念力を使う謎の男に妻を連れ去られたサイボーグとなった男の戦いを描く、製作、監督、脚本、出演イリヤ・ナイシュラー、主演シャールト・コプリー、ダニーラ・コズロフスキー、ヘイリー・ベネット、ティム・ロス他共演のSFアクション。 |
■ スタッフ キャスト ■
監督:イリヤ・ナイシュラー
製作
ティムール・ベクマンベトフ
イリヤ・ナイシュラー
インガ・ヴェインシュタイン・スミス
エカテリーナ・コノネンコ
製作総指揮
シャールト・コプリー
ウィル・スチュワート
カリーナ・シネンコ
マリヤ・ザトゥロフスカヤ
アレックス・A・ギンズバーグ
トニー・リー
ワン・チョンジュン
ワン・チョンレイ
ジェリー・イェ
ドナルド・タン
ロバート・シモンズ
アダム・フォーゲルソン
オーレン・アヴィヴ
脚本:イリヤ・ナイシュラー
撮影
セルゲイ・ヴァルヤエフ
アンドレイ・デメンティエフ
イリヤ・ナイシュラー
パーシャ・カピノス他
編集:スティーブ・ミルコヴィッチ
音楽:ダーシャ・チャルーシャ
出演
ヘンリー:セルゲイ・ヴァルヤエフ/アンドレイ・デミエンティエフ/イリヤ・ナイシュラー他
ジミー:シャールト・コプリー
エイカン:ダニーラ・コズロフスキー
エステル:ヘイリー・ベネット
ヘンリーの父:ティム・ロス
スリック・ディミトリ:アンドレイ・デミエンティエフ
ナット:サイラス・アーノルド
カーチャ・ドミナトリックス:ダーシャ・チャルーシャ
オルガ・ドミナトリックス:スヴェトラーナ・ウスティノヴァ
ティモシー:イリヤ・ナイシュラー
ロビー:ウィル・スチュワート
ユーリ:オレグ・ポデュブニー
ロシア/アメリカ 映画
配給 STXfilms
2015年製作 96分
公開
ロシア:2016年4月7日
北米:2016年4月8日
日本:2017年4月1日
製作費 $2,000,000
北米興行収入 $9,252,040
世界 $16,810,560
*詳細な内容、結末が記載されています。
■ ストーリー ■
ヘンリーからある装置を奪った少年は、それを壁に投げつけて壊す。
少年達を追い払ったヘンリーの父(ティム・ロス)は、叩きのめされた息子を情けなく思う。
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横たわる夫のヘンリーに話しかける科学者のエステルは、損傷した体の彼に機械の腕と足を装着し、それを人工皮膚で覆う。
エステルは、再生して歩き出したヘンリーの声帯を取り戻すために、ロビー(ウィル・スチュワート)の手術を受けさせる。
そこに侵入者が押し入りロビーは殺され、現れた念力を使うエイカン(ダニーラ・コズロフスキー)は、ロビーの助手ティモシー(イリヤ・ナイシュラー)から、ヘンリーの体の損傷状況などを聞く。
ヘンリーと共に隙を見てその場から逃げたエステルは、エイカンが、死者を蘇らせて軍隊を作る考えを伝える。
空中にあった施設からポッドに乗って脱出したエステルとヘンリーは、モスクワのハイウェイ上に落下する。
倒れたエステルを抱きかかえたヘンリーは、エイカンの傭兵が近づいたために、彼女の指示を受けて反撃する。 痛めつけられたヘンリーは傭兵に立ち向かい、そこに現れたジミー(シャールト・コプリー)に助けられる。 ヘンリーの声帯が復旧していないことを知ったジミーは、彼を車に乗せて充電をさせる。 パトカーに止められたジミーは、エイカンに買収されていた警官に銃撃され、そのまま走り出して事故を起こす。 車から降りたヘンリーは地下鉄に向かい、襲い掛かる警官を射殺してその場から逃げる。 バスに乗ったヘンリーは、ホームレスに扮した無事だったジミーから、腕を出せと言われる。 ヘンリーの手首にプライヤーを突き刺したジミーは、追跡装置を摘出して踏みつける。 エイカンの右腕スリック・ディミトリ(アンドレイ・デミエンティエフ)が、警察や武器、不動産関係のことを任されていることを、ジミーはヘンリーに伝える。 携帯電話を渡しスリックの家の写真を見せたジミーは、侵入して彼を殺し、心臓の下にあるチャージポンプを持ってくるようにとヘンリーに指示してペンチを渡す。 外の男に声をかけたジミーは、その男が放った火炎放射器の炎を浴びてしまい、拳銃を手にしたヘンリーはその場から逃れる。 ある建物をよじ登り内部に侵入したヘンリーは、次々と男達を射殺してスリックを見つける。 エイカンが軍隊を組織する前に止めるようにという、その場のモニターに映るエステルの映像を見たヘンリーは、隙を見て逃げたスリックを追う。 スリックを捕らえたヘンリーは、頭部が吹き飛び死んだ彼の心臓を抉り出し、チャージポンプを手にれる。 ジミーからの電話を受けたヘンリーは、表示された地図の家に向かうよう指示される。 その場に着いたヘンリーは、娼館で女を相手にしていたジミーのところに案内される。 バッテリー不足になったヘンリーは、現れた別のジミーに充電してもらい、銃を手にいれてその場を離れる。 男達を射殺したヘンリーは、ある部屋で、その場にいたエイカンから、エステルを捕らえたことを知らされる。 駐車場に向かいジミーが死んでいることを確認したヘンリーは、エイカンがエステルと共に基地に向かったことを知った別のジミーと共に、サイドカーに乗りその場に向かう。 途中でエイカンの傭兵達を倒すヘンリーはジミーと別れ、トラックに拘束されたいたエステルを見つける。 現われたエイカンにバットで叩きのめされたヘンリーは、森の中に連れて行かれて埋められそうになる。 ジミーに助けられたヘンリーは、彼が戦車の砲撃で殺されたために、対抗して傭兵達を殺す。 その後、ジミーからの着信を受けたヘンリーは、地図の場所に向かえという指示を受ける。 歩いてその場に向かったヘンリーは、待ち構えていたジミーと共にある廃墟に向かう。 秘密の研究室に案内されたヘンリーは、車いすに乗った障害者のジミーから、エイカンの支援を受けて兵士を造っていたことを知らされる。 兵士の製造ではなくサイバー人間の培養で成功したジミーは、自分のクローンを造り出していたのだった。 何体ものジミーが現れ、拘束されるものの逃れたヘンリーは、傭兵部隊が近づくことを知る。 研究を知られたくないジミーは死を覚悟し、ヘンリーは、その場に爆弾を仕掛けたクローンのジミーと共に傭兵を迎え撃つ。 傭兵を次々と倒し、クローンのジミーと共にその場から逃れて市街に向かったヘンリーは、エイカンのビルに到着して内部に入る。 戦いを続けたヘンリーは、傷ついたクローンから、体内にあるメモリー遮断装置を見つけたことを知らされる。 ヘンリーは、記憶を取り戻して元の生活に戻ることを恐れたため、そのままにしたと言われる。 後を任せたクローンは息絶え、ジミーから、取り戻す記憶と本当の自分を信じろと言われたヘンリーは、彼の死も見届ける。 その場にいたロボットを倒したヘンリーは、エステルの研究所で目覚めたところから始まる自分が体験したことを、エイカンがサイバー兵士部隊にインプットしたことを知る。 無数の兵士に立ち向かい倒したヘンリーだったが、エイカンの念力で体の自由を奪われ、エステルがエイカンの妻だったことも知らされる。 このままでいるか、立ち上がって対抗するかを問う父の言葉を思いだしたヘンリーは、エイカンに襲い掛かり殺す。 ヘリコプターで逃げるエステルを追ったヘンリーは、銃撃されながらも彼女を痛めつる。 ハッチから落ちそうになったエステルはしがみつくが、ヘンリーはドアを閉める。 その後、ジミーからの電話を受けたヘンリーは、”もう一つ頼みたいことがある”と言われる。
...全てを見る(結末あり)
*(簡略ストー リー)
モスクワ。
科学者である妻エステルの目の前で目覚めたヘンリーは、損傷した体を改造されサイボーグ化したことを知る。
念力を使う謎の男エイカンが現れるものの、エステルと共にその場から逃れたヘンリーは、空中の施設からポッドで脱出して地上に向かう。
エイカンの傭兵軍団にエステルを連れ去られたヘンリーは、助けてくれた男ジミーと共に彼女を捜そうとするのだが・・・。
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ロシア人監督イリヤ・ナイシュラーが、製作、脚本、出演を兼ねた作品。
念力を使う謎の男に妻を連れ去られたサイボーグとなった男の戦いを描くSFアクション。
ロシアのロックバンド”Biting Elbows”のプロモーションビデオを担当したイリヤ・ナイシュラーの映像が話題になり、それと同様の一人称視点で全編撮影された作品。
テレビ・ゲーム感覚で観られる斬新な映像と激しいアクションが見所の作品で、全米拡大公開された注目作ではあるが、前評判ほどの人気が出ないまま約1か月で打ち切りになってしまった作品でもある。
アクション映画の本来の醍醐味を楽しむというよりも、上記のようにゲームをプレイしている感覚で観賞することをお勧めします。
主人公に協力する謎の男で、クローンという役柄であるために何人ものキャラクターを演じて怪演するシャールト・コプリー、主人公を利用してサイバー兵士軍団を組織しようとする念力を使う男ダニーラ・コズロフスキー、その妻だった科学者ヘイリー・ベネット、主人公の父親ティム・ロス、エイカン(ダニーラ・コズロフスキー)の部下アンドレイ・デミエンティエフ、冒頭で登場する少年サイラス・アーノルド、謎の姉妹ダーシャ・チャルーシャとスヴェトラーナ・ウスティノヴァ、研究者ウィル・スチュワート、その助手と主人公を演ずるイリヤ・ナイシュラーなどが共演している。