンが車で追いつき、バスに発砲する。 運転手が放り出されてしまい、クーパーとダニエラがバスを運転する。 ぶつけられながら、尚も発砲しようとするディクソンだったが、ジーザスとエンジェルが現れて車のタイヤを撃たれる。 ハウザーとディクソンの車は横転し、バスは工事現場に突っ込み、ブルドーザーの手前で停車する。 その直後に、クーパーはダニエラに殴られてしまい気を失う。 気がついたクーパーは、ダニエラとジーザスとエンジェルが手を組み、兄の復讐のためにコルテスを殺す考えだったことを知る。 命の恩人だと言ってクーパーを生かすことを伝えたダニエラは、彼女を残してその場を去る。 リヴァが死にダニエラが失踪したことで、当局は公判を断念してコルテスを釈放する。 署に戻ったクーパーは、ハウザーらが逮捕されたことをエメットから知らされ、ダニエラがコルテスを殺すことを伝える。 それを信じないエメットから、今回の功績で昇進させると言われたクーパーだったが、納得できなかった。 コルテスの娘の誕生パーティーが開かれ、ダニエラもそれに出席する。 ダニエラはコルテスに迎えられて感謝され、相談に乗ってもらえることになり別室に向かう。 そこに男装したクーパーが現れ、コルテスを逮捕する証拠をつかむために、ダニエラにトイレで盗聴器を身につけさせる。 変態に間違われたクーパーは会場から追い出され、ダニエラは盗聴器を捨てる。 クーパーは、ウエイトレスに扮して内部に忍び込む。 その場にエメットがいたため驚くクーパーは、銃を向けられたため、彼がコルテスに買収されたことに気づく。 テーザーガンでエメットを身動きできなくして、消火器で殴ったクーパーは、ダニエラとコルテスのいる部屋に向かう。 ダニエラは兄の仇だと言って銃を向けるが、コルテスも銃を手にする。 そこにクーパーが現れ、ダニエラを撃とうとするコルテスを銃撃して拘束バンドで手を縛る。 コルテスに銃を向けるダニエラだったが、クーパーに説得されて、彼を殺すのを諦める。 銃を手にしていたコルテスはダニエラを殺そうとするが、クーパーに射殺される。 コルテスを殺せなかったダニエラは憤慨し、助けたと言うクーパーは、腕を撃たれているのに気づく。 動揺するクーパーを、ダニエラが介抱する。 3か月後。 ダニエラに感謝されたクーパーは、他にも違反をしていることを伝える。 パトカーの後部座席にランディがいたために驚いたダニエラは、彼とクーパーが付き合っていることを知る。
...全てを見る(結末あり)
司法妨害で服役していたダニエラが釈放されるため、迎えに行ったクーパーは、規則違反と知りながら、靴を何足か返すことを彼女に伝える。
*(簡略ストー リー)
テキサス州、サンアントニオ。
不祥事を起こして降格されていた、職務に忠実で真面目な警官ローズ・クーパーは、上司のエメット警部に呼ばれる。
逮捕された麻薬王コルテスの裁判の証人で、彼の右腕のリヴァと妻ダニエラの護衛を命ぜられたクーパーは、連邦保安官のジャクソンと共にリヴァ邸に向かう。
ところが、コルテスの部下の二人と覆面の二人の二組に襲われ、リヴァとジャクソンは銃撃戦の末に死亡する。
隠れていたダニエラを連れて逃げたクーパーだったが、リヴァ殺害の犯人にされてしまい指名手配されてしまう・・・。
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リース・ウィザースプーンが、製作も兼ねて熱血女性警官を演じた意欲作。
形振り構わない演技とコメディに徹したリース・ウィザースプーンの演技を見て、納得できるかどうかが問題で、オスカーまで授賞した演技派女優が・・・という考えもあるが、製作も兼ねた彼女の意気込みが感じられる作品。
護衛をする証人との珍道中的な展開は面白いのだが、アン・フレッチャーの演出は単調で、盛り上がりにも欠ける平凡な作品。
殉職した父に憧れ警官になり、職務に忠実過ぎるのが玉に瑕ながら、奮闘する女性警官を熱演するリース・ウィザースプーン、彼女に護衛される証人を魅力的に演ずるソフィア・ベルガラ、主人公の上司で、麻薬王(ホアキン・コシオ)に買収されていた警部ジョン・キャロル・リンチ、主人公らが逃亡中に出会い協力してもらう青年ロバート・カジンスキー、主人公らを追う悪徳警官マシュー・デル・ネグロとマイケル・モーズリー、主人公と共に証人を護衛しようとする連邦保安官のリチャード・T・ジョーンズ、麻薬王の部下ベニー・ニーヴスとマイケル・レイ・エスカミーリャ、牧場主ジム・ガフィガン、証人になろうとして殺される麻薬王の右腕ヴィンセント・ラレスカなどが共演している。