 |
南の島で動物と暮らす女性と墜落したパイロットの恋を描く、監督ジョージ・アーチェインバウド、主演ドロシー・ラムーア、レイ・ミランド、リン・オーバーマン他共演のアドベンチャー・コメディ。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督：ジョージ・アーチェインバウド
製作：ジョージ・Ｍ・アーサー
原案
ジェラルド・ジェラティ
カート・シオドマク
脚本
リリー・ヘイワード
ジョセフ・モンキュア・マーチ
エディ・ウェルチ
撮影：レイ・レナハン
編集：ヒュー・ベネット
音楽：グレゴリー・ストーン
出演
トゥーラ：ドロシー・ラムーア
ボブ・ミッチェル：レイ・ミランド
ジミー・ウォレス：リン・オーバーマン
クアサ：J・キャロル・ネイシュ
エレノア・マーティン：ヴァージニア・ヴェール
J・C・マーティン：ジョナサン・ヘイル
ロイ・アトキンス：アーチー・トゥイッチェル
ガガ：ジグス（チンパンジー）
アメリカ 映画
配給 パラマウント・ピクチャーズ
1938年製作 81分
公開
北米：1938年4月15日
日本：不明
■ ストーリー ■
航空会社のパイロット、ボブ・ミッチェル（レイ・ミランド）は、南太平洋上で遭難した同僚ロイ・アトキンス（アーチー・トゥイッチェル）の捜索を社長のJ・C・マーティン（ジョナサン・ヘイル）に指示され、機関士ジミー・ウォレス（リン・オーバーマン）と共に現地に向かう。
マーティンの娘エレノア（ヴァージニア・ヴェール）は、婚約者のボブが危険な場所に向かったことを心配する。
ボブは、無線で連絡してきたエレノアから、引き返すようにと言われるが、捜索途中だと伝えて飛行を続ける。
その後ボブとジミーは、アトキンスが遭難したと思われる場所で暴風雨に襲われる。
2人はある島に墜落死し、機体は大破したものの命は助かる。
ジミーは周囲の様子を見に行き、怪我をしてその場にいたボブは、美しい女性トゥーラ（ドロシー・ラムーア）が現れたために驚く。
チンパンジーのガガ（ジグス）とライオンの子ミーワと暮らすトゥーラは、言葉が通じないために戸惑うが、気絶したボブを気遣い洞窟に連れて行く。
その頃ジミーは、川でワニに襲われそうになり、ヤギにも追われてしまう。
ボブの介抱をしていたトゥーラは、現れたジミーにナイフを投げようとする。
ボブに制止されたトゥーラは、ジミーに危険がないことを理解する。
2人が気に入ったトゥーラは、世話をしてあげたボブに惹かれるのだが・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
フランス出身でサイレント時代から活躍するジョージ・アーチェインバウドが監督し、主演はドロシー・ラムーア、レイ・ミランド、リン・オーバーマンなどが共演した作品。
南の島で動物と暮らしている女生と墜落したパイロットの恋を描くアドベンチャー・コメディ。
1938年の作品にして、大自然を映し出す、美しいテクニカラーの映像が印象に残る。
南の島ののどかな雰囲気の中で芽生える恋や、ユーモラスなシーンなどを含めて楽しめる作品であり、神秘的な雰囲気の儀式なども登場し、クライマックスの、特撮を駆使したスペクタクルも見応えある。
主演のドロシー・ラムーアは、南国の島で動物たちと暮らす美しい女性を魅力的に演じている。
主人公と惹かれ合うようになる遭難したパイロットのレイ・ミランド、彼と共に遭難した愉快な機関士リン・オーバーマン、白人に恨みを持つ原住民の酋長J・キャロル・ネイシュ、ボブ（レイ・ミランド）の婚約者ヴァージニア・ヴェール、その父親である航空会社の社長ジョナサン・ヘイル、ボブらが捜索に行く遭難した同僚パイロットのアーチー・トゥイッチェル、主人公と暮らすチンパンジーのジグスなどが共演している。