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HIT&RUN Hit and Run (2012)

証人保護プログラム”に守られている男と恋人の逃亡劇を描く、監督、脚本、編集、出演ダックス・シェパードクリステン・ベルブラッドリー・クーパー他共演のアクション・コメディ。

アカデミー賞 ■ ストーリー ■ 解説


コメディ


スタッフ キャスト ■
監督
ダックス・シェパード

デヴィッド・パーマー
製作
ネイト・タック

アンドリュー・パネイ
キム・ウォートリップ
脚本:ダックス・シェパード
撮影:ブラッドリー・ストーンサイファー
編集
キース・クロケット

ダックス・シェパード
音楽
ロバート・マーヴァック

ジュリアン・ワス

出演
アニー・ビーン:クリステン・ベル

チャーリー・ブロンソン/ユル・パーキンス:ダックス・シェパード
ランディ・アンダーソン連邦保安官:トム・アーノルド
アレックス・ディミトリー:ブラッドリー・クーパー
デビー・クリーガー:クリスティン・チェノウェス
ギル・ラスビン:マイケル・ローゼンバウム
テリー・ラスビン:ジェス・ローランド
クリント・パーキンス:ボー・ブリッジス
サンダース:デヴィッド・ケックナー
ネヴ・テイタム:ジョイ・ブライアント
アレン:ライアン・ハンセン
キース・イェート連邦保安官:ジェイソン・ベイトマン
サンディ・オスターマン:ショーン・ヘイズ

アメリカ 映画
配給 オープン・ロード・フィルムズ

2012年製作 100分
公開
北米:2012年8月22日
日本:2013年2月16日
製作費 $2,000,000
北米興行収入 $13,746,600
世界 $14,453,350


*詳細な内容、結末が記載されています。
ストーリー ■
カリフォルニア州、ミルトン
恋人のアニー・ビーン(クリステン・ベル)と共に田舎で暮らす犯罪者チャーリー・ブロンソン(ダックス・シェパード)は、ゲイの連邦保安官ランディ・アンダーソン(トム・アーノルド)の監視下で証人保護プログラムを受けていた。

地元の大学の教授だったアニーは、カリフォルニア大学の社会学部で紛争解決学を任せたいという連絡を受けたことを、上司デビー・クリーガー(クリスティン・チェノウェス)から知らされる。

アニーからロサンゼルス行きの件を知らされたチャーリーは驚き、彼女と離れたくないが夢を叶えさせたい気持ちもあり悩む。

翌朝、デビーに元の職に戻してもらおうとしたアニーは大学に向かう。
...全てを見る(結末あり)

チャーリーは悩んだ末に、アニーにロサンゼルスの面接を受けさせることを決めて、彼女を車で送ろうとする。

喜ぶアニーは、教員免許を元恋人ギル・ラスビン(マイケル・ローゼンバウム)の家のアルバムに挟んであることを思い出し彼の家に寄る。

アニーがチャーリーを同行させていることを知ったギルは、危険な男だと言って彼女に警告する。

それを無視したアニーは、チャーリーと共にその場を去る。

その後アニーは、チャーリーが父親と共にレストアしたという”リンカーン・コンチネンタル”が気に入らなかったが、彼は最高の車であり思い出があると答える。

ギルは警官の弟テリー(ジェス・ローランド)に連絡を取り、チャーリーの車を調べさせ彼の本名がユル・パーキンスだということを知る。

アレックス・ディミトリー(ブラッドリー・クーパー)という仲間がいることが分かったギルは、彼の”Facebook”を開き、ユルの居場所を知るため連絡を待つというメッセージを送り、友達申請をしてチャーリーを追う。

ランディからの連絡を受けたチャーリーは、ロサンゼルスに引っ越すため証人保護プログラムを放棄することを伝える。

それを認めるわけにはいかないランディは、チャーリーを追う。

ギルの車に気づいたチャーリーは、彼に痛い目を合わせて追い払おうとするが、紛争解決の専門家であるアニーは彼を批判する。

チャーリーはギルと話をつけようとするものの、本名を知っていると言われ、それをバラしたら殺すと彼を脅す。

しかし、ギルがアレックスの名前を出したため、チャーリーは引き下がる。

チャーリーは、ギルを振り切るしかないと判断し、過激なドライブで暴走する。

ランディの車と衝突しそうになったチャーリーは、それを回避してギルから逃れる。

チャーリーは、ランディの無事を確認して先を急ぐ。

ガソリンスタンドで、チャーリーに話しかけ車に興味を持った男サンダース(デヴィッド・ケックナー)は、二人をつけてモーテルに入ったことを確認する。

その頃アレックスは、Facebookをチェックしてギルのメッセージを確認する。

その夜、自分の本名をアニーに知らせたチャーリーは、彼女にそれを気に入られる。

スピード違反のランディの車を止めたテリーは、連邦保安官である彼がゲイであることを知る。

アレックスはギルと連絡を取り、チャーリーがいると思われる場所が分かる。

翌朝、チャーリーが車に向かう間に、アニーはネットで彼についてを調べようとするが思い止まる。

チャーリーは、サンダースにエンジンを盗まれたことに気づきショックを受ける。

その直後、チャーリーは部屋の出口でギルにゴルフ・クラブで殴られてしまう。

チャーリーはギルを叩きのめすものの、その場にアレックスが現れたことを知り焦る。

アレックスに見つかったチャーリーだったが、車を盗みその場から逃走する。

気がついたギル、そしてアレックスはチャーリーを追い、街道で一夜を明かしたランディもそれに続く。

チャーリーは、アレックスらと仲間の銀行強盗であり、ドライバー役だったことをアニーに話す。

アニーにそれを責められ、仲間を裏切ったことも非難されたチャーリーは、証言をしないと婚約者のネヴ・テイタム(ジョイ・ブライアント)が終身刑になったことを伝える。

憤慨して興奮するアニーだったが、チャーリーは追っ手を振り切り車を止めて彼女と話し合う。

全てが過去のことで、裏切ってはいないと言うチャーリーは、新たな考えで人生を歩もうとアニーを説得する。

納得できないアニーは、一人でロサンゼルスに行くと言ってギルの車を止める。

ギルは、後を追うなと言ってチャーリーに警告し、アニーの荷物を受け取りその場を離れる。

その後、アレックスらはギルの車に衝突し、彼とアニーを捕えてチャーリーに電話をする。

チャーリーは、アレックスとネヴ、そしてアレン(ライアン・ハンセン)の元に向かう。

逮捕された事件のことで、アレックスと言い合いになったチャーリーだったが、彼が拘置所で犯されたことを知り同情してしまう。

チャーリーはアニーと共に連れ去られ、頭を打って気を失っていたランディはテリーに発見される。

テリーは途中でギルに出くわし、ランディを伴いアニーらを追う。

奪った金が父親クリント(ボー・ブリッジス)の家にあるため、その場にアレックスらを案内したチャーリーは、携帯電話の電源を入れてそれをランディに知らせる。

クリントにいきなり殴られたチャーリーは、庭に向かい現金を掘り起こす。

チャーリーはそれをアレックスに渡すものの、アニーは連れて行くとアレックスに言われる。

クリントがスコップでアレックスらを叩きのめし、チャーリーはアニーを連れてその場を逃れ、納屋にあったオフ・ロードのレイシング・ヴィークルで逃走する。

その場に着いたランディは、チャーリーを銃撃するアレックスに銃弾を浴びせる。

追っ手がいないことを確認したチャーリーは、アニーを面接に送ることを約束する。

改めて愛を確かめあった二人は、ロサンゼルスに向かう。

ランディは、現れたキース・イェート連邦保安官(ジェイソン・ベイトマン)に事件についての説明を求められるものの、アレックスを捕えたことを称賛される。

昇進を約束されたランディとテリーは満足する。

チャーリーとアニーはキャンパスに到着し、時間に間に合った彼女は面接に向かう。

テリーは、ランディの協力で連邦保安官の試験を受けることになる。

アニーの面接をするサンディ・オスターマン教授(ショーン・ヘイズ)は、マリファナをパイプで吸っていたため、彼女が現れたので焦ってしまう。

女性が面接すると考えていたアニーだったが、サンディは、姉デビーがそう思わせたことを伝え、彼女はジョークのようだと答える。

サンディはアニーが気に入り採用することを伝え、彼女はそれを喜ぶ。


解説 評価 感想 ■

*(簡略ストー リー)
カリフォルニア州、ミルトン
大学教授アニー・ビーンは”証人保護プログラム”で守られている犯罪者チャーリーと暮らしていた。
紛争解決学の専門家アニーは、カリフォルニア大学からのオファーがあったことを上司デビーから知らされる。
喜ぶアニーだったが、彼女と別れることができないチャーリーは、自分もロサンゼルスに向かう決心をする。
保護を放棄し危険を承知で旅立ったチャーリーを監視する連邦保安官のランディや、アニーが危険な男と行動を共にすることを知った元恋人のギルは彼女らを追う。
ギルは、弟のテリーにチャーリーの車を調べさせ、彼の本名を知り銀行強盗仲間アレックスに連絡を取る。
それを知ったアレックスは、チャーリーが持ち去った現金を奪い返すため、自分達を裏切った彼を追う・・・。
__________

主演のクリステン・ベルと同棲中であるダックス・シェパード、監督、脚本、編集の意欲作。

カリフォルニア大学からのオファーを受けた優秀な教授である主人公が、命を狙われる三流強盗と暮らしているという設定がまず可笑しい。

その主人公は紛争解決学の専門家ということで、揉め事と共に生きているような恋人が、彼女への愛や夢のために、自制心を失いかける自分と必死に戦う姿も愉快だ。

馬鹿げた内容はコメディなので許せるし、大物を含めた人気、個性派スター競演も嬉しい。

カー・アクションなどの見せ場も多く、200万ドルの低予算作品ながら、一歩間違えれば大化けしそうな雰囲気もある楽しい内容だが、製作費の数倍の収益はあげるものの、全世界で約1400万ドルの興行収入に終わった。
まともな作品ならば、ブラッドリー・クーパー一人分のギャラだろう・・・。

犯罪者と付き合っているために大変な事件に巻き込まれる大学教授クリステン・ベル、その恋人で、主役と言っていい活躍を見せる保護されている犯罪者ダックス・シェパード、彼を監視する間抜けなゲイの連邦保安官トム・アーノルド、脇役に徹する犯罪者仲間ブラッドリー・クーパー、主人公の上司クリスティン・チェノウェス、主人公の元恋人役マイケル・ローゼンバウム、その弟で警官ジェス・ローランド、チャーリー(D・シェパード)の父親ボー・ブリッジス、エンジン泥棒デヴィッド・ケックナー、銀行強盗仲間のジョイ・ブライアントライアン・ハンセン連邦保安官ジェイソン・ベイトマン、主人公を採用する大学教授ショーン・ヘイズなどが共演している。


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