廃坑になった鉱山の町に呼ばれた男女が体験する怪奇現象と金を奪おうとする悪党との戦いを描く、監督マック・V・ライト、主演ジョン・ウェイン、シーラ・テリー、ハリー・ウッズ他共演の西部劇。 |
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■ スタッフ キャスト ■
監督:マック・V・ライト
製作:レオン・シュレシンジャー
脚本:アデル・バフィントン
撮影:ニコラス・ムスラカ
編集:ウィリアム・クレメンス
音楽:ジョン・ピアサノ
出演
ジョン・メイソン:ジョン・ウェイン
ジャネット・カーター:シーラ・テリー
ジョー・ライアン:ハリー・ウッズ
トム・ベネディクト:エルヴィル・オルダーソン
シモン:オットー・ホフマン
ハーマン夫人:マーサ・マトックス
クラレンス・ワシントン・ブラウン:ブルー・ワシントン
ビル・カーター:ジョン・T・プリンス
アメリカ 映画
配給 ワーナー・ブラザーズ
1932年製作 58分
公開
北米:1932年12月17日
日本:年月日 未公開
■ ストーリー ■
悪党のジョー・ライアン(ハリー・ウッズ)は、手下と共に、自分が所有権を持つサリーアン鉱山があるゴーストタウンで待機していた。
牧場主のジョン・メイソン(ジョン・ウェイン)は、ゴールド・シティに行くようにという匿名の手紙を受け取り、その場に向かっていた。
ジョンは、牧場の料理人クラレンス・ワシントン・ブラウン(ブルー・ワシントン)がついてきたことに気づき、現われた馬に張り付いていた”ファントム”からの警告文を読む。
鉱山に近づく者は、馬の主と同じ運命になるという内容を読んだジョンは、それを無視して町に向かう。
小屋に何者かが現れ、ジョーらはその場から逃げる。
そこに、仲間のエドの馬だけが戻り、警告文を読んだジョーは、鉱山に金があることを確信して、自分たちを追い払いたい者の仕業だと考える。
鉱山の監督だった老人トム・ベネディクト(エルヴィル・オルダーソン)と召使いのシモン(オットー・ホフマン)は、鉱山に金が隠されていると考えるジョーに脅される。
その様子を見ていたジョンは、ジョーを制止して追い払う。
町に泊まろうとしたジョンは、ビル・カーター(ジョン・T・プリンス)の家に気づき、父親がビルと鉱山を発見したことをベネディクトに話す。
ジョンは、その家に居たビルの娘ジャネット(シーラ・テリー)をベネディクトに紹介される。
ジャネットに町に来た理由を訊かれたジョンは、自分たち二人に同じ内容の手紙が届いたことを知る。
ジョンは鉱山の権利の半分を持っていたものの、ジャネットは、父が権利を失っているため、放置されている鉱山に自分たちが呼ばれた理由を考える・・・。
■ 解説 評価 感想 ■
サイレント時代から俳優としても活躍したマック・V・ライトが、主演はジョン・ウェイン、シーラ・テリー、ハリー・ウッズなどが共演した作品。
廃坑になった鉱山の町に呼ばれた男女が体験する怪奇現象と金を奪おうとする悪党との戦いを描く西部劇。
西部劇ではあるが、謎の人物が”怪人”として登場する怪奇映画でもある内容が興味深く、馬の追跡シーンや乱闘など、もちろん西部劇の醍醐味も楽しめる作品。
主演のジョン・ウェインは、鉱山の権利の半分を主張し、謎の怪事件に対処しながら、悪党に敢然と立ち向かう牧場主を熱演している。
主人公と惹かれ合うようになる、父親同士が鉱山の発見者である女性シーラ・テリー、彼女の父親から鉱山の権利を奪った悪党で、隠された金を狙うハリー・ウッズ、鉱山の元監督エルヴィル・オルダーソン、その召使いオットー・ホフマンと使用人のマーサ・マトックス、主人公と行動を共にする牧場の料理人ブルー・ワシントン、ヒロインの父親である鉱山の共同発見者ジョン・T・プリンスなどが共演している。